言葉の鳥

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こころノート

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秘密の優しさ



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昔いた部署には、玄関からそこに行くまでに、比較的広い通路がありました。
結構、その通路は、会社の部外者の方の通行も多く、人通りの多い通路でした。

気の弱そうな感じのAさんは、いつもその通路の端っこを歩いていました。多くの人が、急ぎ足で真ん中を行きかう中、いつもAさんは、端っこを歩き続けていました。

そんなAさんの姿を見て、Aさんは小心者だから、いつも端っこを歩いているのだ
と笑う人もいました。

けれど、ある日、Aさんがその広い通路の端っこを歩く理由を知って、ほわっと
心があたたまりました。

聞くところによると、Aさんは、昔いた上司から教わったということなのです。

「この通路の真ん中は、会社の部外者の方のためのスペースだよ。
 社内の人間は、なるべく端っこを歩くんだよ。」・・・と。

思い出してみれば、その通路はエレベーターの入り口にも続いていることもあり、足もとの御不自由な方も、利用されていました。仕事で急ぎ足になりがちの部内のものが、真ん中を人を避けながら蛇行していると、怪我やトラブルのもとになりかねません。

よくよく考えれば、当たり前のことのようですが、それを常に忘れず実行しているAさんの誠実さを想うと、ミントの風の香りがするような優しさを感じました。

とある日、いつものように、端っこを歩いていたAさんを見かけた時のことでした。反対の方向から、歩いてきた部内の人が、端っこで、Aさんと向かいあわせになりました。

Aさんが気をきかせて、右に寄ろうとすると、あちらも同時にAさんの方向に寄り、同じ方向に寄ってしまったので、相手の人が反対の方向に寄ろうとすると、これまた同じくAさんも、その人と同じ方向に寄ってしまいました。このコントのような偶然に、思わず二人は笑い合っていました。

他の誰かのためにとあけられた、通路のスペース。その残りを歩いている優しい二人。その二人のおもしろおかしい、ちょっとした偶然と、ほんわりとした笑顔・・・。

急げや急げやの日常の中で見つけた、その一瞬の風景がもたらしてくれた和やかな気持ち。そのそばを、何も知らずに、いつものようにその通路をゆきかう、幾人もの人、人、人・・・。

誰かのためにを想う、端っこを歩く人がいくたびに、その通路の真ん中には、見えない秘密の優しさが満ちあふれてきます・・・。

                                                                              Photo by SSA 




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お昼時間、出先から帰りの出来事でした。雨が、急に降り出しました。

傘を射して急ぎ足で歩いていると、少し向こうの、建物の近くの道路際に、一台の車が止まりました。


そのドアが開くと、そこから、一本のかわいらしい花柄のステッキが見えました。その後に、綺麗に整えられた、白い髪色の年配のご婦人の姿が見えました。

その人は、ドアを閉めて、手を振って、笑顔で車を送っていました。そして目の前に見える、わずか五メートルほど先の、建物の入り口に向かって、ゆっくりと一歩踏み出しました。


相変わらず、雨は降っていました。足がご不自由らしく、想像以上に、一歩の歩幅は少しでした。入り口がすぐそこだったからでしょうか。急な雨だったからでしょうか。ステッキを持つ手の反対側の手に、傘はありませんでた。


そしてすぐ後、そのご婦人と私が丁度交差しようとした時、私は声もかけずに、傘を射しかけてしまいました。


一瞬(いきなり知らない人から傘を射しかけられて、驚いて転んでしまったらどうしよう。)と、思ってしまいましたが、ご婦人は、足もとの方に向けていた顔をあげて、私の目を見て微笑んでくれました。


わずか数メートルのことでした。ほんの数十歩のことでした。なのにその人は、「よいしょ、よいしょ。」っと、歩くたびに微笑んでくれました。そして、入り口に着いた時「ありがとうね。」って、最高の笑顔を私にくれました。


わずか数メートルのことでした。ほんの数十歩のことでした。なのにその人は、たくさん微笑んでくれました。わずか数メートルのことでした。ほんの数十歩のことでした。なのに私は、その人の笑顔で、とてもしあわせな気持ちになれました。


ここ最近は、ちょっと考え事の多かった毎日でした。そんな中、通りすがりの、白い髪色の年配のご婦人の微笑は、まわたのようにやわらかく、あたたかいまなざしでした。それは、とてもあかるいお天気のようでした。


雨は相変わらず、降っていました。こんなぐずついたお天気の中。通りすがりのあのご婦人は、今日、人一人をしあわせな気持ちにさせたことなんて、きっと、知らないままでしょう。


あんなささいなことに、あんなにたくさんの笑顔を返してくれるなんて・・・。

こんなに小さなことに、あんなに大きな「ありがとう。」を、心に残していってくれるなんて・・・。

なんて、なんて、素敵な方なんでしょう・・・。


まわたのようにやわらかく、あたたかいまなざしは、しらずしらずのうちに、通りすがりの人までもしあわせな気持ちにさせてくれるのだと思いました。


わずか数メートルの間でさえも・・・。ほんの数十歩の間でさえも・・・。

誰かの時折の影をやさしく照らしてくれるのだなぁと・・・。



( こっ・ち・こ・そ・ ど・う・も・あ・り・が・と・う。)




                                    Photo by SSA    

                                           







優しさへの近道

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チームワークがなぁなぁ主義になってしまっていると、誰もが感じていたチームの枠では、仕事の分配が他のチームの人から見ても無残に偏っていたそうです。それ以外のチームの枠では、先に入社した人も、後から入社した人も、お互いの知らない、経験を積んで習得した仕事の知識を教え合い、誰が休んでもうまく仕事が回るようにを目標に掲げて仕事をしていたそうです。

ところが、なぁなぁ主義のチームでは、友達感覚の人にだけ仕事を回し、そうでない人には何も回さない風潮が起きて、仕事の知識が見事に偏ってしまいました。始めは他のチームと同じような雰囲気だったのですが、後で入ってきた人が、見事にその雰囲気を壊してしまったそうです。

以前のチームの雰囲気であれば、時間が余った人に、相手の知らない仕事を教え、その仕事をみんなで分配して、助け合っていたのですが、その人は、友達感覚の人にだけ分配しました。友達感覚でない人には、仕事が少なく、手持ちぶたさになった時、何か手伝うことはあるかと聞きにいってもそっけなく、中には上司のいないところで「渡せる仕事、あるっちゃぁ〜あるけど、あなたのレベルじゃちょっとねぇ〜。」と言われた人もいたそうです。上司からもらった資料も、「あの人はこれできるけど、あの人はできないからいらないわよね〜。」と、チーム全体に、いるいらないの声がけをすることもしませんでした。自分がトップで後のものは下という、自分勝手なカースト制を作り出したいのです。

あまりにも不平等だと感じた、その人よりも先に入社していた一人の人が「別に役職もない人ばかりのチームなのに、上下なんてつくらなくていんじゃない?みんな同じチームの仲間でいいんじゃないの?」と問いかけたところ「私はあなたの部下ではありません。私は○○さんの部下です。後から入ってきた私の部下には仕事を回しますが、あなたは部下ではないので渡せないです。それが仕事というものですから。」と言われたそうです。あまりにも横柄な口ぶりと態度に怒りも飛び越し、もうあきれ返るばかりにしかならなかったそうです。

「仕事って、上司に好かれないとダメなんです。」が口癖なその人は、上司の前では、思いっきり女の子の笑顔で、気に入るような会話を選んでいました。その流れで上司はチームの仕事の仕分けなど、大半のことをまかせるようになったのです。しかし、少しでも上司を不機嫌にさせると、そのチームのはねっ返りのなさそうな人に「ねぇ!!私何かしたあー?!上司のあの目つき!何なのよっ!!!」と、上司に言えない暴言を、ぶつけていたそうです。またこなす仕事の種類の少ない人には「レベルが低い仕事しかしないというやり方はだめですよ♪」とクスッと笑ったり、時にはレベルが低いといった人の仕事を手伝って失敗した時、その人のいないところで、上司に「たぶんその人がしたんですね。」と言っていたそうです。また別件で、上司の前では「私がしました。」と謝っていたかと思うと、グループのみんなには、はねっ返りのない人がしたんだと、こっそり耳打ちをすることもあったそうです。

特にミスに関してはものすごく、誰がしたのだと、ことごとく追及し、自分であったときには「あー私っておっちょこっちょいだからぁ〜。」と笑ってすますけれど、それ以外は、みんなに聞こえるように大きな声で「ここ、ミスしていました!あ〜だこ〜だ・・・」と、まるでドラマに出てくるできる女を真似るような口ぶりで話していたそうです。相手のミスを強調する意味もありますが、上司に私はこれだけ指導力がありますということをアピールしたいと意図が一番だったようです。先に入社した人のミスに対しての口調は、それこそ得意げだったそうです。そんなことをしているうち、ミスをしたのは誰だという追及ばかりが先行する風潮、そして、その時にミスの多かった人のすぐそばで、チームの人がかたまって「信じられない!」などその人のことを笑ったり、その人のミスを叩いたりする悪い風潮が増えだしたとのことです。ミスをする人は委縮してしまい、ミスの数も中々減らない状況に。そんな状況にもかかわらず、たまたま部下のミスをチェックをし損ねた上司までもが「ミスをしたのはこの人です。」と大勢の前で呼び出し、ひと騒ぎを起こすまでになってしまいました。

ある忙しい時期。どのチームもとてつもない激しい忙しさの為、いくらかのミスがあったそうですが、それぞれのチームでは「これ、もしかして違ってるのと違うかな?」「すみません。助かりました。」「いいえ、どういたしまして。」の助け合いの声があがっていたといいます。なぁなぁのチームでもミスがあったそうです。相変わらず、カースト制をつくりたがるその人は、自分のミスに対して要領よく愛想よく笑いながらミスを切り抜けていました。しかし、はねっ返りのない人がミスをした瞬間、同じようなミスをしたのにもかかわらず、わざと大きな声を出し、資料で机をコツンと叩き「コレ!訂正してく下さい。」と言ったかと思うと、「この件、一度、上司に相談しないといけないですね。」と大ごとにもっていこうとしたそうです。

丁度、はねっ返りのない人が席をあけていた時、その人と、その人の上司は、もっと上の上司と、別の仕事の話を、偶然に始めたそうです。その時の流れで、ミスの対応についてのことが出た時、その人の上司は「最近のミスはBさん(はねっ返りのない人)なんですよ〜。ホント、ダメな人なんです。」と言い、そばについてたその人も「確かに。確かに。」とニヤニヤ愛想笑いをふりまいたそうです。・・・と、その時・・・・!!!

「何ていう言い方するんじゃー!!!! 人のせいにする前に、お前がしっかりと指導しなくてどうするんじゃー!!!」

「そんなことほじくりかえすより、ミスは誰がしたんだっていうことよりも、それをみんなで共有して、これからどうしていけばいいか考えていくことの方が大事やろがー!!!」

・・・と、みんなの前で大声で言ったそうです。

周りのみんなは、突然の出来事に唖然としてしまったそうです。カースト制をつくろうとしているその人も、そばにいたのが気まずくなったのか、うつむきがちになったそうです。

大声をあげた上司は、その現場の個々のチーム全体を総括する上司でした。カースト制をつくろうとした人は、この上司に顔を売るチャンスだったのに、その場にいた為、逆効果になってしまったようです。

その後の別のお話ですが、総括する上司は、大雨の日、「オフィスの床が濡れているな。濡れたまま入ってきたのは誰なんだろうね。」と、自分のデスクに座っていたその人に笑いながら話しかけたそうです。すると、とっさに小さな声で、廊下のそばにある席を見ながら「Bさん(はねっ返りのない人)です。Bさん・・・」と言ったそうです。 ・・・と。

「あんたが、濡れたままのコートを椅子にかけてるからだろ!しっかり拭いてかけないといけないだろが!!!」

・・・と、叱られたそうです。その総括している上司は、誰かに濡れ衣をかけている様子もお見とおしだったようなのです。暫くの間、二人の間に会話はなかったそうです。

更にそれからの後のお話ですが、チームのみんなが仕事の少ない時期、その人は、上司から大きな仕事をまかされたそうです。チームの中には、手持ちぶたさは嫌だから、できればその人のお手伝いをしたいという人もでました。その声をきいたその人は、友達感覚の人には「上司に声をかけてみるわ。」と言ったのですが、その他の人に対しては「私たちには、仕事がありますが、あなたたちにはないので、自分の場所で、ずっと待機するしかないですね。」といってのけたそうです。もちろん「あなたたちには、ありません。」と言われた同じチームの人が良い気がするはずがありません。その人たちにすれば「無いのは無いで仕方ないこと。また自分たちで何かを探すなりすればいいから。でも、ないからそこでずっと待機しておけっていう、その口ブリはいったい何様なのか!!」ということだったそうです。その人たちは、少ない仕事をわけあいながら、また探してきた少ない仕事を分けあいながら、毎日仕事に励んでいたそうです。

ある朝のことです。出勤した時、カースト制をつくろうとしている人が、ポツンと背を向けて、自分の机に座っていたそうです。下を向きながら、どことなく元気がなかったそうです。どことなくへんだと思いつつ、
少ない仕事をわけあっていた人が机につくと、はっと気づいたそうなのです。なんと、みんなで分け合っていた仕事の三分の一ほどがありません。

よくみると、カースト制をつくろうとしている人の机の元にそれがありました。遅刻寸前に出勤するその人が、早くに出勤すること自体変だと思っていたそうなのですが、予想外のことに気づいた人はびっくりして、その人を見ていると、その人は気づいて振り向き、「今日は、まかされているお仕事が、まだ他の部署から届いていませんので、今日はお手伝いします。」っと、にっこりとほほ笑んだそうです。それを聞いた瞬間、その人は「あなたたちには、ありません。」の一言が頭をよぎり、おなかの中が煮えたぎりそうになったそうです。

そして、更に減ってしまった仕事を、残りのみんなで分け合わなくてはならなかったそうです。その異様な雰囲気に気づいた上司は、カースト制をつくろうとしているその人に「この仕事をしてください。」と、別の仕事を少し与えたそうです。とりあえず持ちこたえた雰囲気の中、暫くしてその人は、上司に与えられた仕事を終わらせてしまいました。もう手渡すものがなくなったのか上司はそれっきり、その人に何も渡さずに終わりました。そして更に、自分が机に持って行った仕事も終わらせてしまいました。手持ちぶたさになってしまったその人は、トイレに行って暫く帰ってきませんでした。帰ってきてからも、うろうろと、自分の机には戻らず、部署にいってまかされている仕事が届いていないかそわそわしていたそうです。

結局、戻ってきたのは「あなたたちには、ありません。」と言った人たちの机のそばだったそうです。けれど、この時はさすがに、今までのこともあるのか、それとも、言葉にすれば怒りに変わってしまう気持ちが嫌なのか、言われた人たちも、ただ、黙々といつもの業務をこなしているのがせいいっぱいという感じだったそうです。そんな雰囲気の中、その人は、それでも何も言わずに、その人たちの机にある仕事を、くちびるをかみながら、じっと見続けていたそうです。・・・と、その時でした。

「だいじょうぶですか。何もなかったら、これ持って行って下さいね。」

それは、Bさん(はねっ返りのない人)の声でした。自分の残り少ない分をその人に分けてあげようとしたのです。「あなたたちには、ありません。」Bさんも、その人にそう言われた一人だったのに・・・。

周りのチームの人たちも、Bさんの声に気付きました。何となく、その人に、ひごろからされている仕打ちのことを感じている人たちは、きっとその行動に驚いたと思うとのことでした。一瞬、手が伸びたようなのですが、直ぐに手を戻し、その人のプライドが許さなかったのか、その人は、「あとで仕事が来るから大丈夫です。」と、自分の机に戻ってしまったようです。

なぜあの時、Bさんは、ひどい仕打ちをしているその人に、あのような声をかけたのかと尋ねれば、Bさんは、こう言ったといいます。「人にされて嫌なことはしたくないから・・・。」

私は、このお話を聞いて、Bさんが、人に優しくしようと意識するのではなく、自分がもしそうだったらというようなことを、ごく普通に当たり前のように、そういう風に考えられる人であったことに、その人の心の高さを大きく感じました。また、この方と同じく、「ミスはみんなで共有してこれからに役立てよう・・・」そう言われたという、総括されている上司のひとことにも同じことを思いました。「やってしまったことは、自分もまわりも、みんな辛い・・・だからこそ、辛いことが、その先、少しでも減るようにするにはどうすればいいのか、考えよう。」というその気持ち。ある意味、その方は、人の気持ちも総括のできる方なんだなということを、深く感じました。

総括されていた上司の言葉を聞いて、あるグループでは、チーム別ミーティングを開くチームもでてきたそうです。そこでは、他から上司に報告のあったミスや、その時々に多かったチーム内でのミスなどを、名前を伏せて書いて、それを話し合ったり、或いは自らのミスをあげて、どうすればいいですかと相談して、みんなにアドバイスしてもらうなどするそうです。高い心は、また高い心の人をつくってゆくのだなと、そのお話を聞いてそう思いました。

最初から、高い役職の人に好かれようとか、人に何も分け合うこともせず、自分だけ仕事を多く覚えようとか、そういうゆがんだ計算の答えには、どこを探しても優しさなんて答えは見つからないと思います。いつも、もしも自分がそんな立場だったらということを、自らの気持ちに置き換えながら行動できるように意識すること・・・。それが優しさへの近道なのだなぁと、心からそう思いました。

                                                                                                               Photo by SSA 
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(その3 )

このお話を聞いて、私は、昔、配属されていた現場の、もう引退された上司を思い出しました。みんなから慕われていた上司でした。その上司の配属の仕方もBグループの上司のやり方に似ていました。その現場も、活発な人と大人しい人が半々くらいでした。私は直接その上司に言われたことが忘れられません。

当時、配属された直後は、とても気の強い人ばかりで、よく目の前で言い合いが起こっていました。ある程度務めているうち、ある日、誰もいない時に上司は言ってくれました。「最近、君がきてから、現場の雰囲気が穏やかになったよ。以前は、はっきりとものを言う子ばかりを採用していたからかな。衝突が絶えなくてね・・・」まだまだその現場に慣れなかった頃、その言葉は涙が出そうなくらい嬉しい言葉でした。そして、暫くして人が足りなくなった時、もう一人私と似たタイプを採用してくれ、私も更にその現場ですごしやすくなったのです。不思議と、合わないかと思う活発過ぎる人たちとも打ち解けあうことができ、みんなとカラオケに行くまでになったのです。いつも人の和を考えて下さる上司のおかげでした。ありがとうの気持ちでいっぱいになりました。

性格が素直で真面目に出勤してくれる子が一番。あとは、きっちりとあいさつのできる子。普通に受け答えができれば.上等。大人しいタイプの人は、ただ大人しいだけじゃだめ。謙虚さがあるか。忍耐力があるかが大切。短時間の面接の中で、それを見つけなければならないのが難しい・・・。そのようなことを、その上司は言っていたと思います。その現場にはいろんなタイプの人がいました。そしてそこには、上司を中心に、家族のような雰囲気が常にありました。

お話を聞いたAグループの方々も、どうかBグループのようになってほしいと願わずにはいられません。特に、一番犠牲になっているそのグループの大人しい人には、現場の和の向上を願わずにはいられません。どうかしあわせになってほしいです。

人の和を考えてくれる上司に会えるか、会えないかで、全然毎日が違ってきます。心の広い上司に巡り会えることで、離れた場所にいても、頂いた一言を思い出すだけで、落ち込んだ時に励まされることもあります。誰もが必要という言葉を心のどこかで求めています。どんな人にも、我慢の限界があります。我慢の限界に気づいてあげることが遅すぎては、いくら必要という言葉を伝えても無理なのです。早いうちからどんなタイプの人も和の中のひとつになれるよう、それぞれが、どんな小さなことでもいいから、自分にできることを見つけて、誰かが、一人だけ悲しい思いをすることがないようにしなければいけないんだと、改めて思いました。きっと、小さな言葉でもいい・・・必要という言葉と場所が、人には必要なんですね・・・。ちょっと泣けてきそうな時間が何度も胸をよぎりました・・・。

                                     
                                       Photo by SSA 
                                   



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(その2 )

誰もが、二つのグループのうち、Aグループの採用の方が大成功だと思っていました。ですが、時間の経つうち、思わぬ展開で立場が逆転したのだそうです。Aグループのメンバー同士が、内々でギスギスし始めてしまったのだそうです。活発ではありますが、勝気なメンバーがそろっていた為、少しでも上司に認められたいが一心で、皆が前に前にと出始めたのです。

そしてそのうちに、損得を言い始めることになって、協力し合って休日や、勤務できる時間を話し合わなければならないのに、「休みは、取ったもの勝ち!言ったもの勝ち!」と言い始め、一度に何人もの人が休んでしまい、仕事が止まってしまいそうになる日もあったそうです。「バーゲンが行きたいから休む。」「気分のらないから休む。」中には、遊びに行きたいからと、仮病を使って休む人も現れたそうです。

そこでかわいそうだったのは、上司のタイプと違う大人しい人だったそうです。その人は、見た目も話し方も地味だったため、普段から、上司からの仕事の依頼も適当にされていたそうです。けれど、その人なりに真面目に出勤し、できる限りのことをし続けたのにもかかわらず、まともに笑いかけてもらうこともできず、上司にあたられることさえあったそうです。また、その様子を見た、ギスギスし合っているメンバーからも、上司のいないところで、ストレスのはけ口みたいに、馬鹿にされていたそうです。変なところで、変な結束感ができてしまったのです。また一番勝気なメンバーの一人が「あんな奴と話してもつまらないよね。」と、休憩時間を、わざと何も言わずに先にとって、まわりにも一緒にしないように仕向けていたそうです。なんということでしょう・・・。

一方、Bグループは、タイプの違う人ばかりが集まっていましたが、性格というよりは、グループのひとつで仕事を進めているという意識を優先し、細々としたみんなの話し合えるきっかけ、例えば休み時間等を大切にされていたそうです。上司が率先して、初めての出勤の日もみんなに、休憩時間や場所はわかりますか?など、細かいところまで声をかけていたそうです。その人たちは、日に日に休憩する場所で打ち解けあって、勤務時間のことの他、プライベートのことまで話しあうようになっていったそうです。

また活発な人同士が、休みが譲れないことで喧嘩しそうになった時は、大人しい人たちが間に入って「私たちがするので休んで下さい」と言って、丸く収まることも多かったそうです。また、大人しい人が大きな失敗をして落ち込んでいた時は「辞めないでほしいわ。あなたがいないと困るから。長く続けてほしいわ。」と、活発な人たちが、一緒に上司の前に言って誤って上げるなどのフォローするようになり、仕事も滞りなく進み、かつ、家の事情がある時は遠慮なく休めるグループになったということです。他の部署の人からも「いいな。あのグループの人たち。仲いいよね。」と羨ましがられるぐらいになったそうです。
                                 
                                      ( その3に続く )

                                 Photo by SSA




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