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笠井さんに日本市場に向けてのドイツ製トラベルドブソニアンRD-300DXのローカライゼーションに関してお話を聞く機会を頂きました。
オリジナルを尊重し、望遠鏡として基本的な部分には手を入れない一方で、日本のユーザーが使いやすいように、また日本のユーザーがこだわる部分にきちんと手を入れたそうです。
1. 接眼部の位置を変更
オリジナルの鏡筒は筒先から向かって左上側に接眼部が設置されています。これは右目利きが圧倒的に多い日本市場にはそぐわないので、右上側に接眼部を移植したそうです。(欧米人が左目利きが多いとは初めて知りました。)
2. 斜鏡のコバの墨塗り
オリジナルの製品は、斜鏡のコバの墨塗りはされていないそうです。視界のコントラストにも影響を与えるものなので日本仕様は丁寧に墨塗りされています。
なんとこのコバ塗りですが、笠井社長自らがひとつひとつご自身で墨塗りしているそうです。
3. Quick Finderの標準装備
ヨーロッパで売られている本製品には、ファインダーが付属していなので、日本市場向けにQuick Finderを装備させたとのことです。通常は強力な両面テープで台座部を取り付けるクイックファインダーですが、笠井トレーディング特製の金具でトップリングにがっちり固定されていてより安心です。
このクイックファインダーとはどういうものかというと、二重円のパターンがガラス板に無限遠投影されるようになっていて、その二重円の中心に見たい天体を持ってくると、望遠鏡本体の視界に目標の天体が入ってくるという代物です。
通常の小望遠鏡の形をしたファインダーより光軸合わせも簡単で便利なものです。特に初心者には使いやすいですね。
アップグレード製品としてWide Finder28という製品もあります。ワイドビノの光学系とQuick Finderの光学系を合わせたもので、先日弊社のお客様が買われましたが、バックヤード・プロダクツ社が成形したグラスファイバーレインフォースドプラスチック製のフードと一体の本体のカバーは、なかなか良いデザインでした。
QuickFinderでは見つけづらいやや暗い天体の導入も楽に出来ると思います。(最初はQuick Finderで十分でしょう)
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