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旧:とくしまの道を自転車で走る(仮)

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出張にて郡山滞在中.寒い.

愛を科学で測った男―異端の心理学者ハリー・ハーロウとサル実験の真実,デボラ ブラム
タイトルからはどんな方法を使ったのか非常に気になるが,副題にあるように心理学者の伝記のようになっている.今となっては当たり前になっているが,戦後間もない時期は乳幼児と母親とのかかわりはかなり軽視されていた.乳幼児と母親の関連についてサルを用いた動物実験で解明する心理学者を追っている.学界からは当初かなり異端視され,ある程度の名声を得てからは,ウーマンリブ運動の標的とされ,死後は動物実験のことで標的とされる,業績に照らして死後の名声が非常に低い,異端と呼ぶにふさわしい心理学者の物語.

発明に見る日本生活史 乗り物シリーズ第二巻 自転車
明治以降の自転車関連の特許を集めている.
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石炭利用の最新技術と展望
普及版.ガス化,液化関係で最近の進展に結構驚いた.図書館で借りて,その後,購入.

進化という謎,松本俊吉
進化を題材とした科学哲学.
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等長地図はなぜできない 地図と石鹸膜の数学,西川青季
副題の石鹸膜のほうに非常に興味がある.時間があれば,きっちりと勉強したいテーマ.あまり先送りしくないのだが,今後のためにメモ.

インフォグラフィックで見る138億年の歴史,宇宙の始まりから現代世界まで
インフォグラフィックというのはたぶんいろいろな情報をまとめて視覚的にわかりやすくしかもインプレッシブにまとめたグラフィックアートを指していると思われる.この手法を用いて,宇宙の誕生から現代までの歴史をまとめたもの.非常に美しく,また各ページにアイデアにあふれたデータの取りまとめを行っており,楽しい.
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地球温暖化とのつきあいかた,杉山大志
IPCCの温暖化に関する報告書のリードオーサーでもある著者による,ともすれば誤解が先行しがちなIPCC報告書の冷静な解釈のための指南書.産業革命以前より2℃の温度上昇に抑えるという目標はどのように出てきたか,それを達成することはいかに非現実的か,ネガティブエミッションというのはそもそもありえるのか,それをふまえ,われわれはどのような行動を行うべきなのか,について簡潔にまとめた本で非常にためになる.
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緑衣の女/蜩ノ記

蜩ノ記,葉室 麟
武士のありようをテーマにしている作品で,もののふとしての有り様は『死ぬことを見つけたり』を思い出しながら,お家のための自己犠牲は『樅ノ木は残った』などを連想させる.主人公はお家騒動に巻き込まれ,執筆中の藩史の編纂のための10年の猶予をもって切腹を命じられる.いかなる申し開きもなさず,淡々と過ごす主人公.傑作.
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プリズム,百田尚樹
多重人格を扱った恋愛小説.ビリーミリガンの作品を思い出すが,それを換骨奪胎して恋愛小説に仕立てており,簡潔に読ませる筆力がさすが.文章の深みはないが,恋心を必要最小限のワード数で表現しきる職人芸的な筆致がすごい.恋愛小説として現代的ながら純朴ですがすがしい.面白い.
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本を出したい人の教科書,
どちらかというを執筆のノウハウというより企画本.本つくりを支えた人の企画提案のやり方という感じの本.結構参考になる.

ネイティブが教える本当の英語の助動詞の使い方,デイビィッド・セイン
will = am going to と教えられるが,実は違う.しかも,ネイティブの口語ではI'll
 と I will を使い分けている,というような,口語表現に特化した助動詞の使い方を平易に解説したテキストで非常に実践的でアクセスしやすい.まとめられた表現の部分は是非とっておきたいと思った.入門向けにはどうだろうか.いったん文法はある程度学んだ日本人が対象かもしれない.図書館で借りた本だが,買おうかどうか思案中.

ソウルゲイジ,誉田哲也
『ストロベリーナイト』につづく,警視庁捜査一課の姫川玲子を主人公としたシリーズ2作目.手首だけが見つかったバラバラ殺人と多重債務問題を絡めたような作品.終末のどんでん返しがそれなりにあってかなりの読みごたえあり.秀作.
インビジブルレイン,誉田哲也
官僚組織に立ち向かうという設定で類作も結構あるような設定.ネタバレになるから書かないがちょっと主人公の活躍が無くて哀しいかな.
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進化という謎,松本俊吉
現代哲学への招待というシリーズの1冊だと思われる.進化というのは学問的にはダーウィニズムに象徴されるような出来事であるが,その社会的な波及を踏まえつつ,科学哲学として,どのようにとらえればいいのかという論考本.この方面は不慣れでかなり読み応え,噛み応えあり.
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緑衣の女,アーナルデュル・インドリダソン
シリーズとしてはもっと続いているようであるが,邦訳は『湿地』に続く2作目.アイスランドミステリー.レイキャビック近郊で発見される古い人骨.物語は戦時中の家族を襲う激しいドメスティックバイオレンスと交互に進行する.捜査する警察官エーレンデュルも家庭に問題を抱えつつ,過去の婚約破棄に絡んだ自殺問題と錯綜し,この人骨はいったい誰のものなのか,過去の凄まじいまでの物語はどのような着視点を見せるのか,というところにぐいぐいと引き込まれつつ物語は進む.前作を越えた読みごたえ.

光秀の定理

キケン,有川浩
機械制御研究部,略称,キケンという工学系大学のサークルを舞台にした青春小説.青春の一時期の全力無意味な情熱をうまく描き出すとともに,それを回顧する自分のノスタルジックな構成と相まって奥行も醸し出している.

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破門,黒川博行
「疫病神」シリーズと呼ばれる連作の5作目みたいだが,これを最初に読んだ.ヘタレの主人公二宮がイケイケの極道・桑原=疫病神に巻きこまれる新感覚なハードボイルド小説.展開がスピーディーで結構読ませる.任侠ものとしてよくできている.
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ブラインドサイト,ピーター・ワッツ
ハードSF.宇宙から地球にやってくる生物が対象なのだが,その設定の異様さと「意識」の問題に正面から切り込んでいる.最近のハードSFは読後の疲労が激しく,ちょっとついていけない感じもある.もう少しストーリー的な面白さもほしいな.この作品は徹底的にSF.

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光秀の定理(レンマ),垣根 涼介
光秀とは言わずもがなの明智光秀であるが,主人公はむしろ光秀ではなく,架空の剣豪と生臭坊主である.この点,宮本武蔵と沢庵を主人公に据えた,吉川栄治の宮本武蔵やバガボンドを思い浮かべるが,本作の切り口は全く異なっていて,手垢にまみれた時代小説でこれだけの新作が書けるのかと驚嘆した.本書のテーマは何なのだろうか?観念的に冷徹した現代的な価値観の提唱にあるのかもしれない.一方で,そのような重いテーマを重低音に聴きながら,もう一つ,数学の問題を軽妙に織り交ぜて洒脱なストーリーへと昇華している.その主題は,モンティーホール問題と呼ばれる,ベイズ統計で有名となった問題である.

国を蹴った男,伊東潤
私としては,『巨鯨の海』に続く2作目で,これは『巨鯨の海』の前の作品になるようだ.戦国時代を舞台とした短編集.表題作は暗愚といわれた今川氏真と蹴鞠の鞠を作る職人の関係を描いた作品.この人の作品は言葉で表しにくいが,ありきたりのようでどこか捨てがたい魅力がある.

古代の道



バスの常識と秘密,谷川 一巳
バスマニアのための本.バスの製造に関する一般的な話から各県のバス会社の状況についてまとめている.どちらかというとバスの車体に愛着があって,どこの会社でどんなバスが走っているというような系統の内容が充実している.逆に,個人的には期待していた,徳島を例に挙げると,神山町営バスなんかのローカルな針の穴を通すようなうんちくはあまりない.例えば,那賀町のバスは高の瀬峡で終わっていて,微妙に高知県側のべふ峡に繋がっていないのだが,何とかならんのか,というような話題でだれか本を書いてくれないだろうか.
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古代の道 完全踏査 畿内・東海道・東山道・北陸道,武部健一
古代の道 完全踏査 続,武部健一
全長6300キロに及ぶ古代官道を正確に比定,トレースすることにのみ集中した本.一般向けのようだが,ほぼ専門書に近い感じで,その他のうんちく的な話はすくなく,ほぼ正確性に固執した記述がすがすがしいぐらいに満載.それにしてもある程度の道の位置は分かっている方が多いのではないかと思っていたが,これほどまでに道の位置は失われているのかと愕然とした.宮城で多賀城を訪れたときに地元のボランティアの方が2時間ほど案内してくれたが,あのときに教えていただいた古代官道の位置も確かに現地では分からなくなっていた.道マニアには堪えられないが,道マニアでなければハードすぎる内容.それにしても神奈川の駅が「町谷原」にあったのは意外.学生の頃,ここの近くのパチンコ屋に通ったが,古代の道という雰囲気は全くないもんな.

神山プロジェクト,篠原
徳島県神山町は徳島在住時にかなり頻繁に通ったので思入れのある街.IT関連企業の誘致を積極的に行ているのは知っていたが,それに加えて,アートの町を混ぜて,近年,人口増までこぎつけている,神山の現状とそこに暮らすことを決意した若者の移住に至る過程をおった半ドキュメンタリー.
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動的平衡ダイアローグ,福岡伸一
気が付かずに読んだ同名タイトルの書の第三作となる対談集.それなりに面白いが,かなりチープなつくりで,売れたと思われる第一部のどじょうにあやかったイメージが強い
一応,トレラン.
走っているとき,自転車に乗っているときは,悩みがあると悶々と考え込んでしまうが,ある瞬間に突き抜けて,ちょっと考えがまとまったり,苦しさが緩和されるので,走り始めは苦しいけど,突き抜けられる感覚を期待して出走していることが多いようにも思える.
はからずも,今日,「夜寝ようとすると頭が冴えて眠れない」という相談を受けたが,「朝起きて走れ,」とアドバスしたもののたぶん通じていないだろうな.うまく応えられない,無常観にさいなまれるとともに,相談されることに喜びを感じて,自己嫌悪に陥る.

シュレーデンガーの猫,量子コンピュータになる.,ジョン・グリビン

量子コンピュータとはどのようなものかについて書かれた一般向けの本.第一部はチューリングのフォン・ノイマンの古典的なコンピュータについて書かれているが,視点を量子コンピュータにあわせていて目新しい.第二部はファインマンやベルを中心とした80年代以降の量子論における新展開.コペンハーゲン解釈の限界という話題をかなりわかりやすく記述している.第三部は本格的に量子コンピュータついて最新のトピックスを交えて書かれており,世界が『実在するが非局所的』であるか『局所的だが実在ではない』のいったいどっちなんだという話をシュレーデンガーの猫を例題としてマルチバース解釈を説明している.

例えば日本人の成果としてはこんな感じ.↓
http://news.mynavi.jp/news/2011/04/16/017/
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/27/news029.html

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