3/19本日、立川駅南口でテント村の月1回の定例情宣を行う。普段は北口だが、今回は下の写真の東日本救援チャリティライブをジャズバンドがやっていたため、干渉を避け南口に移動。
北口は震災から行ってなかったが、駅正面のビルの窓ガラスにはあちこちにガムテープが貼られていて、修理中。もちろん地震のダメージだろう。
南口は結構人通りもあり、タイムリーな原発事故の話題のビラのため受け取りもよくほとんどなくなった。だが、議論をふっかけてくる人もいて「今は東電や自衛隊の批判をするべきではない。頑張っているのだから」とか「原発反対をいま言うべきではない」などの意見だった。だがそれは違うだろう。現地で命がけで作業をしている人たちは大変だと思う。だが、彼らは本当に安全基準を満たした状況にいるのか?場合によっては退避した方がいい状況なのではないか。それでもあなたは言えるのか。「東京を救うために、あなたは命をかけてくれ。私はやりたくないが。」って。
今原発の批判をしなくていつするのか。反戦運動の中でも、放射能の危険を強調して街頭行動や会議を控えるなど奇妙な「自粛」を主張する傾向が出てきている。もっと大胆に町に出るべきだと言おう。
立川駐屯地の前はやはり災害派遣中の看板が出ている。当直司令にビラを基地司令宛の申し入れ書として渡した。やはり立川からもヘリを含む部隊が出ているという。ご苦労様、と言った。彼らは命を救うため東北へ行っている。戦争をするためではない。だが、自衛隊が救援活動専門部隊ならさらに多くの人を救い得るだろう。松島基地ではF2戦闘機など28機が津波で全滅したそうだ。隊員でも死亡したものがいるという。
以下はビラの転載
原発事故は人災
3月11日午後に起きた大地震とその後の大津波は、未曾有の大災害を引き起こしました。多くの人命が失われ、多くの人々が凍えるような避難所で今も不安な日々を送っています。東京に住む私たちは、テレビが伝える津波の恐ろしさに、自然の力の大きさと人間の小ささとを感じさせられました。その後の計画停電では、いかに電気に依存する生活であったかを認識させられています。
スリーマイルと同じレベル5
東京電力福島第一原発の事故の様子が連日報道されています。地震の被害に加えて津波のために冷却装置が働かず、自衛隊、警察、消防に米軍まで加えた総力戦になっていますが、解決のめどはついていません。
地震、津波は天災ですが、原発事故は人災です。1号機の事故の後にすぐにほかの炉にも海水を入れて冷却する必要があったのに、東電は廃炉を恐れて決断せず、3号機、2号機、4号機と火災や爆発、核燃料の露出などの事故が広がりました。運転開始から40年経った老朽原発の危険性もかねて指摘されていたことでした。
原子力安全保安院は3月18日、IAEA(国際原子力機関)の評価基準でレベル5と発表しました。スリーマイル島の事故が同じレベル5、東海村で起きた臨界事故はレベル4、炉心融解の後に爆発して燃え続けたチェルノブイリ事故はレベル7です。福島第一原発の場合は人体や環境への影響はまだ評価できていないので、今後さらにレベルが上がる可能性があります。
地震大国に原発はとんでもない
今回は日本の観測史上最大といわれるマグニチュード9の大地震でしたが、予想される地震は東海地震、南海地震などもあります。静岡県御前崎にある浜岡原発は、かねてから危険が指摘されていました。今、この浜岡原発を止めるべきだという署名運動も始まっています。
原子力発電はCO2を出さないクリーンなエネルギーだと言われます。しかし、いったん事故が起きたときの危険性は他と比べようもないほどです。さらに、地震大国であり海に囲まれた日本で原発を持つなど、とんでもないことです。原子力発電の結果生まれる核廃棄物は核兵器の原料にもなります。原子力政策は核戦略でもあるのです。
福島から飛散した放射能を心配する声が聞かれます。確かに警戒を怠ってはいけませんが、そのために浮き足立って批判の目を失ってはさらに危険なことになります。
被災者への救援と地域の復興のために知恵と力をふりしぼると同時に、今後に向けて原子力政策を変えさせる声をあげていくのも、私たちの重要な課題です。(2011.3.19)
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