|
3体のLEGOのフィギュアが探査機に乗せられ木星に向かっています。
右からローマの神様 雷を鷲づかみにするジュピターと その奥さんの真実を探す虫眼鏡を持つジュノー そして初めて天体望遠鏡を作り宇宙に向けたイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは左手に手製の天体望遠鏡、右手で木星を抱えています。 フィギュアの大きさは高さ4センチ程度です。NASAとLEGO社の展開する教育プログラムの一環のようですね。 この新しい木星探査機ジュノーは、2011年8月に地球を飛び立ち、約5年の歳月をかけ来年の7月には木星に到達する予定です。この探査機を見て「あれ?」っと思った方は、かなり注意深い方です。 これまでの木星以遠の探査機は、なぜ太陽電池を使わなかったのでしょうか? それは.....木星から太陽までの距離は地球から太陽の距離に比べて平均すると約5.2倍も遠いのです。5.2倍遠いという事は....太陽の光は1/27まで暗くなってしまうのです。(5.2の二乗になりますからね)。 同じ太陽電池パネルを持って行っても、地球で使う1/24しか電力を生み出さない事になります。実際今まで打ち上げられた探査機を見ると水星から火星探査機は、太陽電池が主流で、それ以遠は原子力電池が主流になっています。 実際、ジュノーの搭載している太陽電池は、20年前のものに比べ50%も発電効率が高いものなのです。また、探査機が木星を回る軌道に入った後も、木星の影に入る事がないような軌道になっていてさらにすべての観測が太陽電池パネルを太陽に向けたままの状態で行えるように計画されています。 下の写真は、今木星に向かっている木星探査機ジュノー、その下の写真は、以前打ち上げられた木星探査機ガリレオです。 ジュノーの探査目的 木星の大気にどれほどの量の水が含まれているか。 木星の大気の詳細を明らかにする。成分の構成、温度、雲の動き 木星周辺の磁場や重力場のマッピング 木星の極のオーロラの観測、磁場と大気の相互作用の探査 以上の探査や研究を通して、太陽系の形成の理解を深めるのが目的である。 ジュノーは木星到着後、20ヶ月に渡る期間探査をし、2018年2月に最後は木星の大気圏に突入し探査を終える予定です。 新型の木星探査機ジュノー 太陽の光を電気に変える太陽電池を搭載(太陽電池:探査機から三方向に伸びる板状のもの) プルトニウムの崩壊熱を熱電対で電気に変えるプルトニウム電池を搭載 (プルトニウム電池:探査機から右上に伸びるアームの先に搭載された円筒形の物体) ジュノーの木星到着は2016年7月5日、望遠鏡で見ても縞模様や衛星の動きが楽しめる惑星なので、一層の注目が集まることでしょう。 もちろん、私たちが地上から天体観測に使っている小さな望遠鏡では、探査機が撮影して来た写真のように細かい模様まで見える訳ではありませんが、謎の多い木星や衛星に新たな発見があれば、いつも見ている惑星が更に興味深く思えることでしょう。 とくに、小型望遠鏡でも観察できる四大衛星の中には、氷の大地の下に海がある衛星があるとされいますから、今後の地球外生命探査の検討にも使われるというジュノーの探査には大いに期待が集まるところですね。 2011年8月5日に打ち上げられ、2013年10月5日に地球の重力と探査機のロケットを使って加速、木星へ向かう軌道に乗った。木星には来年2016年7月5日到着予定。 |
全体表示
[ リスト ]




