北朝鮮のミサイル実験と日本人のその対応は、日本人自身の国防意識の低さを露呈しました。戦後の平和教育の弊害が日本に大きな影を落としています。ウルトラ警備隊の隊員、そして日本国民は、自身の深層心理に潜む自虐教育のトラウマとどう向き合うのでしょうか。
平成21年3月下旬、日本政府及び防衛軍は北朝鮮のミサイル(飛翔体)発射予告により、その迎撃準備に取り掛かっていた…
フルハシ隊員:「北朝鮮の将軍様が、また訳の分らない行動に出てきやがったぜ。迎撃準備に勤しむ防衛軍(自衛隊)が気の毒だよな〜」
ソガ隊員:「迎撃って言ったって、ミサイル防衛システム(MD)なんてシロモノは、ものの役に立たないんだから、PAC3はどうせ当たりませんよ。ミサイルは“撃たせて取る”んじゃ駄目なんです。専守防衛じゃ駄目なんですよ!撃たれないように“こちらからも撃てるようにしておく”のが本筋でしょう!」
フルハシ:「そりゃぁ、現在のMDの性能については、いろいろ言われてるさ。当たるかどうかはやってみなきゃ分らないしね。でもこのまま手をこまねいているよりは、一か八か迎撃するべきじゃないか。MDを飾りにしててもしょうがないしな」
ソガ:「先輩!MDはあてにならないんですよ!日本は核武装するしかないんです!」
アマギ隊員:「おいおい、滅多なこと言うなよ。人前じゃ、MDの無能力も、核武装議論も“タブー”になってるんだぜ」
作戦室へモロボシダン隊員と友里アンヌ隊員がやってくる…
アンヌ隊員:「あら、みなさん何を揉めてるのかしら?」
フルハシ:「いや、揉めてるってほどのことはないんだけど、ね。ソガ君が、MDは何の役にも立たないから日本は核武装すべきだとね」
モロボシダン:「エッ!ミサイル防衛システム(MD)が役に立たないって…本当なんですか?」
ソガ:「何だダン…そんなことも知らなかったのか…MDってのはだな、日本に核武装させずに高価なパトリオットミサイルを日本に売り続けることができる、日本に独自外交力を持たせたくないアメリカにとっては非常に好都合な存在なんだ。いざ実戦では何の役にも立たないけど、アメリカでの実験ではわざと命中させて日本人を安心させているんだ」
フルハシ、アマギもうなづく。
ダン:「どうして日本政府は役にも立たない高価なパトリオットミサイルを買い続けるんですか?」
ソガ:「それはだなぁ、政治家も防衛省の役人もアメリカのMD関連企業と“癒着”しているんだろうし、自分たちが“いい子”でいたいものだから、核武装を唱えるのが嫌なんだろう」
ダン:「何故核武装を唱えないことが“いい子”なんですか?ミサイル防衛が役に立たない以上、それを国民に公表して核武装することの方がいいことだとボクは思いますけど」
ソガ:(少し驚いて嬉しそうに)「そ、そうだよ!その通りだよダン!…でもなんか意外だな、ダンがあっさりと核武装を肯定してくれるとは」
ダン:「エ?意外?」
アンヌ:「そうよ。だって核武装って言うと、トンでもないって言う人が多いじゃない」
フルハシ:「そうだな〜俺たちは核って言うと直ぐに広島や長崎を思い出しちゃうからなぁ〜」
アマギ:「日本は核武装することによって平和が保てるのは事実なんだが、それを言い出すには何か思い切りが要るんだよなぁ」
ダン(心の中):(核武装を唱えることはそれ程おかしなことだろうか…ボクの故郷のM78星では、敵をいつでも殲滅できる兵器が、常に外敵に備えている…故郷M78星の平和はその武力による抑止力ゆえに維持されているのだが…もしかしたら、これは地球人、というよりは日本人特有のトラウマが彼らの心を蝕んでいるのかもしれない…)
ダンは深層心理透視を用いて、隊員たちの潜在意識を透視した…
※韓国人に土下座する日本の高校生
ダン:「!!」
ダン(心の中):(そうか…日本人は日教組の“自虐教育”の一貫として、子供の頃から核に対する異常なまでの拒否反応を植え付けられているのか…そのために自らの国の護りさえ疎かに考えるようになってしまったのだ…ウルトラ警備隊のみんなは、これでもかなりまともな方なのかもしれない。1年前に地球に来たばかりのボクは、まだまだ知らないことが多そうだ…)
作戦室にマナベ参謀とキリヤマ隊長が現れた。
マナベ参謀:「諸君!君たちにも北朝鮮のミサイルに対処してもらうことになった」
フルハシ:「エェッ!北のミサイルはパトリオット(PAC3)が対処するんじゃないですか?」
キリヤマ隊長:「諸君も知っているように、我が国のミサイル防衛システムにはとてもじゃないが信頼を寄せることはできない。そこで我々ウルトラ警備隊は、大気圏外から北のミサイルを監視することになった。北が主張するようにミサイルが日本上空を飛び越えればいいが、万一日本に被害が及ぶような軌道を飛んだ場合には大気圏外で我々が撃墜する」
ソガ:「コースがどうなろうと、ホーク2号で撃墜すりゃいいんですよ!」
マナベ:「政府からは、無用な刺激を与えるな、と言ってきている。必要以上のことはできない。あくまでも監視することが基本の任務だ」
ソガ:「結局我が国は、核を持ってないばかりに弱腰な対応に終始するんですか」
フルハシ:「それに憲法9条という、アホみたいな縛りもある。こんなのが無きゃ、北朝鮮のミサイル基地を叩いてやるんだがな〜」
キリヤマ:「フルハシにソガ。此処だからいいが、決して他言は無用だぞ。反日マスコミの耳にでも入ったら一大事だからな」
フルハシ:「はいはい…」
4月5日、北朝鮮、ミサイル発射当日
キリヤマ:「情報筋によれば、今日ミサイルが発射されると見て間違いない。かねてからの予定通り、大気圏外でミサイルの行方を監視する。私とダンはウルトラホーク2号で大気圏外から、フルハシとソガは中空域からホーク1号でミサイルを警戒せよ!」
ウルトラホーク2号、発進!
ウルトラホーク1号、発進!
ウルトラホーク2号内
キリヤマ:「ダン、そろそろミサイルの通過時間だ。準備はいいか?」
ダン:「はい!計器に異常はありません!」
キリヤマ:「来たぞ!…軌道に異常は無いか?」
ダン:「はい、事前の北の予告通りの軌道を飛んでいます…」
キリヤマ:「う〜む…日本への影響は無さそうだな…このまま見守るしか無さそうだ」
フルハシ:(ウルトラホーク1号から)「こちらフルハシ、こちらフルハシ!ホーク2号応答願います!」
キリヤマ:「こちらキリヤマだ。何かあったのか?」
フルハシ:「ハァ、実は日本海上空をロシア空軍のものと見られる『IL20』偵察機が飛行しているんです!」
キリヤマ:「ナニ!…さてはロシアも日本のMDの情報を拾いに来たか…フルハシ!相手に気付かれないように監視を続けるんだ」
フルハシ:「了解!」
その時、宇宙から一筋の光体が、北朝鮮ミサイルの弾頭に飛び込んでいくのがダンには見えた!
ダン:「隊長!異常物体がミサイルに飛び込みました!」
キリヤマ:「ナニ!…何も見えなかったじゃないか…」
ダン(心の中):(そうか…地球人には見えないのか…だが、このまま放置するわけにはいかない…あのミサイルをあのまま行かせるわけには…)
ダン:「隊長!ミサイルを撃墜しましょう!」
キリヤマ:「ダン!何を言い出すんだ!日本に影響が無い以上、我々にそこまでする権利は無い!我々はこのまま帰還する。いいな、ダン!」
ダン:「…解りました」
フルハシ:「ホーク1号よりホーク2号へ!北朝鮮のミサイルは、2段目の切り離しに失敗した模様です。隊長!北のミサイルは2、3段目ともに海に墜落します!」
キリヤマ:「よし、ホーク1号!ミサイルの着水を確認したら、本部へ帰還せよ!我々は一足先に戻ってるぞ」
フルハシ:「了解!」
本部に帰還した隊員たち…
フルハシ:「ロシアの偵察機が来てたのは、まぁ考えてみれば当然かな」
アマギ:「日本政府がパトリオットで迎撃してたら、MDの欠陥がロシアにバレルとこでしたね。かえってその方が核武装へのふんぎりがつくんでしょうけどね」
アンヌ:「とにかく無事に終わって良かったじゃない」
ソガ:「いや、良くないよ!日本の上空を跳び越してミサイル実験をされるなんて、政府はどこまで朝鮮人に舐められたら気が済むんだよ!いつまでも核廃絶なんて夢物語を唱えてるようじゃ、日本人はどんどん落ちぶれていくだけだ」
ダン(心の中):(全くソガ隊員の言う通りだ…アメリカのオバマ大統領が核廃絶を提唱しているとか言われているが、おそらく日本人はそんな讒言に弱いのだろう…日本人は自分の力で生きることを忘れている…憲法9条というまがい物に対する幻想、或いはボク(ウルトラセブン)が居ることで自力で国を守ることをすっかり忘れてしまったのか…だとすると、ボクが戦うことは日本人の為にならないのではないか……それにしても、ミサイルに飛び込んだ閃光が気になる…何も起きなければいいが…)
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