☆ 〆(σ_σ)\の部屋 ☆ <短歌>

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<危うく楽し>


◆林道を 横切り駆ける 鹿の群 危うく楽し 秋の恋唄

◆とげとげの 鎧を纏い うつむけば 愛しく見つむ 薊好きの女

◆気がつけば 傍に寄り添ふ 君がいて 秋の夜長は もの哀しきや

◆ブス専に 好かれたくなし 迷わずに 逃げ道確保 不思議の美人

◆渡り鳥 美しき声 残し去る 乱れし女の 指切りに似て

◆押し殺し 秘め事抱え 艶めける 悪の華とは 甘く切なく

◆甘すぎる 甘酒飲めば 頬染まる 甘えを冷ます 夜風を纏い

◆遅咲きの 向日葵もあり 我に似て 楽しからずや 迷子の君よ


◆藤袴 ふわりひらりと 渡り蝶 恋を夢見て 生命灯せり

◆葛の花 零る道行き 蝉時雨 時を忘れて 異界の女なり

◆うたたねの 夢でも会えぬ 君なれど 響き合う歌 虹で結ばむ

◆萩の咲き 虫の声きく 散歩道 前より迫る 雲上の富士


◆風邪ひきの我 ゆり起こす 君の声 心にそよぐ 向日葵畑

◆まる飲みの ザトウクジラの おおらかさ 笑い顔して 詠い続けむ

◆猫の瞳の 光り輝く 真夜中に 君が誘うよ あいの世界へ

◆砂山を 跡形もなく さらう波 涙零しつ 造る砂山


◆見つめれば 長引く話 酔芙蓉

◆毒草の 群れ咲き想ふ 夜明け雨 大岩の陰 濃紫映ゆ

◆雨降らば 歩ける道も 我にあり 疎むもあらば 好むもあらむ

◆台風の 過ぎ去りし朝 蒼き富士


<月>

◆待ち月の 宇宙に戯むる 微笑んで

◆潮干きて 鳥が群なす 岸に生ゆ 葦に浮かぶや 待宵の月

◆君見つむ まんまるの月 我見つむ 溜め息ふたつ 欠伸をひとつ

◆十五夜に 遠吠え聴こゆ 夢の森 疼きだすのは 癒えぬ古傷

◆密やかに 想い募れば 狂惜しく 心乱るる 十六夜の月


◆返りたる 羽衣のため 松に舞う 天女の後は 富士鎮め姫

◆丸襟の ブラウス着れば あの女が くるりと回り 笑む声響き

◆秋めいた 空気に抱かれ 目覚めれば 人恋ふ調べ 青りんご味

◆髪解き 指に絡ませ 宙仰ぐ 夜風に乗せて タンゴのリズム

◆溢れ来る 君が面差し 過ぎ行けど 心で咲ける「秘すれば花」と


◆世の中の 闇と光を 掻い潜り 心あたため 文結びゆく

◆伝えたい 時々何か 面白く 心ドキドキ ワクワクな我

◆富士の峰 茜に染まり 鹿の鳴く 呼び合う響き 相聞の歌

◆青空に ぽかんと一つ 浮浪雲 金の穂波と 山並み越えて

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