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伊福部 昭氏が亡くなられた。91才だった。これでファーストゴジラの出演・主要スタッフで生き残っているのは宝田明くらいではないだろうか。あのゴジラのテーマを聞いたことがない人は誰もいないだろう。松井君のテーマではない。「ゴジラ」のテーマなのだ。 ゴジラ以外にも数々の特撮作品のテーマ音楽を手がけている。年齢的には大往生と言えるが、もうこれで怪獣映画で彼の新作を聞くことも出来なくなってしまった。 ところでファーストゴジラは(1954年版ゴジラ)は特別な作品。その後の怪獣映画と一線を画す内容を持つ。エンターテイメントとして作られながら、作者の意図しないメッセージをはらんでしまった作品だ。反核映画と言ってもいいような強いメッセージ。芹沢大介の悲恋と映画の中では証されなかった過去への推測。いろいろ奥が深い作品だ。いまのところこれに匹敵する作品は「ガメラ3」しか知らない。 この1954年には、黒澤明が「生きものの記録」という反核映画を作っっている。これとあわせ見てみると当時の日本人の核への反感、恐怖が強く伝わってくる。今も核は廃絶されたワケではない。むしろ拡散の傾向なのに、自分たちはそれに慣らされていく一方ではないのか。
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