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"家族の暖かい絆を 呼び戻す部屋"

●家族の成長とともに 部屋名は固定化されていく

若い夫婦と幼い子供がいる家庭では 全体としてある程度の広さがあれば
たとえばリビング ダイニング 子供室などと部屋に固有の名前をつけて区切る必要もないくらい


家族が空間を共有して暮らしているのが一般的でしょう


しかし 子供は10歳を超えた頃から 親から離れた子供室を欲しがります
子供室がプライベート空間として機能しはじめると ダイニングやリビングの使われ方も


明確に位置づけられるようになります
そして この段階で住宅の部屋名は固定され nLDKの住居が形づくられます


●「夫の部屋」「妻の部屋」が欲しい
イメージ 1

(プライベートな時間?を求めて・・・)

時はさらに流れ 子供たちが成長すると

外から見ると家族それぞれが 理解しあえる成熟した家庭に映っても
実は 会話 ふれあい のない家庭も 少なくないと思います


それは また 夢だったはずの住居の輝きを 失わせることにもなります
そうさせないためにも 住まいはどうあるべきなのでしょうか


建築家として思うのは 住居の"部屋名の不足"です
例えば 「夫の部屋」 「妻の部屋」


夫婦別寝室については それが離婚率の増加につながっているなどと いわれたりもしますが
それがその夫婦の 自然な選択であるならば もっと前向きにとらえてもよいと思います
イメージ 2

(台所は妻の個室とは なりえない!!)

家庭内のもっとも基本的な単位である 夫婦がよい関係を保つには
お互いのプライバシーを 尊重することが大切です


それを頭のなかでは認めているという方は 多いと思いますが
実際の住居のなかで形にしている方は 少ないようです


「夫の部屋」 「妻の部屋」は お互いに尊重し合いながら自分の世界を広げられる
プライベートな空間


それが確保されてこそ パブリック空間も意味あるものになると
言えるのではないでしょうか


●その部屋は けっして広い必要はない

しかし いざ自分の部屋がもてるとなった時 あなたは戸惑われませんか
その部屋では 何をするのか?


部屋の使い方は 各々がその時の状況に応じて自由な使い方をすれば いいと思います
たとえば 1人で思いっきり泣きたい時 空想の世界にさまよいたい時


将来のことに思いを馳せる時 また 反省の部屋として使うなど さまざまに考えられます


広さについては 心配はご無用!


なぜなら 狭いほうがいいと思うからです
たとえば 寝台特急のコンパートメント程度のスペースがあれば充分


また インテリアで頭を悩ます必要もありません
むしろ何もないほうが 素の自分と向き合ったり 空想を膨らませたりするには好都合だからです


あの『小公女』に登場する屋根裏部屋のようなスペースなど 最高ではないでしょうか


自分自身を客観的に見つめられる時間と 心の余裕が得られるそんなスペースがある住まいならば
家族の交流もまた いつまでもみずみずしさを 保ち続けることができるでしょう
イメージ 3

(各人(夫や妻)に個室(プライベート)があってこそ パブリックが意味をもつ)



                               創建築アトリエ [今井 均]


住まいと暮らしの百科 マイホームプラン
「建築家3人は語る」 2000.12掲載
(金財マイホームプラン社 発行)

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