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先だってWOWOWで、格闘技特集というのか「風のファイター」「力道山」「SPIRIT」と3本立て続けに流した。そのうちの一本紹介。大山倍達といえば極真空手の創始者として「空手バカ一代」で非常に有名だ。しかし、彼が朝鮮半等出身の朝鮮人だったことを知ったのはずーっと後のことだった。力道山がやはりそうだったことを知るよりもさらに後だ。二人とも、日本人の有名格闘家と信じ込んでいた人が多かったはずだ。長らく朝鮮人であることが知られず、最後まで闘い続けた二人の人生。差別とか日本と朝鮮の重く暗い歴史の部分を考えさせられる。 梶原一輝原作の「空手バカ一代」は大山が少々神格化されすぎて、相当誇張やフィクションも入っている印象だった。「風のファイター」もあくまで大山をモデルにした創作だが、有名な山ごもりによる特訓や眉毛を剃り落としたエピソード。ついには自然石を素手で破壊できるようになる話などは本当の話である。大山の人生がベースになった創作映画だが、バカ一代より地味でもうちょっとリアルな印象である。決闘で日本刀が登場したりするのは、誇張がすぎるかとも思うけど。原作は連載アニメだそうだが、「チェオクの剣」の作者でもあるそうだ。 CGやスタント、ワイヤーアクションを使わず、俳優自らの肉体で演じた闘いはリアルな迫力に満ちている。時代考証に難があり、日本の戦後の町並みや、着物の着こなしなどは??というシーンもあるが、こりゃ「ブラックレイン」なんかでもあったからね。でもこの物語の本質的な問題ではない。何でもCGでやればいいというものではないことがこの映画でわかる。日本側からも加藤雅也や平山あやが出演。加藤雅也演じる国家主義・民族排外主義の固まりみたいな格闘家ははまり役か。 映画「力道山」の方は機会あれば別記事で書いてみよう。
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