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お宅の 暖かさ 涼しさ は”行きすぎ”ていませんか >
                    ○設備に頼りすぎずに 快適に暮らす
                         ●自然条件を考慮して設計する
                         ●機械的快適性を考え直す
                         ●自然体の生活環境をつくる

敷地の 狭さ 変形 はこうして解決できます >
                    ○「狭小」 「変形」を魅力に変える
                         ●狭小・変形敷地の家の多くは魅力に欠ける
                         ●暮らしのほうもスリム化すれば
                          敷地と建物の可能性が広がる
                         ●狭小地・変形地を活かす心構え


これが これからの必需空間 >
                    ○家族の暖かい絆を 呼び戻す部屋
                         ●家族の成長とともに
                          部屋名は固定化されていく
                         ●「夫の部屋」「妻の部屋」が欲しい
                         ●その部屋は けっして広い必要はない


日本の家づくりに もっと地域性を >
                    ○都市も郊外も 周辺を住まいの延長に
                         ●地域特性から生まれる 住まいの違い
                         ●都市型住宅ー都市が住まいの延長
                         ●郊外型住宅ー住まいのなかに
                          さまざまな機能を取り込む


「玄関空間」を魅力的にするためには >
                    ○玄関はその家を 物語るスペース
                         ●日本ならではの”靴脱ぎ"と玄関
                         ●玄関は住まいの第一印象を決定する
                         ●住まいの顔に欠かせないもの


サニタリーを見直す >
                    ○今こそ こだわりたい水まわり
                         ●機能に優れた「サニタリー」
                         ●水まわりの広さは それほど必要ない
                         ●限られたスペースにも
                          楽しさはプラスできる


老後の面倒 どうする? >
                    ○構造から考えたい 多世帯の住まい
                         ●時代の家族像を 考える
                         ●親子関係は進化する!?
                         ●一つの答えは混構造システムのすまい


住まいを何色にする? >
                    ○人・光・素材すべてが 色をつくる
                         ●コルビジェに学ぶ 色のさじ加減
                         ●住まいの色は住む人がつくるもの
                         ●光の色、空気の色、素材の色


夫に家事をさせるためには >
                    ○家事の楽しさ つらさは捉え方ひとつ
                         ●生活のリズムとなっていた家事
                         ●家事に生み出される楽しさ
                         ●「しなければならない」ではなく
                          「したくなる」家事空間を設計する


街は自分でつくるもの! >
                    ○"古くからの駅前商店街を魅力的にするためには"
                         ●"どんなところに住みたいか"
                          から始まる街づくり
                         ●新しい街と古い街 住人にとって
                          本当に住みたい街になっているか
                         ●住居+商店 の家づくり 街づくり

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"設備に頼りすぎずに 快適に暮らす"

●自然条件を考慮して設計する

「夏涼しくて 冬暖かい家というのが理想である」と 以前はよくいわれましたが
冷暖房が完備した時代では もはや当たり前のことになりました


しかし それはあくまでも機械的な方法に頼った上での話
高温多湿で雨量が多く 四季のはっきりしている日本の気候風土が変わらない限り


”自然条件を考慮して設計を行なう” という家づくりの基本は 現代でも同じではないでしょうか


家庭の年間消費電力のトップがエアコンです


住まいのエネルギーの枯渇が 問題視されて以来 冷暖房の省エネが叫ばれ 断熱材の使い方から
ペアガラスの使用まで 断熱・気密性の高い家づくりが行なわれるようになってきました


換気についても 機械的に家中を24時間換気するシステムが登場し 冷暖房も換気も
人の手を煩わすことなく 快適さが得られるようになったわけです


そして 高断熱・高機密住宅という言葉が 住空間の質を示す代名詞になっているのではないか
と感じているのは 私だけではないと思います


●機械的快適性を考え直す

正確に覚えていませんが 映画で 囚われた「ジャンヌ・ダルク」が 死は免れるが
生涯地下牢に閉じ込められると知ったとき


「小鳥のさえずりや 春の息吹を感じなくして
何の生きている意味があるだろう」といって 死を選ぶシーンがあります


これはちょっと大げさですが 現代の日本の都市生活者は 家づくりの際
暖冷房のための断熱・気密性に気をとられすぎて


自然の法則に従った住まいのあり方や 本来の住まいの楽しさを 忘れてはいないでしょか
”冬暖かく 夏ずしい家”は 過剰な機器や材料に頼りすぎていないでしょうか
イメージ 1

(涼しいね〜 これが通風だよ)

しかし 現代では家の設備を管理するはずの主婦が忙しくなり どちらが先かわかりませんが
機械的快適性を得ることで それを管理する人間を失い
住み手が自分たち自身で 工夫することさえしなくなったようです


このような現状を踏まえて 今 住まいの暖かさ・涼しさをどう求めるべきかを
問う必要があると思います


●自然体の生活環境をつくる

日本の夏 深く軒の陰を落とす社寺などの広縁に座って 「涼しい」と思わない人は いないでしょう


古来より 日本の住まいの屋根は 王侯貴族から庶民の住居まで同じように
軒が深く出ているのが特徴でした


城や民家も見てすぐにわかります これは冬と夏の陽の入り方の角度が異なることを利用した
”サンコントロール”の装置として また 多量の雨から建築を守る手法であったのです


この自然条件は変わりませんが 現代は周辺の環境が変わり 家族のライフスタイルが変わりました
具体的には まわりの建物が高層化し 敷地が狭くなったこと


また核家族となり家の管理者であるはずの主婦が 不在がちだということでしょう


これらのことから 昔ながらの家づくりの基準が現代のスタンダードとしては
通用しなくなったといえます


しかし 悪条件のなかでも 自然条件を活かしながら現代の生活を楽しみ
維持していく方法は あるはずです
イメージ 2

(暖かさ涼しさは 外部空間も利用して!)

たとえほんのわずかなスペースでも1本の落葉樹を植えれば 夏は繁った葉により強い日差しを遮り
冬は葉を落とした枝の間から 暖かい日差しを得ることができるのです


もちろん 四季折々の変化も楽しませてくれます


また 南側の軒先に伸長式のシェードを付けると 軒の長さを変えるのと同じ役目を果たすことに
なるので 夏・冬の”サンコントロール”が自由自在ということになります


そこには 思わぬ外部空間での楽しみが生まれるのです


今 生活者としての日本人の多くに欠けていることは 多少のリスクを恐れず
生活を楽しむ方向に向かうエネルギーでは ないでしょうか


自然の涼しさや暖かさを大切にする工夫は 日常の周辺環境のなかに やすらぎの場を
生み出し 生活を楽しむ工夫にもなると思います


機械に頼ることが多くなっている今
もっとも自然体を取り戻すことが 大切ではないでしょうか



                               創建築アトリエ [今井 均]


住まいと暮らしの百科 マイホームプラン
「建築家3人は語る」 2000.10掲載
(金財マイホームプラン社 発行)

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