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ポーランドのピアニスト、クリスティアン・ツィメルマンがこの5〜6月に来日して各地でコンサートを開いた。演奏は素晴らしいものだったそうだが、インターミッション後に日本語で用意してあった以下のメッセージを読み上げた。この内容がクラシック音楽ファンの間で物議を醸し出しているそうだ。 「日本のみなさんを友人だと思うからこそ言わなければならないことがある。3年前のイラク戦争への加担は、日本の国際的な名声を傷つけ、日本の政治家と日本人にとって不名誉なことだ。しかし、戦争への加担は、必ずしも日本国内で十分協議されたものではないと聞く。少なからぬ日本人が戦争に反対していることに敬意を表したい。私はきょうの演奏を、そのような方々に捧げる。」 高名なピアニストだそうだが、不幸にしてクラシック畑には疎くこの人の名は初耳。しかしロックコンサートだったらこの種のメッセージは大して珍しくもない。ミュージシャンによってこういうメッセージを曲に盛り込むことを好むものとそうでないものがいるが、反戦フォーク集会などというものがあったくらいで騒ぐほどのことではなかったと思う。クラシックは政治的なものから離れていなければならない、と考える人もいるのかも知れないが、裁量が狭い考え方のようにも思う。 どちらにせよこのメッセージが込められたショパン「葬送」は凄いできだったそうだ。この人のCDを聞いてみたいものだ。
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