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実はつい先日、私にとって大切な『思い出』のカタチがなくなりました。 書庫を『バイト』にしているので、容易く想像できると思いますが(笑) 初めてのバイト先で5年も働いたお店が、先日閉店しました。 私にとってあのお店は、人生の中で本当に重要な場所。 全日制高校から通信制へ編入し、ちょこっと洋裁の勉強をした後に 「大好きなお菓子が作れる」という理由のみで選んだ、お菓子屋さん。 最初のうちは、人前に出るのが苦手・人と接するのが苦手・全てが初めてで 毎日お腹を痛くして、吐きそうになりながらアルバイトをしていました。 優しい人もいれば、ボコボコに殴り倒したいくらい憎い人もいました。 あの数畳のお店の中で、今まで触れてこなかった『世の中』を体験し 沢山の事を学んで、少しずるくなって、ちょっとだけ優しくなれました。 お店がオープンしたのが2001年の晩夏だったかな? その時はまだ、私はゴスペラーズに出会っていないのです。 だから本当に昔のような気がします。 オープンの年の初冬、祖母が亡くなって、数日後に姪が生まれて。 自分の所属する極小劇団の舞台があって、その日の夜にゴスペラーズと運命としか言えない出会いをして。 翌年の春、掛け持ちで早朝弁当屋のバイトをして理不尽な賃金にすぐ辞めて。 秋は車の免許を取るために数週間、バイトの休みを貰って。 でも寂しくなって、お店に寄ったりして。 免許が取れてからは、バイトが休みの日は車で学校に行って、ひたすらレポートを仕上げて。 冬は劇団の卒業公演の為にピアノの猛練習をして、 単位が取れなくて卒業できないかも、と泣きそうになりながら高校に行って。 2003年が明けると。 どうにか卒業できて、舞台も終わって。ディズニーランドに行って、福岡にゴスの舞台・アカ港を見に行って。 ひたすらバイトの日々。 ホールのバイトも始めて、そこで素敵な人に出会ったけど新婚さんだったから妹役に徹して。 自分が作るお菓子のクオリティ向上に奮闘して、お客様に対するサービスの楽しさ難しさを知って。 2004年、明けてすぐに自分への挑戦として、予備校に通うことを決意。 春、数週間の中で自分への憎悪が膨らんで記憶を飛ばし、涙が止まらなくなって。 その時全身で私を受け止めてくれたのは、バイト先のソラ姉さん。 「ねえ、ここに戻ってきてもいい?」そう聞いた私に「大歓迎だよ」と笑ってくれたのは、てんちょー。 ゴスのライブに逃げた(号泣ツアー)私を「好きなんだから、いいんだよ。もっと行きなさい」と笑って言った姉ちゃん。 体調悪いのを隠して仕事してた私に「代わるから、ちょっと休んでいたら」と声をかけてくれたお姉さま。 そんな頃に出会ったのが、ゴス友で相方のKさんとHさん。 夏はバイトを3つかけ持ちして、精神的にも肉体的にもおかしくなって1日1時間も眠れない日々。 それでも、もう自分に負けたくないから必死で頑張って。 気が付いたら20歳になってて、クリスマスは当たり前のようにバイト仲間5人で仕事してて。 冬に写真撮影の為に着た晴れ着姿で、バイト先に行ってみんなでファイティングポーズで写真とって。 2005年、成人式を迎えて。大好きだった人と再会して、ひと言も言えなくて。 同級生だった男の子にぐさっとくる言葉を吐かれて、「人を好きになったりしない」と決意して。 私を必要としてくれるバイト先に依存して、離れられなくなって、必死に仕事して。 ゴスペラーズがお休みに入ったので、黒ぽんのライブ行って、自分の誕生日の翌日に北山さんの歌声を間近で聞いて。 再始動したゴスペラーズに「もう、ずっと付いて行く!」と熱く誓って。 (この頃にブログを始めました) 2006年、おかしなくらいゴスペラーズに熱中。 バイト先は北山さんの誕生日付近でリニューアルオープン。 仲良しオープニングメンバーは、それぞれの生活の変化で私とてんちょーが店に残り。 てんちょーは半年以上も休みがない日が続いたり、2人だけで12時間営業+仕込み2時間をやったり。 新しくバイトさんが入ったら、気付けば「店長代理」みたいな位置にいて、苦情処理もして。 一方新しく始まった出張でのお仕事に対して、品質の低下・営業方法に会社とそりが合わなくなって。 大好きなお店が、お店の商品を「美味しくない」と言われるのが耐えられなくて 5月、私はてんちょーを残して先に辞めてしまったのです。 私の第二の人生(17歳がリスタート)において、とても大切な場所で 色んなことを学んだし、大切な人たちにめぐり会えた。 てんちょーは2006年の冬には退職をして、その後の様子はわかりません。 ただ一緒のフロアで働いていたおばさまに聞いたところ 「店長さんが変わってから、かなり味が落ちたって、、、」こんな言葉が返ってきました。 ほらみろ!! 私やてんちょーが手を抜かずに、頑張って作ってきた商品だったんです。 5年の間にみんなで試行錯誤して時に無理をしてまで切り盛りした、大切なお店だったんです。 それを、営利目的で品質を下げていては、不味いって言われるに決まってる! ただの「バイトだから〜」って気持ちで、美味しいものが作れるはずがない!! 社長は自分の会社が扱っている「業種」に対してもっと知識を持つべきだった。 そして、違う畑のいい加減な人間をトップに立たせるべきでなかった。 上司は、もっと「食べ物」を大切に扱うべきだった。 なにより、商品にたいしてプライドをもつべきだった。 自分たちがいたお店の商品が「美味しくない」と言われるのは、とっても残念だけど その前に辞めてよかったと思う。 私達が必死になって頑張っていた時は、美味しかったもの。 今のお店にはどうとも思わないけれど、 私達が過ごした5年間が詰まった場所がなくなるのはやっぱり寂しい。 この前5人でお店で集合した時、やっぱり写真撮っとくべきだったかな? でも呑み屋での写真があるから、いっか。 私達5人は、お店を辞めてそれぞれの生活をしてますが 心のごこかではやっぱり繋がっていて。 あの、大変で辛くて、でも楽しかった5年があるから これからもずっと、仲良くしていけるのだと思います。 社長と、私を面接で採用してくれた上司に 「大切な仲間をくださって、本当にありがとうございました」 そして、沢山の思い出が詰まったあの数畳のお店に 「ありがとう。」 来月、また仲間5人で飲み会します。
楽しみだ〜。 |

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