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すでに辛淑玉さんは「鬼哭啾啾」の中で自らの半生については部分的に述べているところである。朝鮮学校時代に革命キャンプに行くことを拒否したら、教員に殴られヘルニアになった下りは衝撃的だった。また知り合いの石丸次郎氏の勧誘で何人かの脱北者に面会した部分もである。本人が日本で受けた差別体験からは在日コリアンの置かれた状況について考えさせられるし、同時に北朝鮮問題への向き合い方を考える上で、なかなかいい本だったと思う。 この「せっちゃんのごちそう」はさらに細かいエピソードを年代別に加えて、自分自身の生きた記録として半生の記の部分をほぼ完成させたもの。字が大きめで老眼が進みつつある方でも楽に読める(トホホ)。実は山陰日報に載ったこの本の書評のコラムのため、2チャンネルなどで話題になっている感がある。コラムニストの書いた横田めぐみさんへ思いをはせた部分と「ブッシュ大統領の力を借りてでも」助けて欲しいと書いた部分が、辛淑玉さんのことばと誤解した人もいたりした。 誤解はともかくとして、「鬼哭啾啾」も読んでれば、辛淑玉さんが「ブッシュの力を借りる」などと言うはずもないとわかるのだが、2チャンネルあたりではまた在日コリアンへの差別性をむき出しにしたこの本への反発が語られてるらしい。「差別」というものの根深さを考えさせられる。「鬼哭啾啾」よりは万人に読みやすい本だと思うので一読をお勧めする。 出版社:日本放送出版協会 発行:2006年3月
ISBN:4140054964 価格:¥1470 |
本の紹介・書評
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以前、週間「金曜日」で佐高信氏が紹介してたのはどっちかな? とにかく、面白そうなので読んでみたいですね。
2006/6/10(土) 午前 11:10
それは「せっちゃんのごちそう」の方ですね。でもどっちも面白いと思いますよ。
2006/6/10(土) 午前 11:16 [ BORA ]
以前、東京新聞のコラムを書いていた方かな。なかなか面白いことを書いていたので興味があったのですが、本を出されたのですか。読んでみます☆
2006/6/10(土) 午後 0:34
前に東京新聞で『言いたい放談』というコラムを連載していたようですね。それは読んだことがないですけど。本はどっちも面白いと思いますよ。
2006/6/10(土) 午後 3:31 [ BORA ]
興味深い本ですね。いつか読んでみます。
2006/6/12(月) 午前 6:14
朝早いんだね。今日は代休なのだ。お勧め本ですが、辛淑玉の本は他にも面白いのがありますよ。結構、反発してる人も多いようですが個性が強いからかな。
2006/6/12(月) 午前 7:17 [ BORA ]