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6月に入って、入梅間近の空模様だ。一昨日、昨日は韓国の漁船を巡って日韓関係に緊張が走った。結局、首脳会談を控え、日本側が妥協する形で落着となったが、日本側による通常の警察行為に対してまで、官民、メディアが一体となったエキセントリックな韓国側の対応には驚かされる。まあ、韓国は竹島(独島)問題のみならず、日本海そのものの名称を、韓国側から見た位置関係の「東海」に変更するキャンペーンをやっているくらいだからね。まあ、あんまり欲張らない方がいいと思うが。

しかし、今日に限っては、韓国にかまっている暇はない。敵はバーレーンだ。
小野が骨折で出られないにせよ、いつもながらろくなFWがいないにせよ、中沢以外には上背のある選手がいない「ちびっこ軍団」にせよ、バーレーンには何の恨みもないが(いやオウンゴールで勝たせてもらって、実際のところ感謝している)、勝つしかない。

ただ、苦戦は必至だ。中田が怒鳴っている姿が、いまから目に浮かぶ。勝てば、ほぼ決まり。負ければ地獄、引き分けでも厳しい状況が続く。次の北朝鮮戦が恐ろしいことになる。バンコク開催になったからといって、試合そのものが、日本に有利になったわけではないからね。(ちなみに韓国も、今日はタシケントでウズベキスタン戦、8日はクウェート戦とアウェイが続く、正念場だ。)深夜観戦で風邪が悪化しそうだ。

考えてみれば、不思議なものだ。日本という国家がはっきりした形で成立したのは、7世紀の後半だそうだが、それ以前も以後も、対外関係の主要な相手は、長きにわたって中国と朝鮮半島の歴代王朝だった。16世紀に、貿易中心にポルトガル、後にオランダとの関係が続き、19世紀に入ってようやく、米、英、仏、露などと近代的な外交関係が成立した。第2次大戦敗北の後は、占領もあり、それこそ、自他共に認めるアメリカ一辺倒外交になった。

結局、日本国の1400年の歴史で、ディープにかかわった国というのは、中国、朝鮮(韓国)、アメリカだけなんだね。本当に東洋の端っこに位置しているわけだ。そして、一番長くから、つまり日本国が生まれる前から付き合いがあり、国家成立にも重要なかかわりのある中国、朝鮮(韓国)、とも基本的な部分で合意ができないでいる。関係が深いからこそ問題が多いという見方は理解できるが、そうすると、一見良好な国との関係もただ、関係が浅いので深刻な問題が発生していないだけということになる。そしてその可能性は実際、大きい。

付き合いが深く、広範になれば必ず問題は頻繁に起きる。相手が何人であれ同じだ。親日とか反日という単純な2分法では、理解も、解決もできない。国際化というのは、結局こうした面倒な外国人との関係が、どんどん身近にやってくるということなんだろうね。今は、中国、朝鮮(韓国)で、手一杯だが、ブラジルもロシアも、そして、そのほかのアジア、アフリカの国も次々に難題を押し付けてくるだろうね。現代の日本人でも分からないような、「日本的」ルールを説教しても通じない。まず、今のような鎖国的イミグレーションの制度や、農業の過保護政策がやり玉になる。

国際的な威信欲しさに常任理事国入りを狙っているけど、多くの日本人は、ローカルで純粋な日本の方が、居心地がいいと考えている。外国人もテレビや映画で見るくらいで、実際に付き合う相手ではないと思っているのが大部分じゃないのかな。付き合ったあとで、もう、うんざりという人も多いからね。日本人だけの居酒屋で日本人専用の(論理)で、「そうだ、そうだ」といっているのが好きなんだね。あんまり無理しなくていいのかもしれない。それでも、国際責任を果たすなどと大上段にいうなら、外国人労働者、入管問題や農業問題などを手始めに、厳しい判断を迫られることになる。もちろん外国人が増えれば、トラブル、犯罪も増える。覚悟がなければできないが。あるのかな。

中国の呉儀副首相が小泉首相との会談をドタキャンした。他でもない、靖国問題が原因だ。呉儀副首相は有力な女性政治家だ。会談の席で、小泉首相から「靖国参拝を続ける」と聞かされたら、本人の政治キャリアが危機に瀕すると判断したのだろう。これに反論し非難の応酬になれば、両国関係は決定的に悪化する。キャンセルすれば、少なくとも最悪の事態は回避できるということか。

いやはや、これはもう外交ではないな。中国側の意向も分かっているから、政治的決着をはかるべく、盟友の山崎拓議員や武部幹事長が相次いで北京へ落としどころ探りに行ったのではなかったのか。結局、首相本人が総裁選での公約に固執している以上、妥協はできず、どうにもならないということなのだろうが、何しに行ったのかね。イエスマンを自認する幹事長に期待できないのは当たり前だが、山崎拓議員も「決めて」や「タマ」もなく、相手の様子伺いに訪中したのか。これが、中国側に、失望をよんだのかも知れないな。昔なら、この辺りを何とかする長老がいたものだが。政治家にも、人脈、人材が払底しているということか。まるで、妙な成果主義を振り回す経営トップに対して、何にも反論できない無力な経営幹部の集まりのようだ。

中国側は、4月のデモ騒動とその対応の失敗で国際世論から批判されたことを重視し、関係修復へむけて動きを見せた、駐日大使によるメッセージも含め、いわゆる歴史問題を「首相による靖国参拝の中止」に限定して日本側に要求、これで決着を図る意向を示してきたのである。これに対して、とにもかくにも、小泉首相が、折れなかったということだろう。民主政治の制度上、首相の信念がどういうものか分かっていながらこれを、多数が支持している以上、不利益な結果になっても、小泉支持、不支持を問わず、国民すべてがこれを受忍しなければならないことになる。過去一年間の日本株のパフォーマンスは先進国市場で最低だったが、これもしかたがないな。

靖国参拝の当否については、何度も書いたから繰り返したくもないが、首相が不合理な靖国参拝にこだわれば、中国や韓国だけではなく、アメリカを含めた各国(とりわけ対戦国、すなわち現在の国連)を最終的には敵視することになってしまう。心情の問題ではもちろんない。一方で、日本は国連の安保理常任理事国入りを最大の外交目標にしている。また、最大の国難ともいえる北朝鮮の核武装問題に直面していながら、一国ではまったく無力な現状がある。いったい、どこに国益、国防、真のナショナリズムの意識があるのかね。

一ヶ月前、「中国の反日デモとその対応の失策続きで、対日『歴史カード』の神通力が失墜した」と書いたが、危惧していたとおり、その後の日本側の拙攻によって、消失したはずの歴史カードが復活しそうな気配だ。中国側は、この一ヶ月で、国際世論について学習した。日本側は、何を学んだのか。敵失に助けられたことを、勝ったと思い込んだのではないだろうね。何度も言うが、大国中国は好き嫌いで付き合う相手ではない。

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北朝鮮の核問題では進展がないようだ。はっきりしているのは、関係国には決め手がないということ。まあ、金正日のペースでことが進んでいることだけは確かだ。そんな中、船だけは新潟にやってきた。今後もハイペースでくるらしい。ということは、核実験も当分ないということか。北朝鮮がらみでは、いろいろ、連想する習性が身についてしまった。サッカーの北朝鮮戦が6月8日にあり、これがピョンヤン開催からバンコクに移った。目立った抗議もなかったのは不思議な気がする。むしろ、このタイミングで、ピョンヤン開催が実現していたら、どういう影響があったかとを考えてしまう。もちろん、あっさりバンコクを受け入れてしまった思惑も??。ワールドカップ予選突破が不可能になった時点で、威信回復に核実験という、サッカーと核のリンクはないだろうね。

それにしても、選択肢がない。その無力感からか、逆に緊張感が欠落しているようにも見える。どうせ、何事もなく終わるとみんな考えているのかね。結局、最後のところでは金正日の理性を信じる、あるいはそれを頼らざるを得ないのか。韓国は、何度も同じことの繰り返しで、もう感覚が麻痺しているから、暢気なもんだし、日本も首相周辺は郵政民営化一点張り。外務省は常任理事国入りに全精力をかたむけているようだ。とても、対北対策で覚悟を決めているとは思えない。中国も含め、誰もハードランディングを望まない状況では、アメリカも気合が入らないのか、徐々に宥和的な対応にハンドルをきるしかなさそうだ。しかし、それは結局のところ、核保有国北朝鮮を、非公式にしろ、是認することにもつながるものだ。これでいいのかね。

モスクワには、対独戦60周年の式典で各国首脳が集結、首脳会議が相次いで開催されている。注目の米ロ会談は、北朝鮮に6カ国協議への復帰を要請するレベルにとどまったようだ。中韓会談も同じようなものらしい。6カ国協議の北朝鮮を除く5カ国の首脳が集まり、さらには国連安保理常任理事国の全5カ国がそろっていても、この体たらくだ。核を持つ常任理事国の力量もこの程度ということだな。一方、米軍による北の核関連軍事施設への先制攻撃の計画も取りざたされているが、オプションとしては検討されても、その効果、軍事的・政治的リスクの大きさを考えれば簡単には実施できるものではない。(これは、戦争そのものだからね)

いったい、関係5カ国には、北朝鮮の核実験(核武装)を阻止する意思と能力があるのか?
その中で、よくわからないのが、中国のスタンスだ。これまでアメリカによる北朝鮮への強硬論には反対、非協力的な姿勢をとってきた。米朝の軍事衝突が中国へ大きなダメージをもたらすこと、北朝鮮の崩壊でアメリカの影響力が国境まで迫ることなどの懸念がある。これは理解できる。が、だからといって、北朝鮮の核保有を容認できるとは、軍事的にも政治的に、到底考えられない。それにしては動きがスローなのはどうしたことだ。

もしかしたら、すでに、中国には北朝鮮に対する影響力が、全くなくなっているとの推察もできる。あるいは、自らは動きたくないが、アメリカに何とかして欲しいと思っているのかもしれないな。(この辺は、中国の軍首脳部がどう考えているかだろうが)

北朝鮮の核保有は、日本に対して最大の軍事的ダメージを与えるものだが、中国にとっても座視できるものではない。(1)北朝鮮とは国境を接するだけでなく、北京など中国北部の主要都市(すなわち、中国のもっとも脆弱な部分)が近く、朝鮮半島の核は、自国の安全保障上重大な脅威になることは明白。さらに、(2)北朝鮮の核武装は、必然的に日本の大規模な軍備強化を招き、東アジアの軍事的緊張が一気に高まる。

つまり、中国は最大の当事者なのだ。中国も常任理事国であり、紛れもなくアジアの政治・軍事大国だ。アジアの盟主を気取る前に、自国周辺の安全が脅かされているときに、その手腕を発揮しないでどうする。日本の常任理事国入り阻止には熱心だったが、「やることを、ちゃんとやれ」といいたいね。もし、中国による土壇場での逆転解決があったら、柵封体制の復活も近い。

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