ここから本文です
旧:とくしまの道を自転車で走る(仮)

書庫

記事検索
検索
ツールは↓から閲覧中.
http://www.cyclingfans.com/
ツールの写真アイコンをクリックして,LIVEの項目をクリックするとストリーミングにたどり着く.今年は,落ちにくい気がする.
それにしても,序盤から優勝経験者のリタイヤ続出で,波乱の幕開けですな〜〜.




イメージ 1



All you need is kill, 桜坂洋
日本の最近のSFでお勧めを探していて,ハリウッドで映画化されているという本作に目がとまった.図書館予約で5ヶ月待ちぐらい.
エイリアンもどきに侵略され,非常に劣勢に立たされた,バトルスーツに身を包んだロボット初等兵をあつかった,タイムスリップもの.SFって結局,キャラ立ちしていないと世界観に入りにくいのだが,最近のライトノベル系SFはキャラ立ちがしっかりしていて非常に面白く読める.SF的な設定も秀逸.
イメージ 2


日本の古武道,横瀬 知行
日本古武道協会所属の古武道諸派の歴史や特徴をまとめた本.スポーツ化される以前の活殺術としての古武道の有り様を伝えている.古武道の全容を知るに最適な入門書.結局,わかっているようで全くわかっていない古武道の有り様について,その実践性の追求するところの高みに驚嘆した.
http://www.nihonkobudokyoukai.org/

イメージ 3


魔術的リアリズム,種村季弘
カルペンティエルの『失われた足跡』を形容して魔術的リアリズムという言葉が使われており,言いえて妙なりを感心していたところ,図書館で同名タイトルの本を偶然見つけ,興味に駆られて借りた本.1920年代の「ノイエ・ザハリヒカイト(新即物主義)」といわれるドイツを中心に起こった絵画ムーブメントを指している.いくつかは見たことがあるような絵画もあったが,その極端な写実としかし明らかに現実ではない,(副題にもある)メランコリックな印象が駆り立てるものは何かを縦横無尽に論考している.美術はかく鑑賞し,斯くのごとく論評・表現するものかと,著者の力量に驚嘆しつつ,「魔術的リアリズム」美術への入門を果たした.本の中には,白黒で絵画が紹介されており,ネットでカラー版を探したが,日本語検索ではやや見つけにくい.
http://www.liveinternet.ru/users/pmos_nmos/post253731451/
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Carl_Grossberg_1.jpg

イメージ 4


論理爆弾,有栖川有栖
敗戦により分割されている仮想の日本を舞台にした探偵小説.連作の3作目らし
いがこれをはじめに読んだ.この一冊だけではやや物足りない感じもする.推理
小説としてどうなのという感じもする.


半島を出でよ,村上龍
北朝鮮軍が九州を武力制圧するという舞台を背景に,テーマ的には国家のアイデンティティーと何かを問いかけるような小説になっている.2005年の作品で,たぶんその当時に読むと,9.11のニューヨークでのテロ事件を連想すると思うが,今読むとむしろ,福島原発関連事故以降の日本のあり方を問われているようで,先見性に感服する.一方のテーマである国家とは,国民とはというような壮大な問いかけは『愛と幻想のファシズム』との関連を思い起こすが,このようなアナーキーな背景に社会から隔絶されたパンクな異能者が跋扈する様子は『コインロッカーベイビーズ』を明らかに継承している.村上龍も角が取れこういうエンターテインメント小説を書くようになりましたかと正直驚くと共に,やはり潜む毒素にやられた.

イメージ 1

イメージ 2


星を創る者たち,谷甲州
著者を全然存じ上げなかったのだが,「航空宇宙軍史」シリーズでハードSFで有名な方のようですね.タイトルがあからさまにホーガンの『星を継ぐもの』を意識しているようで惹かれました.著者後書きにあるように,基本的には短編集で,太陽系の各衛星に言った技術者が前線基地を建築している現場が舞台になっている.SFのSがサイエンスならば,それをエンジニアリングに置き換えたような,鉱山土木フィクションという感想だったが,土木SFといううたい文句が付けられているようだ.はじめの3作が25年前の作品で,後半の3つが近作.それを最終章で壮大にまとめ上げ圧巻のハードSFに仕立て上げている.著者も行っているように前半の3作は人物がのっぺりしていて未熟な感じもするが,余韻の残り方は小松左京みたいな感じもして懐かしい.何カ所か,物理現象の誤解もあるが,それもご愛敬.最後のどんでん返しは非常に秀逸.続きが読みたくなる作品.


非在来型天然ガスのすべて,日本エネルギー学会
コールベッドメタン,シェールガス,メタンハイドレートを中心とした非在来型天然ガスの現状について,当該分野を代表する執筆陣による一般向け解説書(ですます調).技術的な現状や課題がかなり客観的に多角的な側面から解説されている.

イメージ 1

イメージ 4


雨月物語・冥途の飛脚・心中天の網島(日本の古典をよむ) 高田 衛
現代語訳のダイジェストで雨月物語や近松門左衛門を現在小説の感覚で読めるシリーズ本.現代語訳と読みやすく書き下した古文が併記.雨月物語からは,7編ある短編から4編,近松からは表題の2話を収録.雨月物語は映画や落語・講談でなんとなく聞いているのでわかるような感じ.近松の浄瑠璃本は初めて読んだが,両辺とも郭ものの心中もの.現代の感覚からは推し量りにくい人情にやや違和感とうろたえを感じつつも,谷崎潤一郎なんかの奥底に流れる雰囲気からそんなもんかもしれないなとも感じられる.

イメージ 2



太平記 (日本の古典をよむ) ,長谷川 端
現代語訳のダイジェストで部分部分を現代語訳と読みやすく書き下した古文が併記.楠正成,足利尊氏,新田義貞の関係は仲間じゃないのかと思いつつもなぜか滅ぼされていたりして,良くわからなかったのだが,鎌倉幕府の崩壊から,建武の新制,南北朝時代,足利幕府の成立に至る歴史が語られる.

イメージ 3




失われた足跡*地球進化

影武者徳川家康,隆慶一郎
徳川家康が関ヶ原の合戦で暗殺されており,影武者が家康として生き延びるという設定で描いた戦国もの.文庫本3冊で2000P弱あり長い.上巻あたりでは関ヶ原の合戦で影武者となった二郎三郎の生い立ちを描いて人物が生き生きと描かれているが,中盤辺りからややダレる印象.敵対する徳川秀忠とそれを支える柳生家の設定がやや『子連れ狼』を陳腐化させた印象を受ける.エンターテインメント小説としては非常によくできているが,これだけ善悪をくっきりと二元的に設定するとやや飽きも来る.ただ,この時期のいろいろな時代背景を非常に巧みに資料に基づいてフィクション化している.
イメージ 1


地球進化 46億年の物語,ロバート・ヘイゼン
この本は『地球進化』の本であって,単に『生物進化』を取り扱っているのではないことに注意しなければならない.従来,鉱物学的な地球の変化は非常にゆっくりとしたものであって,生物学的な進化のスピードとはタイムスケールが異なるために相互作用は無いものとして考えられてきた.筆者は,この点に関して疑問を呈し,鉱物学的な地球進化に生物圏との相互作用が強い影響を及ぼしているという,「共進化」の概念の提唱している地質学者のひとり.よって,本書の構成は地球の誕生から現代に至るまでの46億年を地質学的年代のスケールで構成しており,その折々で地球に何が起こったかを最新(ここ数年)の科学的な知見に基づいて記述している.生物進化におけるビックイベント「カンブリア大爆発」などはむしろ本書ではほぼ最終章のイベントでそれより前の地球の成り立ちを最新の知見で紹介しており,知的な興奮を感じる.
余談ながら,本書では,未来についても記述しており,50億年後から徐々に近未来になり,10万年後,5万年後,100年後となり,地球の壮大さに比べて人類の矮小性が暗喩されているように思える.
イメージ 2


日本は戦争をするのか・集団的自衛権と自衛隊,半田滋
最近,議論が進んでいる集団的自衛権の見直しにほぼ反対の立場から書かれた本.反対の立場から懸念を書き連ねているが,じゃあどうしたいのかという提言が無いので,単に反対の正当性を主張しただけのような感じで読後感が悪い.

失われた足跡,カルペンティエル
作風を表現する言葉に苦心していましたが,『魔術的リアリズム』の旗手と呼ばれている作者のラテンアメリカ文学の金字塔とも呼ばれる作品.ある音楽家が学期を探して南米の河をさかのぼり,密林に入り込むとそれは文明を遡及し,あたかも時をも遡っているかの展開を見せる.音楽,建築,科学,哲学,文明論,人類論,キリスト教,ホメロス,ラテン文明,ポポル・ブーなどありとあらゆる知識が総動員され,衒学的であり,寓意的であり,奇譚風でありながらも紀行文のようなリアリティーがある.それが正に,時間的,地理的に階層的なラテンアメリカの多角的な断層図なのかもしれない.
イメージ 3


赤い橋の殺人,バルバラ
フランスの19世紀文学で日本人の手による発掘再評価もの.エドガー・アラン・ポーの影響も感じ,推理小説的な仕立てやSFの萌芽的な作品とも言われているようだ.人物の設定なんかはむしろドストエフスキーの影響も感じたが,実際に,帯(私は見ていないかった)にはフランスの『罪と罰』とも紹介されていたようだ.哲学的な題材も含まれていて,社会派ミステリーの走りとも言えなくもない.
イメージ 4

イメージ 5


100の事例で理解する機械製図,岡村 貴句男
機械製図のツボみたいな事柄を100の要素として挙げている.なんとなくわかったような気になって適当に書いている図面というか設計製図の勘所やもやもやがいくつかすっきりした.製図の初歩はある程度把握している人向けの副読本的な内容.結局は加工現場の工作機械の動作により詳しくならないと刃物の経路や位置出しの勘所が分からず,変な図面になってしまうのがよくわかった.




原発ホワイトアウト,若杉冽
フクシマ以降,全国の原発を再稼働させるために,電力と国が権謀術数を巡らすさまを描いている.著者は現役の官僚であるらしく,官僚,業界,政治家などの行動様式を赤裸々に描き,かつ,電力やある県の原発と知事の名前は変えているものの,ほぼ,だれのことを言っているのか分かる形で書いており,近い将来これと同じことが発生するのではないかと思わせる預言書的な警告が含まれている.また,佐藤優,鈴木宗男ほかは実名で登場し,東大の食堂や横浜の国家公務員官舎,経済産業省の内部などはそのまま実在のものを描いていて,非常に既視感にとらわれる.
真実とは記述されうるものであれば,これは記述されているので真実かもしれない.記述することにより真実味を帯びる歴史であるのかもしれない.
イメージ 1


破天の剣,天野 純希
最近の戦国ブームの初めにおいて,『桃山ビートトライブ』でライトとベル風の新感覚戦国ものを手掛けた筆者による,島津の四男・家久を主人公としたライトノベル.九州平定から秀吉の耳川の合戦に至るまでを家久を中心に描き,『のぼうの城』の影響も感じる.エンターテイメント小説として非常に面白かった.信長の野望的には,グラフィックで貴公子然とした家久に対してあくの強い雑魚キャラ伊東義祐という感じだが,ここでは伊東氏が結構歯がゆく,あのグラフィックがちらちらして面はゆい.小説とは関係ないが,天正遣欧少年使節の伊東マンショは伊東義祐の孫で,家久に追われているんですね.

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E7%BE%A9%E7%A5%90
http://blog.livedoor.jp/mansaku21/archives/52319487.html

火男,吉来駿作
室町時代の下総の古河城攻めをめぐる物語.場所は『のぼうの城』を思い起こさせる.ところどころのくすぐりは黒澤明の『隠し砦の三悪人』を彷彿とさせ,火を操る主人公の異形ぶりは『カムイ伝』にも繋がる.エンターテインメント小説として良くできている.
イメージ 2

イメージ 4


恋歌,朝井まかて
樋口一葉の師として名高い中村歌子を主人公とした幕末の恋愛秘話.少し硬質な文章が江戸の気風を表現していてすがすがしくも,濃密な内容.幕末の動乱に翻弄される水戸家の騒乱に深くかかわっており,登場人物がフィクションめいているが実在の人物ということで後から調べて非常に驚いた.つい先に読んだ『光圀伝』の負の側面という感じもあって興味深かった.物語としての面白さとともに,終盤での急展開もエンターテインメントとしてよくできていた.
イメージ 3



死ぬことを見つけたり,隆慶一郎
時代小説で有名な著者の遺作となる作品.結末の数章が未完となっている.鍋島藩の武士道を象徴する葉隠の有名な一節がタイトルなっているが,実はわかったようでわからない葉隠の武士道の本質が生き生きと描かれている.戦国本には戦国期の武士の在り方と,徳川幕藩体制の官僚的な君主制の武士の在り方の大きな違いが指摘されているが,何となくのイメージとして,徳川幕藩体制の武士道の在り方を説いた本ではないかと思っていた葉隠が気骨あふれるもののふの有り様として描かれている.それは剣豪のような,清々しさではなく,「いくさ人」の苛斂誅求な生き様を浮き彫りにしている.
smak
smak
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(1)
  • てぃぴー
友だち一覧
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新のコメント最新のコメント

すべて表示

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン

みんなの更新記事