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4月の星空情報

みなさん、こんばんは。4月の星空情報をお届けします。3月に入り急激な温度上昇で桜の開花は平年より10日近くはやくなっている場所が多い様です。現在桜の開花前線は、東北地方を北上しつつあるようで各地でも普段より早い桜の開花となりそうです。今冬は各地で平年より気温が大分低めに推移していたにも関わらず、春になり気温が一気に上がり地球環境の激変ぶりは、やはり温暖化ガスの影響が大きいと感じています。
4月も平年よりかなり高温となりそうですから、みなさんも体調の管理に気をつけてくださいね。

※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10やプラネタリウムソフトのスーパースターfor SCOPETECHを使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。

星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

h
ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白い天文シミュレーションソフトで、過去や未来の星空の様子を見たり、地球上のどこにも観測地を設定できるので、将来の天文現象を調べたい時や、海外旅行に出かけた際もとても重宝します。

http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml

〈目次〉
★はじめに
★イベント情報
★4月の惑星たち
★4月の天文現象カレンダー
★4月の星空情報
★スコープテックの新製品情報
★望遠鏡基本的な使い方の確認
★おわりに


★はじめに
4月は、2日が満月、8日が下弦の月 16日が新月となり、新月前後数日が月明かりに邪魔されず星が良く見える時期になります。23日が上弦となります。
木星が来月5月の衝(地球に最接近)を控え観測に絶好のシーズンに入りました。深夜過ぎに南中するので観察してみてください。明け方の土星も再来月末の衝になり、明け方までがんばれば良い条件で観察できます。

★イベント情報


●2018年 乙女高原星空観望会
第81回 4月13日(金)〜4月15日(日) 春の銀河 銀河団 
http://otome.sblo.jp/article/181901307.html

●田奈星空観望会
<< 2018年田奈観望会スケジュール >>

次回の田奈星空観望会は、4月21日(土) 月齢 7.0 オリオン座64番星星食5.1等 月

日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。
くわしくは下のリンク先をごらんください。
 http://scopetown.jp/kanbokai.html

★4月の惑星たちと彗星、小惑星
水星 4月初旬×から4月下旬から○へ 4月30日には西方最大離角で水星が日の出前低空で比較的観測しやすい
金星 ◎ 日没後の西空低空
火星 ○ 夜半過ぎの南東の空、模様を見るには口径10センチ以上のシャープな見え味の望遠鏡。肉眼で容易に発見できる明るさ
木星 ◎ 夜半前南東の空 夜明け前に南中 観測の好機
土星 ◎ 夜半過ぎの南東の空
天王星 △から× 宵の口西空
海王星 × 太陽に近すぎて観測できない

★4月の天文現象カレンダー
今月は、日没後の宵の口に金星、夜半に木星、夜明け前に火星と土星が見えています。木星、土星、火星と金星、小型望遠鏡で見える惑星たちが観測シーズン入りです。月初は火星と土星が明け方の東の空で接近して見える

4月3日(月)火星と土星が接近して見える。
4月8日(火)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
4月13日(金)から4月15日(日)第81回乙女高原星空観望会です。
4月16日(月)前後数日は、ほぼ一晩中月明かりの影響を受けずに特に美しい星空を観察できます。

4月23日(月)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
4月30日(月)満月です。水星が西方最大離角

※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。

★4月の星空情報


●4月初旬、いて座で火星と土星が明け方の空で接近して見えます。満月過ぎの月が近くに居るので残念です。月がいなければ、いて座の天の川の中に、赤い火星と黄色っぽい土星が色の対比も鮮やかに見えた筈で、写真に撮っても大変印象的な星景色になったことでしょう。
もっとも接近するのは4月3日の明け方で、30倍の望遠鏡の視野にすっぽり収まる位近くに寄り添って見えるでしょう。前後数日は、双眼鏡の視野に収まるので双眼鏡でものぞいてみましょう。背景の星座に対してほとんど動かない土星に対して火星は大きく位置を変えていくようすが観察できるでしょう。
イメージ 1

3月19日から4月23日までの三惑星(火星、木星、土星)の動き。火星の動きがとても大きいのが目立ちます。火星と土星は星座を背景に西から東へ動いている(順行)いるのに対し、間も無く地球に近づく(衝)を迎える木星は、東から西に動いています。これを
逆行といいます。

イメージ 2


●4月からスタート。春から秋口にかけての惑星観測シーズン!惑星をいろいろ見てみよう!
今夏は、火星が大接近します。大接近とはいえど、火星の直径は地球の半分しかありません。ちなみに月の直径は、地球の1/4程度ですが、とても大きく見えるのは地球にとっても近いから、火星は、大接近の時でも月の150倍も遠いので、土星のリングを除いた本体より小さくしか見えません。望遠鏡で観察してもとても小さくしか見えません。模様は弊社のラプトル50でも見えますが、惑星観察の経験が少ない人が見てもなかなか見えません。これは観察眼が鍛えられていないからなのです。大接近が迫って慌てて観察しても模様をはっきり見ることは困難なのです。幸いなことに、この春は、木星や土星が火星に先立って観測のベストシーズンになります。木星や土星を何度も観測することによって『観測眼』を鍛えるのが得策なのです!夕方の西空で金星、夜半に木星、明け方の東空で火星、土星が観測できます。

惑星の見え方は、毎日異なります。良く見える日と、ぼやけて良く見えない日があります。これは、大気の揺らぎや大気の透明度により影響を受けるからです。ベストは大気の揺らぎがなく、透明度が高い日なのですが、特に重要なのは大気の揺らぎが小さい時に観察することです。こればかりは、望遠鏡でのぞいてみるしかありません。繰り返し何度も見ていると、そのうちとても良く見える日があることが分かるでしょう。

10センチクラスの望遠鏡で見た時のシミュレーション画像です。
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金星
日没後、まだ空が茜色に染まっている時間帯、西空低空に金星が見えています。これからだんだんと見える位置が高くなってきます。今はまだ小さい玉っころのように見えていますが、これから秋にかけて見える大きさはどんどんと大きくなり、欠けていきます。今は望遠鏡でのぞいてもとても小さくしか見えませんが、10月になると双眼鏡でも三日月のような形に見えるほど大きく見えるようになります。もちろん大きく見えるようになるのは、金星自体の大きさが大きくなるわけでなく、地球と金星の距離がどんどん近づいてくるからです。金星を見つけるのは簡単です。これから秋まで、日没後の西空でギラギラ輝いているとても明るい星が金星です。

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火星
今年の夏に、2003年以来15年ぶりの大接近をする火星、まだまだ地球からの距離は遠いですが、2018年の年始の頃と比べると、わずか3ヶ月で約3倍の明るさになっています。弊社のラプトル50や60のような国産の口径5センチの望遠鏡でみると、真円ではなく少しイビツな形をしているのが分かります。そして弊社のアトラス80のような口径8センチの望遠鏡でみると時折黒っぽい模様が見えるようになってきました。4月上旬には前述したように、火星と土星が近づいて見えていますので、少し早起きして望遠鏡でのぞいてみてください。

木星 来月5月には、地球に一番近づく位置関係になります。これを衝といいます。衝の前後2ヶ月ほどは、普段にもまして大きく見えるので観測の絶好のチャンスと言えます。今年は有名な赤い目玉のような模様「大赤斑」は赤みが強いのですが、さらに大きさが小さくなってきていて、小口径では見えにくい状況です。口径5から6センチの望遠鏡で、二本から4本以上の縞模様が見えています。縞模様の濃淡の変化にも注目してみてください。また四つの衛星が木星のまわりを周っていますが、その位置が毎日変わっていくようすも観察してみてください。

土星
土星も6月末に『衝』となり、観測に絶好のシーズンとなります。今はまだ夜明け前の東の空に見えていますが、これからだんだん早い時間帯に観察できるようになります。注目して頂きたいのはリングです。今年はリングの開きがまだ大きく迫力ある姿が楽しめます。それと土星本体とリングの明るさをよーく観察してみてください。現在は、土星の本体とリングの明るさを比べると、土星本体の明るさのほうが、リングの明るさより明るいのが分かりますが、これが『衝』の前後1週間ほどは、リングの方が本体より明るくなります。肉眼でもはっきり分かる現象です。『衝効果』とか『ハイリゲンシャイン効果』と呼ばれる現象です。簡単に言うとリングを構成する微小天体が、地球から見て満月と同じように全面が輝くのと、地球から見て手前の微小天体の影が少し奥の微小天体に影を落とさないために起きると言われています。




●春の星座をみよう。(春のメールマガジンの共通記事)


春の星座を見つけるには、まずおおぐま座の尾っぽの部分にあたる北斗七星を見つけましょう。北斗七星のひしゃくの柄(え)の部分の曲がり具合そのままに、ずーっと伸ばしていくと、うしかい座のオレンジ色の0等星アークトゥルスが見つかります。さらにその曲線を伸ばしていくと、おとめ座の白い1等星、スピカが見つかります。アークトゥルスのオレンジ色とスピカの青白い色の対比から、アークトゥルスとスピカは夫婦星としても知られ、アークトゥルスが男性、スピカが女性とされています。スピカは、その輝きから真珠星とも名付けられているのですが、私としては、真珠と呼ばれるには少し青みがかかりすぎているように感じていました。しかし昨年改めて見てみると春霞で少し透明度の落ちた空の下では、それほど青みがかかって見えず、まさに真珠星という姿で輝いていて、なるほど日本の春になると霞む夜空で見ると、実際にはB型星に分類されるスピカが真珠と名付けられても違和感はないなと納得してしまいました。スピカから先、この曲線をもう少し伸ばしていくと、ちいさめの可愛らしい星座、四つの3等星から成る『からす座』を見つける事ができます。空が明るい都会では見つけづらい星座ですが、「星座望遠鏡」の助けを借りれば容易に見つかる筈です。

アークトゥルスとスピカにしし座の尾にある2等星のデネボラ(β星)を加えると大きなほぼ正三角形ができる。この3星を結んだ三角形を春の大三角といいます。春の大三角の3つの星アークトゥルス・スピカ・デネボラでできた春の大三角のデネボラとアークトゥルスを底辺として、三角形を反対に折り返すと、春の大三角よりは背が低いもうひとつの三角形が見えてきます。そのもう一つの三角形の頂点が、りょうけん座のα星(りょうけん座で1番明るい星)3等星のコル・カロリです。このコル・カロリは肉眼で見ると一つの星にしか見えませんが、望遠鏡で覗くと連星で二つの星が連なって見えます。コル・カロリやや暗めの星で市街地でなんとか見える明るさですが、春の大三角を見つければすぐに見つかります。淡黄色のF型星と白色のA型星が並ぶ色の組み合わせが大変美しい二重星ですので、ぜひ望遠鏡で覗いて見てください。
スピカ、アークトゥルス、コル・カロリ、デネボラで形作られるひし形を「春のダイヤモンド」「おとめのダイヤモンド」といい、春の大曲線と合わせて、春の星座を見つける目印になりますので実際の空でその姿をご覧になってくださいね。


下のリンクは案内星図、開いた星図をクリック、そしてもう一度クリックすると拡大して見やすくなります。緑色の曲線が春の大曲線です。

https://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/show_image.html?id=56227670&no=3


●星座望遠鏡や、双眼鏡、そして望遠鏡を使っての春の星座の星雲星団をみよう。
春の星座の方向は、私たちの銀河系のディスク(円盤)とは垂直方向を見る事になります。そのため銀河系内のガスや星に邪魔される事がなく、遠くの宇宙が良く見えています。下の星図で赤い印が沢山ありますが、これらは全て、銀河系の外に存在するとても遠い天体である銀河(系外銀河)たちです。私たちの太陽が属する銀河系は、2000億もの恒星の大集団です。その外側には、広大な宇宙が広がっているのですが、そこには私たちの銀河系のような、数百億から一兆個もの星の大集団である「銀河」がたくさん存在しています。その数は膨大で宇宙全体で少なくとも一千億ほどあると言われています。この下のリンク先の星図に見える赤い印はそうした銀河の一部なのです。
https://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/show_image.html?id=56227670&no=4

この銀河ですが、小型望遠鏡でも容易に見える天体がある程度ある銀河系内の星雲や星団(散開星団、散光星雲など)と比べると観測がとても厄介です。遠いだけにとても暗いものが多いのです。唯一の例外が、秋に見える系外銀河であるアンドロメダ銀河(M31)とさんかく座銀河(M33)です。
では、系外銀河を楽しむためには、どれほどの望遠鏡が必要かと申しますと、口径20センチ以上の望遠鏡と街灯や街明かりの影響を受けていない美しい星空が必要となります。
今回は、なにも紹介しない訳にもいかないので、双眼鏡や小型望遠鏡でも見易い大型の散開星団ひとつと、小型望遠鏡でも夜空が綺麗な場所へいけば存在は確認できる系外銀河をひとつ紹介します。


M44 プレセペ星団
かに座を構成する四つの星に囲まれた部分にある大型の散開星団です。星の数は暗いものまで含めると200個を超えますから見事な眺めです。広がりが大きいため視野が狭い10センチを超える大きな望遠鏡での観察は不向きです。小型の望遠鏡で低倍率で観察したり、双眼鏡での観察が向いています。星空が綺麗な場所では、肉眼でもぼんやりとした光る雲のように見えます。望遠鏡のない時代から存在は知られていましたが、この雲が、ちいさな沢山の星から成る星団だと認識したのは、望遠鏡を始めて夜空に向けたイタリアの天文学者、ガリレオ・ガリレイでした。
欧米では、ビーハイブと呼ばれていますが、蜂の巣の意味です。

見つけ方
星空が綺麗な場所であれば、肉眼でも雲のように見えますからすぐ位置が分かります。

https://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/show_image.html?id=56227670&no=5


M81,M82銀河
系外銀河の中では、明るめの銀河なので空さえ暗いところであれば比較的見つけやすい銀河です。M81は、おおぐま座に位置しています。まずは北斗七星からたどっていくと良いでしょう。M81は渦巻銀河ですが、渦巻き銀河であることが明瞭に分かるのは、美しい星空と口径20センチ以上の望遠鏡が必要です。小型の望遠鏡ですとぼんやりした楕円形の光る雲のように見えます。双眼鏡でもすぐに分かるでしょう。
すぐ近くに不規則銀河M82が居ます。不規則銀河とは、渦巻き銀河のように明瞭な渦巻きがない、いびつな形をした銀河を言います。M81からの重力の影響で形が崩れてしまったようです。口径8センチの望遠鏡であれば、二つの銀河を同じ視野に捉える事ができます。
北斗七星のひしゃくを作るおおぐま座α星とγ星を目印に、α星のほうに同じ長さだけ延ばした辺りにあります。明るい銀河なので、市街地の明かりの影響が少ない場所であれば、双眼鏡でも存在が分かります。
M8182.jpg

重星 ミザール
北斗七星の柄の端から数えて2番目の星です。この星目が良い人であれば、肉眼で見ても、よーく見ると二つの星が近づきあって見えていることに気づきます。望遠鏡で見ると、三つの星が重なりあって見える3重星である事がわかります。ぜひ覗いてみてください。

https://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/show_image.html?id=56227670&no=6



※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
メールのリンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると拡大できます。

●今月のおすすめ製品
スコープテック・ルージュ200

スコープテックが始めて一般向けに発売する大型のニュートン式反射望遠鏡です。発売予定は、2月初旬を予定しております。口径200mmの大型の反射鏡は、ひとつひとつレーザー干渉計で精度がチェックされた高精度品。大きなミラーで星の光を集めるので、星雲星団も迫力の姿で楽しめることはもちろん。精度が高い反射鏡なので、この手の望遠鏡が比較的苦手とする場合が多い、高倍率でもシャープな像が得られ惑星や月も高倍率で楽しめます。弊社のアトラスやラプトルなどの小型望遠鏡で自由自在に星を見られるようになった方が対象のステップアップ用の天体望遠鏡です。
架台は、両軸ともベアリング支持。上下の耳軸部分は削り出し部品を使用し、剛性を確保。非常に頑丈な作りです。また接眼部も削り出し部材とベアリングを使用。微動付きフォーカサーを採用し、惑星などの高倍率観測時の使い勝手に徹底的に配慮した設計です。この手の望遠鏡としては、少し高めの価格設定ですが、かけるべきところに必要なコストを掛けて作った証です。スコープテック渾身の一作です。

https://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/show_image.html?id=56227670&no=7



★望遠鏡基本的な使い方の確認

最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

・天体望遠鏡の視野に星を導く
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331775.html

・ピント合わせの極意
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331845.html

・私のブログでは他にも、星の話題を中心に色々と書いていますので、ぜひごらんくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/gallery.html?fid=0&p=1


おわりに
メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

webmaster@scopetown.jp

よろしくお願い申し上げます!

2018年4月1日午後3時   (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇


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株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント
https://www.facebook.com/takashi.onuma.7
天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。
ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。

・星空と天体観測のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo
さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています!

・乙女高原星空観望会
http://otome.sblo.jp/
山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は新年には上記サイト上でご案内の予定です。

また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。
毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は下記リンク先でご確認ください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html
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3月の星空情報です

みなさん、こんばんは。3月の星空情報を送る時期になりました。今冬は気温が低めに推移し、私の周りでも梅や早咲きの河津桜も、平年より2週間以上開花時期が遅れているように感じます。しかしながら3月の声を聞くようになると、杉花粉はしっかり放出されているようで、敏感な人たちの間ではそろそろ鼻がむずむずする方も出てきているようですね。体調管理にはご注意くださいね。

先月末の1月31日には、皆既月食がありました。関東地方も月食当日直前までの天気予報では、観測は厳しいかなという状況でしたが、直前に好転し、太平洋側の多くの地域で晴れた地域も多かったようです。結果、時間帯も夜半前の見やすい時間帯ということもあり、一般の方の多くが月食を楽しむ事ができたようで、私としては大変嬉しく感じました。
さて私が当日撮影した、月食の連続写真です。皆既月食が終わってしばらくして、雲が急に湧いてきてしまい、最後の何枚かはおぼろ月になってしまいましたが、取り敢えずは全経過をとる事ができました。

2018年1月31日の皆既月食の連続写真
イメージ 9




※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10やプラネタリウムソフトのスーパースターfor SCOPETECHを使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。

星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。

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http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

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ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白い天文シミュレーションソフトで、過去や未来の星空の様子を見たり、地球上のどこにも観測地を設定できるので、将来の天文現象を調べたい時や、海外旅行に出かけた際もとても重宝します。

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〈目次〉
★はじめに
★イベント情報
★3月の惑星たち
★3月の天文現象カレンダー
★3月の星空情報
★今月おすすめ製品
★望遠鏡基本的な使い方の確認
★おわりに


★はじめに
3月は、2日が満月、9日が下弦の月 17日が新月となり、新月前後数日が月明かりに邪魔されず星が良く見える時期になります。25日が上弦となり、そして二回目の満月が月末の31日になります。
今年は、年始の1月は月初と月末に満月があり、今月も月初と月末に二回の満月がありますが、次回、ひと月に二回の満月があるのは、2020年10月となり、しばらくありません。ちなみにひと月に二回の満月がある時、二回目の満月をブルームーンと呼ぶこともあるようですが、この時月が青く見える訳ではありません。先月の皆既月食は、ニュースなどで、スーパー・ブルー・ブラッド・ムーンであると報道されましたが、スーパームーン、ブルームーン、ブラッド(血赤)ムーンの言葉ひとつひとつに天文学的に意味がある訳でもなかったので、僕らにとっては、少し大きめの月二回目の満月の皆既月食という程度の捉え方でしたが、世間ではちょっとした騒ぎになりました。その結果沢山の人が夜空を見上げたのは結果として良かったかなと思っています。

★イベント情報


●2018年 乙女高原星空観望会
第80回 3月16日(金)〜3月18日(日) 春の銀河 銀河団 
http://otome.sblo.jp/article/181901307.html

●田奈星空観望会
<< 2018年田奈観望会スケジュール >>

次回の田奈星空観望会は、3月24日(土) 月齢 7.0 オリオン座64番星星食5.1等 月

日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。
くわしくは下のリンク先をごらんください。
 http://scopetown.jp/kanbokai.html

★3月の惑星たちと彗星、小惑星
水星 ○ 日没後の西空低空
金星 ○ 日没後の西空低空
火星 ○ 夜明け前南東の空、模様を見るには口径10センチ以上のシャープな見え味の望遠鏡。肉眼で容易に発見できる明るさ
木星 ◎ 夜明け前南東の空、明け方に南の空で良くみえる
土星 ○ 夜明け前の南東の空
天王星 ○宵の口西空
海王星 × 太陽に近すぎて観測できない

★3月の天文現象カレンダー
今月は、日没後の宵の口に水星と金星、夜半過ぎに木星、夜明け前に火星と土星が見えています。海王星を除き、太陽から離れてきたので、観測に良いシーズンになってきました。単独では、やや見つけにくい水星が月や金星と近づいて見えたり、夜明け前の南から南東の空に木星と土星と火星が見えたりと見どころがあります。

3月2日(金)満月
3月7日(水)と8日(木)夜半過ぎの南東の空に見えている月の近くに木星が見えています。月の周辺に輝いているとても明るい瞬かない星が木星です。
3月9日(金)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
3月11日(日)早朝夜明け前の南東の空に月が見えています。月の左下に土星、月の右上すこし離れたところに火星が見えています。月と火星を見つけたら、それを三倍くらい右上に伸ばしたところにとても明るい星が見えます。それが木星です。こうして外惑星三つが比較的近い場所に見えるのは、案外と珍しい事です。
3月16日から18日は、第80回乙女高原星空観望会です。
3月16日(金)水星が東方最大離角です。夕方の西空で太陽の東側に最も離れ、比較的観察しやすくなります。
3月17日(土)新月、前後数日は、月明かりの影響を受けずに特に美しい星空を観察できます。
3月19日(月)夕方の西空で月齢2の三日月と水星、金星が接近して見えます。探しにくい水星を金星や月を目印に見つけるチャンスです。
3月24日(土)田奈星空観望会
3月25日(日)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!

※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。

★3月の星空情報


●南東から南の空に、木星と土星と火星が見えていますが、3月7日から3月11日にかけて早朝夜明け前、そこに月が加わり賑やかな星景色になります。3月7日から8日には木星、3月10日に火星、3月11日には土星と近づいて見えます。3月12日は、月、土星、火星、木星が一直線状に並んで見えるでしょう。
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●3月16日(金)水星が東方最大離角
水星が東方最大離角です。夕方の西空で太陽の東側に最も離れ、比較的観察しやすくなります。
3月19日(月)日没後の西空低空で月と水星と金星が近づいて見えます。単独では見つけるのが難しい水星ですが、近くにとても明るい金星と、細い月が居るので見つけるチャンスです。とても低い位置にあるので、望遠鏡で見ても大気の揺らぎの影響が多いと思いますが、内合に向かう水星は、細い月のように、外合からまだ日が浅い金星は丸っこい姿が見える筈です。地球照が美しい細い月とともにぜひ観測にチャレンジしてみてください。
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●3月19日(月)夕方の西空で月齢2の三日月と水星、金星が接近して見えます。探しにくい水星を金星や月を目印に見つけるチャンスです。

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●春の星座をみよう。(春のメールマガジンの共通記事)


春の星座を見つけるには、まずおおぐま座の尾っぽの部分にあたる北斗七星を見つけましょう。北斗七星のひしゃくの柄(え)の部分の曲がり具合そのままに、ずーっと伸ばしていくと、うしかい座のオレンジ色の0等星アークトゥルスが見つかります。さらにその曲線を伸ばしていくと、おとめ座の白い1等星、スピカが見つかります。アークトゥルスのオレンジ色とスピカの青白い色の対比から、アークトゥルスとスピカは夫婦星としても知られ、アークトゥルスが男性、スピカが女性とされています。スピカは、その輝きから真珠星とも名付けられているのですが、私としては、真珠と呼ばれるには少し青みがかかりすぎているように感じていました。しかし昨年改めて見てみると春霞で少し透明度の落ちた空の下では、それほど青みがかかって見えず、まさに真珠星という姿で輝いていて、なるほど日本の春になると霞む夜空で見ると、実際にはB型星に分類されるスピカが真珠と名付けられても違和感はないなと納得してしまいました。スピカから先、この曲線をもう少し伸ばしていくと、ちいさめの可愛らしい星座、四つの3等星から成る『からす座』を見つける事ができます。空が明るい都会では見つけづらい星座ですが、「星座望遠鏡」の助けを借りれば容易に見つかる筈です。

アークトゥルスとスピカにしし座の尾にある2等星のデネボラ(β星)を加えると大きなほぼ正三角形ができる。この3星を結んだ三角形を春の大三角といいます。春の大三角の3つの星アークトゥルス・スピカ・デネボラでできた春の大三角のデネボラとアークトゥルスを底辺として、三角形を反対に折り返すと、春の大三角よりは背が低いもうひとつの三角形が見えてきます。そのもう一つの三角形の頂点が、りょうけん座のα星(りょうけん座で1番明るい星)3等星のコル・カロリです。このコル・カロリは肉眼で見ると一つの星にしか見えませんが、望遠鏡で覗くと連星で二つの星が連なって見えます。コル・カロリやや暗めの星で市街地でなんとか見える明るさですが、春の大三角を見つければすぐに見つかります。淡黄色のF型星と白色のA型星が並ぶ色の組み合わせが大変美しい二重星ですので、ぜひ望遠鏡で覗いて見てください。
スピカ、アークトゥルス、コル・カロリ、デネボラで形作られるひし形を「春のダイヤモンド」「おとめのダイヤモンド」といい、春の大曲線と合わせて、春の星座を見つける目印になりますので実際の空でその姿をご覧になってくださいね。

下のリンクは案内星図、開いた星図をクリック、そしてもう一度クリックすると拡大して見やすくなります。緑色の曲線が春の大曲線です。
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●星座望遠鏡や、双眼鏡、そして望遠鏡を使っての春の星座の星雲星団をみよう。
春の星座の方向は、私たちの銀河系のディスク(円盤)とは垂直方向を見る事になります。そのため銀河系内のガスや星に邪魔される事がなく、遠くの宇宙が良く見えています。下の星図で赤い印が沢山ありますが、これらは全て、銀河系の外に存在するとても遠い天体である銀河(系外銀河)たちです。私たちの太陽が属する銀河系は、2000億もの恒星の大集団です。その外側には、広大な宇宙が広がっているのですが、そこには私たちの銀河系のような、数百億から一兆個もの星の大集団である「銀河」がたくさん存在しています。その数は膨大で宇宙全体で少なくとも一千億ほどあると言われています。この星図に見える赤い印はそうした銀河の一部なのです。
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この銀河ですが、小型望遠鏡でも容易に見える天体がある程度ある銀河系内の星雲や星団(散開星団、散光星雲など)と比べると観測がとても厄介です。遠いだけにとても暗いものが多いのです。唯一の例外が、秋に見える系外銀河であるアンドロメダ銀河(M31)とさんかく座銀河(M33)です。
では、系外銀河を楽しむためには、どれほどの望遠鏡が必要かと申しますと、口径20センチ以上の望遠鏡と街灯や街明かりの影響を受けていない美しい星空が必要となります。
今回は、なにも紹介しない訳にもいかないので、双眼鏡や小型望遠鏡でも見易い大型の散開星団ひとつと、小型望遠鏡でも夜空が綺麗な場所へいけば存在は確認できる系外銀河をひとつ紹介します。


M44 プレセペ星団
かに座を構成する四つの星に囲まれた部分にある大型の散開星団です。星の数は暗いものまで含めると200個を超えますから見事な眺めです。広がりが大きいため視野が狭い10センチを超える大きな望遠鏡での観察は不向きです。小型の望遠鏡で低倍率で観察したり、双眼鏡での観察が向いています。星空が綺麗な場所では、肉眼でもぼんやりとした光る雲のように見えます。望遠鏡のない時代から存在は知られていましたが、この雲が、ちいさな沢山の星から成る星団だと認識したのは、望遠鏡を始めて夜空に向けたイタリアの天文学者、ガリレオ・ガリレイでした。
欧米では、ビーハイブと呼ばれていますが、蜂の巣の意味です。

見つけ方
星空が綺麗な場所であれば、肉眼でも雲のように見えますからすぐ位置が分かります。
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M81,M82銀河
系外銀河の中では、明るめの銀河なので空さえ暗いところであれば比較的見つけやすい銀河です。M81は、おおぐま座に位置しています。まずは北斗七星からたどっていくと良いでしょう。M81は渦巻銀河ですが、渦巻き銀河であることが明瞭に分かるのは、美しい星空と口径20センチ以上の望遠鏡が必要です。小型の望遠鏡ですとぼんやりした楕円形の光る雲のように見えます。双眼鏡でもすぐに分かるでしょう。
すぐ近くに不規則銀河M82が居ます。不規則銀河とは、渦巻き銀河のように明瞭な渦巻きがない、いびつな形をした銀河を言います。M81からの重力の影響で形が崩れてしまったようです。口径8センチの望遠鏡であれば、二つの銀河を同じ視野に捉える事ができます。
北斗七星のひしゃくを作るおおぐま座α星とγ星を目印に、α星のほうに同じ長さだけ延ばした辺りにあります。明るい銀河なので、市街地の明かりの影響が少ない場所であれば、双眼鏡でも存在が分かります。
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重星 ミザール
北斗七星の柄の端から数えて2番目の星です。この星目が良い人であれば、肉眼で見ても、よーく見ると二つの星が近づきあって見えていることに気づきます。望遠鏡で見ると、三つの星が重なりあって見える3重星である事がわかります。ぜひ覗いてみてください。



※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
メールのリンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると拡大できます。

●今月のおすすめ製品
スコープテック・ルージュ200

スコープテックが始めて一般向けに発売する大型のニュートン式反射望遠鏡です。発売予定は、2月初旬を予定しております。口径200mmの大型の反射鏡は、ひとつひとつレーザー干渉計で精度がチェックされた高精度品。大きなミラーで星の光を集めるので、星雲星団も迫力の姿で楽しめることはもちろん。精度が高い反射鏡なので、この手の望遠鏡が比較的苦手とする場合が多い、高倍率でもシャープな像が得られ惑星や月も高倍率で楽しめます。弊社のアトラスやラプトルなどの小型望遠鏡で自由自在に星を見られるようになった方が対象のステップアップ用の天体望遠鏡です。
架台は、両軸ともベアリング支持。上下の耳軸部分は削り出し部品を使用し、剛性を確保。非常に頑丈な作りです。また接眼部も削り出し部材とベアリングを使用。微動付きフォーカサーを採用し、惑星などの高倍率観測時の使い勝手に徹底的に配慮した設計です。この手の望遠鏡としては、少し高めの価格設定ですが、かけるべきところに必要なコストを掛けて作った証です。スコープテック渾身の一作です。

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★望遠鏡基本的な使い方の確認

最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

・天体望遠鏡の視野に星を導く
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331775.html

・ピント合わせの極意
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331845.html

・私のブログでは他にも、星の話題を中心に色々と書いていますので、ぜひごらんくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/gallery.html?fid=0&p=1


おわりに
メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

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よろしくお願い申し上げます!

2018年2月28日午後3時   (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇


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株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント
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天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。
ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。

・星空と天体観測のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo
さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています!

・乙女高原星空観望会
http://otome.sblo.jp/
山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は新年には上記サイト上でご案内の予定です。

また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。
毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は間も無く下記リンク先で発表予定です。
http://scopetown.jp/kanbokai.html
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2018年2月の星空情報

みなさん、こんばんは。今年は平年より寒い日が続き、各地で記録的な寒さとなっています。しかしながら下旬には、冬に典型的な西高東低の気圧配置が崩れ、早春のような気圧配置となり、日本列島の南を通る『南岸低気圧』の度々の通過で、太平洋側にもまとまった積雪がありました。メールマガジンを書いている今も、今週末に再び南岸低気圧の襲来と降雪の予報があり、寒いながらも一足早い早春のような天気図を見ることになりそうです。またインフルエンザも猛威を奮っており、統計開始以来最大の感染者数となっているようです。みなさまにおかれましては、しっかりとした防寒の上で体調を崩さないように天体観測をして頂きたいなと願っております。

ところで、先月号のメールマガジンでご案内した、1月7日(日)の火星と木星の接近のようすは、ご覧になられましたでしょうか?図版など作ってみなさんにご案内しましたが、図版を作った本人ですら、びっくりするような近くまで両星の接近は、肉眼で見ているだけでも圧巻でした。いくらシミュレーションで画像を作っても、実物を朝焼けの空で実際に見たのとは、印象が全然違い、しばし見とれてしまいました。

火星と木星の接近写真(写真左上に写っている明るい方が木星、暗い方が火星)

2018年1月6日
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2018年1月7日
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※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10やプラネタリウムソフトのスーパースターfor SCOPETECHを使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。

星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
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ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白い天文シミュレーションソフトで、過去や未来の星空の様子を見たり、地球上のどこにも観測地を設定できるので、将来の天文現象を調べたい時や、海外旅行に出かけた際もとても重宝します。

http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml

〈目次〉
★はじめに
★イベント情報
★2月の惑星たち
★2月の天文現象カレンダー
★2月の星空情報
★望遠鏡基本的な使い方の確認
★おわりに


★はじめに
1月は、8日が下弦の月 16日が新月となり、23日が上弦となります。9日が下弦の半月(夜半過ぎに見える半月)、17日が新月 25日が上弦の半月(夜半前に見える半月)になります。新月前後数日が月明かりに邪魔されず星が良く見える時期になります。
珍しいことに今月は満月がありません。1月は月初と月末に満月があり。来月3月は、月初と月末に満月があります。2月は、28日まで(閏年でも29日)月の満ち欠けの1周期は、(29.27日から29.83日)のため、2月以外の他の月は、30日以上あるので必ず1回は満月がありますが、2月だけは、たまに満月がない年があるのです。調べてみると過去には、前回は2010年2月、その前は1991年、1953年、1934年、1915年、1885年の2月に満月がありませんでした。将来的には、この次は2028年の2月までは、各年の2月に満月が一度あります。2029年2月は再び満月が一度もない2月です。


★イベント情報

●田奈星空観望会
<< 2018年田奈観望会スケジュール >>

1月20日(土)の田奈星空観望会では、前月のメールマガジンでも紹介したくじら座の脈動変光星ミラが極大日(もっとも明るくなると予想された日)で約3.5等星ほどの明るさで観察できました。

次回の田奈星空観望会は、2月24日(土) 月齢 8.6 月 早春の星座 星雲 星団
です。

日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。
くわしくは下のリンク先をごらんください。
 http://scopetown.jp/kanbokai.html

★2月の惑星たちと彗星、小惑星
水星 × 太陽に近すぎる
金星 △ 夕方の西空低空
火星 ○ 模様を見るには口径10センチ以上のシャープな見え味の望遠鏡。肉眼で容易に発見できる明るさ
木星 ○ 明け方の南天で良くみえる。
土星 △ 明け方の東の空低い位置。
天王星 ○
海王星 × 太陽に近すぎる

★2月の天文現象カレンダー

最近日が長くなったように感じている人もいることでしょう。冬至は一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日ですが、12月22日冬至は、日の出午前6時47分ごろ 日没が午後4時31分ごろ。2月1日は日の出が午前6時41分ごろ 日没が午後5時09分ごろとなり。日の出が6分、日の入が28分遅くなることにより、冬至にくらべて34分、日が長くなっています。日の出の時刻が早くなったのは僅か6分ですが、日没時間が冬至と比べると28分も遅くなった事が分かります。今月は、特に大きな天文現象はありませんが、こういう静かな時に予期していなかった彗星が突然訪れたり、する事もあります。ネットで流れる天文系ニュースなどは、定期的にチェックすることを忘れないようにしましょう。

2月2日(金)しし座の1等星レグルスが月の背後に隠される星食が起こる。
水星が西方最大離角(太陽の西側にもっとも離れ、日の出前の空で観測しやすくなる)

2月4日(日)立春
2月6日(火)木星が西矩(地球から見て太陽の西側に90度)

2月8日(月)下弦の月 朝方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!

2月16日(金)新月、前後数日は、月明かりの影響を受けずに特に美しい星空を観察できます。
日本からは見えませんが、南米や南極で部分日食となります。
2月23日(金)上弦の月 夕方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
2月24日(土)田奈星空観望会 


※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。

★2月の星空情報

●しし座の一等星レグルスが早朝に月に隠される星食
星食とは、月の背後に星が隠される現象です。今回は、しし座の1等星のレグルスが月の背後に隠されます。昨年までは、おうし座の1等星アルデバランが度々月の背後に隠される星食が起こっていましたが、これからしばらくはしし座のレグルスが度々星食を起こす事になります。今回は満月翌日のとても明るい月に隠されるので、月光が眩しく月がレグルスに近寄ってくると月明かりに邪魔されて肉眼で見るのは難しくなります。そんな時は望遠鏡や双眼鏡の助けを借りると良くみえます。静岡〜愛知〜岐阜〜福井より南では月に隠される事なく月がレグルスの北側をすれすれにかすめるように通りすぎます。通り抜けか隠されるかギリギリのところで観察すると、月の表面の山や谷の地形により現れたり隠されたりレグルスが明滅を繰り返す『接食』になります。地球から見て月の淵の部分の地形が良く分からなかった時代(月探査機が月面をくまなく調べる前)は、この接食は、月の地形を調べるためにとても重要な観測でした。

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アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10で生成したものをイラストレーターで追加工

●夜明け前に東の空に昇ってくる『木星』と『火星』と『土星』を観察しよう。
夜明け前の南東方向の空に、三つの惑星が昇ってきています。木星と火星と土星です。今年の7月31日に2003年以来の大接近をして約5800万キロまで地球に接近する火星は、まだ約2億3000万キロも離れていて、地球の半分の直径の火星はとても小さくしか見えませんが、大接近時との大きさの比較のためにも今のうち見ておいた方が良いでしょう。
木星は、ゴールデンウィークの5月9日に、土星は6月27日にそれぞれ『衝』となり、前後3ヶ月ほどは観測の好機となります。今年の初夏にかけては、夕空の金星、宵の口から夜半には、火星、木星、土星が南の空にかかり見頃を迎えますから、退屈しない惑星観測シーズンになりそうですね!


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アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10で生成したものをイラストレーターで追加工


●先月まで、夜明け前の朝焼けの空に輝いていた金星が夕方の空に回ってきました。
2月中旬ごろから、日没後の西空の低い位置に金星が見え始めます。太陽から東側にもっとも離れる『東方最大離角』が8月18日。もっとも明るくなる『最大光度』が9月21日になります。最大光度の頃は、1等星の約70倍の明るさで夕方の空で燦然と輝きます。

金星は満ち欠けをします。望遠鏡で観察すると2月はちいさな丸形に見えていますが、だんだんと地球に近づきますので大きくなりながら、だんだん欠けてきます。最大光度を過ぎると、細い月のような形に。金星や水星のような、地球の内側の軌道を回る惑星は、地球から見ると地球との位置関係で満ち欠けを繰り返します。また地球との距離も大きく変わるので、見える大きさも変わります。望遠鏡をはじめて星空に向けたガリレオ・ガリレイは、この様子を観察し、地動説の証拠のひとつとして世の中に発表したのです。


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アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10で生成したものをイラストレーターで追加工

●惑星観察の基礎知識
★軌道による分類 内惑星と外惑星
太陽系には8つの惑星がありますが、地球の軌道より内側の軌道をまわる惑星を内惑星といい、地球の軌道より外側の軌道をまわる惑星を外惑星といいます。水星と金星が内惑星で、火星、木星、土星、天王星、海王星が外惑星です。
惑星は、合の位置にくると太陽に近すぎて観測できません。内惑星は地球から見ると常に太陽の近くにあり、そのため日の出前、日の入り後の短い時間帯だけ観測できる。特に一番内側の軌道を回る水星はとても観測しにくい。最大離角の時が、太陽からもっとも離れた位置に見え観測しやすくなります。

外惑星は『衝』の位置付近に来たときが地球から距離が最も近くなるため、最も明るく見える大きさも大きくなります。
内惑星は地球との位置関係により、月のように満ち欠けします。外惑星は地球との位置関係により、周辺がわずかに欠けるだけです。内惑星のように大きくは欠けません。

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★組成による分類 岩石惑星、ガス惑星、氷惑星
岩石惑星とは、主に岩石や金属などから構成される惑星で、太陽系では水星、金星、地球、火星がこのグループになる。後述するガス惑星に比べると大きさは小さいが密度が高い。

ガス惑星は、主に液体や気体の水素やヘリウムから構成される惑星で、岩石惑星のように地面は存在しない。岩石惑星に比べるととても大きな惑星ですが、岩石惑星と比べると密度が低い。

氷惑星はメタンやアンモニアなどを含む氷や液体の水から構成される惑星で、太陽系では天王星と海王星がこのグループになります。



★惑星の動き
火星や木星、土星などの外惑星を日にちを置いて観測を続けていると、星座の中で少しずつ位置を変えていきます。そして少し長期に渡り観測を続けていると惑星が星座を背景に、一方向に移動していくだけではなく、時折歩みを止め、そして今までとは逆の方向に移動する事が分かります。これは、宇宙の中心に地球があり、他の天体はすべて地球のまわりをまわっているという、『天動説』を信じていた昔は、説明するのがとてもむずかしく、このような動きをする星に、まどう星=惑星と名付けました。順行から留、そして逆行し、再び留となり順行する一見複雑な動きは、地球も、惑星も、太陽のまわりを回る天体のひとつである『地動説』では簡単に説明ができます。下の図を見る事により簡単に理解できると思いますが、この一見複雑な動きは、動きの遅い地球より外側をまわる外惑星を内側の惑星である地球が追い越すことにより起きる現象なのです。
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●冬の星座をみよう。(冬のメールマガジンの共通記事)

星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。
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アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10で生成したものをイラストレーターで追加工

 冬の星空は夏とは逆に、天の川銀河の中心と反対方向を見ていることになります。そのため冬の天の川は、夏の天の川ほど濃くは見えません。しかし多くの1等星が散りばめられた冬の星座の中を横断しているので、星空のきれいな場所であれば淡いながら見つけるのはかんたんでしょう。

冬の星座のさがし方
冬の星空は一年中でもっとも1等星が多くきらびやかで、太平洋側では空気も澄んで星座観察にはとても適した季節です。冬の星座さがしは、まず「オリオン座」を見つけます。オリオン座の左上に輝く赤い1等星ベテルギウス、全天で一番明るい恒星の「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」の黄色みがかった1等星プロキオンを結ぶと、大きな逆正三角形ができます。これが「冬の大三角」です。冬の大三角を目印にさらに大きな「冬の大六角形(別名:冬のダイヤモンド)」を見つけ、それぞれの1等星を含む星座をひとつひとつたどってみましょう視界の開けた場所で夜空に輝く大きな六角形を是非見てください。冬のダイアモンドを見つければ、冬の代表的な星座を見つけるのは簡単です。またこの周辺は、沢山の星雲や星団があり、双眼鏡や低倍率にした望遠鏡で覗くととても興味深いものです。


●星座望遠鏡や、双眼鏡、そして望遠鏡を使っての冬の星座の星雲星団をみよう。


ぎょしゃ座
散開星団三つ (星座望遠鏡 双眼鏡 望遠鏡)
M36 M37 M38の三つの星団です。本当に綺麗な星空であれば、その存在は肉眼でギリギリ確認できます。望遠鏡で見るのが最高ですが、星座望遠鏡や双眼鏡で望遠鏡で見る前にしっかり位置を確認しておくと良いでしょう。この三つの星団の星の並びは、個性的で、望遠鏡で見比べてみると、とても楽しいものです。

おうし座 
ヒアデス星団(Mel.25)(肉眼、星座望遠鏡) おうし座の一等星アルデバランを含む V字形の星の並びがヒアデス星団です。アルデバランは同じ方向に見えていますが、ヒアデス星団(150光年)の星よりずっと手前の65光年先にあり、この星団とは関係はないが、やや地味な星団に花を添えている。
この星団の特徴的な星の並びから、日本では古来から「釣鐘星」と呼ばれていた。双眼鏡で覗くと、ところどころにペアーになった星、重星が観察できます。

プレアデス星団(M45)(肉眼、星座望遠鏡、双眼鏡、望遠鏡)
おうし座の散開星団。和名は「すばる」、和名である「すばる」は、自動車や航空機を作るメーカーの会社名になっている(株式会社SUBARU)
肉眼でも5−7個ほどの星が集まっている様子が観察できる。暗い夜空で、星座望遠鏡で観察すると十数個の星がきらきらと輝いてみえる。6千万年から1億年前に同じ散光星雲の中から生まれた若い年齢の青い星の集まりで、太陽よりずっと大きな巨星が多いのも特徴です。
狭い範囲に小さな星が密集したその姿は、古来から人の目を引き、世界中さまざまな場所で人々の興味を引き、聖書、伝説、童話、民話、伝承などで記述されている。
プレアデスの名前はギリシア神話に由来しています。。中国の星宿(中国独自の星座)の一つでもあります。日本では「すばる」や六連星(むつらぼし)羽子板星などとよばれ、清少納言の枕草子にも記述があります。。ニュージーランドのマオリはちいさな目「マタリキ」と呼んでいたそうです。

オリオン座
散光星雲(HII領域と反射星雲の混合)  M42とM43 (星座望遠鏡 双眼鏡 望遠鏡)
肉眼でも、なんとなく薄ぼんやりと星がにじんでるように見えます。双眼鏡を使えばその姿はよりくっきりとしてきます。
ここはまさに星が次々に生まれている場所です。望遠鏡を使えば鳥が羽を広げているように見えるようになります。ラプトル50のような小口径の望遠鏡でも良く見えます。口径20センチを超える望遠鏡で見ると星雲の一部に色が付いているのが分かります。

うさぎ座 
球状星団 M79
小口径の望遠鏡で観察すると、丸い球状に見えます。おおきな望遠鏡、口径20センチ以上でみると周辺部にぷつぷつと星が見えてきます。


ふたご座 (星座望遠鏡 双眼鏡 望遠鏡)
散開星団M35 全体は月よりも大きく広がっている比較的大きな散開星団です。ラプトル50やラプトル60など小口径の望遠鏡でみると、散開星団の星のつぶつぶの一部が星雲状に見えることがあります。アトラス80やそれより大きな口径の望遠鏡になると、星雲状に見えていた部分はすべてちいさな星であることがわかります。


超新星残骸 M1(望遠鏡)
太陽よりずっと質量の大きな星が、一生の最期に大爆発を起こし吹き飛んだ残骸です。望遠鏡で覗くと、散光星雲とおなじように、光る雲のように見えますが、成因は全く違います。小口径で見ると佐渡島のような形に見えます。

おおいぬ座M41(双眼鏡 望遠鏡)
散開星団 M41 おおいぬ座のシリウスのすぐ下にある散開星団です。双眼鏡で探すとすぐに見つかります。卍のように並んだ星列が印象的な星雲です。

星雲星団の観察に関しては、弊社、スコープテックのコラムもご覧ください。
http://scopetown.jp/col13.html


●用語解説
・散開星団
数十から数百個の星が集まった天体です。同じ星雲の中で連続的に誕生した星達でいわば兄弟星達です。時間が経つにつれ、ばらばらになっていきます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%A3%E9%96%8B%E6%98%9F%E5%9B%A3


・散光星雲
散光星雲には三種類あります。

・HII領域
生まれたばかりのあかちゃん星の元になった周囲の星間ガスが、星からの強い紫外線で発光しているのが散光星雲の一種、HII領域ともいいます。とても高温です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/HII%E9%A0%98%E5%9F%9F

・反射星雲
星の背後にある星間ガスがあり、星の光を反射して光っているものを反射星雲といいます。プレアデス星団のまわりに見えているものは反射星雲です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%B0%84%E6%98%9F%E9%9B%B2

・超新星残骸
太陽の質量の7倍を超える大型の恒星は、ぶくぶくと膨れ赤色超巨星となります。最期は星全体を吹き飛ばすような大爆発(超新星爆発)を起こしますが、飛び散ったガスが超新星残骸です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%96%B0%E6%98%9F%E6%AE%8B%E9%AA%B8

・惑星状星雲
太陽の7倍以下の比較的小さな恒星は、ぶくぶくと膨れ、赤色巨星になります。外層は星の重力をのがれ周囲に溶け出すようにガスを放出します。放出されたガスは、まわりに丸く広がり、望遠鏡で覗くと惑星のように見えるものもあるため、これらを惑星状星雲と呼びます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%91%E6%98%9F%E7%8A%B6%E6%98%9F%E9%9B%B2

・球状星団
球状星団は、銀河系全体をまるっと包み込むように分布しています。数十万個から数百万個の星が狭い範囲に球状にぎっしり集まっています。球状星団を構成している星達は、そのほとんどがとても年老いた星達で、お互いに重力で結びつきあってひとかたまりになっているのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%83%E7%8A%B6%E6%98%9F%E5%9B%A3

・暗黒星雲
暗黒星雲は、宇宙空間で漂うガスやチリの雲です。それ自体は輝くことはありません。背景に散光星雲や星の集団があるとシルエットとして観察できます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E9%BB%92%E6%98%9F%E9%9B%B2

・銀河
私たちの太陽が属する銀河系は、2000億もの恒星の大集団です。その外側には、広大な宇宙が広がっているのですが、そこには私たちの銀河系のような、数百億から一兆個もの星の大集団である「銀河」がたくさん存在しています。その数は膨大で宇宙全体で少なくとも一千億ほどあると言われています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3


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★望遠鏡基本的な使い方の確認

最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
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・天体望遠鏡の視野に星を導く
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・ピント合わせの極意
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みなさん明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。昨年後半から、スコープテックは新製品の発売が続き、おかげさまで新製品の売れ行きも大変好調が続いています。今年は年初から大きな天文現象があります(後述)。宇宙開発関連では、日本人宇宙飛行士の金井宣茂氏が、12月にバイコヌール宇宙基地を飛び立ち、現在国際宇宙ステーションに6ヶ月の長期滞在中で、新年には宇宙からメッセージを届けてくれることでしょう。また6月下旬から7月上旬には、2014年12月3日に種子島宇宙センターから打ち上げられた小惑星探査機の「はやぶさ2」が、小惑星「りゅうぐう」に到着し、秋から始まる小惑星の表面での岩石の採取に向けての探査が始まります。はやぶさ2は、小惑星りゅうぐうで約一年間周りを周回しながら、何度か表面に着陸し、2020年の秋頃に地球に帰還する予定です。
宇宙や天文の話題に尽きない年になりそうです。

また先月はふたご座流星群が新聞やラジオ、テレビなどで大きく報道され、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。ふたご座流星群の写真をリンク先に貼りましたのでご覧ください。

ふたご座流星群写真 赤い点線の円内に流星
イメージ 5

 
さてまずは、星空情報の前に、弊社の1月の営業日のお知らせです。
弊社ウェブサイトの
http://scopetown.jp/
右下営業日カレンダーを御覧ください。
各日営業時間: 13〜18時となっております。
電話の受付時間も上記に準じております。ご注意ください。
成瀬のお店が開いているのは、木曜日と土曜日の13時から18時となっておりますので
ご注意ください。

※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10やプラネタリウムソフトのスーパースターfor SCOPETECHを使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。

星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白い天文シミュレーションソフトで、過去や未来の星空の様子を見たり、地球上のどこにも観測地を設定できるので、将来の天文現象を調べたい時や、海外旅行に出かけた際もとても重宝します。

http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml

〈目次〉
★はじめに
★イベント情報
★1月の天文現象カレンダー
★1月の星空情報
★今月おすすめ製品
★望遠鏡基本的な使い方の確認
★おわりに




★はじめに
1月は、2日と31日が満月です。9日が下弦の半月(夜半過ぎに見える半月)、17日が新月 25日が上弦の半月(夜半前に見える半月)になります。新月前後数日が月明かりに邪魔されず星が良く見える時期になります。

★イベント情報

●乙女高原星空観望会

2018年の乙女高原日程表(暫定)が決まりましたのでお知らせいたします。

第80回 3月16日(金)〜3月18日(日) 春の銀河 銀河団 
第81回 4月13日(金)〜4月15日(日) 春の銀河 銀河団 土星や木星や火星
第82回 5月18日(金)〜5月20日(日) 初夏の星座 深夜に天の川 土星や木星
第83回 6月8日(金)〜6月10日(日) 初夏の星座 深夜に天の川 土星や木星や火星
第84回 7月13日(金)〜7月15日(日)夏の星座 夏の天の川 土星や木星や火星
第85回 8月10日(金)〜8月12日(日)ペルセウス座流星群 夏の天の川 土星、木星や火星
第86回 9月7日(金)〜9月9日(日) 夏の星座 秋の星座 早めの時間夏の天の川、土星、木星や火星
第87回 10月5日(金)〜10月7日(日) 秋の星座 土星、木星や火星
第88回 11月9日(金)〜11月11日(日)冬の星座と天の川
第89回 12月14日(金)〜12月16日(日) ウィルタネン ふたご座流星群 天の川

日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。
詳しい情報は下記リンク先をご覧ください。
http://otome.sblo.jp/

よろしくお願いします。

●田奈星空観望会
<< 2018年田奈観望会スケジュール >>

1月20日(土) 月齢 3.4 月 冬の星座 星雲 星団
2月24日(土) 月齢 8.6 月 早春の星座 星雲 星団
3月24日(土) 月齢 7.0 オリオン座64番星星食5.1等 月
4月21日(土) 月齢 5.4 月 春の星座
5月26日(土) 月齢 11.0 月 木星 初夏の星座
6月23日(土) 月齢 9.7 月 木星 土星 夏の星座
7月21日(土) 月齢 8.4 月 木星 土星 火星 夏の星座
8月18日(土) 月齢 7.1 月 木星 土星 火星 夏から秋の星座
9月15日(土) 月齢 5.7 月 木星 土星 火星 秋の星座
10月20日(土) 月齢 11.3 月 木星 土星 火星 秋から初冬の星座
11月17日(土) 月齢 9.8 月 木星 土星 火星 冬の星座 星雲星団

日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。
くわしくは下のリンク先をごらんください。
 http://scopetown.jp/kanbokai.html

★1月の天文現象カレンダー

1月1日(月)元旦 初日の出時刻 札幌午前7時05分ごろ 仙台 午前6時53分ごろ 東京都内 午前6時49分ごろ 東京都小笠原村午前6時20分ごろ 富士山山頂 午前6時42分ごろ 名古屋市 午前7時00分ごろ 金沢市 午前7時6分ごろ 大阪府 午前7時6分ごろ 岡山市午前7時12分ごろ 広島市午前7時17分ごろ 福岡市午前7時23分ごろ 鹿児島市 午前7時18分ごろ 那覇市 午前7時17分ごろ 与那国町 午前7時32分ごろ 


1月2日(火)新年早々、2018年初めての満月はスーパームーンです。

水星が西方最大離角(太陽の西側にもっとも離れ、日の出前の空で観測しやすくなる)

1月4日(木)しぶんぎ座流星群が朝5時に極大(一番多く流れ星が流れる)ですが、今年は満月過ぎの月明かりが邪魔をしてしまい条件は悪い。

1月7日(日)火星と木星が明け方の東の空で非常に近づいて見える。

1月8日(月)成人の日

1月9日(火)下弦の月 朝方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!

1月13日(土)明け方の日の出前の空で水星と土星がとても近づいて見えます。

1月17日(水)新月、前後数日は、月明かりの影響を受けずに特に美しい星空を観察できます。

1月20日(土)田奈星空観望会 くじら座の有名な変光星『ミラ』が極大光度。11月に紹介したはくちょう座のミラ型変光星の仲間で、星自体が大きくなったり小さくなったりして明るさが変わるタイプの変光星で周期は332日。明るくなった時で2等星(北極星と同程度)、もっとも暗くなった時で10.1等星(ラプトル50でやっと見える明るさ)
1月25日(木)上弦の月 夕方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
1月27日(土)おうし座のオレンジ色の一等星アルデバランの星食が北海道から北東北で見られる。星食とは、月の背後に星が隠される天文現象。
12月26日(火)上弦の月 夕方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
1月30日(火)月が最近
1月31日(水)1月2回目の満月で皆既月食。久しぶりに全経過を観察できる皆既月食となる。

※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると拡大できます。

★1月の星空情報

●初日の出で日の出前の星空
元旦 初日の出時刻は、場所によって違います。日本国内で一番初日の出が早いのは、南鳥島午前5時27分ごろになります。反対にもっとも初日の出が最も遅いのは、日本の最西端 与那国島の午前7時32分ごろになります。

各地の初日の出時刻は、札幌午前7時05分ごろ 仙台 午前6時53分ごろ 東京都内 午前6時49分ごろ 東京都小笠原村午前6時20分ごろ 富士山山頂 午前6時42分ごろ 名古屋市 午前7時00分ごろ 金沢市 午前7時6分ごろ 大阪府 午前7時6分ごろ 岡山市午前7時12分ごろ 広島市午前7時17分ごろ 福岡市午前7時23分ごろ 鹿児島市 午前7時18分ごろ 那覇市 午前7時17分ごろ 与那国町 午前7時32分ごろ となっています。

初日の出を見るために、どこかに出かけるのであれば、日の出1時間前の東の空にご注目ください。水星と火星と木星が日の出前の東の空に見えています。水星は明るさがマイナス0.3等星 見える位置がとても低いので双眼鏡があると良いかもしれません。木星はマイナス1.8等、どの星よりも明るく輝いて見えます。火星は木星の右上に1.5等星の明るさです。北極星よりすこし明るいくらいですね。この火星ですが、2018年の7月末ごろには、今見えているより50倍以上明るくなり、今マイナス1.8等で見えている木星よりも2.5倍も明るくなるのです。

正月三が日の日の出1時間前の東の空の様子 惑星たちが賑やかに見えます。
イメージ 1



●1月2日(火)スーパームーンの満月
スーパームーンは、地球の周りを楕円軌道で公転する月が、地球にもっとも近づいた時の満月や新月の状態を言います。スーパームーンの満月もっとも遠ざかった時の満月や新月(マイクロムーン)より、地上から見た時の月の視直径(月の見える大きさ)は約15%大きく見えます。
(楕円軌道の月は、地球に最も近づいた時で約35万7000km、最も遠ざかった時で40万6000km)
15%と言うと10円玉と500円玉の大きさの違いに近い。スーパームーンとマイクロムーンの満月を比べると、約30%も明るくなります。

マイクロムーンの満月とスーパームーンの満月を、実際の夜空で横に並べて比べて見る事ができれば、はっきり違いが分かると思いますが、1月2日の満月を単独で見て普段より大きく明るいとは思わないかもしれませんね。
明るさや大きさ以外にも、大きく変化するのが、潮汐力です。これは距離の3乗に反比例するので、スーパームーンでは、マイクロムーンの時と比べて約40%も大きくなります。
この潮汐力で普段見られるのが、海面の干満ですが、実は僕らが立ってる地面も、30センチも上下しているそうです。
巨大地震の発生に関して、スーパームーンと関連すると主張する人もいますが、多くの地震学者は否定な見解なようです。実際にスマトラ沖地震や東北の大震災は、スーパームーンとは1週間以上時期がずれているのです。
しかしながら、一部の大学の研究論文では、潮汐力の強い時期に巨大地震が発生確率が上昇するという研究結果を発表しているようです。

マイクロムーンとスーパームーンの月の大きさの違い画像
イメージ 2



2017年1月1日から2019年1月1日まで地上から見える月の大きさの変化のグラフ アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲーターで作成。
イメージ 12



●1月2日(火)水星が西方最大離角
水星は、太陽系の惑星の中で一番太陽に近い軌道を公転するとても小さな惑星です。水星の直径は地球の1/3程しかありません。地球の周りを公転する月は、地球の1/4程ですから、地球の衛星である月より一回り大きいだけの小さな惑星です。太陽の直ぐ近くを回っているので、普段はとても見にくいのですが、太陽の西側に最も離れて見えるこの時期は、比較的見やすくなります。離れると言っても、そう大きくは離れないので、太陽が地平線から昇る前の、赤く染まった東の空低い位置で見つけないといけません。是非チャレンジしてみてください。1月1日の初日の出を見るついでに観察するのも良いでしょう。


●1月7日(日)火星と木星が明け方の東の空で接近して見える
明け方の南東の空で、木星と火星が肉眼で見るとくっつく程に近づいて見えます。望遠鏡で100倍の倍率で覗いても同一視野に見える程近づいて見えます。
1月7日(日)午前4時45分
火星 視直径4.9秒 1.4等
木星 視直径33.5秒 -1.8秒



火星と木星図版 肉眼星図
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火星と木星図版 望遠鏡での見え方(天頂プリズムは使わないで見た場合の倒立像)
イメージ 3



●1月13日(土)明け方の日の出前の空で水星と土星が接近して見える
日の出前の南東の空超低空で水星と土星が近づいてみえます。双眼鏡を用意すると良いでしょう。


●1月20日(土)くじら座の有名な変光星『ミラ』が極大光度
変光星とは、明るさが変化する星のことです。様々な種類の変光星がありますが、周期的に変化するもの、不規則な変光星もあります。
暗い星と明るい星が互いを回り合い、地球から見て周期的に明るい星が暗い星の背後に隠されたり、暗い星の背後に明るい星に隠されたりする事により明るさが変化する、食変光星のアルゴルの明るさの変化は周期も明るさの変化も毎回とても一定していますが、今回紹介するくじら座のミラのように、年老いた星がぶくぶくと膨らんだり、やせたりして星自体の明るさが変わる脈動変光星は、周期によってとても明るくなる時と、そうでもない時があり、明るさの変化の様子が毎回違う事もあります。

くじら座のミラは、2.0等と10.1等の間を約332日の周期で変光しますが、最も明るくなった時は、最も暗くなった時の1700倍も明るくなります。


イメージ 10


●1月31日(水)とてもカラフルでドラマッチクな天文現象、皆既月食を見よう。

月食はなぜ起こるのか。
 月食は、月に地球の影が落ちる事によって起こる現象です。すなわち、太陽→地球→月がほぼ一直線上に並んだ時にしか起こらない現象ですから、月が地球のまわりを回る軌道が、地球が太陽を回る軌道に対して5.2度傾いているので、満月の度に毎回月食にはならないのです。仮に地球の軌道と月の公転軌道が同一平面上にあったなら、新月の度に日食が起こり、満月の度に月食が起こる事になります。

 1月31日は、日本全国で久しぶりに皆既月食が観察できます。太陽が沈むとほぼ同時に東の地平線から満月が昇ってきますが、月が本影と呼ばれる影の一番濃い部分に飲み込まれ始める(部分月食のはじまり)のが、午後8時48分です。皆既食(月が地球の影に完全に入ってしまう状態)は21時51分から23時8分です。今回は1時間17分もの長い間、月が地球の影にすっぽり隠れた場外が続きます。部分食の終わりは24時12分(2月1日0時12分)
皆既中の月は、完全に見えなくなるのではなく、月が赤黒く染まる様子が観察できます。
地球に大気が無ければ影で太陽光が完全に遮られ、完全に見えなくなってしまうはずなのですが、そうはなりません。皆既中の月は、見たこともない赤い色に染まります。なぜ赤く染まるか、下の図を見て下さい。地球には我々が吸っている大気があります。太陽の光は、大気によって屈折し、また分厚い大気を通ってくる間に太陽の光のうち青い光の成分がちらされます。(空が青く見えるのはそういう理由です。)そして残りの赤い光が月面を照らし出すことにより、美しい赤銅色に月が輝きます。ここ地上で見ていても太陽は日没前になると赤くなり、空は夕焼けに染まりますが、あの夕焼けの光が月面にあたってあの様な色に月が染まるのです。

月食の観察は、市街地や都会でも場所を選ばず観察できます。でもオススメは、星空の美しい場所での皆既月食の観察です。満月はとても明るいのですが、皆既月食中の赤い満月の明るさは、満月の明るさの1/4,000から暗いときは1/6,000,000になります。

今回は、半影月食も含め、皆既月食の全過程を観察できる月食としては久しぶりの月食です。これを逃すと2028年1月1日まで全経過を好条件下で見られる皆既月食はありません。



皆既月食の観測方法
皆既月食は、肉眼で観察できます。しかしながら、双眼鏡や望遠鏡といった光学機器を通して観察すると、より美しい姿を堪能することができます。半影月食は影が薄く始まってもなかなか分かりませんが、月が地球の本影に入る部分月食になると地球の影に入ったのがすぐに分かると思います。

皆既月食経過図版
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日食や月食の起こり方と月の満ち欠けの仕組み
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●今年の注目は7月31日に接近する『火星』
 年が明けて2018年の夏、15年ぶりに地球に大接近する火星が話題になります。『大接近』というセンセーショナルな言葉が一人歩きし、2003年の『大接近』の際は、満月のように大きく見えると感違いする人も続出し、各地で望遠鏡が売り切れる程の話題になりました。
 火星は約2年2ヶ月ごとに地球に接近するのですが、火星の太陽を回る軌道が円軌道というよりは、楕円軌道と言って良いほど歪んでいるので、地球と接近する際に、毎回接近する距離大きく違うのです。ですから、接近の度にその距離に応じて『小接近』『中接近』『大接近』天体観測を趣味とする人の間で言い分けるようになったのです。

 とは言っても、同じ接近でも『大接近』は13年から15年に一度しかなく、地球に接近する距離が『小接近』の時の1/2になり、明るさも約4倍も明るくなる『火星大接近』は、望遠鏡をつかわず肉眼で見てもとても見ごたえのある天文現象に違いはありません。

●火星はどんな惑星なのか。
火星は、地球の直径の1/2程の小さな惑星です。地球の衛星の月に比べると約2倍の直径がありますが、『大接近』の時でも月の約150倍も遠方にあるのです。計算すると約75倍の望遠鏡で覗くと肉眼で見える月と同じ大きさに見えることになります。

表面は、赤茶色の砂や小石に覆われた、荒涼とした世界です。太陽系で一番高い標高を誇るオリンポス山は、高さ27kmもある巨大な火山があったり、グランドキャニオン峡谷の数十倍の規模を誇るマリネス峡谷などダイナミックな地形が特徴です。

近年は多くの国が探査機を送り込んでいます。水の存在が探査機によって発見されたり、地中には微生物などが存在するかもしれないと言われています。中でもアメリカは6輪駆動の装甲車のような大きな無人探査機を着陸させて今も探査を継続しています。日本も遅ればせながら、アメリカ、ロシア(旧ソ連)、欧州やインドに次いで、ようやく2020年代に探査機を送り込む計画を進めているようです。

観察
火星は暗い時でも北極星(2等星)よりも明るいので、都会の空でも肉眼で見る事ができます。2017年12月から2018年10月までの火星の位置をプロットしたのが、下記のスターマップです。
2017年12月から大接近を迎える2018年7月31日までの間に、山羊座で大きなループを描きながらなんと50倍も明るくなります。2018年の春から秋にかけては、夏の代表的な星座であるさそり座の近くで素晴らしい赤い輝きを放つでしょう。地球に近づくに連れどんどん明るさが増していく様子をガイドマップを参考に是非2018年年始から観察してみてはいかがでしょうか。

天体望遠鏡があればもっと楽しめます。7月から9月の大接近の前後は、口径50mm程度の小さめでもしっかりした性能の望遠鏡があれば、小さな姿ですが、その表面の模様を観察する事が可能です。望遠鏡で観察すると、オレンジ色の小さな円盤状天体として見えます。慎重にピントを合わせて何度かチャレンジしていると、その表面に薄黒い部分(岩石が多い場所)が見えたり、また極の部分がなんとなく少し白っぽい模様が見える事があります。それは地球でも南極や北極が氷で覆われているのと同じで、極冠と呼ばれているものです。


火星位置のプロット.jpg
イメージ 11


2018年年初は明け方、ゴールデンウィーク頃は夜半過ぎ、火星が大接近する夏には深夜、秋は夜半前に、ガイドマップを参考に火星を観察してみてください。まずは、さそり座を見つけると良いでしょう。

火星探査機撮影.jpg
火星探査機が、火星周回軌道から撮影した火星です。中央の峡谷は太陽系最大のマリネリス峡谷、地球最大の峡谷であるグランドキャニオンの数十倍以上の面積があります。
イメージ 8



NASA無人火星探査車セルフィー.jpg
米国のNASAが火星表面に着陸させた無人の火星探査車『キュリオシティ』。ルーカスフィルムスタジオと共同開発したステレオカメラを装備する他、岩石を削り取る様々なドリルや精密な分析装置を持つ。原子力電池で発生した電力で動くため以前の太陽電池で動く探査車に比べ非常に機動力が高い。この写真はロボットアーム先端に取り付けた超広角カメラで撮影したセルフィー写真。

イメージ 9


※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
メールのリンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると拡大できます。

●おすすめの写真集
悠久の宙(そら) 加賀谷 穣(かがや ゆたか)KAGAYA

天空の入口、フローズンナイト、アメージングスカイ、畏敬の詩と四つのパートに分かれた星空と景色(星景写真)の写真集。めくる度に息を飲むような星空の写真が広がる。世界的に有名なCGアーティストでもある加賀谷氏ですが、その透明感ある世界観が天体写真の世界に新たな地平を切り開いている。その一枚一枚が、奇跡の一枚と言える出来栄えなのです。素晴らしい瞬間に出会い、その瞬間をカメラに収めるために何度でもその場所に通いやっと写した一枚が連続する。ただの星景写真ではない。この一枚一枚を撮るための努力や忍耐はどれほどのものなのか想像すらできない。

余談ですが実は、加賀谷氏とは大学進学への浪人時代に代々木の予備校(代ゼミ)で一緒でした。お互いあまり勉強はせずに、代々木にあった天文雑誌の編集部に入り浸り、遊んでいた訳です。その後自分が大学を中退し、初めて就職した時の会社の同僚となりました。加賀谷氏は、最初期は、エアーブラシを駆使し、私の隣で様々な星座絵や宇宙のポスターを描いていました。その後、マッキントッシュ(Mac)で天体画を描くようになり、その後CGアーティストとして独立、クリスチャン・リース・ラッセンと並ぶ世界的なアーティストになりました。数々のプラネタリウム用全天映像なども制作しています。加賀谷氏も私も幼い頃より星好き、天文好きでそれぞれ道は違いますが、天文に関わる世界に仕事で関わるにも色々な道があるものですね!
ちなみにアマゾンの写真家の本 の 売れ筋ランキングで8位です!

単行本 B5 ● 80ページ
ISBN:978-4-309-27894-0 ● Cコード:0072
発売日:2017.11.07

https://www.amazon.co.jp/%E6%82%A0%E4%B9%85%E3%81%AE%E5%AE%99-%E3%81%9D%E3%82%89-KAGAYA/dp/4309278949/ref=pd_bxgy_14_img_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=Q9XEH52XQS37Y2CF86G1




★望遠鏡基本的な使い方の確認

最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

・天体望遠鏡の視野に星を導く
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331775.html

・ピント合わせの極意
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331845.html

・私のブログでは他にも、星の話題を中心に色々と書いていますので、ぜひごらんくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/gallery.html?fid=0&p=1


おわりに
メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。
webmaster@scopetown.jp
よろしくお願い申し上げます!

2018年1月1日午前2時   (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇


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株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント
https://www.facebook.com/takashi.onuma.7
天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。
ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。

・星空と天体観測のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo
さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています!

・乙女高原星空観望会
http://otome.sblo.jp/
山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は新年には上記サイト上でご案内の予定です。

また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。
毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は間も無く下記リンク先で発表予定です。
http://scopetown.jp/kanbokai.html
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ふたご座流星群 速報

今年はふたご座流星群は2晩に渡って楽しめそうです。
月が出るまでが、好条件ですが、月は大きく欠けているので月が出ても楽しめるでしょう。

一番沢山の流れ星が見えるのは、下記の時間帯 明日と明後日になります。

12月13日の夜から14日未明にかけて 東京月の出午前2時40分 日が変わった14日午前0時すぎからどんどん流れ星の数が増えます。
12月14日の夜から15日未明にかけて 東京月の出午前3時36分 日が変わり14日午前2時過ぎくらいから数が減り始めると思います。

本日夜も太平洋側は天候が良いですが、月が上がってくる0時44分より前ならば、上記2日程ではないですが、結構流れ星が見える筈です。

天候は冬型の気圧配置なので、太平洋側は13日夜半から14日明け方までは概ね雲に邪魔されることなく観測できそうです。14日夜から15日明け方は、日が変わるころから徐々に雲が増えてきそうな感じですので、夕食をたべたら観測を始めると良いと思います。

両日とも宵の口は、東の空を中心に、天頂にかけて、夜半は天頂付近、明け方は西の空から天頂を見ていると良いと思います。たくさん流れ星を見るには、できるだけ視界の開けたところで楽しんでください。

一番見える時間帯であれば、1時間あたりに見える流れ星の数は、1等星しか見えない都会の空で1から5個、3等星が見える市街地で1時間に5個から10個未満、4.5等星が見える郊外地で、10個から15個、6.5等星が見える星空の美しい理想的な観測値で、30個から多くて50個以上の流れ星が観測できると思います。

下記は晴れの区域が分かる卓越天気です。観測地を移動される場合の参考にどうぞ。日にちと時間をクリックする晴れの区域(オレンジ色)が分かります。

https://www.imocwx.com/guid.php?Type=0

12月の星空情報のブログにも、ふたご座流星群に関して詳しく書いてあります。
先月のメールマガジンを読んでいない方はごらんくさい!
https://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/56144409.html

国立天文台 ふたご座流星群情報ページ
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2017/12-topics02.html

抽選でプレゼントがもらえる、国立天文台のふたご座流星群を眺めようキャンペーン
見えなかった報告も立派な観察です。
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/201712-geminids/

ぜひ皆さんでふたご座流星群を観察しましょう!

(株)スコープテック
代表取締役社長 大沼 崇








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