窯ぐれ日記

こともなき世を面白く・・・

焼き物屋

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あと一息


【あと一息】

今回の案内状と栞が出来てきた。
いつも通り素敵に仕上がっている。
ありがとうAmくん。
こちらの想いがストレートに伝わるところが嬉しい。

展示会まであとわずか。
明日中に手入れは終了しそうだ。
後は食器を陳列するテーブルを作成したり、
陶画の吊り金具取付や裏板の張り付けや……
何んとか予定通りにこなせそうだ。
とりあえず、ほっと一息。
コーヒーが美味いぜ(笑)


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大崩壊

【大崩壊】
 
「大崩壊」なんて一言じゃすまされないってぇの。
 
今回の窯焚き、不思議なぐらい順調だった。
前回の窯が「放蕩息子」なら今回は「超」が付くくらい孝行もの。
攻め焚きはいつも通り朝の7時から。温度は800℃。
まずまずの滑り出し。
煙突からの黒煙もまっすぐ昇っていくので、ひきもよさそうだ。
と、ほっと胸をなでおろすのもつかの間、
あれよあれよという間に温度はあがり、
午前9時半、1200度を超える。
うむ、こんなこと今までになかった。
たいてい1100℃のあたりでいったり来たりがあたりまえ。
ようやく午後の3時ごろ大台に、が普通だったから、
どうしちゃったの今日は……と嬉しさ半分、
出来の良すぎる息子に不安半分。
生徒さんには、
「しまいに何かしっぺ返しがありそうだ」ってなことを
冗談めかして話していた。
ああ、窯の前で話すんじゃなかった。
きっと聞き耳を立てていて
信頼しない親に腹を立てたに違いない(笑)
 
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12時過ぎたころ1260℃になるとますます不安はつのる。
だってこの温度、もう焚き上がりじゃないの。
いつもだったら午後5時過ぎの温度だぜ。どうするオレ!!
とにかく、ひたすら温度をあげすぎないように引っ張るほかない。
ガスや灯油窯だったらメモリを下げさえすれば済むことだけど、
薪だとそうはいかない。
自分に温度を上げる手立てはあっても、
温度を効率よく下げるテクニックは持たないことを知る
この二十数年、焚き続けてきたのに……情けない。
もちろんここで止めちゃうわけにもいかず、
四苦八苦しながら続ける。
4時を過ぎたころ、1270℃〜80℃を超えるような
温度になってきた。
もうダメ、器が焼き締まってしまうか、窯自体も破損しかねない。
 
1200℃半ばの焼きを、窯焚き後半の「ねらし焚き」
というのだけれど、それはせいぜい1〜2時間程度。
その状態がもはや6時間も続いている。
嫌な予感がした。
薪くべを替わって10分もたたないころ、窯内から鈍い音。
本来なら、薪のはぜる音と窯鳴り以外聴こえるはずもないのに
明らかに異質な音が響いた。
慌てて焚口から中を覗いてみたら……
後ろにあるはずの施釉した食器が目の前にころがって見える。
なんじゃこりゃ(松田優作風―笑、ごっちゃない)
窯奥に組んだ棚が「大崩壊」しちゃったと気づくのに
少し時間がかかった。
ああ、「好事魔多し」ってこういうことをいうんだ、きっと。

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【不幸中の幸い】
 
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ということで、
先ほど恐る恐る窯を開いてみたら……
な、なんと、食器以外はほとんど無傷。
とにかく「ほっ」
棚が捻じれず倒れたので、
火前に置いてある焼き締め陶に
傘をかぶせたような形で覆いかぶさり、
破損を最小限に食い止められた。


不幸中の幸いというほかない。
原因ははっきりしている。
棚の一段目の棚板が真っ二つに割れていた。
長時間の高温に耐えられなかったのだろう。
この棚板は20数年使い続けてきたもので、
ぼちぼち替えなくてはと思っていた矢先である。
僕の優柔不断が招いた事故というほかなく
反省しきり。
 
 
【住めば都】
 
窯焚き最中の23日、24日に長男坊家族が
新居へ引っ越した。
青森からお義父さん、
お義母さんも手伝いに来られたのだけれど、
「親の死に目にも会えない」と言われた窯焚き最中だったので、
僕はかんべんしてもらった。
その代わり23日にちびっ子たちを預かることに……
じいじはへろへろ状態なので、
今回はインドアで静かにねっ、頼む(笑)

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音読の好きな孫娘が
加藤純子さん作の紙芝居『いちばんはだれのしっぽ?』
を演じて楽しい時間を過ごしていた。
じいじも早くインドアで静かに過ごしたい。




早春賦


【窯焚き週間】
 
先週の金曜日から窯焚き週間に突入した。
いつもながら、ヘロヘロ(笑)
その上、年齢的うっかりも重なっちゃうから、
一日の予定を前日にメモして、
目の前のカレンダーに貼っておく。

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17日(日)に食器類の釉掛け。
18日(月)に奥の窯詰め。
そして今日はこまごました窯焚きの準備。
生徒作品の寸法どりや、
床に敷き詰める陶板の仮置き。
バーナーの配管を新しいものに替えたり、
400リットルを超える灯油の用意。



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そして今、
薪掃除を終えて戻ってきたところ。















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フキノトウの天ぷらで一杯(笑)








 
予報通り先ほどから春の雨が降り始めた。
柔らかなトレモロが薪小屋の屋根を打ち、
潤い始めた土の匂いか、
はたまた草木が芽吹く香りか、
空気の底に清々しい気が流れ込んでくる。
こんな晩の薪掃除は嫌いじゃない。
自然に包まれるとは、
きっとそういう気分を言うのだろう。
背中に広がる闇の向こうに茫々とした牧草地が、
それの果てたところから竹林や雑木林が始まり、
幾重にも幾重にも連なって房総の山々を形作る。
それらにいつしか溶け込みながら、
手にした一本の松薪が
(どんな色彩を生み出してくれるだろう? )と、
天然の恵みに想いを馳せる。
こうした儀式そのものが、窯焚きの一場面なのだと
しみじみ思う。
 
 
 
【ちょっと前は真冬】
 
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窯の火入れは22日(金)にと
思っているけど、
最初の予定では、一週間前の15日。
良かったぜ。
そのままだったら雪に降り込められ
寒々した窯焚き週間になるところだった。
211日にまとまった雪。



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その後も真冬の寒さ。









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でも、今週は大丈夫。
早春を思わせる日々が続きそうだ。
 
 
 
【かみさんのひな祭り】

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我が家は三人息子。
かみさんはひな祭りを迎えるたび、
ちょびっとさみしさを
味わっていたみたいだ。
で、義理の娘ができ、
やがて孫娘が産まれると
がぜん張り切りだした。



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部屋のあちこちに飾られたひな人形。
いやなんつうか、爺さんとしては
「女の園」のようで、いくぶん照れ臭い(笑)
 






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【楠灰釉の食器】
 
今回の窯に詰める楠灰釉の食器が
ほぼ仕上がった。
メインになる尺角皿。
彫りはうわみず桜の絵柄。
うわみず桜は、
房総の山野どこにでも自生している。
5月にトラノオのような白い小花の房を付ける。
まだ蕾のころに花房ごと摘んで塩漬けにすると
これが美味いんだよね。
酒の摘みに良し、おにぎりにまぜても良し。
その風味は、あんずの実の杏仁に似ているから
杏仁子とも呼ばれる。
今年は作ってみようっと。
もちろん秋に真っ赤く熟した実の果実酒は
これまた格別に美味いらしい。
こちらも、いただきまーす(笑)
で、そんな想いを込めて、
角皿に彫ってみたけれど、
美味しそうに仕上がるだろうか……
 
 
 
【もう一つの「家族の肖像」】

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正月に息子たち家族が帰省していた時、
次男坊の孫娘が描いてくれたもの。
彼女はお絵描き大好きで、
気付けば、テーブルに向かいクレヨンを手にしていることが多い。
「いとこたちの肖像?」も、これで何度目だろう?
年齢を重ねるとともに、輪郭線のたしかさと、色の豊富さが加わり、
上手い、下手は別にしても、しみじみ好きなんだなと思う。
それに比べて少年のころの僕は……大の「お絵描き」苦手だった。
(決して嫌いじゃなかったんだけど)
小・中の図工の時間は、もっぱらいたずらタイムだったし、
高校は音楽・美術の選択制だったから、もちろん音楽を専攻した。
その頃の好きなものと言えば数学とサッカー。
それは今でもさほど変わらないような気がする。おいおい(笑)
振り返れば僕の人生、苦手なものにまっしぐらって感じがある。
行動的天の邪鬼? やれやれ(笑)
ただこの年になると、苦手だからこそ続けられたのかも……
なぁんて、不思議なパラドックスに捉われる。
これから先も、いくつかの苦手街道が待ってるやもしれず。
嬉しいのか、辛いのか……
まっ、バラエティーに富むことだけは確かだ。
ちびっ子たちは、果たしてどんな人生模様を描くのだろう?
少なくとも、じいじには似ないでほしい(笑)





【食器づくり】

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ちょっと前から、食器の新作に取り組んでいる。
不定形な襞(ひだ)がテーマだけど、
ようやく狙っていた形に落ち着いてきた。
ただし焼くのが難しそう。
厚さ5ミリなので、高温だと変形してしまうだろうな。
厚くすれば柔らかい襞の感じは出ないし……
まっ、とりあえずやってみよう。
 
食器づくりと並行して取り組んできた花器たちが
ぼちぼち仕上げの段階に入った。
これから焼き締め陶のロクロ挽をして、
2月の中旬に素焼き、そして本焼きが始まる。
 
 

【小正月狂騒曲(笑)】
 
ちびっ子たちはほんに十人十色だ。
長男坊家族が来訪した14日(小正月)
前出ちびっ子たちとは違った反応があり、
また違った遊び方があり見ていて面白い。


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相変わらず豪快な凧揚げをする孫娘(長女)
やっぱり今年も糸が切れて、
どこかへ舞って行ってしまった。
そのさまがおかしいと、
今回もケラケラ(笑)
 










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下の孫娘は、なんでもおん姉の真似。
糸を持ったはいいけど、
あとはどうしていいのやら……
うろうろ(笑)
 




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年中君はもっぱら、冬眠中の虫探し。
丸太をどかしたら…… ダンゴムシが一列にびっしりと!
思わず「渋滞してる」(笑)
言いえて妙。
確かにそうなんだよね、冬は命がとどこうる季節でもある。
ちびっ子のこうした言葉遣いには脱帽しちゃう。


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大ばあばの部屋で……トムも一緒に。
きっと空の上から三人の成長をニコニコ見てるだろうな。
 





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しまいは、みんな揃って「ダンシング オール ナイト」
じゃねぇ「ダンシング オール デイ」(笑)
 
 
 
【三月の個展に向けて】
 
317日(日)から始まるギャラリー・ゴトウでの
個展の案内状の試案がAm君から送られてきた。
斬新なデザインで、これいけてるじゃん(笑)
今回は陶画をメインにしているので、
案内状とともに栞の作製も彼にお願いした。
仕上がりが楽しみ、楽しみ。
昨日、写真にとる陶画類を彼のところへと
届けてきた。
いよいよ個展準備の最終段階に入った気がする。
泣いても、笑っても……。
 


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