PONYの映画缶詰

ご無沙汰です。豪華客船で世界一周を夢見てお金ためてます。2014.11.24

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THE INVASION(2007)/サスペンス/SF/ドラマ:製作国/アメリカ


人類はポプラの森になるとき平和が訪れる



監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル / 『es [エス] (2001)』  『ヒトラー 〜最期の12日間〜 (2004)』        
         
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出演:ニコール・キッドマン(キャロル・ベネル)ダニエル・クレイグ(ベン・ドリスコル)

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ある日、原因不明のスペースシャトル墜落事故が発生する。空中分解を起こしたシャトルの破片には、宇宙から飛来した未知のウィルスが付着しており、世界中で謎の感染症を引き起こす。

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4度も映画化されるには、このテーマが人間の普遍の問題提起だからかもしれません。
1956年『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』:1978年『SF/ボディ・スナッチャー』:1993年『ボディ・スナッチャーズ』 そして本作の順番です。

いんべ・・?『インベージョン』【侵略】インベーダーで侵略者。侵略というよりもこれは救済、人類補完である未知の知的微生物に人類は何を思うのか?

宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』序論にこうあります。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」「新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある」

‘ぜんたい幸福’つまり争いも暴力もなくなる世界には、人間は個人のエゴを捨て去りひとつの‘意識’
ひとつの‘生物’にならねばならない。

なんのことやねん! 映画はこんな感じ、落下したスペースシャトルに付着していた微生物がヒトに
感染DNAが変化し姿形は全く変わらないが、彼らに「個人」と言う意識はない。個人がなければ「他人」も存在せずに済むので争うこともなくなり戦争もなくなる。究極の無関心が結果的に「ぜんたい幸福」をもたらす。それに既存の人間がどう抗うのかと言う話です。

とても興味深いくだりがあります。主人公ニコール・キッドマンがある席でロシア大使にこう言われる
「文明とは幻想だ。偽りのゲームだよ。人類は今もケダモノの域を出ていない。原始的な本能に突き動かされている」 「そうではない世界を想像してみるがいい。争いが新しい暴力を生まない世界、どの新聞にも戦争や犯罪の記事が載らない世界を、ね。それは人間が人間であることを止めた世界になるだろう」

これに対して、人間は進歩しそれらを克服することが出来るんだと言っていたニコール・キッドマンだったが、恋人のダニエル・クレイグまでもが‘あちら側’の人間になりこう言われる。

「彼らに抗うのは間違ってるよ。コロラドに旅行したときのこと覚えてる?あそこでポプラの森を一緒に見ただろう。美しく安らかだった。そこで君はこう言ったよね。【人間もこの森のように生きることができたら】と。【この木々のように、人が完全に繋がり、調和することができれば、世界は一つになる】と」

現に世界が「彼ら」で埋め尽くされようとしている時、世界は戦争も貧困もなくなりつつあり
お互いを傷つけ合うことのない平和な世の中になりつつあった。‘他人’の存在しない世界。

そんな問いに果たして主人公が、人類が出した答えとは?

映画そのものの出来を比較するために近く1978年『SF/ボディ・スナッチャー』も見てみようと思います。



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☆87点☆

閉じる コメント(15)

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新しく作られるたびに、だんだん文明批判が増しているようですね。

2011/11/22(火) 午後 8:02 瀧野川日録 返信する

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私は、SF映画とスプラッター映画は、あんまり食指が
動かず、未見の作品が多いです。
この映画も全然知らなかったな。
「ボディ・スナッチャー」って、「犬の体で顔が人間」
って言うヤツでしたっけ?
1980年前後は、SF映画全盛期だったような気が
します。
SF映画では「ブレードランナー」が好きでした^^

2011/11/22(火) 午後 8:13 Gena 返信する

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またケータイからだけど、かなり高得点ですね♪

これ当時劇場鑑賞しましたが、かなり心拍数が上がった事が記憶に残っています

2011/11/22(火) 午後 8:16 ちゃーちゃん♪ 返信する

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何気に高得点ですね。
私は基本的にゾンビものが苦手なこともあって、低めの評価となってしまいました(そんなら観るなよと言われそうですが)。
ジェームス・ボンドが弱かったなあ。
TBさせて下さい。

2011/11/22(火) 午後 9:42 [ あきりん ] 返信する

サスペンスSFは好きです。ゾンビものなのね。
結末が気になるな〜

2011/11/22(火) 午後 11:26 きゅ 返信する

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私もこれは劇場に観にいきましたよ〜♪
予告と随分違った感じをうけたけれど、ハラハラ面白かった。
ちょっと怖かったかも
四回目の映画化なんですか?
え〜全然知らなかったです〜〜ニコールは綺麗だわ〜♪凸

2011/11/23(水) 午前 11:27 休止 返信する

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そんなに映画化されてるとは知らなかったです・・・
今レビューを読んで、完璧に内容忘れちゃってたことを思い出しました!(コラコラ・・・)
観終わった後、自分は何て書いてたかな〜!?
過去レスの旅で確認しよっと♪(*^。^*)

2011/11/23(水) 午前 11:34 ちゃーちゃん♪ 返信する

トリックスターさん★これが一番明確に映画のテーマを全面に出した内容のようです。その分娯楽性に欠けるかもです

2011/11/23(水) 午後 0:18 pony 返信する

ジーナさん★SFも単に未知なるものへの憧れとか恐怖から
こういった人類への警鐘までありますね〜あまり後者の色を濃くすると宇宙が嫌いになってしまいます(笑)
「ブレードランナー」も完全に後者タイプでしたね

2011/11/23(水) 午後 0:23 pony 返信する

ちゃ〜ちゃん★古いSF小説ですが、このテーマが今でも
SF映画の基本と言うことで何度も映画化されるんですね
テーマを出し過ぎ本来の不気味なSF度がやや薄い気もしました。

2011/11/23(水) 午後 0:28 pony 返信する

あきりん★ちょうどダニエル・クレイグが新生ボンドになった時期なのでよけいあのイメージとの落差ありましたね〜
なんかサエない博士でした。これもソンビものの一種になるんですね
TBあざ〜す

2011/11/23(水) 午後 0:31 pony 返信する

きゅさん★姿を変えないゾンビものって見分けつかないのが
また面白いです。どっちが知的なんだと言われるとそりゃ〜あいつらです。

2011/11/23(水) 午後 0:44 pony 返信する

りかちゃん★ニコール細いし美白だしおっぱいだし
こんな役なのに何故こんなに美人なのだ!です。
知的微生物に変化した人間たちがちとベタな表情すぎたね〜

2011/11/23(水) 午後 0:47 pony 返信する

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今過去レスの旅から帰ってきました!
おもいっきしミーハーレビューでした〜(汗)
・・・なんとなく思い出してきたけどね!?
こんなちゃんとしたレビューじゃないけど良かったらTBよろしくです!
(ま、ミーハーレビューはいつものことか!?)

2011/11/23(水) 午後 1:36 ちゃーちゃん♪ 返信する

ちゃ〜ちゃん★TBあざ〜す
僕は超ミーハーですよ〜今回はちょっとイキって書いただけざんす。
やっぱ映画評はかたぐるしいのはおもろないわ(汗)自分の記事読んでつくづくそう思う。もっとくだけて書こう今度から(笑)

2011/11/23(水) 午後 1:41 pony 返信する

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