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代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 *代表戸締り役様ブログのコメント欄にて投下された記事集 *equus 様より *欧州中銀と言えば、前チーフエコノミストのOtmar Issingさんが、「ギリシャなどEUR圏の参加基準を破った国々を救済すると、EURの信頼性に大きな損害がでる」と。 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aOZ0Ol_v7DIM *日銀さんはデフレを放置するだろうと思われています。 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a.A7xVPbN2xE また、十年一日のごとく、「円の品格を守ります。日銀ルールは宇宙の真理です。キリ」ですかね。 *Merkelさんのアドバイザーさん、「ギリシャが他の国に救済された場合、EUでの投票券を失うべき」と。 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=ax9I0FD1YxgU *ギリシャをデフォルトさせたほうがよいという意見は、上のほうのコメント欄で紹介したOtmar Issingさんのように、「EURの信頼性を守るため」という理由が多いのですが、全く別の理由を上げる人もいます。 http://blogs.reuters.com/great-debate/2010/02/15/greece-should-default-and-reschedule/ 今回、ギリシャなどの銀行さんたちが、ギリシャ政府の債務に対するCDSを売りまくってきました。これは、EUがギリシャを救済するほうに賭けているわけです。ここでEUが実際にギリシャを救済してしまったら、このようなリスクの高い博打に参加した銀行さんたちが大儲けする一方、一般の庶民は政府の超緊縮予算の下で呻吟するでしょう。これは、モラルハザードを助長することになると。ギリシャ政府にデフォルトさせ、政府の債務をリストラクチャリングさせてcredit eventを発生させたほうが、CDS の売り手の銀行たちに対して、高いリスクをとった結果を身に染みて感じて貰えると。つまりモラルハザードの防止になると。 |
投下コメント集
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代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 *代表戸締り役様ブログのコメント欄にて投下された記事集 *equus 様より *BofA の Merrill Lynch買収時に株主に十分な情報開示がなされなかった問題、BofAとSECで適当なところで手打ちをしようとしているのですが、担当のRakoff 判事が納得していません。 http://www.reuters.com/article/idUSTRE6174JG20100208 当時のPaulson 財務長官と Bernanke FRB 議長が BofA のCEOに圧力をかけて Merrill Lynchを引き取らせたと言われていまして、それが明らかになるかどうか。 *ギリシャ問題、Kenneth Rogoffさんのエッセイがあります。 http://www.project-syndicate.org/commentary/rogoff65/English あまり大したことは言っていないと思いますが、2点ほど面白かったので。 1)ギリシャは、19世紀に独立して以来、その半分の期間はデフォルト状態にあった。 2)ギリシャの状態は、アフリカで飛行機が不時着してライオンの前に投げ出された二人の男の話みたいなもの。一人の男が急いでスニーカーに履き替える。もう一人が、「ライオンのほうが人間より速いから、走っても逃げられないよ」と言う。スニーカーの男が、「駆けっこでライオンに勝つ必要はない。お前にさえ勝てれば良いのだ」と。 *出口戦略と言っても、このトンネルに出口があるのかないのか。「節子、それ出口の光やない。こっちに向かってくる列車の明かりや」なんて。 ここらで、各国の中央銀行が採った unconventional monetary policiesを比較分類して復習しておくのも良いかも。去年の11月に出たBISのworking paperを紹介。 http://www.bis.org/publ/work292.pdf page 20 の Figure 4 は、日本のバブル崩壊後、日本銀行がbase moneyを増やしてもbroad moneyが少ししか増えず、bank loan が低迷を続けるの図。 page 23 の Figure 5 は、FRBとBOE が今回の信用危機で量的緩和を宣言後、ガクンと国債の利回りが下がるも、その後は国債買い切りを続けても利回りが持ち直すの図。 *EUR圏、金融政策と財政政策の分離が問題と言われますが、その金融政策にしても、"One size fits none."と言われるように、EUR圏のどの国にとっても不適切なものになりつつあるという話があります。 http://www.project-syndicate.org/commentary/eijffinger2/English 原因は、EUR圏が出来て以来、各国の経済の差がますます広がってきたこと。インフレ率にしても、GDP成長率にしても、単位時間あたりの労賃にしても、政府の財政赤字のGDP比にしても、すべてのパラメータで、各国の差が広がるばかり。結果として、たとえば ECB が金利を低く抑えると、ドイツやオランダが抗議をしてくるし、金利を上げると Club Medの各国が文句を言うと。 *本日のFTの社説は必読です。 http://www.ft.com/cms/s/0/cb125274-14e3-11df-8f1d-00144feab49a.html 日本はデフォルトしない。日本政府は、グロスの負債は多いが、ネットでみると100%を切っている。その政府の負債を負担するコストも、GDPの1.3%に過ぎない。米国は1.8%、UKは2.3%、イタリアは5.3%。消費税も5%に過ぎず、十分に引き上げ余地がある。日本国債の95%は国内で保有されていて、外国人の影響力はない。日本の問題は貯蓄が多すぎることで、金融機関が国債以外の投資先を探すのに困っている。日本の負債問題は、国内で解決可能。それよりデフレをなんとかするべき。そうしないと、負債のGDP比が上昇するばかり。日本銀行は日本国債をもっと買って、マネタイズするべき。 *上で紹介したFTの社説の内容なんですが、去年の4月、私がFT LexにE-mailした内容、ほぼそのままです。あの時、"You make some interesting points. I have forwarded it to our writer in Tokyo."と返事がありました。まあ、私のもの以外にも、たくさんのE-mailがFTに届いたのでしょう。当時も今も、FT Lexの日本叩きは酷いですが、去年の4月ごろのLexは、あまりに日本経済に無知な主張をしていたので、腹が立って怒りのE-mailを送付してしまいました。 *やまちゃん様、もう一点。 >もっとも、何かあったら強制無理心中のオマケ付きじゃ流石にいやか。 ギリシャをEUで救済するためにLisbon条約の Article 122 が発動された場合、EUR圏以外でも義務を負います。つまり、EUR圏以外のUKやスウェーデンも、奉加帳というか逆さまシルクハットがまわってきます。 ところで、ギリシャのGDPはEUR圏の2.6%で、アイルランドやポルトガルはギリシャ以下です。従って、これらの国々は、実は、なんとでもなります。つまり"Too Small To Fail"なのかもしれません。処理に困るのが、スペインやイタリアやUKではないかと。Krugmanさんは、「イタリアは別だけど、スペインまでは、なんとかなる」とおっしゃっています。次のページのPieグラフが判り易いです。 http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/02/08/euro-perspective/ *PIIGS の救済は、救済されるほうと、救済するほうの両方の政治的な問題を考えないと。北欧の国々も破綻しかけたことがありましたが、厳しい財政削減を実行し、自力で乗りきりました。過去の失敗から学んで、財政規律を維持してきています。PIIGS の放漫財政はよく知られていますので、今回の件、北欧やオランダやドイツなどの国民は、かなり冷たい視線で見ているでしょう。救済するとしても、根本的な問題解決のために厳しい財政規律を強制することになりますが、PIIGSが、それをEUR圏の国からやられた場合、政治的許容範囲を越えます。従って、IMFが手を突っ込んだほうがEUR圏が逆恨みされないだけマシ。しかし、EUR圏が何もしないと、EUR圏の問題解決能力に疑問がつくため、通貨EURの信任が脅かされる結果を招き、これもEUR圏としては受け入れ難いと。 大日本帝国も、李氏朝鮮の莫大な対外債務を肩代わりし、多額の財政援助を行って朝鮮の近代化を成し遂げましたが、現在では逆恨みされております。ロクでもない国を直接に救済すると逆恨みされるものです。 *PIIGS問題でEURが下がり、risk-off trade で安全への逃避が発生しています。先週の水曜日から今週の月曜日までのG7各国の国債の利回りの変化を表にしたものがあります。 http://av.r.ftdata.co.uk/files/2010/02/UK-gilts-since-the-end-of-QE.jpg 利回りが上昇、つまり値段が下がったのが、UKとイタリアの2国だけ。しかもUK国債のほうがイタリア国債よりも値下がり幅が大きいです。 UKは量的緩和を中止していますが、再来週、50年物国債を発行するそうです。どうなりますかね *UKは、多額の税金を突っ込んで銀行を救済したのですが、銀行からスモールビジネスへの貸出が増えていないそうで、国会議員さんたちが怒っています。 http://www.independent.co.uk/news/business/news/treasury-is-failing-to-force-banks-to-lend-warn-mps-1893509.html どこかでみた光景。 *EURをショートしていた人たちは大丈夫だったんでしょうかねぇ。。。 ギリシャ問題、当然ながらEUR圏外のUKとスウェーデンがIMFによる救済を主張している一方、EUR圏内の国々はEUによる救済に傾いているようです。 http://www.ft.com/cms/s/0/83de2cae-15a9-11df-ad7e-00144feab49a.html ギリシャはIMFを恐れていて、できるだけ避けようとしていると。理由は公務員の大量解雇が予想されるため。救済の条件で揉めるでしょうし、時間がかかりそうです |
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代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 第788回 ギリシャ危機 欧州の不良債権 バークシャーAAAを失う http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/58585191.html より *代表戸締り役様ブログのコメント欄にて投下された記事集 *equus 様より *支那の不動産バブルをshortしていると公言しているJim Chanosさんのビデオ。この人、Enron をshortして有名になった人です。 http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1404554817&play=1 「計画中のオフィスビルディングがすべて完成すると、子供から大人まで、すべての国民に5フィート四方のcubicleを割り当て可能。オフィスビルの公式の空室率は15%から20%で、実際はもっと高い」と。それから、「ほとんどの戦略的物資を輸入に頼っているのに、blue water navyを持っていない。米国に現物を送り、米国からpaperを受け取っている。どちらが有利か明らか」と。 注:cubicleは、衝立で囲った仕事スペースのこと。支那が輸出で得る代金のことをpaperと言っているのは、fiat money だからでしょう。USD ベースの外貨準備や米国債など、所詮は数字に過ぎないので、いざとなればどうにでも。。。 *>サンタンデール銀の10−12月:増益、英国とブラジル好調 市場の受け止めかたは異なりまして、Santander の株が急落中。この銀行、スペイン国内のビジネスが全体の30%ほどありまして、そっちのほうでNPL(Non Performing Loan)が激増しています。また、ギリシャ問題でスペインが影響を受けているのも大きいです。 しかし、同国内のライバルであるBBVAよりも株が急落しているのは、この銀行独自の問題が関係していると思われ、FT Alphavilleは、「それはTexas ratioの悪化ではないか」と。 http://ftalphaville.ft.com/blog/2010/02/05/141931/santanders-deteriorating-ratio/ *スペインの危機対処の大きな問題は、現実否定モードから抜け出せていないことでしょう。 http://www.elpais.com/articulo/economia/Salgado/cree/Almunia/fue/poco/prudente/equiparar/Espana/Grecia/elpepieco/20100205elpepieco_2/Tes/ スペインの財務大臣のSalgadoさん、「ギリシャとスペインを同列に論じるのは間違っている。うちは、ちゃんと宿題をやっている」と、Almunia さんや Krugman さんを批判しています。 ECB の一時的な流動性供給スキーム、最も利用しているのは、ギリシャとイタリアとスペイン。これ、現在の予定だと、夏頃には利用できなくなります。このままスペインが現実否定モードのままだと、ECB の出口戦略にも影響が出てくるんじゃないですか。「ECB が支えていないと、倒れてしまう」と、みんなが思っているので。 *各国の過去2年間のCDSの変化: http://av.r.ftdata.co.uk/files/2010/02/Greece-CDS.jpg http://av.r.ftdata.co.uk/files/2010/02/Portugal-cds.jpg http://av.r.ftdata.co.uk/files/2010/02/Spain-CDS.jpg http://av.r.ftdata.co.uk/files/2010/02/Poland-CDS.jpg http://av.r.ftdata.co.uk/files/2010/02/US-CDS.jpg |
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代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 第787回 ボルカールール メットライフ、アリコを買収か トヨタ問題 http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/58563898.html より *代表戸締り役様ブログのコメント欄にて投下された記事集 *equus 様より *>米上院銀行委員長:政府の「ボルカー・ルール」を強く支持 昨日のコメント欄で公聴会のビデオへのURLを貼ったのですが、ビデオが分割されていて見にくかったかもしれないので、別ソースとしてC-SPANのサイトを紹介。 ビデオは2時間27分ありますが、上記のページのTRANSCRIPTのところで発言者の名前をクリックすると、ビデオの該当個所に飛べます。ちなみに、公聴会で最も The Volcker Ruleに批判的だったのは、共和党のBob Corker上院議員で、ビデオの1時間経過したところで現れます。銀行からのロビー活動も盛んなので、まあ、予想の範囲です。 *>米国:ローン不履行を選択する住宅所有者が増加−NYタイムズ紙 元ネタを貼っておきます。 http://www.nytimes.com/2010/02/03/business/03walk.html この記事は、いくつかの米国の経済ブログで取り上げられて議論されていました。strategic defaultの場合、十分支払い余力があるにも拘らず、ローンの支払いを止めてしまいます。当然、クレジットスコアはボロボロになりますが、それを承知でやっているわけです。 米国では、住宅ローンの支払い延滞の増加が止まりません。プライムジャンボまで火が燃え広がっています。 http://www.housingwire.com/2010/02/03/mortgage-delinquencies-pass-10-lps/ Lender Processing Servicesさんの統計だと、支払い延滞が住宅ローンの10%、差し押さえも入れると13.3%もあります。この割合を元に推測すると、全米で720万本の住宅ローンに問題が発生している可能性も。 *ギリシャのsovereign default risk問題、欧州の所謂periphery countriesに感染が広がって来ています。 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=anh1UCoA22YE http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a9BZD0DvyIaA ギリシャ→ポルトガル→スペインと来て、ハンガリー、アイルランド、イタリアにも。各国の国債のCDSが上昇し、各国の株式市場が下がっていると。 個人的見解ですが、対外債務の多い欧州のperipheryとして、UKも同様の立場にありますし、過去に何度もdefaultしていますので、私はUKが逝っても驚きません。UKの銀行セクターのGDP比と、銀行の受けたダメージを見れば、大きなアイスランドみたいなものじゃないかと。 *sovereign default riskの件で、先進国以外の国債のショートポジションを調べたデータがあります。市場が各国をどのように見ているかの一端です。 ショートポジションの積み上がっている順に、ルーマニア、スロベニア、リトアニア、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、アイルランド、ポルトガル、ギリシャ、トルコ、UAE、メキシコ、チェコ、ベネズエラ、ロシアといったところだそうです。 レポートにありますが、ドミノを考えると、各国の繋がり具合が問題になります。たとえばギリシャの銀行はルーマニアとブルガリアに貸し出しが多いとか、東欧はオーストリアから借りていることが多いとか。既にどこかでシミュレーションは行われているのでしょう。 *たまには妄想全開モード。 今回のPIIGSをめぐる欧州の危機、実はEUR設計者の仕掛けた「孔明の罠」だという噂があります。つまり、危機の遠因はEUR圏で財政政策と金融政策が分離していることにあるわけですが、通貨統合に留まらず、より高度な統合へ向けての地ならしとして、EUR設計者たちの予想の範囲内ではないかと。米国では、"Don't waste the crisis."と言います。平時においては不可能でも、危機においては政治的に可能となる改革があるという意味です。ちなみに、ドイツ経済の肝は輸出で稼ぐ製造業なんでしょうが、今回のPIIGSのデフォルト懸念でEURが下がることで対外競争力が増したわけで、連中、「困った困った」と言いながら本当に困っているようには見えないんですけど。 |
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代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言 第786回 トヨタ問題の真相 米国地銀を支援、上がる欧州リスク、中国バブル問題 http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/58543527.html より *代表戸締り役様ブログのコメント欄にて投下された記事集 *equus 様より *>ボルカー氏:ヘッジファンド、繁栄も破たんも自身のリスク Volcker さんの議会証言のビデオ。長いので暇な人向けですかね。 http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1402898652&play=1 http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1402922155&play=1 http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1402933439&play=1 http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1403016333&play=1 http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1403016321&play=1 http://www.cnbc.com/id/15840232?video=1402994049&play=1 *>オバマ米大統領:300億ドルの地銀支援を計画−中小企業向け融資で |



