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石川啄木

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                    一握の砂

                    
                      石川啄木






                     我を愛する歌

           http://www.aozora.gr.jp/cards/000153/files/816_15786.html





  ★*****************★





       

石川啄木

イメージ 1

                    一握の砂

                    
                      石川啄木






                     我を愛する歌

                 東海の小島の磯の白砂に
                     われ泣きぬれて
                       蟹とたはむる



       頬(ほ)につたふ
       なみだのごはず
       一握(いちあく)の砂を示(しめ)しし人を忘れず

       大海(だいかい)にむかひて一人(ひとり)
       七八日(ななやうか)
       泣きなむとすと家を出(い)でにき

       いたく錆(さ)びしピストル出(い)でぬ
       砂山(すなやま)の
       砂を指もて掘(ほ)りてありしに

       ひと夜(よ)さに嵐(あらし)来(きた)りて築(きづ)きたる
       この砂山は
       何(なに)の墓(はか)ぞも

       砂山の砂に腹這(はらば)ひ
       初恋の
       いたみを遠くおもひ出(い)づる日

       砂山の裾(すそ)によこたはる流木(りうぼく)に
       あたり見まはし
       物(もの)言(い)ひてみる

       いのちなき砂のかなしさよ
       さらさらと
       握(にぎ)れば指のあひだより落つ

       しっとりと
       なみだを吸(す)へる砂の玉
       なみだは重きものにしあるかな

       大(だい)という字を百あまり
       砂に書き
       死ぬことをやめて帰り来(きた)れり

       目さまして猶(なほ)起(お)き出(い)でぬ児の癖(くせ)は
       かなしき癖ぞ
       母よ咎(とが)むな

       ひと塊(くれ)の土に涎(よだれ)し
       泣く母の肖顔(にがほ)つくりぬ
       かなしくもあるか

       燈影(ほかげ)なき室(しつ)に我あり
       父と母
       壁のなかより杖(つゑ)つきて出(い)づ

       たはむれに母を背負(せお)ひて
       そのあまり軽(かろ)きに泣きて
       三歩あゆまず

       飄然(へうぜん)と家を出(い)でては
       飄然と帰りし癖よ
       友はわらへど

       ふるさとの父の咳(せき)する度(たび)に斯(か)く
       咳の出(い)づるや
       病(や)めばはかなし

       わが泣くを少女等(をとめら)きかば
       病犬(やまいぬ)の
       月に吠(ほ)ゆるに似たりといふらむ

       何処(いづく)やらむかすかに虫のなくごとき
       こころ細(ぼそ)さを
       今日(けふ)もおぼゆる

       いと暗き
       穴(あな)に心を吸(す)はれゆくごとく思ひて
       つかれて眠る

       こころよく
       我にはたらく仕事あれ
       それを仕遂(しと)げて死なむと思ふ

       こみ合(あ)へる電車の隅(すみ)に
       ちぢこまる
       ゆふべゆふべの我のいとしさ

       浅草(あさくさ)の夜(よ)のにぎはひに
       まぎれ入(い)り
       まぎれ出(い)で来(き)しさびしき心
 
       愛犬(あいけん)の耳斬(き)りてみぬ
       あはれこれも
       物に倦(う)みたる心にかあらむ

       鏡(かがみ)とり
       能(あた)ふかぎりのさまざまの顔をしてみぬ
       泣き飽(あ)きし時

       なみだなみだ
       不思議なるかな
       それをもて洗(あら)へば心戯(おど)けたくなれり

       呆(あき)れたる母の言葉に
       気がつけば
       茶碗(ちやわん)を箸(はし)もて敲(たた)きてありき
  
       草に臥(ね)て
       おもふことなし
       わが額(ぬか)に糞(ふん)して鳥は空に遊べり

       わが髭(ひげ)の
       下向く癖(くせ)がいきどほろし
       このごろ憎(にく)き男に似たれば

       森の奥より銃声(じうせい)聞ゆ
       あはれあはれ
       自(みづか)ら死ぬる音のよろしさ

       大木(たいぼく)の幹(みき)に耳あて
       小半日(こはんにち)
       堅(かた)き皮をばむしりてありき

       「さばかりの事に死ぬるや」
       「さばかりの事に生くるや」
       止(よ)せ止せ問答

       まれにある
       この平(たひら)なる心には
       時計の鳴るもおもしろく聴(き)く

       ふと深き怖れを覚え
       ぢっとして
       やがて静かに臍(ほそ)をまさぐる

       高山(たかやま)のいただきに登り
       なにがなしに帽子(ばうし)をふりて
       下(くだ)り来しかな

       何処(どこ)やらに沢山(たくさん)の人があらそひて
       鬮(くじ)引(ひ)くごとし
       われも引きたし

       怒(いか)る時
       かならずひとつ鉢(はち)を割(わ)り
       九百九十九(くひやくくじふく)割りて死なまし

       いつも逢(あ)ふ電車の中の小男(こをとこ)の
       稜(かど)ある眼(まなこ)
       このごろ気になる

       鏡屋(かがみや)の前に来て
       ふと驚きぬ
       見すぼらしげに歩(あゆ)むものかも

       何(なに)となく汽車に乗りたく思ひしのみ
       汽車を下(お)りしに
       ゆくところなし

       空家(あきや)に入(い)り
       煙草(たばこ)のみたることありき
       あはれただ一人居(い)たきばかりに

       何がなしに
       さびしくなれば出(で)てあるく男となりて
       三月(みつき)にもなれり

       やはらかに積れる雪に
       熱(ほ)てる頬(ほ)を埋(うづ)むるごとき
       恋してみたし

       かなしきは
       飽(あ)くなき利己(りこ)の一念を
       持てあましたる男にありけり

       手も足も
       室(へや)いっぱいに投げ出(だ)して
       やがて静かに起きかへるかな

       百年(ももとせ)の長き眠りの覚(さ)めしごと
       呻(あくび)してまし
       思ふことなしに

       腕(うで)拱(く)みて
       このごろ思ふ
       大(おほ)いなる敵(てき)目の前に躍(をど)り出(い)でよと

       手が白く
       且(か)つ大(だい)なりき
       非凡(ひぼん)なる人といはるる男に会ひしに

       こころよく
       人を讃(ほ)めてみたくなりにけり
       利己(りこ)の心に倦(う)めるさびしさ

       雨降れば
       わが家(いへ)の人誰(たれ)も誰も沈める顔す
       雨霽(は)れよかし

       高きより飛びおりるごとき心もて
       この一生を
       終るすべなきか

       この日頃
       ひそかに胸にやどりたる悔(くい)あり
       われを笑はしめざり

       へつらひを聞けば
       腹立(はらだ)つわがこころ
       あまりに我を知るがかなしき

       知らぬ家(いへ)たたき起して
       遁(に)げ来(く)るがおもしろかりし
       昔の恋しさ

       非凡(ひぼん)なる人のごとくにふるまへる
       後(のち)のさびしさは
       何(なに)にかたぐへむ

       大(おほ)いなる彼の身体(からだ)が
       憎(にく)かりき
       その前にゆきて物を言ふ時

       実務には役に立たざるうた人(びと)と
       我を見る人に
       金借りにけり

       遠くより笛の音(ね)きこゆ
       うなだれてある故(ゆゑ)やらむ
       なみだ流るる

       それもよしこれもよしとてある人の
       その気がるさを
       欲(ほ)しくなりたり

       死ぬことを
       持薬(ぢやく)をのむがごとくにも我はおもへり
       心いためば

       路傍(みちばた)に犬ながながと呻(あくび)しぬ
       われも真似(まね)しぬ
       うらやましさに

       真剣になりて竹もて犬を撃(う)つ
       小児(せうに)の顔を
       よしと思へり

       ダイナモの
       重き唸(うな)りのここちよさよ
       あはれこのごとく物を言はまし

       剽軽(へうきん)の性(さが)なりし友の死顔の
       青き疲れが
       いまも目にあり

       気の変る人に仕(つか)へて
       つくづくと
       わが世がいやになりにけるかな

       龍(りよう)のごとくむなしき空に躍(をど)り出(い)でて
       消えゆく煙
       見れば飽(あ)かなく

       こころよき疲れなるかな
       息もつかず
       仕事をしたる後(のち)のこの疲れ

       空寝入(そらねいり)生呻(なまあくび)など
       なぜするや
       思ふこと人にさとらせぬため

       箸(はし)止(と)めてふっと思ひぬ
       やうやくに
       世のならはしに慣れにけるかな




       


                    つづく・・・                 

ばくてりやの世界

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           萩原朔太郎






 
           ばくてりやの世界



       
           ばくてりやの足、

           ばくてりやの口、

           ばくてりやの耳、

           ばくてりやの鼻、


           ばくてりやがおよいでゐる。


           あるものは人物の胎内に、

           あるものは貝るゐの内臓に、

           あるものは玉葱の球心に、

           あるものは風景の中心に。


           ばくてりやがおよいでゐる。


           ばくてりやの手は左右十文字に生え、

           手のつまさきが根のやうにわかれ、

           そこからするどい爪が生え、

           毛細血管の類はべたいちめん(、、、、、、)にひろがつてゐる。


           ばくてりやがおよいでゐる。


           ばくてりやが生活するところには、

           病人の皮膚をすかすやうに、

           べにいろの光線がうすくさしこんで、

           その部分だけほんのりとしてみえ、

           じつに、じつに、かなしみたへがたく見える。


           ばくてりやがおよいでゐる。








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            バクテリアにさえ・・・哀れをっ感じてるんですかぁ?




            あわれ 【哀れ】

            [名]しみじみ心に染みる感動、また、そのような感情を表す。  

           1 (「憐れ」とも書く)強い心の動き。
            特に悲哀・哀憐の感情。
            不憫(ふびん)と思う気持ち。
            「人々の―を誘った」「―をかける」「そぞろ―を催す」

           2 かわいそうな状態。無惨な姿。「―をとどめる」

           3 底知れないような趣。情趣。ものがなしさ。 

春夜

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                 萩原朔太郎







                 春夜




                 浅蜊のやうなもの、

                 蛤のやうなもの、

                 みぢんこのやうなもの、

                 それら生物の身体は砂にうもれ、

                 どこからともなく、

                 絹いとのやうな手が無数に生え、

                 手のほそい毛が浪のまにまにうごいてゐる。

                 あはれこの生あたたかい春の夜に、

                 そよそよと潮みづながれ、

                 生物の上にみづながれ、

                 貝るゐの舌も、ちらちらとしてもえ哀しげなるに、

                 とほく渚の方を見わたせば、

                 ぬれた渚路には、

                 腰から下のない病人の列があるいてゐる、

                 ふらりふらりと歩いてゐる。

                 ああ、それら人間の髪の毛にも、

                 春の夜のかすみいちめんにふかくかけ、

                 よせくる、よせくる、

                 このしろき浪の列はさざなみです。











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                 切なく妖しい詩。。。

                 どう理解しようかしら・・・・?
 
                 間違ってるかもしれませんので・・・

                 今回はパスします。










               

こころ

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                         萩原朔太郎






                          こころ 



                    こころをばなににたとへん

                    こころはあぢさゐの花

                    ももいろに咲く日はあれど

                    うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。


                    こころはまた夕闇の園生のふきあげ

                    音なき音のあゆむひびきに

                    こころはひとつによりて悲しめども

                    かなしめどもあるかひなしや

                    ああこのこころをばなににたとへん。


                    こころは二人の旅びと

                    されど道づれのたえて物言ふことなければ

                    わがこころはいつもかくさびしきなり。








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                    かけがえのない大切な

                    人だったんですね。。。。。

                    こんなに愛されてたんだなぁと思うと・・・

                    私もこんな風に思ってくれる人は

                    いるんだろうかって、考える。。。。。。

                    今日この頃です。









                       

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