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➎夏の驟雨
➎夏の驟雨
それは・・・・・・・・一瞬の出来事だった・・・・・・・・
そこには・・・ほんのついさっきまで何時もの様に
他愛無い話で盛り上がる屈託のない・・・・・・・・・
こぼれんばかりの満面の笑みを浮かべる・・・・・
仲睦まじい極々自然な二人の姿があった・・・・・
誰がこんな結末を予期しただろうか?・・・・・・・・
一瞬にして小夜子の表情は強張った・・・・・・・・・・
えっ! 今何て、ゆうたん?
あたりは突然、薄暗くなり重苦しい空気が・・・・・
一気に二人の周りに立ち込めた・・・・・・・・・・・・
その瞬間!
思わず目を覆ってしまうほどの・・・・・・・・・・・・・・
激しい怒りが炸裂する様な鋭く突き刺さる稲妻・・
全身にズシンと重々しく振動する強烈な落雷に・・
両手で耳を塞ぎしゃがみ込んだ・・・・・・・・・・・・・・
と・・・同時に
おぞましい得体の知れない物の怪にでも・・・・・・
取り憑かれたのかと想うほどに・・・・・・・・・・・・・・
気が触れた激しい横なぶりの雨が降り出した・・・
なんとも険悪な気不味い空気の中・・・・・・・・・・・・
鬼太郎は何気に、理解を促がすかのように・・・・・
何時に無く、やんわりした口調で、それとなく・・・・
先程発した言葉の意味の説明を自分本位に・・・・
ぼそぼそ遠まわしに、ぎこちなく話始めた・・・・・・
私が不服とする唯一の理由である私の想いが・・
何であるかという事にさえ全く触れる事も無く・・・
自分の発した言葉が、どれほど相手を・・・・・・・・
傷つけるものであるかと言う事すら全く分からず、
これっぽっちも・・・
人の気持ちを感じて想いやる余地もない能天気な
自己中心を絵に描いた様な人物であると言う事を
この時ほど確信せざる終えない心境に陥ったのは
悲しいけれど・・・
間違いの無い遣る瀬無い事実であった・・・・・・・・
そうこうしてる間に・・・何時しか嘘の様に・・・・・・・・
青空が広がって清々しい風が吹き抜けた・・・・・・・
悪い夢でも見てたのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・
いいえ・・・私の心の奥底深く・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたの言葉が生々しく張り付いています・・・・・・
消え失せる事はないでしょう・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして・・・
その時以来・・・私の心は堅く閉ざされたまま・・・・・
どうしても心から笑う事が出来なくなった・・・・・・・・
本当の私らしい私は、そこには居ません!・・・・・・
きっと・・・
あなたも気付いてる筈
きっと
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