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仕事柄、今やCADは必須である。ずいぶん前は、私の業界ではIBM/Micro Cadamが主流(元請に合わせて)で、開業当時は高価(三百万円位)で私は導入出来ず、国産の安価な(それでも当時数十万円した)を採用。しかしながらデータ互換の問題から、性能や使い勝手は国産CADの方が優秀(と、私は感じた)にも関わらず、結局は手放すことに。(安物買いの銭失いを地でいった)

当時、Auto Cadが国際的にはメジャーになりつつあった。それでも当時のAuto Cadは
百万円程度の価格だったので手が出ず。その後、LT版が発売されてようやくそれを導入、何度かバージョンアップして今に至っている。

しかしながら、バージョンアップの度に、操作画面が変わり、せっかく自分の使いやすいようにカスタマイズしたアイコン配置等をやり直すはめに。その程度ならばまだ良いけれど、リボン形式だのなんだのと大幅にデザイン変更された日には、操作方法が慣れずに苦労するのだ。

このため、作図の際は今でも、Auto Cad2006を利用している。ところが、お客さんはどんどんバージョンアップしていくため、支給されるCADデータが新しいと、DWG Viewer を使って変換してから利用している。だが、時々、検図のために同様に下位のVer.データに変換して図面を見る際に、データ変換で消失した線画を気づかずに失敗することがある。これはついつい忘れがちなミスで、我ながら困ったものだと思う。

バージョンアップに少々費用が掛かるのはやむを得ない、だが、操作方法、画面デザインが変わるのは困る、ついていけない、PCの性能もついていけないことも生じる。
ほんとに困ったものだ。どうにかならないのかなあ、せめて画面デザインは旧来のユーザーのことももっと考えて欲しいものだと思う。

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●欧米が“いまさら”ものづくりを自国内に取り戻そうとしている理由
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20141118/424817/?ml
 最近、欧州、米国諸国が自国内に「ものづくり」をり戻そうとしている。各国と
も国家政策、大型プロジェクトが目白押し。なぜ、“いまさら”ものづくりなのか。
国際組織CIRP会長の上田完次・東京大学名誉教授に聞いた。
 
「ものづくり」機能を自国にもっていないと付加価値のあるものが産まれない、新しい成長の源が産まれないということがみえてきました。
・・・キーパーソンの言葉より

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ソフトの互換性

今は書類を作るのにWordとかExcelは欠かせないビジネスツールです。機械図面を作成するのはAuto Cad というソフトが世界標準です。いずれもアメリカ製ですが、価格はべらぼうに高いし毎年のようにバージョンアップするし、そのたびに操作画面のデザインが変わりますので、たまりません。
ワープロソフトでは国産の一太郎の方がよほど使いやすいという話も聞きますが(機能は向上しても操作性に一貫性あり)お客さんのデータとの完全互換が出来ないと使い物になりません。互換性はどのソフトも歌ってはいますが、完全互換というのはまずありません。同じMicro Softの製品でもバージョン違いでは崩れる時がありますし。

脱サラした頃、Auto Cad製品が100万円以上したので手が出ずに、国産のCadソフトを30万円位で購入してしばらく使用してましたが、結局はAuto Cadの廉価版が10万円位で後日発売されて以前の国産品は廃棄しました。結局そんなふうで無駄になったものは数少なくありません。機能としては国産品の方が上だと思ってましたけどやむ無しです。こういうところは下請けの悲しさですね、一番じゃないとダメですか?と言った国会議員がいましたが、シェアは一番でないとダメなんですね。独占禁止法が今や有名無実になっている現実と同じです。致し方ありません。それにしてもソフトは高いです。

Cad ソフトと言えば、昔はお客さんの会社でも Micro Cadamが標準でしたが、あれはまたべらぼうに高くて手が出ませんでした。そのうちどうしても必要になって最小限の構成で中古を手に入れました。それでも50万円ほど掛かりました。少し操作が出来るようになった頃には、お客さんの会社でもAuto Cadが主流になりました。今ではMicro Cadamの出番はありません。これもまたホコリをかぶっています。ネットオークションで売ったら売れるかな?それともせっかくだから何かの折り役に立つかもと所持しておこうかな、宝の持ち腐れかもしれませんが。

そういえばメールソフトも、OSをWInXPからWIN7へ移行するにあたり、これまで利用してきたOutlookからLive mailを使い始めたものの、OSが変わったりバージョンアップする度に、基本は変わらないのにやたらと操作メニューのスタイルばかり変更するマイクロソフト(他の外国メーカーも同様)には嫌気がさしていたので、今回有料メールソフト(JUST SYSTEM製Shuriken)を初めて購入しました。これまでも日本語入力だけはATOKを購入してましたし、JUST SYSTEMなら使いやすいかと思って買ってみました。まだ使い慣れないので詳細は分かりませんが、使いやすいソフトだと思います。国産品の良いところは細かいところに配慮がなされていて使いやすいこと。WordやExcelは仕事でお客さんとのデータ完全互換が不可欠のため、一太郎や三四郎は使ってませんが、バージョンが変わっても操作性に一貫性があると聞きますので、将来は移行も考えたいです。JUST SYSTEMの今後に期待してます。
加えて、ソフトの立ち上がりが非情に早いです。これは嬉しい。動きの重いソフトは使いたくありません。

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昔日、既に引き渡しが完了して数年経った後の設備についてアフターケアをしてくるようにとの指示を受けたことがある。要するに設備が上手く稼働しているか、今後の設備設計に向けて改善すべき点などを顧客から情報入手して来いという指示である。こちらの都合の良い時に手ぶらで出かけていって情報だけ得ようというのは誠に虫のいい話だといつもそう感じていた。

また設備立ち上がり時はその設備設計にとっては一番貴重な操業条件確立のための貴重な生データを入手できる時期なのだが、工事スタッフからは、モタモタしていないではやく引き上げろとよく言われたものだ。計画段階から顧客との付き合いの一番永い設計スタッフがいつまでも現場に残っているとあれこれ不具合がある度に無償で改善作業をさせられるから早く手を切るようにということだったと思う。

私が所属していた会社は親会社が操業設備を持っており、単発の設備メーカーに比べると操業ノウハウ等が容易に入手しやすい環境にあったがためにそのような甘い考えが通用したのだろうと今でも思うのである。操業、設備メンテに関する様々な情報は貴重な財産だ。そのような財産をタダで入手しようなどというのは虫のいい話、やはりそこはギブアンドテイクの精神が必要だと思う。大きな手出しは出来ずとも簡便なものなら多少の手出しをしてもアフターサービスを行えるだけの予算が欲しいものだ。しかしながら設計者の立場で、それも既に引き渡しが終わった案件に対してそのような予算が付くはずもなく、それでいてアフターケアと称して情報だけは取って来いとは・・・。

しかしながら、具体的な物を提供できずともソフトの提供ならば自分のテリトリー内の予算で出来ないこともない。常日頃からの接触を欠かさずに時には情報提供なども出来るチャンスがあるやもしれずである。営業マンが顧客回りを大切にするのと同様であろう。

そういえばこんな経験がある。ある時、こちらの設計ミスで生産ラインを停止させてしまった事があった。顧客から事故発生の電話があったのは夜遅く、取る物もとりあえず現場にはせ参じるとラインは既に応急処置を施し復旧した直後であった。原因はセンサーの検出幅を拡大するために用いた減速機の破損(増幅機として使用し、たかがセンサー用と強度計算をしていなかったことが誤算であったが設計ミスは明らかだった)によるもの。平謝りに謝ってどう補償したものかと考えあぐねていたら、現場の職長さん(機械整備担当)から、事故発生処置報告書を書いて欲しいと依頼された。その程度ならお安い御用とばかりに報告書を書き上げると非常に喜んで下さって「さすがは設計屋さんだ、説明のマンガも上手いねえ」ということになって、肝心のライン停止の問題は通常トラブルの範囲で処置してもらえることになったことがある。胸をなでおろしたのはいうまでもない。

いつの世も、古今東西、人間同士の付き合いに尽きる、そう思うのである。

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若かりし頃、扱った装置にベルトラッパーがあります。リールでコイルを巻き取る際にリールドラム(マンドレル)にストリップ先端を巻き付ける補助装置です。この装置の失敗で半年間泣かされました。

トラブル内容は、ストリップ先端が最初にドラムを一周した後、自分自身に衝突する形でドラムに巻き込まれるはずが、先端だけ逆向きに折れ曲がってしまったのです。これは見事に幅方向に一律にベンダー曲げしたように折れ曲がりました。

ストリップ先端はドラムに巻き付いたベルトに挟まれて一周した後、タッチロール部分でドラムを離れて自分自身に衝突しますが、この際の接触角(A)が大きいためこのような現象が起きました。
接触角(A)を小さくするためには、タッチロールを出来るだけストリップ側へ寄せるのが望ましいのですが、実際にはスペースの関係上限界があります。ここで、アームに取り付けられたタッチロールは、アクチュエータでドラムに押しつけられて停止、位置決めされるのですが、問題はこのアームの支点位置にあります。

この支点位置が適切でないと、添付図(NO GOOD)のような位置関係では、タッチロールがドラム頂上部分に乗る形となっており、実際の動作では位置決めが極めて不安定です。このため、ドラムを回転させ始めるとタッチロールは巻き込み方向へ引き込まれるように移動し、ストリップと接触する羽目に陥ります。逆にそれを防止しようとして手前で止まるように位置決めすれば、ストリップの接触角(A)を大きくする結果となり、前述のようなトラブルとなるのです。

望ましい設計としては、図(GOOD)のように、タッチロールがドラム中心に対して押しつけられるようなアーム中心位置を設定すべきであり、今回のトラブルの主因はこの位置が図(NO GOOD)のような形であったことです。
対策としてはタッチロール先端にガイドを設けることとなりましたが、根本的な設計に不適切さがあったということです。

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