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金沢在住の天文家である長兼弘氏の発明品である、ユニバーサル・クリップ・アダプターを製品として世に出すことになりました。
近年スマートフォンのカメラの性能の向上は目覚しく、月などの天体を撮影するととても良く映る事が分かっていました。しかしながら、手でスマートフォンを保持して、スマートフォンの小さなレンズと、望遠鏡の覗く側のレンズ(アイピース/接眼レンズ)を一致させるのはとても難しく、スマートフォンの液晶画面に月がなかなか映らず、映っても直ぐにブラックアウトしてしまい、月を撮影するのはとても難しかったのです。
スマートフォンが発売された2008年ごろから、スマートフォン用のアダプターを色々と試作していましたが、なかなか販売できるようなものを考案することができませんでした。スマートフォンのレンズの位置は、機種によって異なり、さまざまな機種に対応するようにすると構造が複雑になり、価格が上がってしまいますし、取り付けも大変になってしまうからです。
その間にも、各社からスマートフォンのアダプターは発売されましたが、まともに使えるものは価格も高く、スコープテックが目指している、安くて簡単に出来るものとは、かけ離れていたのです。
そんな時に、金沢の天文家の長さんが、とても良いものを考案したのです。スマートフォンに取り付けた凸部のあるガイドと、天体望遠鏡の覗く側のアイピースに取り付けたガイドアダプターをかちっと合わせると一瞬で望遠鏡側のレンズと、接眼部側のレンズの軸が一致し、簡単に天体の撮影ができるというアイディアでした。
とても素晴らしいアイディアで、私が長年考えていても思いつかなかった事を、いとも簡単に実現してしまう素晴らしい策でした。「コロンブスの卵」とはこういうアイディアを言うのだと思います。
さっそく長さんの住む金沢に二年前に飛んで行ったというわけです。それから製品化までに3回金沢にお邪魔し、その度に色々なアイディアを頂きました。そしてようやく製品として完成したのが、このクリップアダプターという訳なのです。
写真は、左が長さんです。長さんは、大変精力的なアマチュア天文家で、自宅のガレージはたくさんの工作機械があり、ご自分のアイディアを次々に形にしている方です。自宅ガレージ工場で製作したパーツは、仲間や自分の天体望遠鏡に取り付けられ実践的に使用されています。また現在は氷の単結晶で作った対物レンズで星を見たいと、氷点下でしか使えないのですが、そんな楽しい望遠鏡の製作にチャレンジしています。その様子はNHKの番組でも紹介されるほどです。そしてその深い知識は、天文のみならずとても多岐に渡り、湯水のごとく湧いてくる楽しい話に魅了されてしまいます!そして弊社の製品開発に置いても、とても有益なアイディアをいつもくださり、本当に頼りにしています。
製品説明
ユニバーサルクリップアダプターは、下の写真で手に持っているガイドホルダー部と、その後ろに映っているクリップ部からなります。ガイドホルダーをアイピース(接眼レンズ)に取り付け、クリップをスマートフォンをはさむように取り付けるだけでセットは完了です!
スマートフォンのレンズと、クリップの穴を正面からみて同心円となるようにはさんで取り付けるだけです。
ガイドアダプターは、アイピース(接眼レンズ)の直径(外径)が15mmから36mmのものであれば取り付けが可能です。
あとは、クリップ部分の凸と、ガイドアダプターのガイドホールをかっちっとはめれば光軸がワンタッチで合うので簡単に撮影が可能なのです!
また、このユニバーサルクリップアダプターですが、外径さえ15mmから36mmの間であれば顕微鏡や双眼鏡の接眼部に取り付けての撮影が出来ます。
ひとつあるととても便利です。
今後の予定 現在、アダプターとクリップはセットで販売されていますが、数ヶ月後にはクリップは単体で買えるようにするつもりです。観望会などでご使用の際は、接眼部にガイドアダプターをセットしておいて、あらかじめいくつかクリップを渡しておけば、観望者のみなさんはスムーズに撮影ができると思います。
販売は、弊社パーツショップになります。
スコープテックパーツショップ <クリック
お買い上げ5000円以上で送料無料となります。
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