|
大好きな歌の一つである。サイモンとガーファンクルには中学校時代(70年代初頭)、ポップスを聴き始めていた級友でけっこうのめり込んでいた友人達がいた。特に大ヒット曲「明日に架ける橋」は人気もあった。プレミアム10は昨夜やった番組だが、再放送の可能性も充分あると思うのでS&Gファンの方は見て頂きたいと思う。この曲が南アフリカに渡り、アレサ・フランクリンの歌でヒットし、アンチアパルトヘイト運動の中で広く歌われるようになっていったことは初めて知った。現地ではアレサ・フランクリンのオリジナルと思っている人も結構いるらしい。 国連のアパルトヘイト政策への制裁として文化交流すら規制されていたため、ポール・サイモンは隣国ジンバブエで支援コンサートを開かねばならなかったというエピソードも紹介された。北朝鮮問題をめぐるいろいろな動きなどを思うに「制裁」の有効性に改めて疑問をもつ。また三番の歌詞がレコーディング現場で急遽作られたという暴露話も。 不満なのはアパルトヘイト撤廃後の南アの明るい話しか出てこない点だ。南アでは経済自由化の中で、一部は大もうけしながらも格差が広がり、貧困な国民達はますます窮地に立たされている。エイズの蔓延も深刻だ。こういう悲惨な側面はこの番組では出てこないが、ここでは歌と社会運動の+の側面について語りたかったので、こうなったのかも知れない。 最後に番組の紹介を転載しておく。 以下転載 1970年に発表され、これまで千百万枚のセールスを記録しているサイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」。発表当時アメリカは、ベトナム戦争と公民権運動による混迷の真っ只中。ゴスペルにヒントを得て作られたこの歌は、荘厳な調べと鮮烈な歌詞によって、現状を糾弾するメッセージソングとして爆発的なヒットを呼んだ。その後多くの歌手によってカバーされたが、中でも黒人女性歌手アレサ・フランクリンの歌は、人種隔離政策が続いていた70年代後半の南アフリカで独自の発展を遂げた。「僕が体を横たえるから、荒れた海にかかる橋のように……」という歌詞に共感した黒人居住区の人々が、教会の賛美歌として口ずさむようにまでなる。そして作曲者のポール・サイモンは南アに渡ってコンサートを開き、展開する反アパルトヘイト運動の力となった。また、9.11同時多発テロの際には、ポール・サイモン自らが犠牲者追悼のために歌ったことが引き金となり、再び全米で大ヒットを飛ばした。世界を駆け巡り、戦争や人種差別への抗議の象徴となり、教会での“賛美歌”にまでなった「明日に架ける橋」の物語を、女優・緒川たまきが解き明かしていく。
[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/premium10/ |

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 洋楽



