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アントニオガデス本人は3年前に亡くなっているし、クリスティーナ・オヨスもそのしばらく前に離れ、独自の舞踊団を結成している。この条件でどこまでアントニオ・ガデスの魂を継承できているのか、いささか懐疑的でもあったわけだけど、いやいやどうして立派に彼の精神は生き続けていたのだと思った次第です。ステラ・アラウソにはあまり期待していなかったのですが、オヨスとその姿がだぶりました。 「血の婚礼」はアントニオ・ガデス+クリスティーナ・オヨスのあまりにも有名なフラメンコでやった舞台(カルロス・サウラ監督で映画になっている)が強烈な印象で、これを越えるのはなかなか難しいと思います。今回は音楽、振り付けはほぼそのままでキャストのみ変えて上演されたわけだけど、なかなかのものだったと思います。でもかなうなら今一度、あの二人の舞台を見たかったなあ。 アントニオ・ガデスは父親がスペイン内戦の際に重傷を負って働けなくなり、子供の頃から家計を支えるために働き続けた苦労人でした。彼は堂々自分がコミュニストであることを公演のパンフレットなどにも記載していたそうで、キューバのカストロとの親好などでも知られていました。67歳はまだまだ若かったとは思うけど、彼の残したフラメンコは立派に後継されているんだな、と思いました。去年の春のアイーダ・ゴメス以来のフラメンコ観劇でした。
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2007年03月14日
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