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これは大傑作。
東宝怪獣映画であれば、1作目『ゴジラ』を別格中の別格として、『モスラ対ゴジラ』と本作が金字塔だと個人的には思う。
俺が初めて観たのは71年のリバイバル上映で、その時の題名は『ゴジラ対キングギドラ』だった。
その当時は小学生低学年だったが、これを劇場で観て頭がショートするくらいに興奮しまくったのをよく覚えている。
マエストロ伊福部昭によるメインテーマ曲(もともと戦前に作られ、1作目『ゴジラ』でも使われた旋律のリメイク)の勇壮なカッコ良さにもシビレまくったものだ。
地球を植民地化しようとする宇宙人が音に弱いという設定が秀逸なのだが、これって元ネタあるのかな?
で、そのX星人を撃退するノイジー・サウンドを出す「レディー・ガード」なる女性用コンパクトの発明をする久保明の下宿の部屋のセット・・・右側の壁に貼られているカレンダーの写真はどう見てもサックスを吹く黒人なのだが、これってひょっとしてオーネット・コールマン!?
よく見えないのだが、何となくオーネット・コールマンに見えるのだ。
けたたましいノイジー・サウンドの発明家の部屋にオーネット・コールマン・・・何か意味深な取り合わせなんだけど、もしそうだったとしたら凄いユーモアだ。
X星人を演じる東宝特撮映画最高のミューズ水野久美の妖艶な美しさといったらない。
『フランケンシュタイン対地底怪獣』とともに水野久美の東宝特撮映画のイメージを決定づけた映画といえる。
共演のニック・アダムスにしつこく言い寄られたなんて話も頷ける。
X星人統制官を演じる土屋嘉男の悲壮なダンディズムにもシビれる。
何といっても最期の名セリフ・・・もはや勝ち目なく、円盤ごと滅びようとしているのに「我々は脱出する。未来に向かって脱出する。まだ見ぬ、未来に向かってな・・・」
最後の最後まで悲しいまでに強気な負け惜しみなのだが、この悲壮な名セリフはガキだった俺の心をも揺さぶったし、悪党の哀れを感じさせたのだ。
このクライマックス・シーンにも前述のメインテーマ曲が流れ、最高の相乗効果を生んでいる。
怪獣映画史上屈指の名場面だと断言する。
キングギドラが町を破壊しつくすシーンの素晴らしさは世界レベルだろう。
キングギドラが通り過ぎれば何も残らないかのような壮絶さで、子供心にも破壊的エクスタシーを感じたものだ。
東宝の光学合成技術は天晴だ。
怪獣同士のバトルを中核にしていないところもユニークで、そこがいいのかも知れない。
あくまで中核は人間と宇宙人の戦いなのだ。
X星人は地球を支配するとか、地球を攻撃するとか言ってもほとんど日本だけじゃん、というツッコミは禁句である。
そんなことを言えばアメリカのこういう映画だってほとんどアメリカ中心で、全世界の運命をアメリカが握りやがるんだから・・・。
まあ、この映画は一応日本とアメリカの合作なのだが・・・。
それにしても、婦人団体代表が塩沢ときっていうのが面白い。全世界の婦人を代表するのが塩沢ときって凄いな・・・。
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コレも自分が劇場で観て(リバイバルだったと思います)ド迫力に感激した記憶がありまーす!!

音に弱いってのは、宇宙戦争?でしたかね。。。。確か?米映画「マーズアタック」もトム・ジョーンズ?の歌でやられるってオチでしたかな?ナイス記事っす
2013/7/6(土) 午後 5:33
観てます!
そりゃもう子供の頃だから細かいところは忘れていますが、凄く面白かったのは覚えています。面白くて面白くて、もう一回観に行きたかった。
これでキングギドラが大好きになりました。
いや〜、懐かしいな〜、また観たい!−☆
2013/7/6(土) 午後 9:21
水野久美さん美しいですね〜
塩沢ときさん、当時からユニークな女優さんだったんでしょうか…?
2013/7/6(土) 午後 9:34
そうそう。マーズアタックのオチがパクリやって思ったもんです。
キングギドラ浮きながら光線吐いてシビれる。
ゴジラのシェーは愛嬌という事で(^^
[ キヨモジ ]
2013/7/6(土) 午後 10:14
これは傑作ですね〜!
ちなみに私はゴジラ対ヘドラが一番です^^
2013/7/6(土) 午後 11:54
気ままにさん




この映画は金字塔ですね♪
劇場で観た時の興奮がいまだに忘れられません♪
宇宙戦争?でしたかね・・・
「マーズアタック」は明らかにこの映画からのオマージュがありますね♪
ティム・バートンはゴジラ好きそうですので♪
ナイス有難うございます♪
2013/7/7(日) 午前 9:36
Snowさん



おお〜〜!!
Snowさんも観ましたか〜〜♪
この映画は間違いなくマスターピースでしょう♪
悪役のキングギドラの魅力全開ですもんね〜♪
音楽も素晴らしくて、今観ても興奮出来ます♪
2013/7/7(日) 午前 9:39
wonderyamaさん


(笑)
水野久美さんは間違いなく東宝特撮映画史上最高の女優です♪
とにかくキレイな人ですね♪
子供心にもときめいたものです♪
塩沢ときさん、この時はまだ実年齢的には若いんでしょうけど、オバサンっぽいオーラ出てます♪
2013/7/7(日) 午前 9:42
キヨモジさん
(笑)
ティム・バートンは相当ゴジラ映画観てますね♪
マーズアタックのオチには笑ってしまいました♪
キングギドラの引力光線攻撃にはシビレますね♪
ゴジラのシェーは初めて観たガキの頃から「止めてくれ〜」って思いました・・・♪(~_~;)(笑)
2013/7/7(日) 午前 9:44
ちゃーりーさん



(笑)
東宝怪獣映画好きの人でこれを嫌いな人っていないような気もします♪
それにしても、東宝怪獣映画史上最も異質なトーンが貫かれている「ゴジラ対ヘドラ」をお好きとはサスガです!!
あれって今やカルトっぽいです♪
サイケなダンスホールのシーンが結構好きです♪
2013/7/7(日) 午前 9:48
「怪獣大戦争」ですか〜。ガンの特効薬とゴジラとラドンを交換しちゃうというのは、なんともいえませんが、映画としては「地球最大の決戦」よりもシリアスで、ギドラの登場作品としては最高でしょうねぇ。で、音に弱い宇宙人という設定は、どこかにあった気もするんですよ、50年代の海外SFはかなりの量を見ているので。。、でも、忘れてます(苦笑)。ただ、「世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す」の撃退方法はどこか似ている気がします。「マーズアタック」の円盤や、撃退に使用する兵器の形などはこれにかなり影響、と、いうか、パロディにしてますよ。宇宙人の姿は『暗闇の悪魔」だし〜、もちろん「宇宙戦争」「怪獣大戦争」もパロディしてますけど〜、あと「地球の制止する日」も入ってますねぇ。ゴジラも一瞬出てくるし〜。ティム・バートンの趣味がわかっるってもんですね(笑)。
2013/7/7(日) 午前 10:34
ジ〜ラさん
ガンの特効薬のデータがオープンリールのテープに記録されているとしても、それって当時なら大型汎用機コンピュータのデータだとして何で直接音を聞くの?みたいなツッコミも入れたくもなります♪(~_~;)(笑)
たしかにこれはギドラ登場作品としては最高傑作だと思いますね♪
たぶん50年代の海外SFから細かいディティールは頂戴しているんだろうとは思ってました♪
音に弱い宇宙人は絶対オリジナルじゃないなと・・・。
こういうのってマニアックに探究していくと細部がよく見えてくるんでしょうね♪
「マーズアタック」は全編オマージュですよね♪
ティム・バートンはかなりオタッキーですよね♪
2013/7/7(日) 午前 10:51