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◆新月や 冷たき肌に 吸いつけば 微かに匂ふ 月見草かな
◆姫神の 見渡す天地 治めゆく 君こそ見つむ 富士の霊峰
◆ゆらゆらと 螢の恋火 宙に舞ひ 頬染め潤み なかぬ女圧さふ
◆世渡りの 術を操り 優等生 器用に生きる 君は君なり
◆月明かり 蠢き溢る 想ひ出に 囚われし君 抱き眠らむ
◆姿見に 寝乱れし髪 そのままの 我を見つめむ 娼婦のごとく
◆星見ては 苛まれる夜 守るべき 約束は「ここ」 狐の言葉
◆鮮やかな 紅に染まらむ 黄昏の 君が眼差し 片恋の闇
◆新月の 闇に紛れて 通い来る人を狂わす 甘き香の花
◆新月や 歌の調べに 誘われし人に吸われむ 夕顔の花
◆恋文の 弱気な部分 読み返し「くすっ」と笑えば 潮騒きこゆ
◆悪しき女と 呪われつつも 生きる道 足掻き苦しみ 炎に踊る
◆一面の 向日葵ゆれて 君待つと 囁きかける 夢物語
◆雷鳴の 響き渡れば ドキドキを 鎮めるために 君の声聴く
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