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姉の三回忌法要のため
朝早く御古屋台を出たときは、
小雨しょぼふる曇り空だった。
ところが都心をぬけ
国立のインター出口についたころは
すっかり晴れ上がり、
今日も暑い一日になりそうな予感。
そのせいばかりでもないだろうけれど、
高速道路上は渋滞、渋滞、また渋滞。
湾岸市川を過ぎるあたりからのろのろ運転。
首都高に入り少しスムースにはなったものの
中央道の新宿辺りからまたのろのろ。
それは出口の国立インターまで続いて、
やれやれ、日本はまだ夏休みの只中にあるらしい。
とにかく、四時間の難行苦行の末、
ようやく目的の菩提寺に到着した。
真夏の法要ってのは、
どこか物寂しさが付きまとう。
煩いぐらい降り注ぐ蝉時ぐれの中
読経に包まれていると、
なぜか心はセピア色に染まる。
法事が済んだ後、義兄家族、
僕の長姉の旦那、実妹、
姪っ子の旦那のご家族と一緒に
賑やかな会食を楽しむ。
もちろん最上の肴は、姉の数々の武勇伝(笑)
世話好きだった彼女は、
むこうの家族とも深いつながりがあったみたいで、
姉の供養のためにこうして集まっていただけるのは、
ことさら嬉しい。
余りにも興が乗ったせいで、
帰りがすっかり遅くなってしまった。
相変わらず行楽で賑わう道を我が家へと向かう。
帰り着いたころには、とっぷりと暮れてしまった。
勝手口の常夜灯が、闇の中にぽつりと浮かび、
気付いてみれば昼の蒸し暑さはどこへやら、
急にひんやりした秋の空気がおおっている。
辺りは虫の音が姦しい。
姉はこんな季節に逝ったのだと、
改めて思い知る。
―― 姉逝くや夜は虫の音昼は蝉 ―― 潤太
※ 一日放っておいた器たちが、
午後からの湿度低下で、急に乾きだした。
今夜は、とにかくビニールでおおって、
明日から再び成形開始。
(8月24日・記)
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最終クールの器たち 壊れてしまったので作り直している壺
秋の窯焚き(11月中旬を予定している)に向け
大物作りは佳境に入っている。
ところが、ところがだ……
湿度が高くてなかなか乾かないとぼやいていた矢先、
あと少しで仕上がる壺に水が回って壊れてしまった。
ああ、悔やんでも悔やみきれない。
乾かしている途中に壊れるなんて、
30年作陶を続けてきて初めての事。
それだけ高温多湿なんだろう。
来年のオリンピックが思いやられる。
「オリンピック汗戦」になるだろうなきっと。
競技する選手たちも最悪なコンディションで、
心配は募る。
まっ、
スポーツはライブで観ないようにしている僕は、大丈夫。
(なんせ、興奮のあまり高い血圧の血管が
破裂しそうになる―笑)
涼しい室内で、手ごろな(いや、「N国」に言わせれば、
無謀な視聴料なんだとか―笑)TV観て楽しもうっと。
もちろん、キンキンに冷えたビール付きね。
※ ついでに視聴料について一言。
あれは、スポンサーが国民ということでしょ。
国営でもなく、民営でもない
国民に開かれた偏向のない報道をする義務がある。
だから、批判するとしたら施政者に偏った報道を
することに対してであり、
視聴料、払う払わないじゃないような気がする。
もし払わないとすれば、
国営になってしまう危険性もあるしね。
今だって、かなりふらふらしている。
みんな払って、
大儀(報道の倫理)を貫抜いてもらおう!(笑)
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とにかく暑い夏だった。
秋が立ち、盆も過ぎ、来週は処暑というのに、
相変わらず外は猛暑。
明日も体温に近いぐらいの気温になるらしい。
やれやれ。
ただ、空の色、風のそよぎには
秋の気配が感じられなくもない。
ようやく台風が遠のいた夜更け、
喉が渇いたので厨(くりや)へおりてみると、
月明かりが差し込んでいた。
――野分去り月煌々と厨かな――
今朝、散歩の帰り道、草原の頂には……
――見上ぐれば頂き越える夏の雲――
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12月でヤフーブログが終了とのこと。
で、新たにエキサイトブログ立ち上げました。
しばらくは同時進行で投稿いたします。
これからも爺さんの呟き、時々ご覧いただければ幸いです。
エキサイトブログのURLは https://mikoyaryou33.exblog.jp/
です。
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【されど音楽】
牛にモーツァルトの曲を聴かせると
乳の出が良くなるとか、
植物の場合、育ちがうながされるとか言うけれど、
かなり「眉唾」に思っていた。
ところが、我が家の愛犬・トムや
猫たちも、かみさんがピアノの練習を始めると、
集まってきてはくつろいでいる様子。
音楽というものには不思議な力があるのかもしれない。
かくいう僕自身も、
たびたびそんな体験をしたことがある。
たいていそれは、TVドラマとか映画でのこと。
単なるBGMとしてではなく、
音楽がテーマそのものを奏でていたことを
後になって思い知らされることが多い。
その中でもとっておきな場面を二つ。
一つは、三十数年前に観たTVドラマ。
とにかく映像美が秀逸だった。
どこまでも広がる純白の雪原。
黒々とした針葉樹の林がアクセントを付け、
その梢から零れ落ちる雪片の煌めき。
そんな風景に包まれて、
静かに静かに、ドラマは進行していく。
登場する、ちょっとミステリアスなヒロイン。
彼女を抱くように終始流れれ続ける音楽。
悲しくもなく、嬉しくもなく、
何だか喜怒哀楽を超越したような異界からの響き……
それがマーラーの四番――「大いなる喜びへの賛歌」と
出合ったはじめだった。
それからは「大いなる喜びへの賛歌」を聴くたびに、
あのびょうびょうとした雪原がよみがえってくる。
もう一つは、
つい最近アマゾンの無料動画で観た
映画「オーケストラ」
(制作・フランス、2009年)
まっ、この頃流行りの山あり、谷あり、
それでも最後はみんなで
力を合わせ成功させちゃう、
スポコン風筋書きかと、
たかをくくっていたけれど、
全然違った。
とうぜん、
オーケストラという集団を扱うのだから、
人間模様がベースにはなるけれど、
底流はもっと深く、
ブレジネフ政権下(ソビエト)の
反ユダヤ主義という
悲劇が発端となり流れている。
たださすがフランス映画、
この重く湿った題材をコミカルに描きあげ、
爽やかささえにじませる。
かつてボリショイ楽団の首席指揮者だった
アンドレ―・フィリポフの人間味がいい。
消滅した楽団復活のシンボル的存在、
アンヌ=マリー・ジャケの健気さもいい。
何より全編を通じ響きあうチャイコフスキーの
バイオリン協奏曲。
時に繊細に、時に華麗に、時に雄々しく、
物語のテーマを奏で続ける。
そして、僕らは知る。
何の救済にもならない茶番の政治や、
野蛮な欲望をむき出しにする経済が、
どのくらい人々をないがしろにしようとも、
「美」は、
いつも励まし、支え、寄り添ってくれると……
ということで、ミーハーな僕は、
すっかりバイオリン協奏曲の虜となってしまった。
って、もちろんアンヌ=マリー・ジャケを演じた
女優、メラニー・ロランにも「ホの字」
ただ惜しむらく、
その憧れも「こんな娘が持てたらいいなぁ」 となっちゃうのは、年のせい?(笑)
【この湿り気、お魚になった気分だぜ(笑)】
相変わらずの高温多湿で、 陶土がなかなか乾かない。
最終クールも遅々として進まず、
仕方ないので
陶画を並行して進めることにした。
新しい技法、貼り付け紋に挑戦してみた。
藁を敷くと緋色が特別鮮やかに出る
陶土を張り付けたので、
焼き上がりが楽しみ。
貼り付け紋
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