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2019年2月の星空情報です。
1年で1番気温が下がる季節になりました。ここまでは北海道や北東北を覗き、平年より気温が高めに推移しています。太平洋側は、昨年末から今まで記録的な降水量の少なさで晴天が続き天体観測には絶好の空模様でした。 各画像はクリックすると拡大します!!
●今月のハイライト 2月となりました。今月の注目すべき天文現象をリストアップします。 1.2月1日、明け方の空で細い月と金星が大接近し、見事な眺めになりそうです。晴れを祈りましょう! 2. 2月18日、夜明け前の東の空で金星と土星が近づいて見える。マジックアワーの空で燦然と輝く土星の傍に、対比的に落ち着いた黄色味を帯びた土星の輝きに注目してください。 3. 2月下旬から3月初旬にかけて夕方の西空で、水星が好条件で観察できる。
〈目次〉 ★2月の惑星たち ★2月の天文現象カレンダー ★2月の星空情報 ★要注目!今月のオススメ! ★イベント情報 ★2月の惑星たち 水星 ◎2月下旬から、観測の好機 金星 ◎ 明け方の空で燦然と輝く。 火星 △ 視直径4秒を切りました。口径15センチで表面模様がかろうじて見えます。 木星 △から◯ 太陽からの離角がだんだんと大きくなり、日の出の東空低空で観測可能 土星 △ 見かけ上まだ太陽に近いので、観測は可能だが条件はまだ良くない。 天王星 ◯ 宵に西の空に見える 海王星 △宵に西の低空で観測しにくい ★2月の天文現象カレンダー 2月1日(金)朝焼けの空で月と金星が1°まで大接近する 2月5日(火)新月 前後数日は一晩中月明かりの影響がなく、星空の観測に絶好 2月9日(土)田奈星空観望会 月齢4.6 冬の星座を楽しもう。 2月11日(月)建国記念日 2月13日(水)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! 2月20日(水)満月 スーパームーンの満月です。 2月26日(月)1月28日(月)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! 2月27日(水)水星が東方最大離角で夕方の西空で観測の好機。今回は特に条件が良い ) ★2月の星空情報 全ての図版は、クリックやタップをするとさらに大きく表示できます。 ※明日の朝ですよ!!!
☆2月1日、明け方の空で細い月と金星が大接近し、見事な眺めになります。
朝焼けに染まる東の低空で、新月を4日後に控えた細い月と金星が双眼鏡の視野に収まるほどまで近づいて見えます。肉眼で見てもとても美しい星景色になりますが、双眼鏡で見ると、月の欠けている部分がうっすら見える地球照もよりくっきり観察できるでしょう。本来は、月の欠けている部分は、真っ暗で見えない筈ですが、地球の海や雲に当たった太陽の光が反射して、月の影を照らし出したのが、月の欠けた部分が見える「地球照」という現象です。 肉眼でみると、月と金星の左下に土星、右上に木星も輝いています。この機会に、金星と土星と木星と月の朝焼けでの競演をカメラで撮影してみるのも良いでしょう。
双眼鏡で見るとさらに素晴らしいながめに!
2月18日、夜明け前の東の空で金星と土星が近づいて見える。
2月1日に月に近づいて見えていた金星が、今度は土星と隣あって見えます。2月1日には、朝焼けに埋もれ見つけにくかった土星が、今回は太陽からも離れてきてより観察が簡単になってきたのが分かると思います。
☆2月下旬から3月初旬にかけて夕方の西空で、水星が好条件で観察できる。6月末から7月初旬にも日没時の水星の高度は今回と同じように高くなるが、大気の透明度を考えると、今回の方が観測条件は良さそうです。また高度が高い期間が比較的長いのでその点でも観察のチャンスは多そうです。太陽系の1番内側の軌道を公転している惑星なので、地球から見ると太陽からなかなか離れてくれず、見えても日の出、日の入り前のわずかな時間だけ観測が可能です。天文学者のコペルニクスさえ、水星の姿を見た事がないとの逸話があるほど、観測のチャンスが少ないのです。
望遠鏡でみると、形の変化がわかります!
自動車雑誌 ナビカーズ40号特集『星に会いにいこう』税込880円 1月26日発売開始 自動車雑誌なのですが、今回の特集は『星に会いにいこう。』全体の8割が星に関する事なので、車の雑誌というよりは、ほとんど星の本です。昨年の年末に、ナビカーズの編集部から電話を頂き、全国の星空観測地や公共天文台や宿のリストアップと紹介文、双眼鏡望遠鏡のページのコンテンツ作成と、取材先の紹介。今まで見た中1番美しい星空の話を書いてくださいとのこと。二つ返事でOKし、間接的あるいは、直接的に関わったページは、かなりの部分になりました。編集部の頑張りで星の本としてもとても良いものが出来上がりました。ツイッターやフェイスブックでも話題になっているようで、天体観測が元々趣味な人が読んでも、初心者が読んでも楽しめる内容になっているので、皆さんも是非お手元にどうぞ。 車メーカーの誌面広告に混ざって弊社、スコープテックの広告もでていますよ! 全国書店で発売中ですが、売れ行き好調のようで、既に在庫が僅少、あるいは売り切れてしまった書店もあるようです。お早めにどうぞ。
アマゾン https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MK45L6V?pf_rd_p=7b903293-68b0-4a33-9b7c-65c76866a371&pf_rd_r=G9N2F5MHX4JSYF8MC4HD ★イベント情報 ●2019年 乙女高原星空観望会暫定日程 第90回 4月5日(金)から4月7日(日) 第91回 5月3日(金)から5月5日(日) 第92回 5月31日(金)から6月2日(日) 第93回 7月5日(金)から7月7日(日) 第94回 8月9日(金)から8月11日(日) 第95回 8月30日(金)から9月1日(日) 第96回 9月27日(金)から9月29日(日) 第97回 10月25日(金)から10月27日(日) 第98回 11月22日(金)から11月24日(日) 最新の日程は下記リンク先をご覧ください。 http://otome.sblo.jp/ ●2019年 田奈星空観望会暫定日程 1月12日(土) 月齢6.4 冬の星座 2月9日(土) 月齢4.6 冬の星座 3月16日(土) 月齢9.8 春の星座 月と小さくなった火星 4月13日(土) 月齢8.1 春の星座 5月11日(土) 月齢6.6 初夏の星座 6月15日(土) 月齢12.1 水星と木星 7月13日(土) 月齢10.7 土星と木星 8月17日(土) 月齢16.4 土星と木星 9月7日(土) 月齢8.1 土星と木星 10月5日(土) 月齢6.7 金星と土星と木星 11月2日(土) 月齢5.3 金星と土星 おわりに メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。 webmaster@scopetown.jp よろしくお願い申し上げます! 2019年1月31日 (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇 ############################################################ 株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント https://www.facebook.com/takashi.onuma.7 天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。 ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。 ・星空と天体観測のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています! ・乙女高原星空観望会 http://otome.sblo.jp/ 山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は上記サイト上でご案内しています。 ・田奈星空観望会 また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。 毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は下記リンク先でご確認ください。 http://scopetown.jp/kanbokai.html ############################################################ |
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2019年1月の星空情報です。
●今月のハイライト 1月となりました。正月早々大きな天文現象が続きます。 1.12月初旬から中旬にかけ3等級半ばまで明るくなったウィルタネン水星が中旬以降月明かりに阻まれ、一時観測がしにくくなっていましたが、6日に新月となり、再び見やすくなっています。5等から6等の明るさですから、肉眼での観察は厳しいですが、双眼鏡や写真では容易に撮影できる明るさを維持していそうです。 2. 三大流星群の一つであるしぶんぎ座流星群が、月明かりに邪魔されることもなく条件良く観測できます。寒さ厳しい季節なのでしっかり防寒して楽しみましょう。 3.明け方、日の出前の東の空で金星が見ごろ、1月6日に東方最大離角(太陽の西側に最も離れる)注目は、初日の出前の金星です。朝焼けの東の空に燦然と輝きます。その明るさは1等星の約140倍。大変美しい星景色が見られるでしょう。近くには水星、木星、さそり座の1等星アンタレス、そして細い月が並んで見えます。 4.1月6日午前中に全国で部分日食が見られます。安全な観測方法は、本メールマガジンの記事中でご案内します。 〈目次〉 ★1月の惑星たち ★1月の天文現象カレンダー ★1月の星空情報 ★今月の便利グッズ ★イベント情報 ★1月の惑星たち 水星 ○1月頭、中旬からX 金星 ◎ 1月6日に夜明け前の東の空、最大光度で燦然と輝く。 火星 △ 視直径4秒を切りました。口径15センチで表面模様がかろうじて見えます。 木星 △ 見かけ上太陽に近いが、日の出前のわずかな時間、東空低空で短時間観測可能 土星 × 見かけ上太陽に近く観測が困難 天王星 ◎ 宵に南西の空に見える 海王星 ◎ 宵に西の空に見える ★1月の天文現象カレンダー 北海道は平年並み、その他の地方は暖冬傾向の予報がでています。しかし昼間は暖かくても、朝晩は思ったより冷え込むようになります火星は大接近した今夏に比べるとかなり暗くなりましたが、まだ宵の西の空でまだ存在感のある輝きを放っています。 1月1日(火)元旦。金星が明け方の空に美しい輝きを放っています。 1月4日(金)しぶんぎ座流星群が極大。月明かりの影響もなく条件は最良。4日未明から明け方までが見頃となる。 1月6日(日)新月 ウィルタネン彗星がまだ明るめに見えている 1月14日(月)成人の日 上弦の月 上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! 1月19日(土)田奈星空観望会 19時ごろから 1月21日(月)満月 1月28日(月)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! ) ★1月の星空情報 ☆初日の出 30分まえに月と惑星が直列して見えます!!
☆しぶんぎ座流星群 ※観測のポイント しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群とともに三大流星群のひとつです。今年は、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群も月明かりの影響で条件が悪い。今年のしぶんぎ座流星群は月明かりの影響も受けず好条件ですが、残念ながら極大時間が1月4日の午前11時のため、流星の数は1時間に15から30個程度と予測されています。観測は1月3日深夜過ぎから4日早朝にかけてになります。朝が近くにつれて流星の数が増加していきます。
✳︎流星観測のこつ 1.市街地であれば街灯が直接目に入らない場所で 2.上弦の月が夜半に地平線に沈んで月明かりの影響のない夜半過ぎから観測することをおすすめします。 3.可能であれば、星空の綺麗に見える海や山へ遠征して見てください。市街地での観測より10倍近い流れ星を観察できます。 4.流星群の流れ星は、流星群の放射点(下記図版に図示)を中心に四方八方に飛びます。出来るだけ空を広く見て観測するのが、沢山の流れ星を見る秘訣です。 https://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/show_image.html?id=56460559&no=2 ☆1月6日金星が西方最大離角 明け方の空で、金星が西方最大離角となります。西方最大離角とは、内惑星である金星が、太陽の西側に最も大きく離れた位置までくることを言います。日の出30分ほど前に南東の方角の空に燦然と輝く姿を見ることができるでしょう。望遠鏡で観察すると、月齢6の月と同じような形に欠けた姿を観察できるでしょう。 ☆1月6日 午前中に日本全国で部分日食が見られます。 年明けの日曜日の午前中に全国で部分日食が観察できます。日食の食分は、北へ行くほど大きく、日本の南に行くほど欠けが小さくなります。 日食の安全な観察には、日食めがめをお使いください。昔は下敷きで見たり、煤をつけたガラス板などで大丈夫と言われていましたが、これらは全て目を痛め、半永久的もしくは、永久的な視力低下や最悪失明を招く場合がありますので、絶対行わないでください。日食メガネがない場合、ひとつだけ安全な観察方法があります。 厚紙を容易し、それにちいさな穴を沢山あけます。それを通した光を地面に映して、その像を観察する方法です。すこし小さい像ですが、とても安全に観察することができます。
※日食観測上の注意点 太陽専用望遠鏡みかんを除く、弊社製の天体望遠鏡は、いかなる方法でも太陽観察は完全な失明や恒久的な視力の低下の危険をともないます。絶対行わないでください。 弊社製以外の天体望遠鏡も、一部の太陽観察専用天体望遠鏡を除き、天体望遠鏡での観察はできません。太陽観測においては、どのような防護策をとっても絶対に安全な方法はありません。正常な状態の太陽望遠鏡のみが、安全な観測方法となります。 ●今月の便利グッズ ★イベント情報 ●2019年 乙女高原星空観望会暫定日程 第90回 4月5日(金)から4月7日(日) 第91回 5月3日(金)から5月5日(日) 第92回 5月31日(金)から6月2日(日) 第93回 7月5日(金)から7月7日(日) 第94回 8月9日(金)から8月11日(日) 第95回 8月30日(金)から9月1日(日) 第96回 9月27日(金)から9月29日(日) 第97回 10月25日(金)から10月27日(日) 第98回 11月22日(金)から11月24日(日) 最新の日程は下記リンク先をご覧ください。 http://otome.sblo.jp/ ●2019年 田奈星空観望会暫定日程 1月12日(土) 月齢6.4 冬の星座 2月9日(土) 月齢4.6 冬の星座 3月16日(土) 月齢9.8 春の星座 月と小さくなった火星 4月13日(土) 月齢8.1 春の星座 5月11日(土) 月齢6.6 初夏の星座 6月15日(土) 月齢12.1 水星と木星 7月13日(土) 月齢10.7 土星と木星 8月17日(土) 月齢16.4 土星と木星 9月7日(土) 月齢8.1 土星と木星 10月5日(土) 月齢6.7 金星と土星と木星 11月2日(土) 月齢5.3 金星と土星 おわりに メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。 webmaster@scopetown.jp よろしくお願い申し上げます! 2018年12月31日 (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇 ############################################################ 株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント https://www.facebook.com/takashi.onuma.7 天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。 ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。 ・星空と天体観測のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています! ・乙女高原星空観望会 http://otome.sblo.jp/ 山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は上記サイト上でご案内しています。 ・田奈星空観望会 また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。 毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は下記リンク先でご確認ください。 http://scopetown.jp/kanbokai.html ############################################################ |
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12月の星空情報メールです。
●今月のハイライト 12月となりました。今月も見どころが沢山あります。 1.今月は、先月からご紹介しているウィルタネン彗星が12月中旬過ぎに地球に最接近し見頃になります。12月中旬過ぎから月明かりに邪魔されますが、年末年始にかけて月明かりに邪魔されずに再び見頃を迎えます。 このウィルタネン彗星ですが、12月10日過ぎから、暗い夜空の下では、肉眼でもぎりぎり見える明るさになります。もちろん双眼鏡、天体望遠鏡でより楽しめます。カメラでの撮影も楽しいでしょう 2. 三大流星群の一つであるふたご座流星群が観測できます。年間の流星群の中で最も沢山の流れ星を飛ばします。肉眼やカメラによる写真撮影で楽しめます。 3.惑星は、明け方、日の出前の東の空で金星が見ごろ、水星も下旬には見ごろを迎えます。 肉眼で見えます。水星は双眼鏡で探すと良いでしょう。一度双眼鏡で位置が分かれば肉眼でも見えます。望遠鏡があるとより楽しめます。
各図版はクリックすると拡大できます。
各図版の著作権は、スコープテックと大沼崇に帰属しますが、教育目的での印刷などによる再配布に制限はありません。
〈目次〉 ★12月の惑星たち ★12月の天文現象カレンダー ★12月の星空情報 ★今月の便利グッズ ★イベント情報 ★12月の惑星たち 水星 水星 12月5日過ぎから年末まで◎12月15日に西方最大離角で観測条件は良い。 金星 ◎ 12月2日に夜明け前の東の空、最大光度で燦然と輝く。 火星 △ 視直径10秒を切りました。口径8センチで表面模様がかろうじて見えます。 木星 × 見かけ上太陽に近く観測が困難。 土星 × 見かけ上太陽に近く観測が困難 天王星 ◎ 宵に南の空に見える 海王星 ◎ 宵に南西の空に見える ★12月の天文現象カレンダー 暖冬傾向の予報がでています。しかし昼間は暖かくても、朝晩は思ったより冷え込むようになります火星は大接近した今夏に比べると暗くなりましたが、まだ宵の南西の空でまだ存在感のある輝きを放っています。また見つけるのは少々困難ですが、天王星と海王星が引き続き見頃です。 12月2日(日)金星が明け方の空で最大高度(-4.7等) 12月4日(火)夜明け前の東の空で月と金星が接近して見えます。(美しい眺め) 12月7日(金)新月 12月13日(木)ウィルタネン彗星が近日点を通過 12月14日(金)から16日(日)第89回乙女高原星空観望会 12月14日(金)ふたご座流星群の流れ星が最も沢山見られる(極大)条件最良 12月15日(土)水星が西方最大離角(地球からみて太陽の西側に最も離れた位置に来る)日の出前観測条件が良い 上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! 12月16日(日)ウィルタネン彗星が地球に最接近(距離0.078天文単位) 12月16日(日)変光星のはくちょう座χ(周期410日)が極大光度 12月18日(火)変光星のくじら座ο(ミラ)(周期332日)が極大光度 12月23日(日)天皇誕生日 満月 12月29日(土)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! ) ★11月の星空情報 ☆ウィルタネン(ワータネン)彗星が地球に最接近。 ウィルタネン彗星は1948年1月にウィルタネンが発見した、公転周期約5.4年の短周期彗星です。12月13日に近日点(彗星が太陽から最も近い場所)を通過し、12月16日に地球に最接近します。その接近距離は地球から月までの距離の約30倍と今まで地球に近づいた彗星の中でも屈指の近さを通ることになります。彗星としてはやや小ぶりの彗星ですが、地球に近い位置を通るのでその分明るく見えるというわけで、注目を浴びています。20年以上前に大きな話題になった百武彗星やヘールボップ彗星程にはは明るくならず大彗星ではありませんが、ここ近年に観測されている彗星の中では一番明るく見えると予想されています。 12月太陽との距離が近づくとともに、地球にも近づいて来ますのでどんどん明るくなります。また南中時の地平線からの高度も上がりますから、観測条件もとても良いのです。月明かりが無い時に観測することを考えると満月の前後5日ほどは避けて観察をしましょう。 ぜひ見逃さないで観察を試みてくださいね。 ウィルタネン彗星 ガイドマップ
12月上旬から中旬にかけて、冬の星座の一つであるふたご座の二等星カストル付近から放射状にたくさんの流れ星が飛び出すように見られる『ふたご座流星群』が見られます。特にたくさんの流れ星がみられるのは、月明かりに邪魔されない、12月13日の夜11時過ぎから14日の明け方にかけてと、12月14日の深夜12時過ぎから15日明け方にかけてになります。天気が悪くその2日間で見られないようであれば、12日ごろから15日まではかなり多くの流れ星が見えるはずです。星空が綺麗で視界が開けた場所であれば1時間に60個から時には100個以上の流れ星を見ることができます。その日が悪天候でも、 市街地でも、明るい街灯が直接眼に入らないようにすれば、一時間に数個から十数個の流れ星を見ることができるでしょう。 ※観測のポイント 1.市街地であれば街灯が直接目に入らない場所で 2.上弦の月が夜半に地平線に沈んで月明かりの影響のない夜半過ぎから観測することをおすすめします。 3.可能であれば、星空の綺麗に見える海や山へ遠征して見てください。市街地での観測より10倍近い流れ星を観察できます。
4.流星群の流れ星は、流星群の放射点(下記図版に図示)を中心に四方八方に飛びます。出来るだけ空を広く見て観測するのが、沢山の流れ星を見る秘訣です。
☆金星と水星が、明け方日の出前の東の空で見ごろです。 12月2日、金星は、明け方の日の出前の空で最大光度となりマイナス4.7等級(1等星の約185倍)の素晴らしい明るさで輝きます。天体望遠鏡で見ると、月齢6の月と同じような形で見えるはずです。年末年始にかけて少しずつ地球から遠ざかりなが、半月の形に変わっていくようすを天体望遠鏡で観察できます。
☆二つの有名な脈動変光星が相次いで極大光度になります。 12月16日(日)変光星のはくちょう座χ(周期410日)が極大光度、12月18日(火)変光星のくじら座ο(ミラ)(周期332日)が極大光度になります。 星自体の明るさが変わる星です。脈動変光星とは、星がブクブク膨らんだり、しぼんだりしながら明るさが変わる星です。星としての一生の末期を迎え、中心で核融合反応で生み出されるエネルギーの量が不安定になり膨らんだりしぼんだりします膨らんだ時に暗くなり、しぼんだ時に明るくなります。しぼむと星の内部の圧力が高くなって中心での核融合が活発になるため明るくなります。 くじら座ο(ミラ) 極大光度2.0等級-極小光度10.2等級 平均的には、極大時で3〜4等級 アストロアーツ社のこちらのページも参照ください。 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10297_ph181212 はくちょう座χ 極大光度3.3等級-極小光度14.2等級 平均の極大光度は4.3〜5.1等級 アストロアーツ社のこちらのページも参照ください。 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10296_ph181210 ●今月の便利グッズ 星座の中にある、星雲や星団を探すのに便利なものとして、星図があります。恒星や星雲星団といった天体の位置や明るさを記したマップです。 アストロアーツ社の星空シミュレーションソフト「ステラナビゲーター」も広義では、パソコン上で動作する星図と言えます。 書籍として販売されている「星図」もあります。 また、インターネットでダウンロードできる星図もあり、プリントしたり、タブレット端末で表示したりして使えるPDFファイルで無料で頒布されているものもあります。 星図は、星空シミュレーションソフトのように惑星などの天球上を動いていく天体は表示されていませんが、様々な天体が地図と同じように地図記号のように図形で表示されているのでこれはこれでとても便利なものです。例えば重星や連星、変光星なども一目で分かる便利さがあるのです。 また紙にプリントアウトすれば、見た天体にマーキングしたり、さまざまなメモを書き込む事もできます。 下記に代表的な星図をリンクしておきますので使ってみることをおすすめします。 滝星図 http://www.geocities.jp/toshimi_taki/index.htm Mag7 Star Atlas https://ia802605.us.archive.org/25/items/Mag_7_Star_Atlas/Mag_7_Star_Atlas.pdf ★イベント情報 ●2018年 乙女高原星空観望会 第89回 12月14日(金)〜12月16日(日)ウィルタネン彗星とふたご座流星群申し込み締め切りは、12月10日(月)となっています。 観望会の詳細と予約へのリンクは下記サイトをごらんください。 http://otome.sblo.jp/ ●田奈星空観望会 今年の田奈星空観望会は終了しました。来年の日程は近日中に発表いたします。 おわりに メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。 webmaster@scopetown.jp よろしくお願い申し上げます! 2018年11月30日 (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇 ############################################################ 株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント https://www.facebook.com/takashi.onuma.7 天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。 ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。 ・星空と天体観測のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています! ・乙女高原星空観望会 http://otome.sblo.jp/ 山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は上記サイト上でご案内しています。 ・田奈星空観望会 また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。 毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は下記リンク先でご確認ください。 http://scopetown.jp/kanbokai.html ############################################################ |
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●はじめに
10月も関東は天候不順で、星空が見える日が少なかったです。みなさんのお住まいの地域ではいかがだったっでしょうか。 先月末に愛知県小牧市の民家に隕石が落下し、国立科学館の調査の結果、現在さらに詳細な分析調査が行われていて、調査後データーを添えた上で、正式に国際隕石学会に隕石として申請、登録される見込みとなっています。国内での隕石落下は2003年広島隕石以来15年ぶりのことです。今回の隕石の大きさは10センチ、重さ550gでした。 この隕石は、先ず家の屋根でバウンドし、屋根に大きな傷をつけ、その後隣家のガレージを突き破り地面に落下したそうです。隕石の落下は、火災保険や住宅の保険で通常はカバーされるとのことですから少しは安心ですね。 さて、先月、先々月号などのメールマガジンでご案内していたジャコビニ・チンナー彗星を10月7日の乙女高原星空観望会で観測と撮影を試みました。予報の明るさは7.5等級と比較的明るく、やや大きめの双眼鏡や標準レンズ程度でも簡単に観測、撮影できるものと思いチャレンジしましたが、デジカメの液晶画面で全然確認ができません。あまりに写らないので、口径15センチの超大型の双眼望遠鏡で確認してもらったところ、予想の1/5以下の明るさ、9.5等級から10等級の明るさしかなく、そのような大型の機材でもやっと見える程暗いとの知らせを受け、カメラのレンズを200mmの望遠レンズに入れ替えて撮影したのが、下の写真になります。
さていつも通りはじめさせて頂きます。今月の星空情報メールです。 ※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10やプラネタリウムソフトのスーパースターfor SCOPETECHを使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。 星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。 ・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白い天文シミュレーションソフトで、過去や未来の星空の様子を見たり、地球上のどこにも観測地を設定できるので、将来の天文現象を調べたい時や、海外旅行に出かけた際もとても重宝します。 http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml 〈目次〉 ★概要 ★イベント情報 ★11月の惑星たち ★11月の天文現象カレンダーと11月の星空情報 ★『星旅』巨大パラボラアンテナを訪ねて ★今月のおすすめの本 ★望遠鏡基本的な使い方の確認 ★おわりに ★概要 11月は、1日が下弦の月 8日が新月となり、15日が上弦、23日が満月です。火星は大接近の頃に比べると明るさも大きさも半減していますが、まだまだ夜空では目立つ存在です。表面の模様を観察するには、口径8センチ以上の望遠鏡が良いでしょう。土星は日没後に西の低空に見えますが、もうかなり低い位置なので、シャープには見えませんがリングを見る事はできます。 ★イベント情報 ●2018年 乙女高原星空観望会 第88回 11月9日(金)〜11月11日(日)夏の星座 夏の天の川 秋の星座や銀河。火星など。申し込みの締め切りが11月5日(月)となっています。 観望会の詳細と予約へのリンクは下記サイトをごらんください。 http://otome.sblo.jp/ ●田奈星空観望会 次回の田奈星空観望会は、11月17日(土) 月齢4 月、火星と夏の星座、秋の星座など日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。 くわしくは下のリンク先をごらんください。 http://scopetown.jp/kanbokai.html ★11月の惑星たちと彗星 水星 11月7日に東方最大離角だが地平高度があがらず条件は良くない。上旬△ 日没後西空低い位置で観測可能 金星 初旬△、中旬から○ 先月まで夕方の西空低く見えていたが10月25日に内合となり、これからは夜明け前の早朝に明けの明星として輝くようになる。 火星 ○ 大接近後2ヶ月が経過し、大接近の時に比べるとふたまわりほど小さくそして月のように少し欠けた姿で見えています。10月末現在なんとか口径6センチのラプトル60でも極冠や薄黒い模様が見えています。 木星 × 日没後に西の空低空 観測には地平高度が低すぎます。 土星 △ 日没後の空低いので大気の揺らぎの影響を受けやすくなかなかシャープに見えないかもしれません。太陽を追いかけるように沈んで行くので空に夕焼けが残るうちから観測してください。リングが大きく開いて見えています。。今年以降リングの開きが小さくなっていきます 天王星 ◎ 夜半に南の空に見える 海王星 ◎ 宵の空に南の空に見える ★11月の天文現象カレンダー いよいよ秋めいてきました。昼間は暖かくても、朝晩は急に冷え込むようになりますから風邪をひかないように防寒対策は怠らないようにしましょう。火星は大接近した今夏に比べると暗くなりましたが、まだ宵の南西の空で存在感のある輝きを放っています。見つけるのは少々困難ですが、天王星と海王星が見頃です。 11月1日(木) 下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! 11月2日(金)月の南におとめ座の一等星レグルスが見える。 11月3日(土)文化の日 11月6日(火)おうし座南流星群が極大(条件最良) 11月7日(水)水星が東方最大離角(地球からみて太陽の西側に最も離れた位置に来る)が今回は条件が悪く、地平線からの高度が上がらず観測はしづらい。 11月9日(金)から11日(日)第88回 乙女高原星空観望会 11月12日(月)月齢5の夕方見える月が土星と近づいてみえる。(土星の南に月が見える) 11月13日 (火) おうし座北流星群が極大。月も宵の時間帯に沈みますので月明かりに邪魔されず条件は良い。流星数は少ない流星群ですが、時折とても明るい流星が見られます。 15日(木)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!今回は月面Xが見られます。 11月17日(土)田奈星空観望会 11月18日(日)しし座流星群が極大(流星がもっとも沢山流れる日) 11月23日(金)勤労感謝の日 満月 11月24日(土)満月過ぎの月におうし座の一等星アルデバランが近づいて見える。 ※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※ リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。 ★11月の星空情報 ☆ウィルタネン(ワータネン)彗星 ウィルタネン彗星が、12月の地球への最接近を控え、予報光度(予報されている光度予測)に遅れることなく順調に増光している模様です。(参照:Comet Observation Database https://cobs.si/ ) 先月号のおさらい。 ■彗星とはどんな天体なのか? 彗星は太陽系小天体のひとつでおもに氷や塵からできているものを彗星といいます。岩石を主成分とするものは、小惑星に分類されます。彗星は、例えると砂つぶ混じりの雪ダルマのような天体で、太陽から遠い場所にあるときはカチカチに凍りついていますが、太陽に近づいてくると太陽からの熱で溶けてきます。さらに炙られると水蒸気やガスや塵を表面から放出し始めて、彗星の周りを取り巻きます。これをコマといい彗星の頭部になります。さらに活発に活動する彗星は、太陽風にそれらのガスやチリを流されて太陽と反対方向に尾を引きます。地球に近づいたり、大きな彗星ですと肉眼でもはっきり見えるほど見事な姿になります。彗星のうち多くのものは、数年から数百年、数千年の周期で太陽の周りを公転しています。彗星が通った後にはチリがばら撒まかれます。そこを地球が横切ると沢山の流れ星が見られます。それが流星群です。 彗星自体は小天体であり直径は数十メートルから大きなものでも数十キロほどの小天体(核といいます)ですが(ちなみにウィルタネン彗星の核は直径1.2km程と見積もられています)、とりまいているガスやチリの塊(コマ)はとても大きく、コマの直径は地球サイズはざらで、大きなものでは、直径100万キロを超え、太陽の大きさを超えるものもあるほどです。(太陽の直径は地球の400倍もあります)そして吹き流しのように引く尾は、長いものでは、一億キロを超える程です。百武彗星は、1996年に地球に接近し、地上から夜空を見上げると空を真っ二つに割るような90度にも及ぶ尾を引きました。百武彗星の尾は観測史上最長の5億7000万キロ(地球から月までが38万キロ、地球から太陽までが1億5000万キロ)にも達しました。ただこの巨大な姿は太陽に近づいて暖められている間だけの短い期間だけの姿で、再び太陽から遠ざかると、核からのガスやチリの供給が少なくなり、尾は消失し、やがてコマもなくなり、ちいさな天体にもどります。実際のところ百武彗星の本体である核の直径は約2キロほどしかありません。 ウィルタネン彗星は1946年に発見され、周期が5年5ヶ月の短周期彗星です。発見以来、今回が12回目の回帰になります。今回の回帰は、その12回の回帰の中で、最も地球に近づき、もっとも明るくなると期待されています。ここ数年で最も明るくなる彗星ですので、みなさん見逃さないようにしてください。2018年12月16日に地球まで0.078天文単位まで近づきます。(天文単位は距離で、地球から太陽の距離1億五千万キロを1天文単位といいます)地球から太陽の距離の約1/13の距離1170万キロ、地球から月まで38万km離れていますが、その30倍の距離まで近ずく事になります。一見遠いようにも感じますが、これまで記録されている彗星の接近距離としては上からか教えて20位、ここ50年間に地球に接近した彗星としてはベスト10に入る接近距離になります。 また彗星が一番明るくなるのは、太陽に一番近づく近日点通過の時になりますが、ウィルタネン彗星の近日点通過は、12月13日で、その僅か3日後の12月16日に地球に最接近する事からも期待が高まっています。 このままの調子で光度が上昇すれば、11月半ばには、街灯の影響のない暗い夜空で観察すれば、双眼鏡での観察が可能になるでしょう。 ここ数年では一番明るくなる彗星には間違いないですが、ウィルタネン彗星は大彗星ではありません。肉眼でその姿を見るには、12月初旬からの地球接近のころに、天の川が見えるような美しい星空が見える場所まで行かなければなりません。また月明かりが邪魔しない時間帯に観察するようにましょう。 予想どうりの光度に達すれば、肉眼でぼんやりと輝く姿と、うっすらと尾をひく姿を観察できるでしょう。肉眼が厳しいようであれば、弊社の星座望遠鏡や、6から8倍程度で30mm以上の口径のある双眼鏡で観察してみましょう。天体望遠鏡で覗く場合は、頭部のコマが低倍率にした望遠鏡の視界でもはみ出てしまいそうです。地球最接近のころには、頭部のコマの直径は月の2倍ほどの大きさに見えるのではないかと言われています。 また最接近前後は、写真には比較的容易にその姿を写し撮れると思います。三脚にカメラを載せた上で、デジタルカメラのISO感度を2000以上に設定し、絞りを出来るだけ開いて、30秒程シャッターを開けて撮ってみてください。 11月のウィルタネン彗星 太陽との距離が近づくとともに、地球にも近づいて来ますのでどんどん明るくなります。また難中時の地平線からの高度もどんどん上がりますから、観測条件も月末に向かってどんどん良くなって来ます。月明かりが無い時に観測することを考えると満月の前後5日ほどは避けて観察をしましょう。 ウィルタネン彗星 ガイドマップ
彗星の核 上方向にガスやダストを放出しています。 Comet 67P iESA/Rosetta
※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※ リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。 https://buzzap.jp/news/20180426-comet-gif/ ☆11月の流星群
ペルセウス座流星群火球
ペルセウス座流星群火球 上の写真の部分拡大
11月は主に三つの流星群の極大日があります。(極大日とは、最も沢山の流れ星が流れる日です。) おうし座南流星群 極大日11月6日(観測条件は良い)1時間に5個程度 おうし座北流星群 kyokudaibi11月13日(観測条件はとても良い) 1時間に5個程度 おうし座流星群は、数年に一度活発な出現を繰り返す流星群で、南群と北群の二つの流星群があります。流れ星のスピードがゆっくりなのも特徴の一つです。流星物質の対地スピードが秒速30km未満なのがその理由です。飛ぶ火球と呼ばれる1等星の100倍以上の明るい流星の割合が多い事でも知られています。周期3.3年のエンケ彗星や小惑星など、この流星群の流れ星の元を供給する母天体は複数の候補が上がっています。また近年、おうし座流星群の火球の軌道を計算したところ、流星物質の支流が新たに確認されたとの科学論文があり、その中にはかなり大きな小惑星も含まれている可能性があり、地上に危険が及ぶ危険性があるとの指摘もありますが、個人的にはあまり心配する必要はないかなと考えています。今年は活動は低調な予想で、南群、北群とも流星数は、それぞれ1時間5個程度とのことです。活動が1ヶ月近く続く流星群なので、秋の夜空を観察中に明るい流星が流れたら、経路を逆にたどりその延長線上におうし座があるか確かめてみてください。延長線上におうし座があれば、おうし座流星群に属する流星の可能性があります。 しし座流星群 極大日 11月18日(月明かりの影響がなく観測条件は良い)1時間に15個程度 数十年に一度大規模な流星嵐を起こす流星群として有名です。2001年に日本を含む東アジアで観測された流星嵐は見事でした。私は長野県の野辺山宇宙電波観測所の近くで観測しましたが、ピーク時には1時間に1000個を超える流れ星を見る事ができました。地上を照らし出し影ができるような大火球もいくつも目撃したのを覚えています。 しし座流星群の流れ星の特徴は、流れ星が高速なこと。太陽の周りを秒速kmで公転する地球のほぼ真正面から流星物質が地球の大気圏に突っ込んでくるためで、しし座流星群の流れ星の対地スピードは秒速71kmにも達します。 現在は活動は静穏期ですが、それでも1時間に15個ほどの流れ星を飛ばすと予想されています。
流星群は放射点を中心に放射状に流れ星が飛びます。
★巨大パラボラアンテナを訪ねて ちいさなものでは、各家庭にあるBS放送やCS放送受信用のパラボラアンテナがあります。せいぜい直径は数十センチ、集合住宅の屋上についている少し大きなものでもせいぜい1メートル程度の大きさでしょうか。放送衛星や通信衛星からのテレビ電波を受信するのが目的です。それらの衛星は、静止軌道上にあり、地球の自転と同期した軌道なので、いつも空の同じ方向に衛星がいるので、アンテナの角度は変わりませんし、衛星は、赤道上の高度35,786キロメートルと比較的近い場所なので、アンテナの直径が小さくても電波の受信には十分です。 それに対して、今回紹介するパラボラアンテナは、小さいもので直径10m、大きなものですと直径64メートルもある巨大なものです。惑星探査機との通信に使われるパラボラアンテナや天体観測に使われる電波望遠鏡は、日本各地に点在しています。ぜひみなさんも見に行ってみてください。 ◎国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 (種別 電波望遠鏡) 直径46メートルの巨大なパラボラアンテナ一基と直径10メートルの電波望遠鏡6基の電波望遠鏡です。電波望遠鏡は、遠くの天体の発する微弱な電波を巨大なパラボラで集めて天体を観測する装置です。1981年10月に試験観測を開始し、以来38年間に渡り電波天文学の最前線で活躍してきた施設ですが、現在財政難により閉鎖の危機を迎えています。いまだに観測装置としては世界一線級の電波望遠鏡ですが、残念なことです。今はビジター向けの展示施設もありますが、閉鎖されるとすると、見学できるのもあと僅かかもしれません。早めの見学をお勧めします。 〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山462−2 電話: 0267-98-4300 年末年始休業(12月29日〜1月3日)を除き、毎日見学(入場は無料、自由見学)できます 見学時間は、通常、午前8時30分〜午後5時までです。
◎国立天文台三鷹 6mミリ波望遠鏡(種別 電波望遠鏡) 1969年に建造された口径6メートルの電波望遠鏡。今回ご紹介しているパラボラアンテナの中では一番小さいが、野辺山の45m電波望遠鏡や、南辺チリのアタカマにある電波望遠鏡の始祖的存在でもあるので紹介しました。最近まで鹿児島大学により教育目的で使われきましたが、現役を引退し、元々あった国立天文台の三鷹キャンパスに戻ってきました。現在、第一線で活躍する日本人の電波天文学者を多数育てた電場望遠鏡でもあります。 〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1 電話 0422-34-3600(代表) 見学時間 年末年始期間(12月28日〜1月4日)を除く午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
◎JAXA宇宙科学研究所臼田深宇宙観測所 (種別 惑星探査機との交信用アンテナ/電波望遠鏡として使われた事もある) 直径64メートルの巨大なパラボラアンテナ。惑星探査機と交信するアンテナとしては世界最大級といえます。はやぶさ2の場合、3億キロ先の探査機と送受信しなければならず、地球の周りを回る衛星との交信と違い桁違いに大きなパラボラアンテナが必要になります。 臼田の巨大パラボラアンテナは1985年に完成し、設計上の寿命である20年を大幅に超えて運用が続いています。写真を撮影した時も、まさに小惑星リュウグウを探査する『はやぶさ2』との交信をしている時で、このパラボラアンテナの向いている先3億キロに『はやぶさ2』があるかのかと考えると感慨深いものでした。背面の骨組みにもご注目ください。とても綺麗です。新型の美笹のアンテナはパラボラ裏面にカバーが掛かっており見る事ができません。またビジター用の展示施設も充実していますので是非ご覧ください。
この臼田のパラボラアンテナは、美笹深宇宙探査用地上局完成後は、しばらく平行で運用される予定です。
〒384-0306 長野県佐久市上小田切大曲1831-6 見学のお問い合わせ 電話0267-81-1230 FAX0267-81-1234 受付時間 平日 9:30〜12:15, 13:00〜16:00 開館時間 10:00〜16:00 休館日 原則年中無休 (臨時休館がございます。ご了承ください。) 注意点、冬季は雪が降ります。また道が狭くアップダウンがあるため、車はスタッドレスタイヤやチェーンの装備は必須です。また雪道走行に不慣れな方は、来春に訪れてみてください。
◎JAXA宇宙科学研究所 美笹深宇宙探査用地上局(種別 惑星探査機との交信用アンテナ) 臼田宇宙空間観測所の老朽化にともない、現在建設中の巨大パラボラアンテナです。予算上の制約により、アンテナの直径は54メートルと臼田に比べると10メートル小型のアンテナです。臼田のパラボラアンテナよりパラボラアンテナの面精度をあげることにより、口径の減少による性能の低下を補っているとのことです。 これだけ大きなパラボラアンテナの建設中の姿を見る機会はなかなかありません。蓼科スカイライン沿いにあり、臼田よりアクセスは楽ですが、11月下旬には降雪により例年道路は通行止めになります。11月はやめの見学をお勧めします。 〒385-0046 長野県佐久市前山字立科1905−1 工事現場のため、見学者用専用駐車場なし、見学施設なし。路上駐車はおやめくださいとの事です。
◎国立天文台水沢 VERA20メートルアンテナ(種別 電波望遠鏡) 相対VLBIの手法によって、これまでより100倍高い精度で銀河系内にあるメーザー源の位置と運動をはかり、銀河系の3次元地図を作成するプロジェクト 同様の電波望遠鏡が日本国内に他に3基ある。岩手県水沢(本地)、小笠原、入来(鹿児島)、石垣島(沖縄県)この4つの電波望遠鏡を組み合わせて観測すると、直径2,300kmの電波望遠鏡と同じ性能を発揮することができます 国立天文台水沢キャンパスをご見学の際は、まず奥州宇宙遊学館にお立ち寄りください。パンフレットの配布を行っております。 構内は09:00から17:00までのあいだ、ご自由にご見学いただけます。 〒023-0861 岩手県奥州市水沢区星ガ丘町2−12 電話: 0197-22-7111 開館時間 09:00 - 17:00(入館は16:30まで) 休館日 年末年始、火曜日(祝日の場合は翌日) 観覧料 大人・学生:200円 生徒・児童:100円 (15名以上の団体は半額) 電話番号 0197-24-2020
その他の大きなパラボラアンテナ ◎JAXA勝浦宇宙通信所(種別 地球の周辺の人工衛星との通信アンテナ) 地球のまわりを回る人工衛星との交信施設です。直径20メートル、13メートル、11メートル、10メートルのパラボラ アンテナがあります。 〒299-5213 千葉県勝浦市芳賀花立山1-14 見学のお問い合わせ 電話 0470-77-1601 受付時間 平日 9:30〜12:15, 13:00〜17:45 開館時間 10:00〜17:00 休館日 年中無休 (臨時で休館となる事もございます。ご了承ください ◎内之浦宇宙空間観測所(種別 地球の周辺の科学衛星および探査機との通信アンテナ) 20メートルアンテナ・34メートルアンテナ 〒893-1402 鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13 見学のお問い合わせ 電話 050-3362-3111 受付時間 平日 8:30〜12:15, 13:00〜16:30 開館時間 8:30〜16:30 休館日 問い合わさください。 ★今月のおすすめの本 日本の星名事典 北尾 浩一署 現代では、西洋で作られた星座や星の名前を目にする機会が多く、その土地や地域のローカルな星座や星の名前があることは、あまり知られていません。世界の様々な地域では、様々な独自の星座や星名が存在してきました。季節により移り変わる星座や星は、季節の移り変わりを私たちに知らせてくれます。そして太古より、狩猟や漁業の時期やその土地で営まれる農業などに置いて種まきや収穫の時期を知らせてくれるものでもあったのです。また大海原を航海する人たちにとっては、方角や方向を指し示し、進路を定めるナビゲーションの指標でもありました。 ですからそうした役割を担う星々や星の並びにその土地独自の名前やストーリがあるのは当然の事です。この本は、その中でも日本各地での星や星の並び(星座)がどのように名付けられ、どのような生業や行事、そして民族的に関連してきたかを筆者自身や、研究者が長年日本全国を丹念に歩き、長老の話を聞き拾い集めた貴重な記録や過去の文献調査を集大成的にまとめたものです。 2018年5月の初版発行後、大手新聞の書評欄でも紹介され、重版。現在ややネットの通販書店では品薄ぎみですが、大型書店には在庫もあるようです。日本独自の星座や星の名前は、これまでも部分的に紹介されてはいましたが、体系的かつ網羅的にまとめ上げられた本書の価値はとても高いです。なにより普段僕らが目にしている西洋の星座や星名ではなく、この日本にこれだけ豊かで楽しくそして興味深い星たちのアナザーストーリーを知る事が、皆さんが星をもっと楽しむ上での大きな一助になると思い本書籍のご一読をぜひオススメします。 単行本: 464ページ 出版社: 原書房 (2018/5/28) 言語: 日本語 ISBN-10: 4562055693 ISBN-13: 978-4562055692 発売日: 2018/5/28 一般書店でも置いてあります。 現在やや品薄気味です。 アマゾン https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%98%9F%E5%90%8D%E4%BA%8B%E5%85%B8-%E5%8C%97%E5%B0%BE-%E6%B5%A9%E4%B8%80/dp/4562055693/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1540706464&sr=8-1&keywords=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%98%9F%E5%90%8D%E4%BA%8B%E5%85%B8 楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/15455037/?rmatt=tsid:1045894|cid:264599965|agid:23132405845|tid:dsa-162931651765|crid:294842126396|nw:g|rnd:1105162382015787901|dvc:c|adp:1t2|mt:b|loc:1009343&gclid=CjwKCAjwmdDeBRA8EiwAXlarFiyxtNIYVxbkfwup9zvqRY3FjLsOm-QQdlMuYrp_42lbX_qUzkfyBRoCLLMQAvD_BwE 紀伊国屋WEBストア https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784562055692 ※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※ リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると拡大できます。 ★望遠鏡基本的な使い方の確認 最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。 ・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html ・天体望遠鏡の視野に星を導く http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331775.html ・ピント合わせの極意 http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331845.html ・私のブログでは他にも、星の話題を中心に色々と書いていますので、ぜひごらんくださいね。 http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/gallery.html?fid=0&p=1 おわりに メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。 webmaster@scopetown.jp よろしくお願い申し上げます! 2018年10月31日 (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇 ############################################################ 株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント https://www.facebook.com/takashi.onuma.7 天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。 ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。 ・星空と天体観測のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています! ・乙女高原星空観望会 http://otome.sblo.jp/ 山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は上記サイト上でご案内しています。 ・田奈星空観望会 また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。 毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は下記リンク先でご確認ください。 http://scopetown.jp/kanbokai.html ############################################################ |
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●はじめに
9月はこちら関東では秋の天候不順で晴れの日がとても少なかった印象です。涼しくなる時もありましたが、依然として9月の平均気温は高めに推移しているようです。往生したのが『蚊』です。今年の夏は暑すぎて、雨も少なく「蚊」の発生と活動が抑えられていたのですが、9月に入り蚊が大量に発生した挙句、気温が少し下がった事により、蚊が活発に活動をはじめ、観測中に蚊に刺されることがとても多くなりました。また9月初めの台風は、勢力を弱めることなく四国付近に上陸し、西日本方面で記録的高潮と記録的な暴風で大きな被害を出しました。その数日後、今度は北海道で局地的ではありますが大きな地震が起こり大変大きな被害と北海道全域に渡る大停電が発生しました。この大停電により北海道の泊原子力発電所(停止中)では、外部電源の供給が完全に遮断し、燃料プール内の核燃料の冷却が非常用発電機で賄われる状態になりました。あまり気持ちの良いものではありませんね。東海、東南海、南海地震が起きたら本州に立地する原子力発電所は、直接の地震や津波による被災をしなかったとしても、同じような電源喪失の際はどう対応するつもりなのか注視が必要だと感じました。海溝型地震のような、地震の被災範囲が大きな地震の場合、非常用ディーゼル発電機を動かすための燃料供給はままならない可能性がありますからね。電力会社各社は、果たして東北大震災の教訓を十分生かして対策を講じているのでしょうか。 各地で頻発する様々な災害をみるにつけ、もっと足元に目を向けて、自分の災害に対する備えも見直さないといけないと感じました。 そしてこの記事を書いている今、またもや勢力の強い台風が上陸し、関東地方に迫っています。どんどんと風が強くなってきています。なんとか被害が少ないようにお祈りする次第です。 ******************************* さていつも通りはじめさせて頂きます。今月の星空情報メールです。 ※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10やプラネタリウムソフトのスーパースターfor SCOPETECHを使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。 星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。 ・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白い天文シミュレーションソフトで、過去や未来の星空の様子を見たり、地球上のどこにも観測地を設定できるので、将来の天文現象を調べたい時や、海外旅行に出かけた際もとても重宝します。 http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml 〈目次〉 ★概要 ★イベント情報 ★10月の惑星たち ★10月の天文現象カレンダー月の星空情報 ★望遠鏡基本的な使い方の確認 ★おわりに ★概要 10月は、2日が下弦の月 9日が新月となり、17日が上弦、25日が満月です。火星は大接近の頃に比べると明るさも大きさも半減していますが、まだまだ夜空では目立つ存在です。表面の模様を観察するには、口径8センチ以上の望遠鏡が良いでしょう。土星は宵の口に南西の低空に見えます。今年は9月24日(月)が中秋の名月でしたが、10月21日(日)が十三夜のお月見になります。十三夜のお月見は日本独自のもので、栗などをお供えしてお月見をします。中秋の名月は、ほぼ満月のタイミングですが、今年は満月の4日前ですから少し欠けて見えます。望遠鏡で覗いてもクレーターが沢山見えて面白いでしょう。 ★イベント情報 ●2018年 乙女高原星空観望会 第87回 10月5日(金)〜10月7日(日)夏の星座 夏の天の川 秋の星座や銀河。火星など。申し込みの締め切りが10月1日(月)となっています。 観望会の詳細と予約へのリンクは下記サイトをごらんください。 http://otome.sblo.jp/ ●田奈星空観望会 次回の田奈星空観望会は、10月13日(土) 月齢4 月、火星と夏の星座、秋の星座など 日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。 くわしくは下のリンク先をごらんください。 http://scopetown.jp/kanbokai.html ●「北八ヶ岳小海・星と自然のフェスタ2018」に出店します!! 日時 平成30年10月12日(金)〜14日(日) HP https://koumi-starfes.com 会場 小海リエックス特設会場 http://www.reex.co.jp/KOUMI/ 10月13日(土)「小海町紅葉ウォーク」も同時開催します。 ★10月の惑星たちと彗星、小惑星 水星 下旬から△ 日没後西空低い位置で観測可能 金星 初旬○、中旬から△→× 日没後の西空低空で大きく欠けて見える。双眼鏡でも三日月状に欠けた姿が観察できる。10月25日に内合 火星 ○ 大接近後2ヶ月が経過し、大接近の時に比べるとふたまわりほど小さく見えています。、今月一杯は8センチ以上の口径の望遠鏡で観測対象です。 木星 △ 宵の口に西の空 こどもたちの見やすい時間帯に見えます。日没後、地平線からの高度があまり低くならないうちに観測しましょう。 土星 ◯ 宵に南西の空やや低いので大気の揺らぎの影響を受けやすくなかなかシャープに見えないかもしれません。太陽を追いかけるように沈んで行くので空に夕焼けが残るうちから観測してください。リングが大きく開いて見えています。。今年以降リングの開きが小さくなっていきます 天王星 ◎ 夜半過ぎ南の空に見える 海王星 ◎ 夜半前に南の空に見える ★10月の天文現象カレンダー いよいよ秋めいてきました。昼間は暖かくても、朝晩は急に冷え込むようになりますから風邪をひかないように防寒対策は怠らないようにしましょう。金星と木星はともに日没後太陽を追いかけるように西空に沈んでしまいます。土星も今シーズンは今月で見納めでしょう。火星は今夏に比べると暗くなりましたが、まだ宵の空で存在感のある輝きを放っています。 10月1日(月)オリオン座χ(4.4等星)の接食 10月2日(火)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! 10月5日(金)から7日(日) 第87回乙女高原星空観望会 参加申し込み締め切り10月1日(月) 10月9日(火)先月太陽に近づいて双眼鏡で見える明るさになったC/21P ジャコビニ・ツィナー彗星を母天体とするりゅう座流星群が極大。 10月15日(月)水星が金星の北7度弱まで近づいてみえる。明るい金星を目印に水星が見つけやすい。 10月17日 (水) 上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます! 10月18日(木)月と火星が宵の空で火星と2度弱まで近づいて見える。 10月21日(日)栗名月(十三夜のお月見) 10月22日(月)オリオン座流星群が極大(もっともたくさんオリオン座流星群の流れ星がみられる)満月前の月明かりに邪魔されて観測条件は悪い。 10月24日(水)天王星が衝 10月25日(木)満月 金星が内合 10月30日(火)夕方の西空低い位置で水星と木星が近づいて見える。 ※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※ リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。 ★10月の星空情報 ☆大きく見える金星を夕焼け空で追う 10月25日に太陽と地球の間に入り込み内合の位置関係となる金星は、夕方の日没後に西空に見えている地平線からの高さがどんどんと低くなっています。ですから西空が地平線近くまでできるだけ開けた場所で観察しましょう。内合に向かって地球との距離がどんどんと近くなってきていて7倍から10倍の双眼鏡でも大きく欠けている様子が観察できます。 この金星ですが、夕方の西空の位置がどんどんと低くなっています。観察しやすいのは、10月5日前後まで、それ以降はチャレンジブルな観測対象となります。 図版中注目していただきたいのは、図版右側の金星の形と大きさです。2月はほぼ満月状で小さく見えていた金星が、10月には大きく欠けて大きく見えています。この様子を400年以上前にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは自作の天体望遠鏡で観測し、地球は宇宙の中心ではなく、金星も地球も太陽の周りをまわっているという地動説に確信を得たと言われています。素晴らしい洞察力ですね。
☆ジャコビニ・チンナー彗星 先月から双眼鏡で見えているジャコビニ・チンナー彗星ですが、今月はオリオン座のとなりのいっかくじゅう座を通過していきます。明るさは7等代ですから、暗い夜空と双眼鏡があれば比較的簡単に見つかるでしょう。ボヤっとした雲のような姿が見えるはずです。12月には、肉眼でも見えるほど明るくなりそうなウィルタネン彗星が地球に最接近するのでその予行練習には丁度良いかもしれません。 ☆彗星とはどんな天体なのか? 彗星とはどんな天体なのでしょうか?彗星は太陽系小天体のひとつで岩石を主成分とするものは、小惑星に分類されます。おもに氷や塵からできているものを彗星といいます。例えると砂つぶ混じりの雪ダルマのような天体で、太陽から遠い場所にあるときはカチカチに凍りついていますが、太陽に近づいてくると太陽からの熱で溶けてきます。さらに炙られると水蒸気やガスや塵を表面から放出し始めて、大きな彗星は、太陽風にそれらのガスやチリを流されて尾を引きます。地球に近づいたり、大きな彗星ですと肉眼でもはっきり見えるほど見事な姿になります。その軌道上にチリをばら撒きますから、そこを地球が横切ると沢山の流れ星が見られます。それが流星群です。 彗星自体は小天体であり直径は数十メートルから大きなものでも数十キロほどの小天体(核といいます)ですが、とりまいているガスやチリの塊(コマ)はとても大きく、直径は地球サイズから大きなものでは、直径100万キロを超え、太陽の大きさを超えるものもあるほどです。(太陽の直径は地球の400倍もあります)そして吹き流しのように引く尾は、長いものでは、一億キロを超え、記録では1996年に地球に接近し、空を真っ二つに割るような90度にも及ぶ尾を引くものもあります。百武彗星の尾は観測史上最長の5億7000万キロ(地球から月までが38万キロ、地球から太陽までが1億5000万キロ)にも達しました。ただこの巨大な姿は太陽に近づいて暖められている間だけの短い期間だけの姿で、再び太陽から遠ざかると、百武彗星の本体である核の直径は約2キロほどしかありません。
☆木星と土星と火星を見る 木星は、そろそろ西空に低くなり望遠鏡で見ても縞模様がぎりぎり二本と四つの衛星くらいしか見えないかもしれません。土星も観測シーズン最終盤。火星も今8センチでぎりぎり模様が観察できる条件ですが、10月12日から18日にかけてそれぞれの惑星の近くを月が通りかかりますので、月を目印に各惑星を見つけてみましょう。良いの空に明るい惑星が勢ぞろいするチャンスはそうそうありません。夕焼けが残る空で金星、木星、土星、火星の姿を超広角レンズ(35mm判換算で18mm程度)で狙ってみるのもオススメです。
細い方の月から10月12日、10月15日、10月18日になります。12日は木星に、15日は土星に、18日は火星に近づいて見えます。月を目標に各惑星を見つけてみてください。
☆10月9日午前9時極大 10月りゅう座流星群(ジャコビ二流星群) 9月10日に近日点(太陽に一番近づいた)を通過したジャコビ二・チンナー彗星(周期6.5年)が撒き散らした塵を源とする流星群です。過去には沢山の流れ星が流れた記録もありますが、今回の極大は10月9日の午前9時となっています。天文学者による計算では、活発な出現は予想されていませんが、当日は新月で条件も良いので、極大である午前9時に時間的近い、10月9日夜明け前の北の空に注目してみてください。 かつてはジャコビ二流星群という名前でしたが、2009年の世界天文連合の総会で、流星群には彗星の名前をつけないことが決定し、10月りゅう座流星群と呼ばれるようになりました。三大流星群の一つで毎年新年に活動する「りゅう座流星群」と区別しやすいように『10月りゅう座流星群』と名付けられました。
☆10月22日午前2時極大のオリオン座流星群 今年は残念ながらオリオン座流星群の極大日である22日は、満月が3日後に控え、ほぼ一晩中明るい月が夜空を照らし出してしまい、条件は悪いです。しかしながら、月が西の地平線に沈む10月22日午前3時ごろから空が明るくなり始める午前4時半ごろまでは、月明かりの影響をほとんど受けずに観察できます。
☆小惑星探査機『はやぶさ2』の活躍
6月27日に小惑星リュウグウに到着した『はやぶさ2』は、形状も未知だった小惑星の形状を綿密に調べながら、小惑星表面の状態を把握するための運用を行なってきました。8月上旬には、ググッと小惑星に近づき、リュウグウの重力計測を行いながら、チームは、各ローバーの着地点や、来たる三度の表面物質の採取に向けて、どこからサンプルを取るかを検討してきました。9月に入るとタッチダウンに向けたリハーサルを行いました。 そして4機が搭載されている小惑星リュウグウ表面に着陸させる小型探査機のうち、ローバー1Aとローバー1Bを9月19日に、小惑星リュウグウの上空60メートルで分離、2機の着陸と表面からの写真の電送に成功しました。 https://www.youtube.com/watch?v=4FrRC6e8ZMo&feature=youtu.be 今後は、 10月3日にはフランス、ドイツが開発したもう1機の着陸探査機MASCOT(マスコット)が投下され、バッテリーが尽きるまで16時間の探査を行う予定です。 10月末には、はじめて『はやぶさ2』本体がリュウグウの表面に着陸し、第一回目のサンプル採集を行う予定です。 はやぶさ2に搭載されている4台の小型表面探査機は、下記の通りです。 MINERVAII-1 りゅうぐうに着陸済み JAXAと会津大学が開発 ローバー1A 広角カメラ2個とステレオカメラ 約900g ローバー1B 広角カメラ1個とステレオカメラ 約900g MASCOT 2018年10月3日着陸予定 ドイツとフランスが共同開発した小型着陸観測機(ランダー)295 mm x 275 mm x 195 mmの直方体をした着陸機。重量は9.6kgあり、はやぶさ2に搭載されている表面探査機で最も大型です。表面の岩石を調べる顕微鏡、広視野カメラ、熱放射計、磁力計を搭載しています。最大200mの跳躍力を活かしたホッピングで複数箇所で探査を行うとのことです。 MINERVAII-2 着陸予定は来年7月 東京理科大学が開発したカメラを一台と東北大学、東京電機大学、山形大学、大阪大学それぞれが考案した4種類の異なる小惑星表面での駆動機構を搭載。将来の小天体上の微小重力での表面探査機の移動に関してどのような駆動方式が適切かを試す工学実験を主目的としています。 今後の探査の進展に期待したいですね!
はやぶさ2が撮影した画像や様々な情報はこちらをご覧ください!とても面白いですよ!
はやぶさ2の着陸地点の検討
またヨーロッパ宇宙機関と日本のJAXAが共同で打ち上げる水星探査機が下記の日程に決まったようです。
打上げ予定日時
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