|
世界4月号に一審裁判の証人にもなってくれた憲法学者奥平さんの論文が載った。自身を「僕」と呼ぶのは精神的な若さか。法廷で早口で、かなり難解と思える論旨を矢継ぎ早に繰り出していた姿が思い出される。いわゆるプライバシー権や住居管理権をめぐる考察だ。この問題に興味をもつ人は読んで損はないと思うぞ。 以下岩波書店のサイトの紹介文。 「住居侵入罪」と「表現の自由」に関する若干の考察 ――立川ビラ配布事件・高裁判決をめぐって―― 奥平康弘 2004年4月27日、「立川テント村」のメンバー3名が住居侵入罪で逮捕された。同年12月16日に東京地裁で無罪判決が出たが、2005年12月9日、東京高裁で逆転有罪判決となった。この事件だけではない、2004年以降、東京築地のマンションでビラ配りをしていた市民が国家公務員であることで国家公務員法に問われた「社会保険庁職員事件」など、非常に似た性質をもつ事件が周辺に多発し、それら一連の事件が集合すれば「変な時代」になったと感じられるようなおかしな社会状況が形作られてきている。 立川の事件の高裁判決を批判しながら、このような「変な時代」のなかで表現の自由とは何か、プライバシーとは何かを考え、あわせて「変な時代」がこれからどこに向かおうとしているのかについて警鐘を鳴らす。第・部/「住居侵入罪」考――なぜ、ぼくには「胡散臭い」か、第・部/立川基地監視テント村ビラ配布事件の第二審判決を批判する、の2本立て構成で論述する。 おくだいら・やすひろ 憲法研究者。1929年函館市生まれ。東京大学名誉教授。『憲法の想像力』『「萬世一系」の研究』など著書多数。
|

- >
- 政治
- >
- 政界と政治活動
- >
- その他政界と政治活動



僕も読みました。住居侵入罪に対して奥平さんが抱くうさんくささ、非常に面白く読みました。それから、判決に対して、確かにひどい判決でしたが、奥平さんには珍しく感情的なものをあらわにされており、ちょっと驚きました。
2006/3/17(金) 午前 10:33 [ tom ]
私もフムフムと思いまがら、とても面白く読みました。
2006/3/17(金) 午後 0:18 [ - ]
奥平論文と別件ですが、プライバシーとは何か、という論点の一方参政権とは何かもこの問題では考えたいと思いました。選挙権だけが参政権ではないと思います。ビラをまくのもその一つではないかと。
2006/3/17(金) 午後 10:21 [ BORA ]