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本の紹介・書評

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内容(「BOOK」データベースより)
沖縄の46の有人島を、あるときは歩き、あるときは自転車、またあるときは通りがかりのオジィのクルマに拾われて…。その空気を呼吸し、食べ、飲み、人と触れ合う。島の毎日は、どうでもいい事件がいっぱい。

という本なのだが、時間つぶしに立ち寄った本屋で偶然手に取った。まだ全部は読んでいなくて拾い読み中だが、実に面白い。昨今殺人事件のニュースだけは事欠かない報道にうんざりしている人が読むと、何だかほっとしたりするかも知れない本なのだ。科学技術の発達だの、生産力の上昇だのってのは本当に人間を幸せにしているのだろうか。そんな疑問もますます強くなってしまうかも知れないが。

南の島はのんびりしている。バス停なんて、地面に描いた枠だけだったり、壁にぺたんと貼った平面表示だけだったり。乗ってくる人はみんな運転手と顔見知りだから、どこで降りるか知っていていちいちブザーも鳴らさない。鳴らす人はよそ者だから一斉に注目を浴びてしまう。

与那国島では台風接近でフェリーが出なくなるかと思えば、なんと島内放送で翌日出るはずのフェリーを夜の内に出航させてしまう。また別の島ではフェリーに乗せる料金が豚だの牛だのタマネギだの、やけに細かく記載されている。ここ日本なのか(本当に違うのかも知れない)と思えるようなエピソード満載だ。こういう話は一般のガイドブックに載っていないのだ。

それでも渡嘉敷島では戦跡碑に偶然行き会い、作者はこの島でおきた戦争に直面してしまう。あくまで一般旅行記で、戦跡めぐりの本ではないから記載は少ないが、現実に引き戻される瞬間でもある。南の島にこの夏行く予定がある人は、読んでみるといいかも知れない。

日本沈没(小松左京)

1973年だから、自分が高校時代の小説である。この夏リメイクされた映画が封切られるので、久々に読み返したり、あるいは初めて読んだ人も多いのではないか。この時代、日本はオイルショック、ドルショックに見舞われ、高度経済成長はストップ。低成長経済を迎えていた。そんな中での「日本沈没」という題名のSFは、SFでも妙に現実世界とシンクロしたせいか、大ヒットしたものだった。自分も夢中になって読んだほうだ。

プレートテクニクス理論による大陸移動説。現在では、マントル層の対流による大陸移動はほぼ定説であるが、これに細工を加えて、地球のコアの拡大によりマントル層の流れの微細化が日本を急激に海底に引きずり込む、というフィクションにしたてたわけである。実際にはそんなことは起こりえず、日本がなくなるのは少なくとも数百万年以上も先の話だ。

先の話だけど、なくなるのは確実。1億年もたったら、大陸の様相も全く変わってしまっている。1年に数センチの移動でも、そういう地球規模・宇宙規模の時間のサイクルの中では人間のとっての「普遍」「絶対」のように見えるものなんて実にはかないものなのだ。

ただ出てくる政治家・官僚、大変立派な人たちばかりでねえ。いや「国難」(国がなくなっちゃうのだけど)にここまで頑張ってくれる政治家なんているのかなあ、と言ってしまうのは強度の政治不信?映画版もできたが、東宝の総力を結集した特撮は、CGがない時代の手作り特撮だけどなかなか見応えがあった。この夏のリメイク作品と見比べても面白いかも知れない。

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ネムキとは、少女コミック集「眠れない夜の奇妙な話」(朝日ソノラマ)の略称だそうだ。その隔月刊の「ネムキ」に時々掲載されているのがこの百鬼夜行抄である。イマイチコとはずいぶん人を食ったペンネームだけど、水木しげるとはまた違うなかなか味のある妖怪もので、男性の大人でも充分楽しめる。

見えないはずのものが見えてしまう青年の律。死んだ祖父が契約した妖魔「青嵐」に守られながら、様々な怪事件に巻き込まれていく。妖怪、妖魔なんているのだろうか?人間の業の深さが作り出した幻でしかないのじゃないのか。神や悪魔と同様に。しかし、物語が問いかけてくるのは、その「人間の業の深さ」だ。隔月刊だからこそ、マイペースでよく練られたストーリーが可能になる。粗製濫造ではないのだ。

毎回の事件で登場するキャラクターが、その後の別の事件でサブキャラクターとして重要な役回りを演じることがある。ストーリーや人間関係も複雑なものがあるので、よく読んで覚えていないと先が読み切れない。少女漫画らしい美形キャラ満載で、絵もなかなか楽しめます。

眠れない夏の夜、たまにはこんな作品もどうだろうか。(ヤフウのコミックで一部立ち読み可能)
『現代思想』編集部を経て『ユリイカ』編集長もつとめた歌田 明弘氏が週刊アスキーに「仮想報道」という連載をしている。その原稿は遅れて本人のブログでも読める。


今週のアスキーでは「日本のネットと匿名」と題して米国と日本のブログ事情の違いを比較している。米国でも日本同様匿名のブログが多いかと思ったら、そんなことはないそうだ。むしろ実名、もしくはすぐに実名が特定できるような状況で書いているものが多いという。

このブログは反戦ビラ弾圧被告の大洞が書いているということがわかる前提で書いている。リンク先のHPの方に行けば職場状況にもふれた一審意見書もあるくらいだ。こちらの正体を明かした上での様々な主張を書いた記事をアップしているつもりだ。ところがそういうブログは日本では意外に少数派ということのようだ。

歌田氏は日米の「自己主張」の違いなどにその原因を求めているようだ。「炎上」の問題にも触れている。ブログを炎上させない方法についても。たとえば当たり障りのないことを書く(政治的な主張はしない、とか)、炎上しても実生活上で困らない条件があるなどなど。

しかしここで書かれているような違いが日米であるとして、日本の匿名投稿が極めて陰湿な嫌がらせにしばしばなることはどう考えたらいいのか。民主主義の未成熟・他者との討論の不慣れという風にも取ることはできないのだろうか。

単に趣味・楽しみで書いている人も多いだろうし、すべてのブログを十把一絡げにはできないとは思う。しかしネット上でのコミュニケートや討論のあり方を考える上でなかなか面白い連載だ。興味のある方はアスキーを買うか、本人のブログにどうぞ。

せっちゃんのごちそう

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すでに辛淑玉さんは「鬼哭啾啾」の中で自らの半生については部分的に述べているところである。朝鮮学校時代に革命キャンプに行くことを拒否したら、教員に殴られヘルニアになった下りは衝撃的だった。また知り合いの石丸次郎氏の勧誘で何人かの脱北者に面会した部分もである。本人が日本で受けた差別体験からは在日コリアンの置かれた状況について考えさせられるし、同時に北朝鮮問題への向き合い方を考える上で、なかなかいい本だったと思う。

この「せっちゃんのごちそう」はさらに細かいエピソードを年代別に加えて、自分自身の生きた記録として半生の記の部分をほぼ完成させたもの。字が大きめで老眼が進みつつある方でも楽に読める(トホホ)。実は山陰日報に載ったこの本の書評のコラムのため、2チャンネルなどで話題になっている感がある。コラムニストの書いた横田めぐみさんへ思いをはせた部分と「ブッシュ大統領の力を借りてでも」助けて欲しいと書いた部分が、辛淑玉さんのことばと誤解した人もいたりした。

誤解はともかくとして、「鬼哭啾啾」も読んでれば、辛淑玉さんが「ブッシュの力を借りる」などと言うはずもないとわかるのだが、2チャンネルあたりではまた在日コリアンへの差別性をむき出しにしたこの本への反発が語られてるらしい。「差別」というものの根深さを考えさせられる。「鬼哭啾啾」よりは万人に読みやすい本だと思うので一読をお勧めする。

出版社:日本放送出版協会 発行:2006年3月 
ISBN:4140054964 
価格:¥1470

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