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12月16日1:00
陣痛の波をとらえては、いきむということを繰り返していた。助産師さんにトイレはいつ行きました?と聞かれる。実は産院に到着してから一度もトイレに行っていなかったのだ。そんなこと忘れてたな。尿がたまっているとお産が進みにくいということもありトイレに行くことにする。トイレまでのわずか10メートルくらいの距離がものすごく遠くに感じる。トイレに座るとお産が進むケースが結構あるらしい。2,3度トイレに座りながら助産師さんに誘導してもらいつついきんでみるが効果はイマイチだった。結局あまり効果のないまま部屋へ戻ることにする。部屋に戻ると、私の足が冷えてきていたので助産師Aさんが足浴の準備をしてくれる。ラベンダーの香りがするのでリラックスできる。ダンナに人間イスになってもらいベットの上で座って足浴開始。あったかい。陣痛がくると痛いけど、足がぽかぽかして気持ちいい。発作の合間、香りと足浴の効果で眠気がおそってくる。合間はすこしウトウトしていた。1時間くらい足浴をして過ごす。お産って時間のかかるものなんだなとなんとなく思った。
2:30〜3:30
子宮口が全開になってからなかなかお産がすすまない感じ。そこでいきみを入れるたびにAさんが両手で産道を広げて押し下げることで進めようと試みる。それはものすごく痛いものだった。。病院だということを忘れて叫んでしまう。ダンナの手を力いっぱい握る。この力いっぱい握るのがこの先何度も続いたことで、私はだんなの手を爪で傷つけた事が後に判明。さて、陣痛の波が来たびにAさんが産道を広げ、恥骨を持ち上げる。あまりの痛さに目の前がチカチカして気を失いそうになる。それでも意識ははっきりしている。一体いつまでこの痛みが続くんだろう??赤ちゃんの頭は子宮口で見え始めているのだが、相変わらずそこで止まってしまっている。赤ちゃんは骨盤の中に頭を入れて、最後にぐるっと回旋しながら出てくるのだが、うちのベビーはその最後の回るところで動かないらしい。Aさんが手で広げて恥骨を持ち上げるのは、頭が入るスペースを広げるためだったとのこと。そのかいあって、何度かのいきみで1,2センチ程進んだ。でもそこからまた止まってしまい、なかなか進まない。このころ赤ちゃんの産瘤(頭にできる浮腫み)が大きくなってきていたもよう。Aさんに産道を広げてもらう際、時々羊水が流れているのがわかる。このまま毎回いきんでいると体力が持たないので、強い陣痛をまってピンポイントでいきむようにしましょうということになった。弱い陣痛の時は、いきまずに逃すようにした。陣痛の合間にダンナにお水やお茶を飲ませてもらう。このころ隣?の陣痛室からも声が聞こえてきた。私の後に入院した人だった。彼女もお産が近づいてるんだな。
3:30
痛みの合間をぬって、分娩室へ移動しましょうということになった。分娩室はすぐ隣だったけど、ほんの10メートルもない距離がとてつもなく長く感じた。看護士さんに支えられながら移動し、分娩台に乗ってモニターを装着する。看護士さんが乳首マッサージをして陣痛を促進することになった。雑誌でも読んだことがある。お産が進まないときに効果があるって書いてあったな。子宮収縮効果があるのだそう。マッサージを受けつつ、陣痛のピークをとらえていきみの度にAさんが産道に手をいれて押し広げる。わかっていてもこの痛みは表現のしようがない。誰かに聞かれるとかそんなことどうでもいい。とにかく痛い、痛い。。助けてと叫びたいけどどうしようもない。意識がなくなったらどんなに楽だろう・・誰か失神させてと心の中で叫ぶ。。
4:30
W先生が様子を見にくる。「順調に進むかと思ったんですけどね」といいながら先生が内診をしてチェックする。やはり赤ちゃんの回旋が足りないとの判断。この頃の内診はとてつもなく痛い。どのくらいの痛みかというと、うーん・・もう表現できない。先生の判断で長引かせると母体も体力を消耗してしまうし、陣痛がダラダラと続くと子宮収縮もダラダラとピークがないまま続いてしまうということで、陣痛を強めていくことを説明される。もうろうとしつつも会話を冷静に聞いている自分がいる。ダンナが説明をうけ、私の代理で薬の使用同意書にサインをする。これはいわゆる通常の促進剤というのとはちょっと違ったタイプであるので心配はいらないですといわれる。ダンナもわかりましたといい、書類にサインをする。薬の使用に抵抗はなかった。だって子供の命を優先させるなら何でもいいって思っていたから。けど、正直なところ自分が促進剤を使うことになるとはなぁ。
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