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昨年末、金星が西空低くに見え始めましたが、ここ最近は日没後の高度もかなり上がりかなり観測しやすくなっています。年末は、地球から見て太陽を挟んで向こう側に位置していた金星は、月で言うと満月に近い形で、ラプトル50などの小さな望遠鏡で見ると、芥子粒のような小さい丸っこい姿で見えていました。地球からの距離も遠いため、小さくしか見えなかった訳ですが、ここ最近は少し欠けているようすが観察できます。

金星観測は、ここから7月終わりに掛けてがとても面白い時期で、地球との距離もどんどん縮まって来て大きく見えるようになり、太陽と地球の間に入り込むに従って大きく見えるようになると同時に、大きく欠けて三日月のような形に見えるようになります。

400年前、イタリアの天文学者のガリレオは、この金星の満ち欠けする様子を観察し、地動説を確信するに至ったと言われています。

たしかに、地球が宇宙の中心、太陽系の中心であればこのような満ち欠けと見える大きさの変化が起こる事は考えにくく、ガリレオが自身の望遠鏡で観察した金星の満ち欠けを地動説の有力な証拠のひとつとしたのはうなずけることですね。

↓二度クリックすると拡大します。10日ごとの金星の満ち欠けと、日没30分後の見える位置の図版(アストロアーツのステラナビゲーターにて作成しています。)
イメージ 1


次の図版三枚は、金星の地球との相対位置と満ち欠けの関係です。地球と太陽の間に深く入り込むに連れ大きく欠けていくのがわかります。


クリックして拡大しないと小さすぎて何の図版か分からないので、よくご覧になってください。

イメージ 2
今年の1月15日の地球と金星の位置関係と満ち欠けの様子、まだ地球から見て太陽の向こう側ということもありほぼ満月の状態です。距離も遠くかなり小さく見えていました。

イメージ 3
今年の3月10日の状態、かなり欠けてきています。地球にも近ずいてきたので、一月に比べるとかなり大きく見えるようになっています。

イメージ 4
これは今年の7月10日の様子です。見える位置は太陽にどんどん近づいて来ています。地球にとても近づいて来ているので、望遠鏡で観察する木星よりも大きく見えるようになっています。大きく欠けていて細い月のような形に見えています。


金星は、これからが観察シーズン、形の変化が面白いです。理由を上の説明などを参考に色々と考えを巡らせながら観察してみてくださいね。


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