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波野君:「こんにちは!」 磯野氏:「何だ、ノリスケ?日曜だというのに仕事か?それにその荷物は何だ?」 波野君:「あの、手が千切れそうなんでチョッと置かせてください」 (居間にて) 波野君:「いや〜重かった」 磯野氏:「ノリスケ、あのビニール袋の中身、冷凍食品みたいだが、タイ子さんに頼まれたのか?」 波野君:「聞いて驚かないでくださいよ。実はあの冷凍食品は、今世間を騒がせている中国製ギョーザと同じ工場で作られたものなんです」 磯野氏:「何じゃと!?それじゃあ、あの冷凍食品はJTが回収しておる支那製品だというのか。なんでそんなもの持ち歩いておるんだ?」 波野君:「実は、あの中国製冷凍食品は、ウチの編集部で調達した物なんです」 磯野氏:「?」 波野君:「方々に電話をかけてやっと手に入れたのがこの近くの生協なんですよ。それでチョッと休憩させてもらおうとこちらへお邪魔したんですよ」 磯野氏:「そんなことしてもいいのか!?それにしてもお前のトコの雑誌は何を考えとるんだ?独自に分析でもしてみようというのか?」 磯野氏:「何!!食べる!?誰が食べるんだ?自殺志願者がいるのか!」 波野君:「以前も話したかもしれませんが、ウチの社会部のデスクが中核派出身で、9条ネットとも関係のある人物なんですよ。その彼が言うには、『今回の中国冷凍ギョーザ事件は保守派の陰謀だから、編集部で中国食品の安全を確認しよう』と、こう言うんですよ」 磯野氏:「何だと!!お前のトコのデスクは狂っとるのか?!第一検証前から結果を決めてかかるとはなにごとだっ!!」 波野君:「さすがに若手の記者を中心に『ついて行けない』という声が支配的で…その“全共闘”デスクの記事は掲載されない方向ではあるんですが…ただ、やりたいようにさせておく、ということで、検証だけはすることになってるんです…」 磯野氏:「それでお前があの荷物をもって帰るのか?呆れ果ててものも言えんわいっ!」 波野君:「ボクだって嫌ですけど、まあ仕方ないんであの荷物を届けたら終わりです」 サザエ:「ただいま、父さん。あら、ノリスケさん、来てらしたの?」 波野君:「ええ、お邪魔してます。どうぞお構いなく」 サザエ:「お昼まだなんでしょう。今、お昼ご飯作っちゃうから食べてって」 波野君:「すみません、サザエさん」 磯野氏:「ノリスケ、その頭のイカレた全共闘デスクのような輩はお前のトコでは浮いた存在なんだろうが、朝日新聞あたりではウヨウヨしておるぞ。今は一斉に支那ギョーザの件で騒いでおるが、そうした左翼記者の連中はいい気分はしておらんだろうな。なんせ奴らの大好きな支那様の不手際が取りただされているんだからな!恐らく何も解決せんウチに、うやむやにする魂胆だろうが!」 波野君:「今はさすがのマスコミも中国食品の問題を報じてますね。実際に重態になった女の子を始め、被害者は1,000人に及んでるんですから隠しようもありません。ただ大手マスコミ各社は、北京オリンピックでの取材証が交付されないと困るので、早い段階で(冷凍ギョーザ報道を)収集させようとするんじゃないですか」 磯野氏:「オリンピックのためなら国民の安全はないがしろになっていいのかっ!!本末転倒も甚だしいぞっ!そんなオリンピックは辞退すりゃいいんだ!だいたい、あんな非人権的な独裁国家でオリンピックをやろうというのがまちがいなんだ!今回の事件だって、支那では情報統制されて殆ど報道されとらんそうじゃないか。マスコミが本当に伝えなければならんのは、そうした支那の閉鎖性じゃないのか!今回これだけ(冷凍ギョーザの)被害が拡大したのも、日頃からマスコミが支那食品の危険性を訴えてこなかったからだぞ。6年も前に起きた支那産冷凍ほうれん草の残留農薬問題でも、報道は一時で、直ぐに立ち消えになっているではないか!同じ食品問題でも、アメリカのBSE問題のときは散々噛み付いたというのにだ!今回の件でも、マスコミが意図的に事件の隠蔽を図ったのは明らかだ!」 波野君:「と、言うと?」
波野君:「そういえば1月5日の兵庫の食中毒は海外のマスコミが8日に報道していたらしいですね」
磯野氏:「ワシは大事な話をしておるんだ!」 サザエ:「せっかく父さんの分も作ってきたのに…ノリスケさん、あり合せだけどお口に合うかしら」 波野君:「有難うございます、助かりますよ、サザエさん」 磯野氏:「せっかくだから頂くとするか…」 サザエ:「ごゆっくりどうぞ」(サザエ台所へ) 波野君:「確かにウチの親中派の連中を見てても、世代によって思想の開きはあると思うんです。さっきのデスクもそうですが、学生運動を経験したか、それに近い世代は革命運動の続きで記事を作ってるようなところがありますね。明日にでも日本に社会主義革命が起きることを熱望してるのかもしれませんね。それに日本と中国が対立する問題では必ず日本が悪いと言いますね。例のデスクは『日本軍が中国や朝鮮におこなった仕打ちを考えれば、日本人は何も言えない』が口癖なんですよ」 磯野氏:(昼ご飯をほおばりながら)「日本は何も悪いことをしとりゃせんぞ!これは別の機会に述べるが…」
磯野氏:(突然震えだして)「ゴホッ、ゴホッ、オエッ〜」 波野君:「ど、どうしたんですか!?叔父さん!しっかりしてください!」 磯野氏:「ゲロゲロゲロ…」 波野君:「ちゅ、中国の工作員にやられたんだ!こんな話してるから…すぐ近くにいるのかな?どうしよう…?」 (台所で) サザエ:「母さん、勝手口から来たってことは今買い物から戻ったの?」 フネ:「そうだよ」 サザエ:「変ねぇ…じゃあ、この冷凍食品、母さんが買ってきたんじゃないの?」 フネ:「あたしは知らないよ」 サザエ:「あらやだ、あたしったら母さんが買って冷凍庫に入れ忘れたものだとばかり思ってた。ロールキャベツもギョーザも、父さんとノリスケさんに出しちゃったわ」
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男波平シリーズ
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○○線あさひが丘駅近くのいつもの居酒屋です… 波野君:「大丈夫ですよ、マスオさん」 フグ田君:「でもねぇ〜お義父さんに何て言えば…」 波野君:「いや、だってK社株を買えってしつこく薦めたのはボクなんですから、もしマスオさんで駄目そうなら叔父さんにはボクが説明しますよ」 フグ田君:「いや、結局決断したのはボクだからねぇ…責任はボクにあるんだ」 波野君:「言い訳になりますけど、まさかサブプライム問題がここまで深刻だとは思わなかったんですよ」 フグ田君:「でも、よりによってサザエがこのタイミングで『貯金はいくらあるのか教えて』なんて言いい出してねぇ…せめて投資する前にサザエに相談しておけば…」 波野君:「ボクが、サザエさんには内緒で、って薦めたんですから、それもボクの責任ですよ。大丈夫、叔父さんならそれくらいのお金は穴埋めしてくれますよ」 磯野氏:「お、二人とも早いな〜」 波野君:「叔父さん!待ってましたよ〜。今日は叔父さんの好きなカツオのタタキを船盛りで注文しましたよ!だからってカツオ君を叩いたりしたら駄目ですよ〜」 磯野氏:「相変わらず下らんことを言うな、お前は…ところでマスオ君、あまり元気が無いようだがどうかしたのかね?」 フグ田君:「い、いや〜その〜大したことありませんよ〜」 フグ田君:「エッ!!」 磯野氏:「いや、深い意味はないんだ。ただ最近、株価も下落しとるようだし、また景気が悪くなりそうな雲行きだからなぁ」 波野君:「そうですね。最近の株価下落要因はSOSだなんて言う人もいますけど…」 フグ田君:「日本が悲鳴を上げてるってことかい?」 波野君:「そういう意味もあるんでしょうけど、サブプライム(S)・オイルショック(O)・総理大臣(S)の頭文字をとってそう言うんだそうです」 磯野氏:「それは的を得た言い方かもしれんな。アメリカ人の住宅ローンの焦げ付き(サブプライムローン問題)が、世界的な株安の発端になっていることには違いないな。だが最近の株価下落において、当のアメリカ以上に我が国の市場の下げが遥かに大きく、世界の金融市場で日本が一人負けなのは、日本の株価下落の原因がサブプライムローン問題だけでないことは明らかだな」 波野君:「ええ、まず(O)の原油高が挙げられますが、一定の経済効果を挙げるのに必要な原油の割合は、日本が他の欧米先進国に比べても極めて低い数字で済んでいます。我が国はアメリカに比べても半分の原油で同じ経済効率をあげることができると言われています。中国に対しては四分の一で済むんです。だから原油高が日本の一人負けの原因ではありません。それと日本の低金利が挙げられます。ご存知のように日本の金利は世界で最も低い水準に据え置かれています。そのため、俗に『円キャリートレード』と呼ばれる取引、すなわち低金利の円を借りて、より高利の商品、アメリカ等の通貨や株・債権などで利ざやを稼ぐ行為が横行していましたが、一旦アメリカが株安になると円を買い戻す『巻き戻し』が起きて、結果として急激な円高が進みます。その円高が日本の輸出関連企業の株価下落を招くわけですが、『円キャリートレードの巻き戻し』の直近のピークは2007年前半で、最近の日本市場の株価下落の主因とは言い難いようです」 フグ田君:「だとすると、日本株の下落の要因は残った(S)、総理大臣かい?」
波野君:「24日に、自民党の有志議員が首相官邸に緊急の経済・金融対策を提言しましたよね。その際の福田総理の困惑したような対応を見てるとこの総理大臣ではダメだと思いましたね」
波野君:「ハハハ、さすが叔父さんです。ちょっとボクお手洗いに行ってきます」(マスオさん、今のうちに頼んでみてください) (波野君はトイレへ) フグ田君:(よ〜し、お義父さんなら大丈夫だ。頼んでみよう!)「あ、あの、お義父さ…」 磯野氏:「マスオ君、実は折り入って頼みがあるんだが…」 フグ田君:「は、はい。何でしょう?」 磯野氏:「実はな、大変言いにくい話なんだが、××万円ほど貸して欲しいんだ…と言うのもな、カツオの奴に騙されて、へそくりを全部タマの餌代にしてしまったもんで…ちょっと、獲り返そうと思ってな、株に手を出したんだが…どうも旨くいかなくてな…」 フグ田君:「…」 磯野氏:「いや、10万でもいいんだ。何とかならんかなぁ…ワシは小遣いも全然ないんだ…これというのも皆カツオが悪い!エエィ!こんなカツオのタタキ、本当に叩いてしまえ!ドリャぁ!ハハハ、ペシャンコだぁ、ザマあ見ろ!どうせ支那産だろう!」 居酒屋店主:「お客さん!ウチは中国のものなんか一切使ってませんよっ!」 磯野氏:「い、いや、これはものの例えなんだ…その…そうだ!フグを頼もう!それともマス寿司がいいかな?フグとマスが最高だ!ハハハ、なあマスオ君」 フグ田君:「…」 波野君:「ありゃ、まずい展開だな…ねえ君、こっちに裏口があったよね?」 居酒屋店員:「ええ、まあ…」 波野君:「ボクは急用ができたんで裏から帰るけど、奥の二人に伝えといて…」 居酒屋店員:「?」 フグ田君:(ノリスケ君遅いなぁ…早く戻ってこないかなぁ…)
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フグ田君:「ただいま戻りました〜」 ここは海山商事。今、フグ田君が外回りから帰社したところです フグ田君:「あ、アレ?ボ、ボクの机がないぞ!?」 (辺りを見回すフグ田君) フグ田君:「出かける前はここにあったのに…Y君!ボクの机はどこにいったんだい!?」 後輩Y君:「じ、実は…」 アナゴ君:「フグ田君、あそこに新しい“島”ができてるようだ」 フグ田君:「あーっ!!ボクの机だ!一体誰がこんなこと…エッ!何だいこれは?」 (見ると、フグ田君の机と誰かの机で“島”ができていて、張り紙が一枚…) フグ田君:「何なんだい!この『台湾島』って張り紙はっ!」 アナゴ君:「ボクから君への警告だよ」 フグ田君:「どういうことなんだいっ!アナゴ君!」 アナゴ君:「先日、学習教材の学研や玩具メーカーが販売した地球儀で、中国政府の脅しの結果、『台湾』の表記が『台湾島』に変えられていて問題になったろう」 フグ田君:「それが何だって言うんだい!?」 アナゴ君:「台湾は誰がどう見ても一個の独立した国に違いないよねぇ。戦前は日本領だった台湾は、戦後、中国共産党との内戦に敗れた国民党が占領統治して、以来大陸の中国共産党と台湾の国民党は互いに自らを中国の正当な政府だと主張して譲らなかったんだ。しかし60年代後半から中国共産党がソ連と対立して、アメリカと中国共産党が急接近したことによって、国民党は国際的地位の殆どを失ってしまった。当初国民党を承認していた西側諸国の殆どが大陸の中国共産党に鞍替えして、国民党の治める台湾を国家として承認しなくなったからねぇ。ま、形の上のことだが、台湾は国家として認めてもらえず、国連のあらゆる組織に加盟することさえ拒否されているんだ。ここまでは、誰でも知ってる常識だよねぇ」 フグ田君:「そりゃそうだけど…ボクは机と張り紙はどういうことなのかを知りたいんだよ!」
フグ田君:「そうなんだ〜」
フグ田君:「へぇ〜、君の見識には感心したよ、アナゴ君。あっ!感心してる場合じゃないんだ。この張り紙の意味は結局何なんだい!?」 アナゴ君:「フフフッ、それはだねぇ…」 杉田女史:「アナゴ君!貴方の話はそこまででいいかしらっ!」 アナゴ君:「…!、これは杉田(課長)代理」 杉田女史:「フグ田く〜ん。これから貴方に面談したいんだけど、いいかしら?」 フグ田君:「えっ!今、ですか…?」 杉田女史:「大事な面談なのよ!」 フグ田君:「わ、分りました…」 (会議室へ向かう二人) 後輩Y君:「アナゴさん、杉田代理に言われて、彼女のデスクとフグ田さんのデスクをくっつけましたけど、フグ田さんをどうするつもりなんでしょう?それにアナゴさんが書いたあの『台湾島』ってどういう意味なんです?」 アナゴ君:「あれかい?フグ田君に、台湾みたいに地図から消されるぞ、って警告したんだ」 後輩Y君:「?」 アナゴ君:「杉田女史は、昨年やっと叶った結婚に失敗しただろう。それ以来フグ田君を狙っているんだ」 後輩Y君:「だってフグ田さんは既婚ですよ!」 後輩Y君:「まさか!…それじゃあ、フグ田さんは…?」 アナゴ君:「『台湾島』にされてなきゃいいんだが…」 杉田女史:「今日から、席が隣ね。よろしく♪」 フグ田君:「エッ!なんでまた…所属も別じゃありませんかっ!」 杉田女史:「面談始めましょうね…昭和××年×月×日、大阪市生まれ…平成××年3月、早稲田大学商学部卒業、独身で扶養家族は無しね…」 フグ田君:「は!!??あの〜ボクは結婚してるんですけど…かおるさんもそれは知ってると…」 杉田女史:「え〜と、扶養する家族はありませんね!」 フグ田君:「???、あの〜妻と子が…」 杉田女史:「それは認めません!」 フグ田君:「!!!」 杉田女史:「ちょっと!誰か担架もってきて!フグ田君が倒れちゃったの!」 後輩Y君:「台車でいいですかっ?」 杉田女史:「そんなのいや〜」 営業1課諸氏:「………」 ママさん社員D子:「あの、私ベビーカーならありますけど…」 杉田女史:「それが欲しかったのよ〜。マスオちゃん!今病院に連れてってあげまちゅからねぇ〜」 アナゴ君:(独り言)「フグ田君…相手が中国でなくてまだよかったんだぞ…サザエさんには黙ってるからな…」
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新春の朝、いまだ布団の中でまどろんでいる磯野氏…すると、枕元に… 磯野氏:「ゴァ〜グ、ゴゴァ〜…」 御先祖様:「おい、波平…波平…」 磯野氏:「ん?ゴッ、あや!これは、御先祖様!」 御先祖様:「久し振りじゃな、波平」 磯野氏:「これは、明けましておめでとうございます。しかし、御先祖様は何故お出ましに?」 磯野氏:「申し訳ありません、御先祖様!私も日頃から支那の脅威を説いて回っておるのですが、なんせ私は一介のサラリーマンに過ぎません。大して役には立たんのです」
磯野氏:「申し訳ございません!そやつらは売国奴でございますっ!そのような輩を野放しにしておること、どうかお許しくだされ〜」
磯野氏:「はは〜っ!」
磯野氏:「あ〜、御先祖様…ワシのようなサラリーマンに言われても困ると言ったのになぁ…」 (磯野氏の寝顔をカツオ君が覗き込んでいます…) カツオ君:「夢を見てるのかな?そろそろスイッチを入れてみようかな。スイッチを入れてと、枕の下に押し込んで、よし!準備ができた」 (カツオ君、隣の部屋のマイクから…) カツオ君:「おい、波平…波平…」 (磯野氏の頭の中) 御先祖様?:「おい、波平…波平…」 磯野氏:「ん?ゴッ、あや!これは、御先祖様!一度お帰りになったじゃありませんか!?」 御先祖様?:「波平、大事なことを伝えに来たぞ」 磯野氏:「御先祖様、なにやら先程と声が違うような…カツオに似てますぞ」 御先祖様?:「実は、この家に、日本の救世主がいるぞ!」 磯野氏:「エッ!!!それは本当ですかっ!」 御先祖様?:「いいか波平、今からお前が目覚めたとき、一番初めにお前が会った者が“救世主”だ! お前は、溜め込んでいる“へそくり”をその者にすべて与えるのだ!分ったな!」 磯野氏:「有難うございます、御先祖様!ワシひとりではあのような言いつけ、とても実行することができません。男波平、“救世主”様とともに日本を救いまする〜!」 カツオ君:(電話で)「ノリスケ叔父さん!万事うまくいったよ!ノリスケ叔父さんが貸してくれた『人口夢発生装置』、成功したらすごいや!」 カツオ君:「今日は大丈夫なんだ♪ボクと父さん以外、みんな初詣に行ってるんだ。」 波野君:「ボクも一区切りついたら行ってみるよ。結果を知りたいしね」 磯野氏:(寝床の方から)「アーッ!!!」 カツオ君:「ノリスケ叔父さん!父さんが目を覚ましたから後でかけなおすよ!」 (カツオ君、磯野氏の寝室へ…) カツオ君:「父さん!おはよ…!?」 (磯野氏、カツオ君の方に向かって平伏している) カツオ君:「どうしたの?ボクそんなことされても困っちゃうよ〜♪」 磯野氏:「バッカモン!お前にやっとるんじゃないわい!」 カツオ君:「エ?」 (見ると、磯野氏の前に『タマ』が…) 3時間後… 波野君:「こんにちは!叔父さん!明けましておめでとうございます」 波野君:「え〜、どんなことです〜。やあ、タマもいたのかい。明けましておめでとう」 磯野氏:「タマ様に気安く触るでないっ!!この無礼者め〜っ!!」 波野君:「!?」 カツオ君:「…という訳なんだ」 波野君:「そうだったのか…まあ、いくらなんでも猫が相手じゃ、叔父さんだって気がつくさ。この計画はほとぼりが冷めるまで秘密にしておこう」 カツオ君:「でも、お告げの“へそくり”はどうなったんだろう?」 三河屋店員三郎:「チワー、三河屋ですゥ!」 カツオ君:「三郎さん、この荷物は何?」 カツオ君:「…」 波野君:「…終わりだ…」
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あさひが丘駅近くの某居酒屋チェーン店にて、いつもの面子が忘年会ということで… 磯野氏:「なんだか、うるさい店だな」 フグ田君:「すみません、お義父さん。いつもの店は予約がないと今日は無理だそうで…」 波野君:「仕方がないですよ。この時期はどこも忘年会ですから」 磯野氏:「まあ、よかろう。若者も沢山居るようだし、忘年会らしいじゃないか。すまんがマスオ君、音頭を取ってくれないか」 磯野氏:「ちょっと待て、マスオ君。君は本当にそう思っているのかね?」 フグ田君:「エッ!?いや、その…」 波野君:「叔父さん。マスオさんは一般的な言い回しで言ってるんですよ。特に意味は無いんですよ」 磯野氏:「いやスマン。つい、いつもの癖でな。ただ、その『無事に』というところが引っかかってな」 磯野氏:「バッカモン!ワシは癌なんぞに罹っとりゃせんわい!ワシが言いたいのはこの日本の現状だ」 フグ田君:「するとやはり、政治のことで…」 磯野氏:「さよう、ワシが言うのだから、それしかなかろう。特にワシが言いたいのは、政治にマスコミが介入している現状だ。今年はそれが特に酷い年であったわい」 波野君:「なるほど。事あるごとに叔父さんがボヤいてましたね。マスコミ関係者というだけでボクを悪者にして」
波野君:「そっかぁ。叔父さんは安倍さんのファンでしたよねぇ」 磯野氏:「バカモン!ワシは在りもしない慰安婦問題でペコペコしたり、靖国へ行かなかった時点でとっくに見限っておるわいっ!」 波野君:「本当ですかぁ?安倍さんが辞める直前にも、叔父さんは“晋ちゃん饅頭”をもってウチに来たじゃないですか。イクラも喜びましたよ」 磯野氏:「あれは、その…なんだ、つまり首相云々じゃなくてだな、そうまでして“サヨク的な”政権の誕生にこだわる反日マスコミが許せんのだ!」
フグ田君:「さ、流石、お義父さんです。ボクも同感です」 磯野氏:「お、おい、マスオ君!あの連中は何をやってるのかね!?」 (見ると店の奥で、若者グループの一人が服を脱ぎ始め…下着一枚に…) 波野君:「ああ、あれは小島よしおの真似をしているんでしょう」 磯野氏:「小島よしお?何だそりゃぁ?」 フグ田君:「今年一番売れた芸人ですよ。ボクと同じ大学を出てるんです」 磯野氏:「マスオ君!あんなことをする奴が自慢になるのかっ!」 フグ田君:「ハッ、ス、スミマセン」 磯野氏:「何というバカどもだ!日教組がロクな教育をせんからあんなのが蔓延るんだ!ワシが行って止めさせてやるっ!」 (磯野氏、若者集団に近づいていく…) フグ田君:「エェーッ!お、お義父さん!それはマズイですよ…」 波野君:「マスオさん。止めても無駄ですよ。叔父さんの好きにさせておきましょう」 磯野氏:(若者に向かって)「コラーッ!お前たちっ!何をやっておるんだっ…○×△□」 30分後… フグ田君:「どうやら、お義父さん、彼らと話し込んでるねぇ…」 波野君:「随分、酒も飲んでるようですね…完全に意気投合してますよ、あれは」 磯野氏:(遠方から)「おーい、マスオ君!ノリスケ!ちょっと来んか〜!」 (近づく二人) フグ田君:「模範演技?まさか…!」 磯野氏:「マスオ君、服を脱いでくれ」 フグ田君:「エェーッ!!!」 波野君:「ボ、ボクは二人の雄姿を写メールで撮影しますよっ」 磯野氏:「よし、ノリスケは写真を頼む」 フグ田君:「そ、そんな〜!」 磯野氏:「マスオ君!始めるぞ!」 居酒屋チェーンの前で タイ子:「そうなんですけど…でも、イクラを押し付けちゃって、叔母さんに悪いわ…」 サザエ:「いいから、いいから、さ、入りましょっ」 サザエ:「…!!!」 フグ田君:「ボクアサヒ新聞!みんな〜知ってるかいっ!中国の南京で大虐殺があったんだぜ〜日本軍が罪も無い人を30万人も殺ったんだぜ〜あ、ヤベエッ、南京て人口20万だった。捏造バレタ〜。あ〜あ下手こいた〜」 磯野氏:「でも、でも、でも、そんなの関係ねぇー、そんなの関係ねぇー、そんなの関係ねぇー、ハイッ、アッサッヒー!」
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