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我は汝となり、汝は我となるであろう 〜あるローマ人の墓銘〜

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民法のあらまし(1)

私たちが通常呼ぶ民法とは「民法典」を意味することがほとんどであります。さて、日本の歴史を振り返ってみますと、神代の時代はさておいて、文字によって記録が残されるようになってからはいつの時代にも法律が存在しました。例えば、墾田永年私財法や御成敗式目など、中学校で習ったようなものがあります。これらは我が国が大陸からの文物を取り入れて更に日本風に改変して作られたものでありました。
ところが、明治維新によってワールド・スタンダード(ヨーロッパ・スタンダード)な法律の整備に迫られ、その一つとして、フランスからボアソナード氏を招いて、近代的な民法典を作るように依頼。明治23年(1890)に公布されました。ボアソナードに関連して、近代的な法律の整備には明治法律学校(現、明治大学)の存在が非常に大きかったという学説があります(参考文献)。東京大学の教授陣は一私立学校の明治法律学校の台頭に危機感を覚え、フランスからの直訳的民法の導入は国を滅ぼすとして、この民法の施行延期を求めるいわゆる「民法典論争」が起きました。その結果、この民法(旧民法と呼称)は施行されることなく、ドイツに習った民法が公布・施行されました。従って、現行民法と密接なつながりがあるものはドイツ流の民法なわけですが、法律解釈の過程で旧民法からの民法編纂過程が考慮されることもあると考えます。
参考文献:日本近代法学の揺籃と明治法律学校(村上一博著)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%BF%91%E4%BB%A3%E6%B3%95%E5%AD%A6%E3%81%AE%E6%8F%BA%E7%B1%83%E3%81%A8%E6%98%8E%E6%B2%BB%E6%B3%95%E5%BE%8B%E5%AD%A6%E6%A0%A1-%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80%E5%8F%A2%E6%9B%B8-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E4%B8%80%E5%8D%9A/dp/4818819301



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