いつまでがんばれるかな? きっといつまでも、いつも心に太陽と月を

運命に逆らえばそれに引きずりまわされる、運命を受け入れるとそれは導いてくれる

ウィリアム・ワーズワース

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ルーシーを悼む


   私が覚えた奇妙な感情を
ここにあえて語ろうと思う
今は亡き人の耳に向けて
かつて私の身に起きたことを
その人は6月のバラのように
日々素敵な顔を見せてくれた
その人の住む小屋に向かって
ある夕べ私は出かけた
広がりゆく牧場の果てに
沈み行く月を私は見つめた
私の馬はペースを早め
なつかしい小道を駆け抜けた
ルーシーの果樹園に近づくと
小高い丘を登っていった
すると彼女の小屋にかかった月が
目の前に近づいてきた
なんという夢を見たのだろう
やさしい自然の計らいだろうか!
夢の中の私の目は
沈み行く月を見つめていた
馬は蹴爪をけって前へと進み
決してとどまることを知らぬ
すると小屋の屋根の背後へと
明るい月は沈んでいった
人を愛するものの頭には
なんという悲しい思いが宿るものか
ああ!自分に向けて私は叫んだ
ルーシーが死なねばならないなんて!




この詩はルーシーという女性の死を暗示したものだ。
ルーシーの住む小屋に向かって近づいていく詩人と、
沈み込んでいく月との対比が、
ドラマチックな雰囲気をかもし出している。
詩人がやっと小屋にたどり着いたとき、
月は小屋の背後に沈んで見えなくなる。
そこに求める女性の死を暗示させている。







早春の賦


  木々の間に横たわった私は
自然の奏でる音を聞いた
すると心地よい思いはいつしか
悲しい思いに変わっていた
人間の心は自然の一部
私も自然と結びついている
だがそのことが私を悲しくさせる
人間は自然に何をしたかと
プリムローズの繁み越しに
ペリウィンクルの花が連なる
花々は自然の息吹を享受している
そう私は確信する

小鳥たちは跳ねつつ飛び交う
彼らの思いは計り知れぬが
ちょっとしたその仕草にも
生きる喜びが感じられる
つぼみを含んだ枝々が広がり
そよ風を受け止めようとするのを見ると
そこにもまた喜びがあると
そう私は思わずにはいない

もしこの思いが天からの贈り物なら
もしこれが自然の計らいなら
わたしにはもう悲しむことはない  
  人間もまた自然の一部なのだ
イメージ 1

   我らの頭は浮世のことでいっぱいだ
朝から晩まで 金儲けのことばかり
目の前の自然を見ようともしない
そんな余裕は持てないとばかりに海は月を抱いて輝き
始終うなり声をあげる風も
いまは眠れる花のように静かなのに
そんな眺めも眼中にないこんなことならいっそ自分は
異教徒にでもなったがましだ
そうすれば草原にひとりたたずみ
自然をすなおに見れるだろう
海から立ち上がるプロテウスを見たり
トリトンのほら貝も聞こえてこよう



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