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【やったぜ!! 窯焚き】
午前10時、窯出しを始める。
と詰してあるレンガを一枚一枚剥がすたび、
蚤のような僕の心臓はバクバク(笑)
窯内の様子がだんだん開かれてくる。
焦る気持ちと、待てよという気持ちが
複雑に交差する。
窯口が完全に開き中を照らし出した時、
「やったぜ!! 窯焚き」(笑)
ほぼ期待した色が出ていた。
とにかくありがたい。
窯焚きのメンバーに感謝、感謝である。
これから一つずつゆっくり鑑賞しながら
手入れ作業が始まる。
これでどうにか来年三月の個展は開けそうだ。
やれやれ。
で、明日の日曜日は久しぶりに
ちびっ子たちとたっぷり交歓。
息子夫婦が食事会をするとのことで、
彼らを2時間ばかり預かることになった。
ちびっ子たちが生まれてから
初めてぐらいになるデートかな?
楽しんでいらっしゃい。
で、じいじの方は
天気もよさそうだし、
焼き芋会でもしようかな(笑)
【大いなる喜びへの賛歌】
カーラジオから、
マーラーの四番が流れていた。 フロントガラス越しに、 暗鬱な十一月の曇天は広がり、 それはまるで、 薄紙でできたスクリーンのように、 微分する面影を、 半透明に映し出しては、消した。 焦点の定まらない空から、 零れ落ちてくる鈴の音色は、 只中に座る塊を、 優しい色彩に包んでいた。 そのとき、 激しい動悸と一緒に、 繭玉のような表皮は破れ、 稚けない表情がこぼれ出した。 コケティシュな素振り。 指先の些細な陰影。 じっと虚空を見つめる瞳に宿して、 心をとりこにする。 この曲の抑制された音符たちのように、 人に倍する哀しみや涙を しょわされていながら、
さりげなく明るい。 だからこそ、 目を凝らしてしまう。 おまえというものの塊に巣くった宿命を。 それは、春霞む夕間暮れでも、 夏のハイトーンな陽射しの中でも、 はらはらと散り敷く秋の生業にも、 寒風に立ち向かう旅人のように、
凛と背筋を伸ばしている。 願わくは、おまえの気概が、 天上まで届きますように。 心ある天ならば、 契りある美酒で、 張り詰めた心を 和ませてくれますように。 最終楽章の 「天からの調べ」を聴くたびに、
そう念じずにはいられない。 |
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2018年11月24日
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