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旧:とくしまの道を自転車で走る(仮)

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日曜は午後から天気が崩れそうなため,朝,ステムを110mmに変更して近所を慣らし運転.坂ではややハンドルが高く感じるがまずまず.
車体が変わって,ポジションも変わって,先日100km越えを走った印象では,四頭筋が付かれるようになった...やたら踏み込んでいる感じ.また,腹筋が筋肉痛になったのが驚いた.

ステムを変えてポジション的にはまずまずになりましたが,ステムだけ白になってやや見てくれが....

その後,庭に穴を掘り,ブドウを植える土づくり.

雨が降り始めた夕方から,録画していた映画「英国王をスピーチ」(2回目)と「ステキな金縛り」を見る.
王妃役のヘレナ・ポナム=カーターは「眺めのいい部屋」などを思い出すが,チャーチルのひ孫にあたると思っていたが,確認してみると,第一次世界大戦開戦時の英国首相アスキスが曾祖父でした.

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神去なあなあ夜話,三浦しをん
フリーターになるつもりが,高校卒業とともに横浜から林業の世界に放り込まれたゆるめの青春小説『神去なあなあ日常』の続編.主人公の勇気はやや成長して山男らしくなってきている.「なあなあ」で土着的なファンタージーがのこっている神去村の人たちを描くとともに,今回は,勇気と思いを寄せる直紀の関係がどうなるのかというのも醍醐味.面白い.「日常」に対して「夜話」なので艶っぽい話も多いというのは深読みでしょうか?

想像ラジオ,いとうせいこう
確か,直木賞の候補になり話題になった作品.震災で亡くなった方の霊魂が,木の上にとどまって自分の状況を把握できず,想像力に頼ったラジオ放送を行っている.それを聞くことができるリスナーはだれで,聞くことのできないリスナーはなのか.ラジオ放送に寄せられるコメントは震災で亡くなった方の意見.そんなラジオの噂を聞きつつそれをきけない人は生存者.戦争中の空襲,原爆投下,そして震災.日本人の関わり合いの在り方はどのように変化していったのかを問いかける小説.重い題材ながら,かるい感覚でさらっと読める.著者の主張的な一文があちこちに明確に記述されている.

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ウォール街の物理学者,ジェイムズ オーウェン ウェザーオール
金融工学といっていいのでしょうか,株価やデリバティブの変動を数理・統計的手法で解析する人たち,これを物理学者と呼ぶのはやや違和感を感じるが,もともと物理・数学を背景にした人間が,ギャンブル必勝法を開発すべく,金融の世界に乗り込でいく姿を描いている.全8章で,時系列的にそれぞれの章で数理的な経済モデルの構築に貢献した数理物理学者の姿を描いている.正当とは認識されていない分野に自分の興味だけで乗り出していく人たちは相当にアクがあって,その描写がうまく読んでいて飽きがこない.

あまり詳細は知らなかったが,ブラック・ショールズ方程式がどのような思想から生まれてきているのかなどが数学を使わず簡明に書かれていてわかりやすい.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F

マンデルブローがこの分野の仕事をしていたのが意外な感じ.

ソネットの"Growth of fractal fault patterns"が地震や株価の急落に関連するあたりが非常に面白く,背後に何かが埋もれている気がする.
http://prl.aps.org/abstract/PRL/v65/i18/p2266_1

波紋と螺旋とフィボナッチ,近藤滋
全編カラーで写真が豊富で面白い.巻き貝はどのように巻き貝を作るのか.設計図もないのに.動物や魚類の縞模様はどのように形成されるかなどについて非常に面白い解説を行っている.従来の仮説を覆し,新しい説を打ち立てる醍醐味が伝わってくるとともに,それを非常の面白く,冗談を交えながら,数学をほとんど使わずに伝えることに成功している.特に,新しい説に行き着くまでの思考の過程を記述しているところが,他に類を見ないこの本の特徴.アメーバーがナメクジに進化する過程を螺旋転移で説明しており,金属材料屋さんにはバーガーズベクトルなどでおなじみの概念が生物進化に関連していることは非常に興味深く,変な妄想を抱かせる.研究の醍醐味をドラクエに例えて,著者の研究履歴を紹介しているが,チューリング波形で魚の模様が説明できる部分は大変興味深く,研究活動に従事する若手は読んで損はない.地面のひび割れとキリンの縞模様と,トンボの羽の模様も興味深く,三次元の断層の広がりなんかだとどのように拡張されるのか興味があるところ.

ウェルチに学んだ勝ち組と負け組の分かれ目,ビル・レーン
読みにくい本だが,なぜかひきつけられる魅力がある.論旨が明確にならないように,書かれていて,普通のハウツー本と違って,たとえが極端で嘘くさいぐらいだが,実体験だけに説得力がある.が,何かを学べるかというと何を学べたかよくわからん.

流れとかたち

水曜,中国人と餃子バーティー.盛り上がって痛飲.



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高校数学でわかるシュレディンガー方程式,竹内淳
やや看板に偽りあり(笑).高校数学を基礎に,複素関数,偏微分の基礎を教授してシュレディンガー方程式の説明をしている.ある意味,必要最小限の数学で定性的な説明で,基本的なところを網羅している.正規直行関数や演算子の話もさらっと書いていて,大学生ぐらいでないとやはり厳しいだろうが,かなり簡便に書いている.

心はどのように遺伝するか,安藤寿康
例えば,学業成績は遺伝で決まるか,環境で決まるかという議論は古くからある.遺伝が強いという考えは優生学に結びつきやすく,人種差別やホロコーストと関連するためにセンシティブになりがちだ.最近の研究は,単純な二元論ではなく,遺伝と環境が非常に複雑に絡まりあっていることが分かっている.偏見的な議論を乗り越えての,科学的な研究考察の現状をまとめている.ただし,取りつきにくい議論であるため,じっくり読まないと単純な理解による誤解に陥る可能性がある.

進化しすぎた脳 中高生と語る[大脳生理学]の最前線,池谷裕二
一線に立っている研究者が書いた科学本は,福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」やブライアン・グリーンの「エレガントな宇宙」など,研究の醍醐味が一般の解説中に盛り込まれていた非常に楽しい.この本も,最先端の大脳生理学の話題が含まれており非常に面白い.また,本本の特徴として,慶応義塾ニューヨーク学院高等部(こういう高校があるんですね,知りませんでした.)で行った4回の講義を題材に,口述発表の形式で書かれている.この手の形式は往々にして単なる口演をまとめた安直な本になってしまがちだが,この本ではいい方向に作用している稀有な例.

奇蹟審問官アーサー神の手の不可能殺人,柄刀一
本格推理で島田荘司を継ぐといわれる作品.南米アルゼンチンの火山の近くに位置する村で奇蹟が起こる.これは本当に奇蹟なのかを審問するバチカンから派遣された奇蹟審問官アーサーが探偵役.キリスト教的な偶然から火災を逃れた12人は使徒として聖者のように噂される.この12人が次々と全く不合理かつ不可能な状況で殺されていく.まさに,推理のための推理を無理なく展開していく.話はグノーシス主義にまでおよび,様々な伏線がうまく構成されている.読むとぐっと疲れる(笑).

地理と地図そして旅−大沼一雄の日記抄−,大沼一雄
日本列島地図の旅」などの著者による地図の旅愛好会の機関誌に連載された日記からの地理・地図に関連した抜粋記録.個人的には,マイホームの建築に当たって古い地形図を参考に盛り土,切り土を調べている部分が,私も同じ行動をとっただけに興味深かった.「日本列島地図の旅」の位置づけや思い入れなども伝わってくる.
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流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則,エイドリアン・ベジャン,J.ペダー・ゼイン
エイドリアン・ベジャンが最近展開している「コンストラクタル法則」を説明した啓蒙書.ちらちらと断片的に話をきいて,何となく,プリゴジンの揺動散逸定理と似たものかと思っていたが,本書では鼻からプリゴジンの発言の否定から始まる.ベジャンほどの人がプリゴジンの非平衡系熱力学のゆらぎ理論を知らないわけはないと思うが,それとは違う理論を展開し,一般的な読み物なので平衡系とそこに現れるエントロピー生成を最小化するシステムについて議論しているのか,ダイナミクスを議論しているのか分かりにくくてもどかしい.それは数式で記述されているであろう原著論文を読めばいいのだろうが...現代熱力学の鬼才が自然から社会に現れる「流れ」として近似できるあらゆる現象について,その理由を単に説明するのではなく,そうなっている理由について新たな洞察を与える理論を,受動的だけでなく,批評的に読める点で非常に面白い.ここのトピックスについてはそりゃそうだろうという内容だが,それらを俯瞰してすべてが同じ理論に収斂するなら,素晴らしい洞察である.

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ドラゴンフライ

昨日遅くに青森から帰ってきました.

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鎌倉謎解き散歩
神奈川県謎解き散歩
香川県謎解き散歩
いろいろなうんちくネタが満載.基本的に写真込みで文庫本見開きぐらいでいろいろな謎のQ&Aが提示されている.そこそこ面白く読めるが,Q&A形式ゆえにわかりにくいところもある.また,見開きのため鎌倉は結構,歴史に詳しくないと内容がつかみきれないところがある.それなりに楽しめる.

「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真,湯谷昇羊
オムロンの社長の一代記.『海賊とよばれた男』なんかにも近い感じがする.戦後の立志伝経営者の技術経営哲学を窺い知ることができる.成功した企業の経営者の特徴というのは,通常の経営者像からかけ離れているということは,何となくわかってきている.その共通像は何かということについても本書などを読めば,共通項らしきものがつかめるだろう.そういうヒントにはなる.ただ,今後,これが通用するとは限らない.NHKのプロジェクトXでも取り上げられた鉄道の自動改札以外にもいろいろなイノベーションを成し遂げている,その,原動力は企業としてどこにあったのかという点について回答が与えられている.

ドラゴンフライ,河合莞爾
警察小説でどうやら2作目のようだが,全く違和感なく単独で読める.珍しく,主人公となる刑事は4人のグループで,非常にキャラ立ちしている.また,警察組織の管理官もいい感じ.いろいろな側面を各節で切断し,前半は読者が推理できる方面に話が進むが,その後,話はあちこちに流動し,やがて伏線が起き上がり絡まってくる.面白く,洒脱で,重いテーマながら爽快感を保っている.

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音楽の感動を科学する

朝ラン.今朝は朝焼けがみられるかと思ったが,台風の接近で曇り空.
夕方からは本格的に雨.台風の接近でだいぶ風が強くなってきました.

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イスラムものしり事典,紅山雪夫

不思議のイスラム トルコ〜エジプト〜モロッコの旅』の改題で,イスラム圏,中東の旅行紀行文に近い.もちろんイスラムの宗教的な情報をベースとした衣食住に関する習慣を解説している.過不足なくまとまっていて,変に堅苦しくなく,体験をベースに書かれているので読みやすい.

音楽の感動を科学する,福井一
音楽の必要性というのは文化的な側面が強くて,生命の生存の観点からは無理に必要なものではないと思ってしまうのだが,ヒトはなぜ音楽を必要とするのか? 音楽に感動するというのはどういう現象なのか? 音楽はヒトだけが嗜好するものなのか? などという疑問に形而上学的な議論を排して,科学的な根拠の確かな議論をベースとして,音楽とヒトとのかかわりについて最新の知見を紹介するとともに,これまでやみくもにはびこっていた音楽に関する神話を攻撃している.

マスコミで持てはやされるため誤って信じさせられていた事実を2つ
日本人と西洋人では,音楽,言語,虫の声などを聴いたときに活性化される脳の部位が異なる.(全くのでたらめ?)
http://elekitel.jp/elekitel/sci_talk/cont97/beauty/beauty01.htm

人間の舌には味覚地図があり,味覚(甘い,辛い,苦い,など)により感知する部位が異なる.(90年代以降否定されている.本書とは無関係)
https://sites.google.com/site/coffeetambe/coffeescience/physiology/taste/principle

囲碁小町

最近,いろいろな理由で高等学校の文化祭に行っている.ついでに自転車部も冷やかしてみたりして.

国体のトラックレースでもいい成績だった某高.
中学生らしき生徒さんが,ロードレースでとにかく頑張りたいということで担当者から熱心に部の状況や練習,寮の状況などを問い合わせていた.後ろで耳を欹てていたが,将来のある若者に触れて触発された.
部員は練習中でしょうか,もちろん,文化祭には来ていない.部室の前には使い込まれた三本ローラー(というより競輪選手仕様のごついやつ)がごろごろと廃棄されていました.

某進学校のMTB部.
やっぱり,走る場所で苦労していますね.練習風景をDVDで見せていただきました.ハイカーとフリクションを生じないように挨拶を徹底しているようでしたが,やっぱり厳しいでしょうね.

科学部,生物部なんかも充実していて,中学生が立派に研究成果を発表してくれました.結構面白かった.

さすが,私立高校.書道部の展示で白隠慧鶴,仙崖,良寛の真筆がちらっと展示してあったりして驚きました.


地図から読む歴史,足利健亮
本職は歴史学者で,地名や地形から歴史の真実を読み解こうとした本.古代の条里制や古代大道に関する洞察はうならせるが,一方で中世になるのでしょうか戦国期の考察は手垢にまみれていたり,到底承服できない内容(たとえば,徳川家康が江戸の地を選定した理由が富士山が見える!)で,荒唐無稽な考察もあるが,かなり突っ込んだ考察なので面白いものは面白い.香川のため池の考察は非常に興味深い.

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死ねばいいのに,京極夏彦
これはトリックを弄した推理小説なのか,それとも,人生の相克を描いた人間ドラマなのかという点で,どっちたかずなところが非常に気になる.後者とすれば前者の見立てが邪魔で,横山秀夫『半落ち』なんかと語り口は同じだが,トリックのための死という感じがぬぐいきれない.仕立ての意外性はある.

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沈黙の画布,篠田節子
地域の埋もれた物故画家に焦点を当て,画集の出版にこぎつけようとすると,画家の妻から作品の一部に贋作が含まれているとのクレームが.絵画の著作権問題を絡めながら,この画家の過去の経緯に何があったのかが物語の焦点となってくる.最後,大きなどんでん返しがあるのかと期待していたが,比較的すんなりとまとまるようにまとまる感じ.

囲碁小町 嫁入り七番勝負,犬飼六岐
幕末を舞台に嫁入りを賭けてひょんなことから七番勝負をする囲碁小町の成長記.幕末の囲碁のスターが出てきて,夢の対決を行うが,最後がちょっと尻すぼみかな.囲碁が分かればより楽しめるはず.

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色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年,村上春樹
ストーリーは分かりやすいながら,かなり寓意的に進み,いくつかの伏線らしきものは回収されずに終了する.表層的には80年代的なバブリーな要素(固有名詞を多用する軽薄感のせいか?)や,その前に出された,村上龍の『テニスボーイの憂鬱』のような倦怠感も感じる.この小説の分かりにくさはテーマがどこにあるのかつかみにくい漠然とした感覚にある.一見,陰陽五行説に見られるような混沌をイメージしつつ,人間の空疎を連想させるが,その実,それについては何も語っていないようにも思える.振り返るとタイトルの彼の巡礼の年とはどういう意味だったのか?このストーリーは「彼の巡礼」ではなく,彼の「巡礼の年」だったのか?一つ間違えると虚無主義に陥りそうなテーマを巡り,どこに昇華されたのか.解消されない伏線のように,それはベンディングされているように思える.人間の存在は思いのほか希薄だ.

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