怒苦打身日記(ドクダミ日記)

総合社会政策研究所スタッフのつづるブログ

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【国民年金保険料】

2008年4月2日(水)

【国民年金保険料】


国民年金保険料は定額制で、現在月額1万4千円ほどであるが、その積算根拠はという質問を、若い新聞記者から受けた。

そこで思い出したのが、もともとは月額150円であったということだ。


それから見るとほぼ100倍。物価水準が違うといっても、そちらは10倍にもなっていないだろう。おかしいではないかということだろうと見当をつけて、下のように回答しておいた。


 保険料は年金の見返りである。いくらの年金をもらえるのかと合わせて考える必要があるわけだが、発足当時の年金額は、40年保険料納付者4万1000円、25年納付者2万4000円(いずれも年額)になっている。現在の基礎年金は原則78万900円であるから、保険料ほどではないにしても、物価の伸びをはるかに超えているのだ。


 そして現在の年金は物価スライドすること、寿命が延びて年金をもらう期間が長くなっていることなどを考えれば、計算上は釣り合いが取れているとも言えるのだ。


?H1>国民年金保険料は、制度発足時(昭和36年)は、35歳未満月額150円、35歳以上100円です。

これについては、「保険数理的には、被保険者全部について120円とするのと同じである。保険料の額は、将来の給付費支出、積立金の利子収入及び国庫負担収入に照らし、将来にわたって在籍の均衡を保つことができるものでなければならないものとして計算した。この基準で計算すると、月額180円程度が保険料と国庫負担で必要となる。このうち国庫負担は三分の1であるから、被保険者の保険料はつき120円になる」と説明されています(厚生省年金局編国民年金のあゆみ142ページ)。


その後については、「保険料の額は、被保険者の所得に関係なく、定額である(国民年金の保被保険者が多様であることによるものであるが、所得比例にすべきだとの立法論も多い)。保険料の額は、拠出制国民年金制度発足以降、段階的に引き上げられてきており…4500円となっているが…昭和57年4月以降月分については、厚生年金保険等の一部を改正する法律…により、毎年4月から350円ずつ引き上げられることになって…いる。また昭和57年4月以降の保険料については、その前年度までに・・・(物価スライド)が行われた場合には、保険料の額に直近のスライド率を乗じて得た額…が保険料の額となる」とされています(拙著国民年金法233ページ)。


現在もこの考えが踏襲されているはずです。

年金数理的に計算すると1万4千円必要になるということでしょう。
支給開始年齢を変えなければ、上がって行くのは当然ですが、低所得者には少し高すぎるというのが実感でしょうね。



実態的には保険料月額が1万円を越えたあたりから、それまで順調に改善していた保険料収納率が反転下落に向かっています。



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ご訪問ありがとうございました。私も国民年金の
保険料は低所得者にはいささか負担が大きいような気がします。サラリーマンの方が得ですよね。

2008/4/15(火) 午前 8:30 marupandesu

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いつも
すごく内容の濃いブログですね、
とても勉強になります。

ヨカッタラ、こちらの方にも遊びに来てくださいね。

2008/5/1(木) 午後 1:21 [ 山本 ]


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