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1973年だから、自分が高校時代の小説である。この夏リメイクされた映画が封切られるので、久々に読み返したり、あるいは初めて読んだ人も多いのではないか。この時代、日本はオイルショック、ドルショックに見舞われ、高度経済成長はストップ。低成長経済を迎えていた。そんな中での「日本沈没」という題名のSFは、SFでも妙に現実世界とシンクロしたせいか、大ヒットしたものだった。自分も夢中になって読んだほうだ。 プレートテクニクス理論による大陸移動説。現在では、マントル層の対流による大陸移動はほぼ定説であるが、これに細工を加えて、地球のコアの拡大によりマントル層の流れの微細化が日本を急激に海底に引きずり込む、というフィクションにしたてたわけである。実際にはそんなことは起こりえず、日本がなくなるのは少なくとも数百万年以上も先の話だ。 先の話だけど、なくなるのは確実。1億年もたったら、大陸の様相も全く変わってしまっている。1年に数センチの移動でも、そういう地球規模・宇宙規模の時間のサイクルの中では人間のとっての「普遍」「絶対」のように見えるものなんて実にはかないものなのだ。 ただ出てくる政治家・官僚、大変立派な人たちばかりでねえ。いや「国難」(国がなくなっちゃうのだけど)にここまで頑張ってくれる政治家なんているのかなあ、と言ってしまうのは強度の政治不信?映画版もできたが、東宝の総力を結集した特撮は、CGがない時代の手作り特撮だけどなかなか見応えがあった。この夏のリメイク作品と見比べても面白いかも知れない。
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本の紹介・書評
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当時はラジオドラマでもやってましたね。今度もなんか世相とシンクロしてるのか、はたまた、改憲派の宣伝か、なんちゃって、疑り深くなっており魔する。
2006/7/17(月) 午後 9:54
久々にスカパー!でやってたから見返してみたけど、妙に民族意識をくすぐられるような面もある作品だったんですね。そうだなあ、このまま米国べったり外交政策だと本当に沈没しちゃうかも。シンクロしてるかも、ですね。
2006/7/17(月) 午後 9:57 [ BORA ]
すごい話題になりましたよね〜。その割には内容を把握していなかったのですが、、そういう話でしたか。見比べてみたら面白そうですね♪
2006/7/17(月) 午後 10:29
新作では、阪神大震災での実態も入れて新たな地震被害の様相も見せてくれるそうです。前作を越えられるか?
2006/7/18(火) 午前 5:58 [ BORA ]
小松左京は「復活の日」が好きです。「日本沈没」は読んだことないし、見たことないのですが、草薙君好きだし、見てみたい。(笑)
2006/7/21(金) 午後 8:51 [ jyo**ou42 ]
「復活の日」は映画だけ見てますね。明らかにディーゼルエンジンの潜水艦なのに原潜として本物の潜水艦が出てるのは角川レトロ映画かなあ?主題曲はなかなか素敵でした。かなり絶望的な暗い映画でしたけど。
2006/7/21(金) 午後 11:08 [ BORA ]