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★ 心頭滅却すれば・・・
ひと雫 垂れて安居(あんご)の 僧しづか
* 安居・・・
約九十日間、仏家で一室にこもってする修行。
夏の季語。
★ 夜更け、戸を〆ようとしたら・・・
泥壁に ぬめり眼(まなこ)の 守宮(やもり)棲む
★ まだ、まだ・・・
湧く雲や 草なほ猛し 夏の果て
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歳時記
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小暑から立秋まで *太字は夏の季語
(Face Book 「一日一句」から)
★ この暑さは、やっぱり摂氏(せっし)じゃないでしょ(笑)
どこもかも 華氏(かっし)居座る 暑さかな
★ 時間のパッケージ?
落し文 戻らぬ時の ここ、あそこ
★ 暑い一日になりそうだ。
今日もまた 命零れて 空(から)の蝉
★ 僕らが若者だった頃、
そろそろファッション誌が
メジャーとなってはいたけれど、
やっぱり銀幕の彼女達ほど
胸ときめかせてくれたものはない。
バルドーも ソフィアもおわす サンドレス
★ 蚊にはなりたくない(笑)
蚊遣火の 絡めば解ける 手管かな
★ 余りにも偏ったコントラストに、
バランス感覚を失ってしまう。
片蔭り 船酔ふ如く 街にあり
* 片蔭り・・・炎暑の正午過ぎ、
片側だけに木や家の日陰ができること。
★ いさぎいいのか、哀れなのか・・・
はっし、はっしと 命途切れて 誘蛾灯
★ 無風、無臭、無音・・・ただ暑い。
風死んで 信号の色 失せにけり
* 風死ぬ・・・
暑さの中、風がぴたりとやんでしまうこと。
夏の季語
★ 外の世界ばかりだったら痛い。
内の世界ばかりだったら目覚めを知らない。
内と外 二つ灯して 蛍かな
★ 水槽じゃなく、金魚鉢でなくちゃ。
金魚鉢 向こうの目玉が 覗きをり
★ この躍動は、捕まえることできません。
日焼子の 矢玉の如く 駆けぬけり
★ 昔、人間は山の一部分だった?(笑)
腰の肉 肩の肉鳴動 歩荷(ぽっか)ゆく
★ 実際見えているのに、
心象風景に思えるのはなぜ?
氷旗 ただ蒼天に 翻(ひるがえ)り
★ 悔恨の伴わない決断は恐い。
7月21日、僕らはどんな断を下すのだろう?
ケルンとは 導(しるべ)なき身の 導かな
* ケルン・・・
登山者が道しるべにする石を積み上げた塔。
また、それは山で亡くなった者への哀悼の意も表す。
夏の季語
★ そこだけ、異星人が暮らしているように思えてしまう。
優曇華(うどんげ)の きざす一寸(ちょっと)に 宇宙かな
★ 小さかった頃、
氷菓子と言えばアイスキャンディーが主流で、
アイスクリームは、
子供のこづかいでは手の届かぬ高嶺の花だった。
アイスクリン アイスクリンと 呼んでみる
★ この頃、番号で呼ばれることが多くなった。
官公庁、病院、パーキングエリアの食堂、銀行・・・
番号で 呼ばるる御代(みよ)や 茗荷汁
* 茗荷・・・
釈迦の弟子に周梨槃特(しゅりはんどく)という人がいた。
ひどく物覚えが悪く、自分の名さえ忘れるので、
自分の名前を書いた札をいつも背負って歩いていた。
彼の亡くなった後、その墓に見知らぬ草が生えた。
いつも名をになって歩いていた彼にちなんで、
「茗荷」と名付けられた。夏の季語。
★ 外は猛烈に暑い。
さっ、覚悟を決めて出かけよう。
靴先の そっと置かるる 大暑かな
★ 戻れない過去は、時々むしょうに恋しくなる。
腐草(ふそう) 蛍となりて 我訪(と)わむ
* 腐草蛍となる・・・
七十二候の一つ。夏の季語。
腐った草が蛍になるという中国の故事から。
★ この美味しさ。
味わいつくさなくちゃ(笑)
涼風(すずかぜ)や 勝手口から 納戸まで
★ 夕闇にぼんやり浮かんだ白い点景。
夕顔の 咲いてしじまの 一つづつ
★ 三十数年前、剣岳・長次郎谷の登攀をしたことがあった。
雪渓に 入れば太古の 風となり
★ 夏の月夜はいたずら好きな物の怪が跋扈するみたいで、
ゾクゾクする気配が漂っている。
足元に 雲気(うんき)絡まる 夏の月
★ 小さな子供にとっては、決して美味しいものじゃなかった。
晒し鯨で 飲むが親父の かたちなり
★ 極楽、極楽(笑)
うたた寝に 弥勒のおわす 泉殿(いづみどの)
* 泉殿・・・
観月や納涼のために庭の泉や池のほとりに建てられた建物。
夏の季語。
★ どこか艶っぽい・・・と思うのは、僕だけ?(笑)
籐(とう)椅子や 夢二が女(ひと)の 腰のしな
★ 快楽の裏に潜むもの?
日向(ひなた)水 この世の懈怠(けだい)を 吸いにけり
★ 夏は、こうでなきゃ。
味噌の香や 熱きが故の 茄料理
(つづく)
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芒種から小暑まで *太字は夏の季語
(Face Book 「一日一句」から)
★ ガクになるのだろうか。
葉のような一枚の広がりを伸ばすと、
その上に、同系色の群花を付ける。
青として 青に染まずや 菩提樹の花
★ なかなか叶わぬことだから、
一途に見えるのかもしれないなぁ。
人の世を 恋しと訪(と)わむ 梅雨の星
★ 幼少の想い出。
頭を持ち上げると、
覆いかぶさるような富士がいた。
枇杷食へば 皐月の富士の 被さりぬ
★ 歳のせいか、昼食後二、三十分昼寝することがある。
目覚めたとき、時間と場所が剥落した
不思議な感覚を味わう。
転寝(うたたね)を 覚めて泡はく 金魚かな
★ 「バス停に 独りで立つ 五月闇」
(作、十九歳の僕)
一生には、いくつかのターニングポイントがある。
佇むは 十九の我か 五月闇
(作、六十三歳の僕)
★ 昼寝のせいか、今度は夜中に目覚めることがある。
こちらは、実在が濃すぎて・・・
目覚めれば とたんの闇に 子規(しき)の声
* 子規・・・ホトトギスのこと
★ ゼミの師は、(おそらく、僕らと20歳ぐらい離れていたと思う)
冗談ひとつ言わぬ堅物で、その頃先端だった連続群(リー群)を手がける
学究の徒でもあった。
見るからに世渡りはうまくなく、そのことがまた、
ストイックな一途さみたいなものをかもし出していた。
そんな彼とたった一回、男5人所帯で
千葉県の保田海岸というところへ旅行したことがあった。
その夜、酒を酌み交わしながら何を語りあったか、
すっかり忘れ果ててしまったけれど、
翌日、彼が革靴に背広というちぐはぐないでたちでキス釣りしていた姿が、
何だかいつまでも忘れられずにいる。
動ぜずや 背広姿が 鱚(きす)を釣る
★ いつまでも遊び続ける気持ちのよさは、
きっとそうなのだろう・・・
幼子(おさなご)の 胸乳(むなぢ)とさぐる 夏の浜
★ 掴めないからこそ、掴もうとする?
紫陽花の 色捉へむと おさな指
★ 何だか楽しい夏の宵
仮相(けそう)なれば うふふ、いひひの 夏芝居
★ スコールのような雨が止み、
光が満ち溢れる。
夏ぐれや 岳(がく)という名の 児は明けし
★ 書き物をしながらぼんやりしていると、
急に強い風が吹き込んで、
机上のもの達をざわつかせる。
レジメ散らす 風に目覚めの 麦の秋
★ 縄張りを主張しているのだろうか。
牧草地の中で甲高い鳴き声がする。
破調かな 万緑(ばんりょく)に 雉の高鳴き
★ 久しぶりの青空を背景に、
輪郭がくっきりと浮かび上がった。
紫陽花や 更紗(さらさ)の如く 暮れにけり
★ 二階で夜風に吹かれながら
うつらうつらしていると・・・
短夜や テレビの声の 遠くあり
★ 雨が屋根に降る音は、河瀬の音に似ている。
五月雨(さみだれ)て 軒うつ先の 大河かな
★ 海鳴りにもいろいろな色がある。
荒南風(あらはえ)を 捲いて海鳴り 轟きぬ
★ かみさんが、朝もはよから洗濯に掃除にと
パタパタ動き回っている。こんな日、街を歩くと
驚くほどたくさんの猫と出会ったりする。
もちろん僕は、寝床でうつらうつらしている(笑)
路地裏の 猫も忙し 梅雨晴れ間
★ そんな柄じゃないけれど・・・
おちこちと 華を残して 草刈りす
★ ラッキー。狼男になれました(笑)
ちちんぷいぷい スーパームーンに なれぞかし
* スーパームーン・・・期間限定季語?(笑)
2013年は6月23日でした。
★ 何だか人恋しい夕暮れ時。
人声の 角(かど)曲がりゆく 端居(はしい)かな
* 端居・・・夏、縁側などに出て涼を求めてくつろぐこと。
★ 向こうは、夏空なんだなぁ。
雨雲を 除(の)けて顔出す 雲の峰
★ 土砂降りの中、
官九朗(なついているカラス)が、
伴侶と子ガラス二羽を連れてやって来た。
古巣より ここは居良いか 烏の子
★ 夏服になった子供達が、にぎやかに下校する。
白服の 固まってをり 散ってをり
★ 迷いっぱなしの人生さ(笑)
斑猫(はんみょう)の 飛べど定めの なき身ぞや
* 斑猫・・・山道などで、道案内するように飛ぶ甲虫。
別名「道おしえ」とも言う。
★ 心澄ませば・・・
音はせで 音溢るるや 風鈴草
* 風鈴草・・・ホタルブクロのこと。
★ トイレに起きるたび・・・(笑)
夏布団 掛けて、はぐって また掛けて
★ 一人一人が肝に銘じないと
とんでもないことになる。
なんせ、天から降ってくるのは毒なのだから・・・
止む雨の まだ降り濡(そぼ)つ 半夏生(はんげしょう)
* 半夏生・・・七十二候の一つ。
空から毒気の降る日とされている。
★ 本物はひっそりとしている。
騒がしいおっさん、反省・・・してない(笑)
軒忍ぶ 篤志(とくし)の人の 住むと言ふ
★ 演出効果満点だね(笑)
音絶えて 後(のち)の風鈴 鳴りにけり
★ そんなときもあるさ。
扇ぐたび 思案に止まる 団扇かな
★ 枝から「ピシャ」っと雫がたれて、
はじめて雨が降っていることに気付く。
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立夏から芒種まで *太字は夏の季語
(Face Book 「一日一句」から)
★ 瑞々しい感受性が羨ましい。
そよと来て ゆらと答える 若葉かな
★ 傍にいる、傍にあるものがないってことは・・・
穴子飯 食うて無聊を 癒しけり
★ 誕生の洗礼とも言えるだろうか
葉の裏を 見せて哭(おら)ぶや 青嵐
★ 「春の野に煙立つ見ゆ乙女らし 春野のうはぎ摘みて 煮らしも」
(万葉集 巻十 春の雑歌)
乙女らの うはぎに染むる も裾かな
* うはぎとは嫁菜のこと
★ そんな気のする昼下がり(笑)
コロポックルの 足跡見たり 蛇苺
★ 「♪みんなで聞いてごらん そよ吹く風の音を
みんなで見てごらん 光る若葉の緑」 (『誰かが口笛吹いた』より)
首夏なれば アン・ドゥ・トロワで 歩きけり
★ 仏性とはいかなるものか?
これほど見事な世代交代はない。
御仏も 三尺下がる 楠落葉
* 若葉が萌えだすと同時に、
古い葉たちは落下する。
★ 一昨々年、これが最初で最後のチャンスかもしれないと
高校時代の友人達と御柱(おんばしら)祭りへ出かけた。
七年毎という祭事は、そういう覚悟をさせるなぁ。
朋(とも)寄らば 見納めむとて 御柱
★ ボヘミア・グラスのクールさは、
ちょっと芸術家肌?(笑)
ボヘミアン 冷たき汗を 宿しけり
★ 「力は山を抜き、気は世を蓋う。
時、利あらず、騅、逝かず。 騅の逝かざるを奈何にす可き。 虞や、虞や、若を奈何んせん」 (『垓下歌』―項羽)
時ふりて 騅(すい)もおらずや 虞美人草
★ 命にはある種の凝縮がある。
葉陰をば 澱(おど)み濃くして 烏蝶
★ 小さく目立たない花なので、
うっかりすると見落としてしまう。
気が付けば 真っ只中の 花茨
★ 誰もいないのにユラリめくれて、
ちょっと、ぞくりとする気配。
夏暖簾 色(しき)なき人が くぐりけり
* 色(しき)・・・仏教用語で存在を現す。
★ 紫外線が最も強いこの季節。
暑さよりも光が痛い。
手をかざし 思わず仰ぐ 薄暑かな
★ 窓の外枠に雀が巣を作っている。
雛がかえったのか、チイチイとさえずりが姦しい。
発(た)てば鳴き 鳴けば惹かるる ひな雀
★ 山深く来たのに、
思いがけず人の声が聞こえたりする。
分け入れば 木(こ)の下闇に 埋(うず)む声
★ しっとり重たい幕が下りると・・・
海霧(じり)湧きて 埠頭たちまち 無口なり
★ 子供の頃、不思議さは遊びの中心にあった。
動けども 動くはずなし 樟脳(しょうのう)舟
★ 言葉には、ひきずっている風景がある。
ギヤマンと 呼べば緋羅紗(ひらしゃ)の 匂い立ち
★ 見える世界の外側から聴こえる?
螻蛄(けら)鳴くや 背戸に零れる 月明かり
* 螻蛄・・・オケラのこと。
今の季節、地面の底から響くように、
ジ〜〜〜〜と、鳴き合う。
★ 日暮れの心細さは、そういうことかも知れないな。
夕されば ががんぼ煙る 手も足も
★ こんな心地いい夜には、きっとね。
凪の間に 遊ぶ月夜の くらげかな
★ そのむせる様な甘い香りは、
どこからともなく漂ってくる。
匂いだけ 訪(と)うて忍冬(にんどう) 咲きにけり
* 忍冬・・・スイカズラのこと
★ 鶯の巣にちゃっかり己の卵を産み落とすのに、
あの切迫した鳴き声は、どうしたことだろう。
捨てし子を 止まず尋ねむ 不如帰(ほととぎす)
★ 「やは肌のあつき血汐にふれも見で
さびしからずや道を説く君」
(与謝野晶子)
草生(む)して こもる精気や 晶子の忌
★ ホモサピエンスがルーツであるならば、
僕らの中には同じDNAが流れている。
黄金虫 さ迷うファラオの 夢なるか
★ 若さの特権は直感。
失敗も多いけどね(笑)
ソーダ水 八分音符に はじけたり
★ 木陰で昼寝をする。至福のひととき。
ハンモック 吊ってユーミン(遊民?)の リズムを聴く
★ 五感を越えたところで感じる流れはある。
って、危ない人か(笑)
蔓(つる)垂れて ぴくりともせぬ 噴井(ふけい)かな
* こんこんと水が湧き出す井戸。
夏の季語。
★ 今どき珍しい家があったものだ。
卯の花や 木戸に掛けたる 不在札
★ 忙しく飛び交う。
声はすれども、姿は見えず。
影つれて 一直線の 不如帰
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清明から立夏まで *太字は春の季語
(Face Book 「一日一句」から)
★ じっと動かずに、
衝動へのエネルギーを溜め込んでいる?
葉の裏を めくれば胡蝶 眠りをり
★ 「十五で姐(ねえ)やは嫁にゆき
お里の便りもたえ果てた」(「赤とんぼ」より)
年ふるも 姐(ねえ)やのままに 桑の花
★ 「咳をしても一人」(尾崎放哉)
咳一つ ただ事ならぬ 放哉の忌
★ 若さとは、無言の祝福に気付かない。
それは、彼らが祝福そのものだからかもしれない。
少女らの 語らいて行く ミモザ散る
★ その名の響きといい、花の深い蒼さといい、
北の民、アイヌの人々を連想させる。
ムスカリは 北の民呼ぶ 蒼さかな
★ スイートピーに、フリージアに、ライラックに、ロベリアに・・・
ベティーさんに、メリーさんに・・・(笑)
春の園 横文字だらけの 花盛り
★ いろいろあるから面白い。
命とは 斑模様の 潮干潟
★ まだ少ししか入っていないランドセルは・・・
入学子 かた、こと、かたと 走り行く
★ 北国の春を想う
子よ、孫よ 林檎の花は 咲かんとす
★ その耳障りな羽音は、ちょっと懐かしくもある。
おや、まあと 続けば煩い 春の蚊ぞ
★ 気付いたのか、それとも・・・
沈思より 醒めて鳴き出す 遠蛙
★ やっぱり、この情緒でしょ(笑)
春燈や 小袖の裏の 淡き影
★ まっ、オレの場合はこの程度(笑)
カルメラを ポロポロ食へり 春の夢
★ ギョッとします。
死してなお びっくりしている 眼張(メバル)かな
★ 咲く花を想い、季節の匂いをかぐ。
朝顔を 蒔いて白露の 色にあり
★ 宮崎駿のアニメからちょうだいし、
そう呼んでいたのだが、
だんだん恥ずかしくなってきて、
今では「ルー」(笑)
* もうじき子猫が産まれます。やれやれ・・・
ルイーゼと 名付けられても 猫の春
★ 大地を覆う全てに、伊邪那美(いざなみ)の痕跡がある。
伊邪那美の 忘れ形見と 牧開く
★ 海の底は、命が誕生した場所であると同時に、
異界でもある。
常世(とこよ)から 戻れやここの 磯焚き火
★ 海女たちは何度も潜っては浮かび上がる。
海原を 裂いて磯笛 なきにけり
★ 笑うとは、多様性の結晶に他ならない。
浅黄(あさぎ)あり 萌黄(もえぎ)もありて 山笑う
★ 夜明けにこもる命の萌芽。
春暁(しゅんぎょう)や 貝売る人の 声ひとつ
★ 何も言うことありません(笑)
駘蕩(たいとう)と 渡る田風を 呑みにけり
★ 屹立しているから、動きが見える?
蒼天の 流るる時や 竹の秋
★ みんな大きくなったなぁ。
親(含む爺、婆)のエゴであっても、
ずっと幸せであって欲しい。
吾子(あこ)なれば 苺ミルクの ままであれ
★ 安倍ちゃんにも困ったものだ。
きな臭く なって惑うや 昭和の日
★ 向こうに砂漠がみえる。
逃げ水は 駱駝の背なで 揺れるまま
★ 寂しくないかもしれないなぁ。
焼けるまで みんな一緒の めざしかな
★ 風に逆らって歩く人々を見ると、
地面が高速で動いているような錯覚に陥る。
風炎(ふうえん)や 黄土となりて 街は飛ぶ
* 風炎・・・春の季語。
ドイツ語、フェーン(現象)の当て字。
★ 見えない暮らし、知らない生き物はいる。
おちこちと 干潟の穴や 春の果
★ 長男坊のところで第二子誕生。
岳ちゃん。ようこそ、いらっしゃい。
清冽な 雫となりて 夏に入る
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