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ふたご座流星群の極大日が近づいて来ました。
昨夜(11日夜)は、極大日の3日も前ですが、山梨市牧丘町の乙女高原では、ふたご座流星群の流れ星がいくつも見えたとの事です。フラッシュのように明るい痕が残るような見事なものも見えたとの報告です。今日は昨日の更に倍の数が流れるので、今夜からピークの15日午前3時に向けてどんどん流れ星の数が増えていきますのでやはり今年のふたご座流星群はとても期待が持てます! ⚫︎見える時間や期間 一番たくさん見えるのは、12月14日21時過ぎから、翌朝明るくなるまで。時間100個近い流れ星が見える可能性があります。(特に12月14日23時から15日午前4時ごろが得に条件が良いでしょう。もっともたくさんの流れ星が流れる極大時刻は15日午前3時前後になります。) 前日の13日の夜から翌朝にかけては一番沢山の流れ星の見える14日の約半分の数、前々日の12日は14日の1/3位、15日の夜から翌朝は、14日の1/3位の数の流れ星は見える筈です。 ⚫︎今年は10年に1度の好条件 今年は10年に1度の好条件です!見逃さないようにしましょう。なにが絶好の条件かというと…、まず月齢です。観測時間帯に月が夜空に浮かんでいると、月明かりに邪魔されてしまって、流れ星が見えなくなってしまうのですが、今年のふたご座流星群の観測時間帯に月は地平線の下で出てこないのです。さらに流星の一番たくさん流れる時間帯が日本は夜である事(極大時間といいます)これは結構重要な事で、日本が昼の時間帯が極大時間だと見える流れ星の数が減ってしまうのです。 ふたご座流星群の活動は近年活発で、今年のような絶好の観測条件で夜空のキレイな場所で観察をすれば、一時間に100個を超える流れ星を見る事ができます(一晩粘れば500個を超える流れ星観察できる可能性があります!) ⚫︎そもそも流れ星ってなんなのでしょうか? 流れ星は、流星(りゅうせい)とも呼ばれるが、空のある場所から、光が現れ移動し、やがて消える現象です。あたかも夜空に輝いている星が流れるように移動し消えるようすから流れ星とか流星とも呼ばれています。白河天体観測所の岡田氏によると「ほしくそ」と呼んでいた地域もあるよで、確かに輝いている星がぷりっと「うん⚪︎」をひねっているように見えない事もないですが…… さてこの流れ星の正体とはなんなのでしょうか?本当に夜空に輝いている星が動いている訳ではありません。実は流星物質と呼ばれている、太陽系内を漂っている砂や小石くらいのちいさなちいさな天体が、地球の大気に秒速数キロから数十キロの猛スビードで突っ込んで、大気の分子と衝突して、プラズマ発光して輝いて見えるのが流れ星です。(ふたご座流星群) プラズマ発光?なにやら難しいですが、遅くても秒速数キロ(速いと秒速70キロ以上)という鉄砲玉より速いスピートで突っ込んできた流星物質が大気の分子と衝突した時に急激に圧縮された大気が大変な高温になり光輝くのです。その温度は数千度にもなると言われています。「流星は大気との摩擦熱で加熱され発光する」という説明をする方もいますが、これは間違いです。どちらかというと雷の稲光はプラズマ発光ですから、雷の発光現象と原理的には近いものなのです。 それではその小石や砂のような大きさの流星物質はどこから運ばれてくるのでしょうか?流星物質は、主には太陽系内を長い楕円軌道をもつすい星(コメット)が軌道上に撒き散らしたものです。すい星は、水が凍った氷やドライアイス(固体の二酸化炭素)と砂や小石がまぜこぜに固まった天体で、太陽に近づくと熱で溶け出してその軌道上にたくさんの流星物質(砂や小石などもまきちらします。)その軌道を地球が横切る日は、たくさんの流れ星が見られます。これが流星群と呼ばれるものです。 ⚫︎見える時間や期間 一番たくさん見えるのは、12月14日21時過ぎから、翌朝明るくなるまで。時間100個近い流れ星が見える可能性があります。(特に12月14日23時から15日午前4時ごろが得に条件が良いでしょう。もっともたくさんの流れ星が流れる極大時刻は15日午前3時前後になります。) 前日の13日の夜から翌朝にかけては一番沢山の流れ星の見える14日の約半分の数、前々日の12日は14日の1/3位、15日の夜から翌朝は、14日の1/3位の数の流れ星は見える筈です。 ⚫︎それではどのような場所で観察するのが良いのでしょうか。 1. 視界の広い場所で観察しましょう。 2. 視界を広く取るために寝そべって見るのが良いでしょう。(危険のない場所で!) 3.出来るだけ夜空が綺麗に見える場所に行きましょう(天の川が見えるような海や山へ行くのが一番です。) 4.目を暗闇に良く慣らしましょう。 1から4の条件を揃える事ができれば、一時間に100個近い流れ星を見る事ができます。 当日は平日という事もあり、市街地で見るしかない人も諦めては行けません。 以前同じような条件でも、東京都渋谷区で一時間に10個近く、横浜市の郊外で20個近い流れ星を観察出来ました。 ⚫︎都会や市街地で見る方も諦めてはいけません! 都会や市街地で見る方も、できるだけ視界が開けた場所で見ましょう。それと近くの街灯などの光が直接目に入らないようにする事で、見られる流星の数はぐん!と数が増えます。 寒くて外に出たくない方、風邪をひいて家から外に出られない方。窓越しでも見えます!できるだけ広い窓があるところで見ましょう。部屋の電気を消して十分目を慣らします。横浜のマンションで実験した事がありますが、夜12時を過ぎれば一時間に数個の流れ星を観察できました。窓が結露していては良く見えませんから、部屋を暖める時は、エアコンを使うと良いですよ。ガスや灯油ファンヒーターで部屋を暖めると、水蒸気が出ますから部屋の窓が結露して曇ってしまいます。また窓を昼間のうちに綺麗に拭いておきましょう。窓が汚れているだけで見える流れ星の数はぐんと少なくなってしまいます。 ⚫︎見るためのコツ 1.寝椅子に座るなど、リラックスした姿勢で見る。 2.暖かい服装で見る。(寒さを感じない位暖かくする) 3.目を十分暗闇に慣らす。完全に暗闇に順応するのには少なくとも10分以上の時間が必要です。 (途中で懐中電灯や近くの街灯などを見てしまうと、また暗闇に目が慣れるのに10分以上の時間がかかります。) 4.公園や河川敷や建物の屋上など、できるだけ視界が開けたところで見る。 (そこが安全な場所か、昼間のうちに必ず下見をしてください。) ふたご座流星群まとめ 日本名 ふたご座流星群 学術名 Geminids 極大時の放射点位置 赤経 112° 赤緯 +33° 出現期間 12/5頃から12/16日頃 極大時流星出現数(輻射点が天頂にあると仮定した補正をしています。)120個/時 流星の対地スピード 秒速35km(流れ星としては中程度の速度です) 極大時刻:12月15日 午前3時頃 下記は観測星図になります。ふたご座のカストルの近くの黄色の×印が、ふたご座流星群の放射点(輻射点)になります。放射点を中心に四方八方に放射状に流れ星が飛びます。 放射点を自分の視界の隅に入れて、できるだけ空を広く見るようにしてください。できるだけ空を広く見るというのがコツです。 20時から21時ごろになると、輻射点が東の地平線から上がってきます。この時間帯に観測するのであれば、天頂(頭の真上)から東の方向が開けた場所で観察しましょう。流星の輻射点が低いので、東の空から頭の上に向かって打ち上がるような経路の流星が見られます。 (下図はクリックすると拡大します。一度で拡大しない場合は、もう一度クリックしてください。) 23時にもなると、ふたご座流星群の輻射点の高さは60度を超えてきます。このころから流星の数はぐんぐんと増えてきます。 (下図はクリックすると拡大します。一度で拡大しない場合は、もう一度クリックしてください。) 深夜1時、ふたご座がほぼ頭の真上(天頂)にきます。絶好の観測条件になります。流れ星の数ももっと増えてきます。 (下図はクリックすると拡大します。一度で拡大しない場合は、もう一度クリックしてください。) 午前3時、今回のふたご座流星群の極大時刻になりました。綺麗な星空の下では、流星の数は1時間に100個を超える可能性もあります。 (下図はクリックすると拡大します。一度で拡大しない場合は、もう一度クリックしてください。) もう間もなく夜明けです。ふたご座は直立した状態で西空の中天に見えています。朝焼けまで流れ星の数は徐々に減りながら見えることでしょう。カメラを東に向け朝焼けの中を飛ぶ流れ星を撮影するのも良いかもしれません。 (下図はクリックすると拡大します。一度で拡大しない場合は、もう一度クリックしてください。) |
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