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印染のいろは|水野染工場
染の「いろは」をご紹介します。染知識、染商品などの情報を随時更新します。

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昇華転写捺染

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〈幟の染色工程〉
昇華転写は、きめが細かく高画質で製版が不要です。
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1.データ作成
 パソコンでデータを作成します。色合わせをデータ上でCMYKの割合に
より調整します。色のチップの指定やフルカラーの写真入りも、調整に
より再現出来ます。

【CMYK】
Cyan(青緑)、Magenta(赤紫)、Yellow(黄色)、Black(黒)の
配合比率を変化させて色を作ります。本来はカラー印刷で利用されて
いる方法で、理論上はCMYKで全色表現できますが、黒をより美しく
見せるために加えて、4色としています。


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2.インクジェット出力
 パソコンで作ったデータをリップマシーン(出力用のパソコン)に転送し
ここで出力するデータの枚数・拡大縮小・出力モードなどを設定します。
 出力は転写紙というロール状の紙に鏡面で出力します。昇華転写の
インクは分散染料を使用します。
 出力時間は出力機の性能によりますが、1時間で10〜30㎡出力します。
出力幅も転写紙の幅や出力機のサイズによります。



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3.転写
 転写機は平板式とドラム式の2種類が主に使われます。平板の場合は鏡面
出力した転写紙を1枚ずつカットし、生地の上に乗せて200℃前後の温度で
プレス転写します。
 ドラム式の場合は鏡面出力した転写紙をポリエステル生地の上にセット
します。ポンジなどの裏写りする生地の場合は生地の下にアンダーペーパー
をセットし、200℃前後の温度で昇華転写します。



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4.縫製・仕上げ
 ポリエステルはヒートカット(熱で裁断)して、転写した生地をカット
していきます。ヒートカットでほつれは防止できますが、商品によっては
縫製をして仕上げとなります。

 

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                                          ヒートカットによる裁断


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                                           幟のチチを縫製します。

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三つ巻縫製

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完成品。

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全染研「日本の印染Ⅱ」より


上記にもあるように、昇華転写はきめが細かく高画質で製版が不要です。

風合いやあたたかみのある伝統的な染色技法も守りつつ、

商品の用途やデザイン・目的に合った染色技法を選択をし

お客様に喜んでいただく事が、我々「染屋」の使命だと思っております。



▶次回は【日本の印染Ⅱ】より「捺染法の分類」のいろはです。お楽しみに!

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