千葉市南部蘇我土地区画整理問題

新理事も誕生しこれから市と連帯保証人を含めた特定調停に進むと思われます。

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松戸・紙敷地区の例


松戸・紙敷地区における問題解決における経緯を書きます。

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松戸・紙敷地区、区画整理事業破たんの危機 新市長、どう対処=千葉
2002.06.15 東京朝刊
「強気」が裏目、土地売れず 膨らむ借金、延滞利息請求訴訟も
松戸市紙敷地区で行われている組合施行の土地区画整理事業が、破たんの危機に直面している。土地の売却が進まず工事はストップし、金融機関への返済も滞ったまま。金利だけで年間三億五千万円、一日約百万円になる。しかも、先月半ばには年利14−15%(年間約二十五億円)の延滞利息の支払いを求める訴訟を起こされた。市の援助は不可欠で、十六日告示の市長選でも焦点の一つになっている。(西海弘輔)
松戸市南部の紙敷地区に区画整理の話が持ち上がったのは、一九八〇年代前半。交差するJR武蔵野線と北総開発鉄道の東松戸駅周辺の四十五・六ヘクタールを、市の新しい核にしようというものだった。八七年一月に県の認可が下り、地権者二百二十七人(現在は三百一人)で組合を結成、九三年に本格着工した。
地権者は、所有する土地の37・28%を出し合い、公園や道路の用地のほか、事業資金を作るための売却用地(保留地)五・九ヘクタールを確保。一平方メートル四十万円前後で売れば、二百二十八億円と見積もっていた事業費をまかなえるはずだった。
バブル経済はすでに崩壊し、組合内に事業の見直しを求める声もあったが「駅が出来れば土地は売れる」という強気の意見が勝った。
三・七ヘクタールにマンションや商業施設建設を計画していた東急不動産、三菱地所、三井不動産の三社は、地価の下落から、当初百七十五億円と予定していた土地の購入価格を、九五年末に百十億円に値下げするよう要求。このときも、組合では「そんな弱腰でどうする」という声が勝ち、値下げを拒否。三社は違約金十五億円を払って撤退した。
結局、売れた保留地は二・四ヘクタール。五十億円にしかならなかった。
事業資金として、組合は「JAまつど」など四つの金融機関から百六十六億円を借り入れた。その返済は昨年四月から滞り、同十二月には、理事十八人の資産が仮差し押さえとなった。
こうした事態に松戸市は今年一月、組合員が新たに平均8・76%ずつ土地を供出し、保留地を三・六ヘクタール増やすことを条件に、四十億円の資金援助を提案。今ある保留地三・五ヘクタールと合わせて実勢価格で売れれば、残る工事の費用と当面の利息をまかなえるはずだった。
ところが、もともと土地の持ち分の少ない人や、事業用地内に住宅を購入し転入してきた約七十人の新組合員は「出す土地はない」と反発。結論が出ないまま、先月中旬、各金融機関から、延滞利息の支払いを求める訴訟を、千葉地裁松戸支部に起こされた。
「計画を軌道修正する機会は何度かあった。しかし、経済の動向を見誤った強気の判断が、最悪の事態を招いてしまった」と湯浅岩雄・組合副理事長は話す。
松戸市を縦断する幹線道路は、紙敷地区で工事が中断している。市の都市計画全体を考えても、同事業をこのまま放置はできない。
新しい市長は、事業をどうやって収束させるのだろうか。(読売新聞社)


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区画整理組合が金融機関と和解 松戸、元本返済が条件 /千葉
2004.04.01 東京地方版/千葉
千葉銀行など四つの金融機関が松戸市紙敷土地区画整理組合(湯浅岩雄理事長、302人)と連帯保証人になっている理事ら計26人を相手取り、約165億円の融資と延滞利息の返済を求めていた裁判が、31日和解した。同組合と連帯保証人が08年度末までに元本を返済することを条件に、金融機関側は利息と遅延損害金は請求しないことになった。
提訴していたのは千葉銀行のほか、京葉銀行、松戸市農協、JAバンク千葉信連。
同組合は87年1月に設立され、北総開発鉄道東松戸駅周辺の土地45・6ヘクタールを事業費228億円で、03年度までに区画整理する計画だった。しかし、バブル崩壊などで、保留地の売却が進まず、融資の返済が滞った。
このため、四つの金融機関は01年11月から02年4月にかけて、連帯保証人の理事の個人資産や組合の保留地を仮差し押さえし、02年5月に貸金と延滞利息の返済を求めて提訴。事業がストップし、2月末現在、5・9ヘクタールの保留地のうち、売却済みは約2・4ヘクタールにとどまり、負債は165億6800万円にのぼっていた。

今回の和解は、事業計画の変更が前提になっている。組合は事業を08年度まで延長し、保留地などにあてる面積を増やすため、減歩率は約37%から約53%に引きあげた。
この結果、保留地は増えたが、組合員の負担は増え、土地も思惑通りに売れるかは不透明な状況だ。
(朝日新聞社)


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松戸市紙敷土地区画組合破たん 組合、連帯保証人の返済で和解が成立 /千葉
2004.04.01 地方版/千葉
金融機関4行からの借入金約165億円を抱えたまま破たん状態の松戸市紙敷土地区画整理組合は31日、
09年度末までに組合と連帯保証人が全額返済することで和解が成立した。4行は一昨年、組合側に貸金の支払いを求め千葉地裁松戸支部に提訴していた。利息や延滞損害金は請求しないという。

同事業は87年に認可され、91年には大手デベロッパーなども加わり北総開発鉄道の東松戸駅も完成し、順調に進んでいた。しかし、バブル崩壊で地価が下落、大手デベロッパーは違約金を支払って撤退し、事業は事実上停止した。借入金だけが膨らみ、金利返済も滞っていた。
同組合は今後も、保留地の処分などにより事業費をねん出し、事業の継続を図る方針。(毎日新聞社)

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