S S S!

年内はイラストに専念せざるを得ないっつーか12月になったら消えるかもorz

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―6〜7年後―
 
かつての青年は今や死神として生まれ変わり、その名も“グリムネス”へと変わっていた。
ただ、本来は“グリムネス”という名にも関わらず、名付け親でもあり死神界の長でもあるルシフェル本人が「“ネス”って面倒だからお前を呼ぶ時は単に“グリム”にするわ!な!」と言い出したので、彼はルシフェルを初め、周囲からも“グリム”と呼ばれるようになっていた。
 
ある日、グリムはルシフェルに呼び出され「ある人物を狩ってこい」という命令を受けた。
彼は死神としてのキャリアはまだ浅かったものの、その実力を認められ今では「ルシフェルの右腕」とまで言われるようになっていたという。
その人物はグリムのように「悪人の塊」というわけでもないものの、人に己の殺人の過去を隠し、それを「なかったこと」にして現在も生活している。しばらくは大人しかったので様子を見ていたが、数年前に再び殺った。そして最近では徐々に悪事を働き始めている。だから狩ってこい。そういう内容だった。
 
「そいつはお前の故郷付近にいるんだと」
 
ルシフェルにそう言われ、これから狩ろうとしている人物に何か腑に落ちない…と思いながらもグリムは準備を始めた。
「お前の故郷」と言われた時、彼は一瞬だけ複雑な顔をしたが、以前のようにそのことで負い目を感じることはなくなっていた。
 
――私にはもう故郷なんてないものだと思っているからな…
 
それから数時間後、彼はかつての故郷付近へ到着し、目的の人物を探し出そうとした。
そして不意に声を掛けられた。
 
「あの青年のことを亡き者にしようと考えているのですか?」
 
そうだ、と答えてグリムは疑問に思った。
――誰が話しかけてきた?
振り向いた先にいたのは見たことない女性だった。
 
「あなたとは初めまして…でしょうね」
「お前…誰だ?」
「天上界を司る者、とだけ言っておきましょうか。あなたに名乗る義務はありませんから」
「で、その天上界を司るお偉いさんが私に一体何の用だ?」
 
今からあなたが狩ってしまおうとしている者について私からの情報を教えます、と言って彼女は切り出した。
 
あなたは生前、一人の青年…当時は少年だったでしょうけれど、その人自身から彼の生い立ちや当時どのように生活していたかということを聞いていたと思います。覚えていませんか?そして、あなたと出会ったその日、あなたの故郷は再び戦火に見舞われた…あら、その表情、思い出したようですね。しかし、彼の「その後」は知らないでしょう?彼はあの後、自己防衛だったのでしょうけれど、人を殺めてしまったのです。それを偶然住人に見られてしまい「この場所にいられない」と感じた彼は…そう、自ら出て行った。そして、己の罪を忘れまいとして彼は「エグザイル(exile)」を捩って自らを「ザイル」と名乗ることにしました。それから1〜2日経った後でしょうか。彼は…恐らく放心状態だったのでしょうね…残党に気づかず手にかかってしまい…意識のみが天上界にきた…どういうことだ、ですか?それくらい想像できるでしょう、続けます。意識のみが天上界にきたものの、彼はそこでの暮らしは拒みました。そして、必死に元いた場所に戻してほしい、ここにはいてはいけない気がする、と私に懇願してきました。私も迷ったのですが、結局彼の希望通り、ある条件と引き換えに彼を地界に戻すことにしました…え、条件ですか?
 
それは今から自分で確かめればわかることですよ、そう言って彼女は口を閉じた。
グリムは自分なりに考察しながら以上の話を聞いていた。本当は「条件」を一番知りたかったのだが、それは叶わなかったようだ。もしかしたらその「条件」が重要になってくるのではないか、さてどうしたものかとグリムが考えていると彼女は尋ねてきた。
 
「…以上の話を聞いても猶、彼を狩る―のですか?」
 
「それが私の仕事なんでね」
 
「もし………彼が狩れない者だったとしても、ですか?」
 
「それでもやってやるのが私だと思っている」
 
「…あなたは本当に非情で残酷なのですね」
 
「それが私の名、“Grimness”だからな」
 
そう言ってグリムはかつての少年の元へ一気に駆け出していた。
 
 
――現在――
 
暎の発言によって、唐突に己の過去を思い出していたグリムは感傷に耽っていた自分を嘲笑した。
 
――なんて私らしくもない
 
そして彼は再び故郷に背を向け、家路に着くことにした。
 
――そういえば、その時に交わしたあいつとの“約束”もいつかは果さないとな…
 
なんていうことを考えながら。
 


 
えー…あまりに間が空きすぎて、どっからどう謝ればいいでしょうか?(おい
 
まずは遅くなってしまったことをごめんなさい。
次にやたらと長くなってしまってごめんなさい。
それから文章がgdgdしすぎててごめんなさい。
何か最終的に中途半端に終わってごめんなさい。
 
他にも何かあるような気がするんですけれども…;;
 
今回でグリムがメインの過去回は終了となります。
グリムがメイン、ていうのは、ほら、まだ「再会」はしてないですからね。
次かその次あたりで書けたらいいなーなんて思ってますが…
まぁ、何せこんだけ遅いんですからどうなるかわかりまs(おい待てコラ
 
グリムメインではありますが、グリムだけじゃなくて今回はザイルの過去がかなり判明してると思います。
肝心な所はお預け状態になってますが…あっ、フラグとか考えてもいいですよww←
次とかでその辺りはちゃんと書こうと思っているので!
 
ではでは遅くなってしまいましたが今回はこれにて〜
…またせっせと書いてきますねー。(滝汗)

閉じる コメント(2)

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テアさん、かな・・・?ここで出会ってたんでしょうか。
まだまだ気になるところはありますが、いろんなことがわかってきましたね。
一番ビックリしたのは超気さくそうなルシフェルさんの口調でしょうか(笑)もえ・・・!

2010/8/9(月) 午後 3:10 [ *** ]

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羽音さん+++
ザイル&ルシフェルの知らない所で一応一度会ってるってことになりますね。(書いてなくてすみません;;
まだ実際の再会は果してないので、そろそろ書き始めたいなーと。
…とか思いつつ、今はイラストのネタ(?)が色々あるのでまずはそっちかななんて思ってますw
ルシフェルは気さくですよー!怒らせると怖いけど…って、あれ?萌えですか?笑

2010/8/10(火) 午前 0:29 [ 舞理@SS ]


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