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◆流離いて 君に宿らむ 酔芙蓉
◆心配もどこ吹く風と夕化粧
◆山葵田を 通り抜けゆく せせらぎに 生れし風来る 熊笹揺らし
◆富士山の 風鈴鳴らし 引き車
◆朝顔の 夕陽に染まり 萎みゆき
◆おはようと 朝顔の映ゆ 垣根道
◆賑やかに 白粉花の 落下傘
◆白粉の 漂う夕べ 下駄の音
◆逢引の 花火の響き 浴衣の娘
◆遠花火 儚き生命 焦し燃ゆ
◆静けさに 揺蕩う生命 燃ゆるから 惹かれ寄り添い 愛しく見つむ
◆悩むほど 凍てつく心 触れてみる 微熱冷めゆき 快きかも
◆眠らずば 会えぬ仲なり 山神よ 君の生贄 古の巫女
◆夕闇に 響き渡れよ 恋の歌 戦人なき 平和思いて
◆君歌う 後ろの女神 微笑めば 何もかも夢 何もかも愛
◆眠るまで 何して過ごす 夢人よ 寄り添うほどに 離れ難きを
◆戯れのゼンマイ仕掛けの玩具よ 闇に降り立つ 夏の堕天使
◆落蝉の モールス信号 途絶えけり
◆自由だよ 線路の上の 赤蜻蛉
◆朝霧に 撫子色の 岸辺見ゆ
◆日傘さす 我に寄り添う 影法師
◆黄昏て 月と話さむ 秋茜
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