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ようやく「ゼウスの銃爪」も見ることができました。いやあ、傑作ですよ、3作ともね。まあ、多分オリジナルの「怪奇大作戦」を見た人からは、「こんなのは怪奇じゃない!」という強いおしかりがくるかも知れませんが、違って当たり前。岸田森のオーラはあの人だけのもので、他の俳優に出せるわけがない。時代背景も監督も違うんだ、違って当たり前。しかし、にも関わらずあの番組のエッセンスが確実に残っているのは、実相寺昭雄の執念か、力なのか。 #ファイル1「ゼウスの銃爪(ひきがね)」演出:清水崇
白昼の商店街、携帯電話で通話中の女性が謎の焼死を遂げる。
しかし不思議なことに、被害者の衣服や所持品はすべて焼け残っていた。調査に乗り出したSRIをあざ笑うかのように、やがて起こる第2の殺人事件。 その背後には地球規模のトリックが潜んでいた・・・。 ・思い出したのは「恐怖の電話」だし、多分ヒントにもなっているんだろうが、旧作が超音波を殺人光線に転換する装置だったのに対し、電磁波を使ったマイクロウェーブ砲というシステムに変わっています。少年犯罪や、犯罪の被害者救済の問題、子供の教育放棄など現代社会の悩み・病巣がそのまま詰め込まれている。エンタメなんだが、社会性をはらんでいる、という旧作に勝るとも劣らぬ力作ではないかな。
東京下町で原因不明の電波障害が発生、住民157名が行方不明になる。事件を追うSRIの牧たちは、過去と現在が渾然一体となった不思議な空間に迷い込む。やがてSRIは過去のビジョンを視覚化する謎の波長をとらえ、発信源である古い写真館へ向かう・・・。
・こいつは殺人事件が起こらない作品だが、一種のファンタジーのようで、人間というもの、意識とは、歴史とは、社会とは、という哲学の永遠の命題にも行ってしまいそうな作品。現実の社会にかえってからの牧の内心のつぶやきがすごく効いています。
東京近郊の温泉に来ていたSRIのさおりは、連れ立って出かけた女友達の変死事件に巻き込まれる。その遺体からは赤血球が残らず消失し、血管は植物の根状に変異していた。 SRIは、人間の体内に侵入し自己増殖する新種の殺人花粉の存在を突き止めるが・・・。
・環境破壊と恋人を失った復讐がからんだ作品。話がどんどん大きくなって、日本どころか人類の破滅か、というところまでいくが、音楽が事件解決のキイワードになるとはね。これまた牧の絶望的なイヤミともとれる人類へのモノローグで、この三部作は締めくくられる。 また新しい作品をこのシリーズでやってくれ、というのはないものねだりですかね。またいつの日か新作が作られる日が来るのだろうか。
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今日は、実相寺昭雄監督も故人となり、昭和は彼方に霞んでしまいました。監督のプロットとか残っていれば新作も出来そうですね。期待したいです。
2007/5/2(水) 午後 8:35 [ スパースター ]
おお!どれも面白そうですね!演出の清水崇、中田秀夫ってジャパニーズホラー映画の監督さんたちですか???
2007/5/2(水) 午後 9:34
スーパースターさん、こんにちは。第二話の「昭和幻燈小路」は実相寺が脚本を書いていますが、いかにも彼らしい作品でした。ウルトラシリーズでも職人的なこだわりをあちこちに見せてくれる、見応えのある作品をいくつも残してくれました。今回、本当に3作だけではもったいないできばえでした。
2007/5/2(水) 午後 11:43 [ BORA ]
エリスのママさん、その通り。「呪怨」などJホラーのヒットを飛ばしている人たちです。演出もなかなかですね、「怪奇」何ですから、やはり怖くないとね。
2007/5/2(水) 午後 11:45 [ BORA ]