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ひっそりと凍りついた公園を 折しも二つの人影が通り過ぎる 二人の目はうつろ しなびた唇からは かすかに交し合う声が聞こえる ひっそりと凍りついた公園を ふたつの亡霊が語り合う ―ねえあなた 覚えてらっしゃる? ―何を覚えているというのだね? ―わたしを今でも愛してらっしゃる? いつもわたしを夢にみます?―いわずもがなだ ―ああ あの幸福だった日々 わたしたちは唇をあわせあったのだわ ―そうだったね ―空は青く わたしたちは希望にみちていたわ! ―その希望も色あせて 空のかなたに消えてしまった かくて二人は麦畑を歩む 二人に耳を傾けるのは夜のしじまだけ ヴェルレーヌは甘ったれた性格で、他人を思いやる心に欠け、 どうしようもない類の人間だったようである。
いわば重症の性格破綻者だったと思われるのだ。
もし詩を書くことがなかったなら、鼻持ちならぬ人間として、
世間から排除されてしまっただろう。
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