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〜モザンビーク・内戦の果てに〜という副題がついているように、その内戦のドキュメンタリーといってもいい。 あんまりこういう作品は見られないのであろうと思う。見る者を暗澹とした気持ちにさせてしまう。が、戦争というものを考える上で良作のドキュメンタリーだ。7/24の放映だったがHDDに記録したものをようやく見終わった。わずか8歳で誘拐され、少年兵になったフラニスの23歳での事故死から番組は始まる。 アフリカでは独立後内戦に突入した国が実に多い。番組中での図表でみれば7−8割ではないか。モザンビーク内戦は、アパルトヘイト政策をとっていた隣国南アフリカとローデシア(現ジンバブエ)がモザンビークの社会主義政権に脅威を感じて反政府ゲリラ組織を編成、送り込んだことに始まる。番組ではポルトガルの植民地時代にまでさかのぼり、植民地軍に編成されたアフリカ人がアフリカ人を抑圧するという悲劇にまで、その対立の要因をみる。 隣国の反共政策に東西の冷戦がからみ、大国の支援はより内戦を長引かせていく。少年兵養成は、この反共ゲリラ組織にとって「拉致→洗脳」という、安直に短期間で戦力を得るための手段だった。しかし、長い内戦が終結した後も、成人してなおトラウマを抱えた人々は多い。こうしてみると世界中で「拉致事件」は起きていることになる。 残念ながら力作アフリカ0年シリーズは再放送も終了。シルクロードなんかと違ってDVDは売れそうにないから出ないかも知れない。どなたか録画した友人にでも頼んで見させてもらって下さい。
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